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仙台貨物ターミナル、岩切に移転

 以前、仙台貨物ターミナルの移転についての記事を書きましたが、その続報です。話は前に進んでいるのです。

 13日のことですが、田村JR貨物社長と村井宮城県知事が、宮城県広域防災拠点整備事業に協力することで合意しました。宮城県は東日本大震災の教訓として、今後起きる可能性のある大規模災害に備えて、「傷病者の域外搬送拠点機能の充実強化」、「広域支援部隊の一時集結場所やベースキャンプ用地の確保」、「物資輸送中継拠点の整備」などが必要だと考えています。その中核的機能を担う広域防災拠点として、仙台駅にも近い仙台貨物ターミナルが選ばれることになりました。宮城県はJR貨物から仙台貨物ターミナル駅を約300億円で買い取り、そこに拠点をつくります(宮城県は議会の議決、大規模な財産処分をするJR貨物はJR会社法に基づく国の認可が必要です)。2020年度に一部の利用開始を目指している新しい貨物駅は、岩切地区にできます。また、広域防災拠点は平時にはスポーツ公園として使われ、芝生や土のグラウンド、ジョギングコースなどが整備されます。

 仙台貨物ターミナルは1961年に開業しました。そのころの貨物の運行形態は今とは違っていて、貨物列車が到着すると荷役線に引き込んでから作業を行い、その作業が終了したら本線に移動して出発するという、時間のかかるものでした。仙台貨物ターミナルはそのような時期に開業したため、今のコンテナ列車主流の時代には合わないものとなっています。JR貨物にとってもこの宮城貨物ターミナルの改良はしたいところでしたが、土地を売却してから新しい土地を買って貨物駅をつくり直すのは容易なことではありません。仙台貨物ターミナルの移転はJR貨物にとっても悪い話ではないのです。

 新しい貨物駅は着発本線の横までトラックが乗り入れ。その場でフォークリフトやトップリフターによって荷役を行うという、着発線荷役(「E&S方式」)を取り入れています。「E&S方式」を取り入れているのは、2013年3月に開業した吹田貨物ターミナルまでの全国29か所で、このままいけば30か所目ということになります。

 このようなコンテナの時代に合った「E&S方式」を取り入れた駅はどんどんつくられています。どうやら従来のまま残っている大物は名古屋地区ぐらいとのことです。稲沢あたりに貨物ターミナルができるのでしょうか?
(参考:カーゴニュースホームページ http://cargo-news.co.jp/contents/code/160616_2、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160529_13027.html)

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