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水素で動く列車、ドイツで運行開始へ

 車にはトヨタが発売した燃料電池車というものがありますが、鉄道車両にもそういうものが開発されています。ベルリンで9月に行われた国際鉄道技術見本市。60か国から約3000の鉄道会社が出展する大イベントですが、そこに出展されたのです。

 それはフランスのアルストムの燃料電池列車、「コラディア・アイリント」。屋根に積んだ水素と空気中の酸素を反応させて発生させた電気で走り、出すのは水だけ。温室効果ガスを出さない、究極のエコ列車です(水素をつくる過程においても、塩素を製造する際にできる水素を使っているため、新たな環境への負荷は生じないようです。将来的には風力発電で得た電気を利用して水素をつくることも検討しているようです)。しかも、営業運転も近いうちに行われます。2017年末にドイツで走り出すのです。ドイツ北部で導入され、それがうまくいけば60両増備されます。

 燃料電池列車は、車両基地で水素を充填し(水素を車両に入れる設備や水素を配送するシステムはアルストムが用意するようです)、走ります。水素を満タンにすれば600~800キロ走り、最高速度は時速140キロ、定員は300人です。アルストムによればディーゼルカーと比べて、性能面で遜色がないようです。実はドイツの線路の総延長距離3.8万キロのうち46%が非電化で(ほかの国でも非電化区間は結構あるようです)、燃料電池列車が能力を発揮することができるところは結構あるようです。
(参考:東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201610/CK2016100902000115.html、CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/business/35091636.html)

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