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佐賀県はフル規格に否定的

 フリーゲージトレインを導入する予定だったものの、安全性や経済性の観点から実用化が難しく、どのように整備するか姿が見えてこない長崎新幹線。JR九州長崎県はこの現状を踏まえて、フル規格新幹線を推進する考えですが、残る当事者の佐賀県はどのように考えているのでしょうか?

 9月19日の佐賀県議会一般質問で山口佐賀県知事は、長崎新幹線のフル規格整備について改めて否定的な考えを示しました。全線フル規格にすることにより佐賀県の負担が約800億円に膨れ上がり(県民1人当たり約10万円)、新幹線建設の財源となる貸付料収入について2060年分まですでに使途が決まっていて、建設の目途が立たないからです。並行在来線の問題も出てきます。

 さて、知事の発言から見る限り、長崎新幹線をどのように整備すべき、という考えを明らかにしていません。今のところ、建設が進んでいる武雄温泉以西をフル規格でつくり、武雄温泉で乗り換えるという「リレー方式」で話が進んでいます。ところが、途中で乗り換えを余儀なくされる「リレー方式」が容認されるのは、いずれ全線フル規格でできるからです。あくまでも暫定的なものです。ところが、佐賀県の主張が通って全線フル規格ができないのなら、「リレー方式」は暫定的なものではなく、永久に続くものとなります。博多-長崎間の所要時間は短縮しますが、乗り換えの手間も続くのです。

 佐賀県が大局的な立場から見て、フル規格を容認するのが最も好ましいですが、その見込みがないならば、長崎新幹線を狭軌のスーパー特急にして、そこで一切の整備を終えるようにしたほうがよいでしょう。武雄温泉以西の開業が2022年度なので、残された時間はあまり多くはありません。
(参考:佐賀新聞ホームぺージ http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/464869)

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