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さいたま市、電車の電力でバスを走らせる

 さいたま市は2020年度に浦和美園-さいたま新都心間に電気自動車によるバスを走らせる予定です。2020年の東京オリンピックでは浦和美園駅近くの埼玉スタジアムでサッカー、さいたま新都心駅近くのさいたまスーパーアリーナでバスケットボールの試合が行われます。約10.9キロ離れているこの両駅を鉄道で行こうとすると2回の乗り換えが必要で、路線バスもあまり本数はありません。計画されている電気自動車バスは、この両駅を結ぶ役割があります。

 この電気自動車バスですが、何と電力は電車から調達します。埼玉高速鉄道の電車がブレーキをかけるときに発生する回生電力を、パンタグラフから浦和美園駅のバスターミナルに設置する次世代蓄電池に蓄えるのです。現状では電車で生み出した回生電力は鉄道内でしか使われていないのですが、ほかの乗り物でも使うのです。電気自動車バスは、充電に1時間以上かかり、その分だけ多くの車両を抱えなければならないという欠点がありますが、今回導入するシステムでは5分以内で超急速充電をすることができます。バスにもパンタグラフがあり、そのパンタグラフで充電をするようです。また、電気自動車バスに積まれる電池は避難所の電源としても使えます。

 今後の予定は次の通りです。2017年度は充電器やバスのバッテリーなどの開発を進めます。2018年秋には超急速充電システムを設置し、実証実験を始めます。2019年度には浦和美園-さいたま新都心間で実際に乗客を乗せ、2020年度に商業運行を行います。詳細なルートはこれから決めますが、首都高速埼玉新都心線や新見沼大橋有料道路を通るようで、浦和美園-さいたま新都心間を15~20分で結ぶ予定です。信号機を制御することによりバスがスムーズに走ることができる、公共車両優先システム(PTPS)を導入します。停留所は最小限に留めます。また、埼玉スタジアムや大宮駅などに延伸する話もあります。

 電気自動車バスの導入計画は池袋にもあります。2017年度中に実施計画を策定し、2019年度の運行開始を目指します。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21985290W7A001C1L72000/、NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXLASFB26H73_W7A420C1L72001、https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21985290W7A001C1L72001?channel=DF220420167276、東京新聞ホームぺージ http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201709/CK2017091502000196.html、住友商事ホームぺージ www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=30306)

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