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JRに要求するだけでは何も改善しない

 大和路線の加茂駅は、電化区間の東の端の駅。ここから東は、ディーゼルカーが行き来する、ローカル線です。この加茂駅ですが、駅員は1人体制。しかし、以前は隣の木津駅から応援が来て、改札口と有人の「みどりの窓口」がありました。

 ところが7月1日からはこの応援が減り、改札口に駅員がいない時間帯ができました。始発から最終の間に8回に分けて、駅員のいない時間帯が出てきます。最長で1時間35分、駅員のいない時間帯があります。「みどりの窓口」もなくなりました。代わりにカメラ付き電話でやりとりする、「みどりの券売機プラス」が設置されています。有人の「みどりの窓口」よりはレベルは落ちますが、ある程度のことはできます。2014年度の1日平均乗客数が2430人で、しかも減少傾向にあるので、「みどりの券売機プラス」への格下げはやむを得ないレベルなのかもしれません。地元はJR西日本に改善を集めて署名を木津川市に出しましたが、JR西日本が営利企業である以上、署名では動きません。気持ちはともかく、地元木津川市が追加する人件費を支払うなどのことをしなければ、難しいでしょう。

 そもそもJRの切符の欠点は、「みどりの窓口」に行かないと切符が買えないことです。会員になればインターネットで予約できますが、他社の列車が購入できない、切符の引換が自社でないといけないなどの制約があります。JR東海のように、有料の会員でないと購入できないところもあります。航空機や高速バスのように、自宅のインターネットでも気軽に購入でき、支払いもコンビニを利用できるなどの改善が求められるでしょう。ほかの交通機関では当たり前のことです。

 ここからは余談ですが、お金を出せば「みどりの窓口」で使われる機械を借りることもできます。JR東日本には法人向けの指定券予約サービス、「ビジネスえきねっと」があります。月額約5万円の使用料と発券総額の数パーセントの金額を払えば借りることができます。出張の多い企業では検討する価値もありそうですが、利用見込額が相当ある(年間1000万円以上)ほか、法人の貸借対照表、損益計算書などを提出して審査を受ける必要があります。
(参考:京都新聞ホームぺージ http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160825000054、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/56465/)

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Comments

みどりの券売機プラスは、ほとんどのきっぷを発売できますし、窓口閉鎖時間もありませんし、それでも操作がわからなければ駅員がいれば教えてくれるでしょうし、不便というほどではないですよ。
対人でないので、若干やりとりに時間がかかるぐらいです。
少なくとも時間制限の大きいビジネスえきねっとよりはいいと思います。

地元民が言うほど不便なら須磨駅で問題になってるでしょう。

Posted by: 誰か | 2016.11.21 at 09:38 PM

 誰かさん、こんばんは。

* 地元民が言うほど不便なら須磨駅で問題になってるでしょう。

 「みどりの券売機プラス」を導入している駅は快速通過駅のような小さい駅が多いです。須磨は例外的な存在です。地方の主要駅で導入しようとしたJR東日本の失敗を踏まえているのでしょうか?

Posted by: たべちゃん | 2016.11.22 at 10:12 PM

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