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留萌線留萌-増毛間、廃止を惜しむファンで4倍増

 9日のことですが、JR北海道の2016年度決算が発表されました。

 2016年度は北海道新幹線の運輸収入が103億円にも上り、前年の海峡線・夜行列車と比較して49億円の増収がありました。この数字は台風被害による減収32億円を上回り、札幌圏でも増収がありました。しかし、北海道新幹線設備の修繕などにより修繕費が前年より22億円増え、減価償却費も北海道新幹線車両や安全対策で増加した設備などにより前年から63億円増えました。修繕費、減価償却ともに過去最高額となったのです。営業損益は前年より51億円悪化して498億円の赤字となりました。経常損益は188億円の赤字で、この状況は2017年度も続きます。2017年度もほぼ同額の189億円の経常赤字を見込んでいます。

 やはりJR北海道の決算で気になるのは、各線の輸送密度。2016年度は8月の台風で石勝線、根室線、石北線で大きな被害が出ました。そこで2016年度においては台風被害で運休区間があった9~12月を除いたデータも出しています。例えば石勝線・根室線の南千歳-帯広間の2016年度の輸送密度は3204人(前年度に比べて23.9%減、以下同じ)、もし9~12月を除くと4085人(3.0%減)に留まります。この影響は運休区間のない帯広以東にも響き、根室線の帯広-釧路間の2016年度の輸送密度は1728人(23.7%減)、もし9~12月を除くと2073人(8.5%減)に留まります。話を元に戻します。輸送密度が一番増えたのが北海道新幹線。2016年度の輸送密度は5638人で、前年度の海峡線に比べて1932人増えました。率にして52.1%増です。新函館で接続する函館線なども増加しました。

 率で一番増えたのが、2016年12月で廃止になった留萌線留萌-増毛間。私もそうなのですが(旅行記はこちら)、惜別に訪れた人が多かったからでしょうか、2015年度に続いて大幅な増加です。留萌-増毛間の2016年度(12月4日まで)の輸送密度は269人、2015年度の4倍、301.5%増です。同じく留萌線の深川-留萌間もそれに引きずられて増え、24.6%増の228人となっています。それにしても不思議なのは、根元の深川-留萌間よりも、末端の留萌-増毛間の輸送密度のほうが高かったこと。末端区間のみを行ったり来たりした人が多かったのでしょうか? ただ、このように増えたローカル線は留萌線ぐらいで、あとは減っています。維持することが困難だとされていますが、具体的な廃止日程が決まっていないからでしょうか? 一番少ない札沼線北海道医療大学-新十津川間の2016年度の輸送密度は前年度よりさらに13人、16.5%減って66人となっています。
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170509-2.pdf)

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