« 「平成27年度忘れ物白書」 | Main | 常磐線相馬-浜吉田間、12月10日運転再開しても当分は営業キロ変更なし »

北陸新幹線敦賀以西、ルート決定を先送り?

 北陸新幹線敦賀以西については、3つのルート案があります。JR西日本などが推す「小浜-京都ルート」、京都府などが推す「舞鶴ルート」、滋賀県などが推す「米原ルート」の3つです。

 この3ルートのうちどれを決定するかについては、秋に国交省が各ルートの建設費と需要予測を公表し、年内にルートを決定するとしていました。ところが、この決定について先送りするという話が出ているのです(与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームは否定しています)。年内に中間報告みたいなものはしますが、最終決定には至らないというのです。

 3つあるルート案についてそれぞれ地元の要望が強く、調整が難航しているためというのが理由に挙げられていますが、政治的な話もあります。衆議院の解散の話が出ていて、3案のうちから一つを選んだ場合、落選した2つを支持していた地元からの反発を恐れているのです。

 当然、3つあるルート案から一つを選べば、落選した2つを支持していた地元からは反発があるでしょう。どう考えても京都市並みの大都市があるわけでもないのに遠回りの「舞鶴ルート」はともかく(ここについては後日別記事で書きます)、「小浜-京都ルート」と「米原ルート」には一長一短があります。論理的な説明ですべてが片付くわけではありませんが(ここまで長引いた以上、何らかの見返りは必要です)、「なぜそのルートを選んだのか」という論理的な説明をしなければならないでしょう。

 もっとも、年内に敦賀以西のルートが決まったとしても、新大阪までの全線開業が前倒しになりません。金沢-敦賀間が開業する2022年度まで着工ができないからです。
(参考:朝日新聞10月18日朝刊 中部14版、福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/107082.html、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101800870&g=eco)

|

« 「平成27年度忘れ物白書」 | Main | 常磐線相馬-浜吉田間、12月10日運転再開しても当分は営業キロ変更なし »

鉄道」カテゴリの記事

整備新幹線」カテゴリの記事

Comments

結局どの案も難点があり、ダメということです。

小浜・京都が最有力というものの、BC係数が低すぎ、費用対効果の見込めない事業なのに、北陸の東京シフトに焦りを強める関西の事情で、多額の金を支出することに国民の理解が得られない。

また、巨額の地元負担を関西全体で負担する気があるのかも疑問です。

ルートがどれかより、そもそも論として敦賀以西が必要かという話になってくるかもしれません。

敦賀以西に目途が立たず、FGTもダメなら、長崎と同時期に開業予定の敦賀-金沢間も狭軌新幹線方式に変えた方がいいかもしれません。
敦賀までフルで開通しても、8F分の高さがある敦賀での乗換が恒久的に続く。


Posted by: かにうさぎ | 2016.10.20 10:31 PM

 かにうさぎさん、こんばんは。

* 結局どの案も難点があり、

 北陸-関西間は需要がかなりあり、フル規格新幹線を敷く価値のあるところなだけに、頭が痛いです。

* 敦賀以西に目途が立たず、FGTもダメなら、

 富山-敦賀間を三線式にすれば、東西双方の需要を満たせます。考慮に値するところです。

Posted by: たべちゃん | 2016.10.21 09:46 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 北陸新幹線敦賀以西、ルート決定を先送り?:

» 【北陸新幹線敦賀以西】年内ルート決定見送り [かにうさぎの部屋]
“北陸新幹線の延伸で具体的ルートが決まっていない敦賀(福井県)-大阪間について、与党は18日、調整が難航していることから年内の決定を事実上見送る方向で検討に入った。三つ... [Read More]

Tracked on 2016.10.20 09:03 PM

« 「平成27年度忘れ物白書」 | Main | 常磐線相馬-浜吉田間、12月10日運転再開しても当分は営業キロ変更なし »