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ヤンゴンの路面電車、半年で運休していた

 1月に誕生したヤンゴンの路面電車は、広電の車両を使ったもの。もともと貨物線だったところを電化し、ヤンゴン川沿いの6キロを約30分で結びます。ところが当blogでも取り上げたこの路面電車、開業以来わずか半年で運休に追い込まれてしまいました。

 その理由は利用者が少ないこと。日本の中古車両にありがちな、メンテナンス不足から生じる故障で車両が足らなくなったからではありません(このためには、新車を導入するよりも、メンテナンス技術を身につけさせることが重要でしょう)。1日に45人の乗客しか乗らず、運賃収入が約4500チャット(約400円)なのに対して、支出は15000チャット(約1350円)と大赤字だからです。そもそも運行本数が少なく(当初から午前中のみの運行で、本数は最終的には1日2往復まで減っていました)、利用しづらかったのです。また、混雑した道路を走ることによる、交通事故の危険性を危惧したことも理由です。車両は将来に備えて、車両基地で保管します。

 表向きの理由はそうですが、政治的な理由もあるようです。この事業が、前政権が推進した事業であることがポイントなのです。路面電車が走っている区間は部分開業状態で、計画通りヤンゴン環状線につなげば、利用者が増えるといわれています。またこの路線はミャンマーの鉄道の電化を進めるための実験線という意味合いがあり、実際に運営することによってノウハウを身につけることができます。将来への投資という側面を忘れて、ただ単に今赤字だからという表向きの理由で、前政権の事業を切り捨てたともいえます。
(参考:東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/125859、http://toyokeizai.net/articles/-/122483)

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