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新幹線は北海道へ(4)

 泊まったホテルには朝食がついていたので、しっかり食べて出発。乗る予定の新幹線は新函館北斗9:31発の「はやぶさ16号」なので、函館8:48発の「はこだてライナー」に乗ればいいのだが、新函館北斗の様子も見たかったので、函館7:46発の「はこだてライナー」に乗る。実はこの「はこだてライナー」に乗っても、接続する新幹線はない。ただ電車を使っているので、「はこだてライナー」を名乗っているだけなのだ。しかもこの「はこだてライナー」、快速ではなく、各駅停車である。単なる普通列車の新函館北斗行きなのだ。先ほども書いたように、函館7:46発の「はこだてライナー」は新幹線と接続しないので、空いている。ただ、通学のため五稜郭で乗って七飯で降りる高校生など、普通列車ならではの姿を見ることができる。

 新函館北斗に到着した。新函館北斗には新幹線乗り換え用の改札があるが、先ほども書いた通り、接続する新幹線がない。新幹線ホームで待っていても仕方がないのでみんな階段を上り、改札に向かう。私もいったん改札を出る。時間があるので駅の周りを歩く。とは言っても、駅の外には何もない。買い物ができるのは駅の中だけだ。北海道新幹線の開業に伴って進出した、「41゜GARDEN」で昼食用の弁当を買う。ここの弁当は小さな弁当を2個か3個、自分で組み合わせるかたちとなっている。私はかきといくらの弁当と、かにの弁当を組み合わせた。9時になってから開いた北斗市の売店とホーム上の売店でお土産を買い、新幹線に乗る。それにしても新函館北斗の売店がこれほど小さいとは思わなかった。駅で買うなら函館で買っておいたほうがいいだろう。

 「はやぶさ16号」は昨日(9月14日)と同じく、3号車に座る。同じぐらいの混み具合だ。運用が固定されているので、車両も昨日と同じE5系である。青函トンネルの手前でH5系の新幹線、「はやぶさ95号」とすれ違ったが、H5系にも乗りたいものだ。函館から1時間かかった並行在来線と違い、新幹線ならあっという間に隣の木古内。ここから貨物列車との共用区間であるため、最高速度が140キロに制限される。木古内まで在来線に乗ってきた昨日とは違い、最高速度260キロの新幹線の後だと遅く感じる。時速140キロの遅さは新幹線にとってもストレスのようで、新中小国で貨物列車の走る狭軌が外れると、新幹線は本来のスピードを出すべく加速する。新青森に到着。降りる人もそれなりにいるが、それ以上に乗る人が多い。そして新青森到着で、北陸新幹線金沢開業以来断続的に発生していた未乗車区間がなくなった。次に発生するのは2017年春の可部線の延伸のときだ。

 新青森で奥羽線に乗り換え。新青森10:45発の秋田行きに乗る。701系の3両編成。当然ながらロングシート。この時間帯には特急はないので、秋田までロングシートのこの列車が先に着く。新青森で降りる人が多く、楽に座ることができた。ガラガラではなくほどほどの乗り具合。弘前で降りる客は多いが、意外と乗るのもいる。客が入れ替わったという感じか。大鰐温泉で降りる。何人か降りる。駅の待合室で新函館北斗で買った弁当を食べる。駅前に足湯があったのでそれにつかり、隣の弘南鉄道の駅に行く。

 JRと同じ跨線橋を渡り、JRの駅の奥にあるのが弘南鉄道の大鰐駅。12:30発の中央弘前行きに乗る。昨日乗った弘南線と同じく東急のお古の2両編成。ただつり革がりんごをあしらっているのは面白い。大鰐12:30発の中央弘前行きは非冷房車。扇風機が忙しく回っている。窓を開けると、涼しい風が吹き込んできた。しかし廃止の話が出ただけあって、大鰐線の乗客は少ない。最大で10人、時間帯や方向が違うので弘南線との単純な比較はできないが、厳しい状況であることには変わりはない。ただ気になったのは、交換設備のある駅が多いこと。多いときでも30分間隔なのだから、一部は撤去してもよさそうだ。古い駅舎は味はあるが、維持費節約の観点から利用者の少ないところは簡素なものにしてもよさそうだ。途中経由地は違うものの弘前と大鰐を結ぶ弘南バスとの棲み分けもいるだろう。ただこんな大鰐線に対して行政の取り組みもある。中央弘前駅と弘前駅を結ぶ期間限定(2016年8月29日から2017年3月31日まで)の乗合タクシーだ。大鰐線の利用者は中央弘前駅で申し出ると無料で乗ることができ(タクシーに乗ってから大鰐線に乗るときは大鰐線の運賃が100円引き)、そうでなくても100円だ。早速乗ってみることにする。列車の到着に合わせてすぐに発車するので、駅員に申し出て専用のチケットをもらい、急いで乗る。客は私ひとりだけ。(通常のバスではなく)ワゴン車だからこそ選ぶことのできる細い道も走り、10分ほどで弘前駅に着いた。

 弘前14:52発の秋田行きは701系の2両編成。青森から来た電車から乗り継ぐ人もいて、座席はかなり埋まってきた。大鰐温泉で降りる人はいたものの、残りは大館までは行く。大館で降りる人は多いがそれ以上に乗る人がいた。秋田県内の移動需要があるからだろうか? これも終点まで特急に抜かれないので長距離の需要があるのだろう。スーツ姿の人を見ると適切なサービスが提供できていないようで気の毒だ。特に先ほど乗った弘前−青森間ぐらいは2両編成でもいいから、特急か快速の名前のついたリレー列車が欲しいところだ。

 大館の有名な駅弁は「鶏めし」、花輪線との接続が9分しかないので買えるかどうか心配だったが、駅のコンビニで最後の1個を手に入れる。もし売り切れていても駅前の店に行けば買うことができるようだ。乗った大館15:45発の盛岡行きはキハ110の2両編成、トイレありとなしの組み合わせ。意外なことにワンマンではない。ローカル線らしくガラガラの状態で出発する。スイッチバックする十和田南で高校生が乗ってくるが数は少なく、空いていることには変わりはない。沿線の中心である鹿角花輪で乗り降りがあったが、県境までに降り、元の空いた車内になる。

 様子が変わったのは八幡平市役所のある北森から。このあたりからは乗る人が出てくる。花輪線が分岐する好摩まであと3駅となった平舘でついに日没のため周りが見えなくなる。その後も盛岡の近郊に入ったためか、乗る人が相次ぐ。厨川で高校生を中心にたくさん乗ってきて、ついに立つ人が出た。(続く)
(参考:弘前市ホームページ http://www.city.hirosaki.aomori.jp/kurashi/kotsu/2016-0802-1113-46.html)

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