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 高野龍神 スカイラインの旅

 南海高野線の始発の急行に乗る。最初はビルや家が立ち並んでいたが、次第に田畑が広がり、橋本からは急カーブと急勾配で高野山に向かって進んでいく。電車も急カーブと急勾配に対応できる特殊なものを使っている。最後はケーブルカーの力を借り、高野山に到達する。高野山の中心部へは、バスが連絡している。

 高野山は今から約1200年前、空海によって開かれた。狭い盆地の中に100以上の寺院があり、多くの僧がここで修行をしている。大阪に比べて涼しい気候であるため避暑地としても知られており、多くの観光客が訪れている。

 高野山の中心的存在である金剛峯寺(全国で4000寺ある、真言宗の総本山)を見てから、大伽藍<だいがらん>にいく。伽藍とは、サンスクリット語のサンガ・アーラーマの音訳で、「僧侶が修行する閑静清浄な場所」という意味である。大伽藍の中心にある根本大塔は、真っ赤な色が印象的。密教の根本を表す塔であるらしい。

 バスに少しだけ乗って、奥ノ院参道へ。参道の入り口の一ノ橋からの約2キロの間、織田信長、豊臣秀吉などの戦国大名の墓や産業界で活躍した人の墓が立ち並んでいる。武田信玄や上杉謙信のように、生きているときは争った大名も、ここでは一緒に眠りについている。あたりは杉の大木に囲まれ、昼間でも暗い。参道をゆっくり歩きすぎたので、時間がなくなり、帰りは近道をショートカット。何とか予約していたバスに間に合う。

 高野山と龍神温泉の間は、4~11月の間、1日2本の急行バス(予約制)が運転されている。途中の護摩壇山で乗り換えて、所要時間は約2時間15分。全長42.7キロの高野龍神スカイラインを通り抜けるバスである。バスの乗り換え場所となる護摩壇山は、和歌山と奈良の県境にあり、標高1372メートルの山である。山頂へは、バス停から500メートルほど歩いたところにある。護摩壇山の名前の由来は、かつて源平の合戦に負けてここまで落ち延びてきた平維盛<たいらのこれもり>が、自らと平家の将来を占うため、ここで護摩をたいたことに始まるという。しかし、占いの結果は悪く、自ら命を絶ったと言われている。

 護摩壇山で乗り換えたバスは龍神温泉へと入っていった。龍神温泉は、弘法大師が龍王のお告げによって発見したといわれる温泉で、日本三大美人の湯とも言われている。江戸時代には、紀州藩の殿様が訪れたことでも知られている。温泉の中心部に、公衆浴場の元湯があり、そこに入る。新しい建物なので不安だったが、泉質は良いので安心した。この元湯はかなり人気のようで、かなり混んでいた。(終わり)

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↑高野山(根本大塔)

龍神温泉↓

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