« 「きりしま」もワンマン運転へ、一部観光特急休日のみの運転へ | Main | 「Suica」でタッチするだけで東北新幹線等に乗ることができる »

北陸新幹線「米原ルート」は米原で乗り換えさせる計画だった

 文春オンラインは、鉄道会社(JR西日本)社員の経歴を持つ三日月滋賀県知事にインタビューを行いました。そのインタビューから気になるところをピックアップして紹介します。

 滋賀県は北陸新幹線の敦賀以西のルートについて、「米原ルート」を採用するように主張していました。「米原ルート」は敦賀-米原間しか建設しないためコストは安いものの、(リニアが全線開業した後でも)東海道新幹線に乗り入れることが保証できず、新大阪に直結しないという致命的な欠点から採用されませんでした。

 これまで「米原ルート」は、JR東海が反対しているから、東海道新幹線に乗り入れることができないとされていましたが、実は違うのです。そもそも「米原ルート」を推進してきた滋賀県が、最初から東海道新幹線に乗り入れることをあきらめていたのです。もともと、米原で乗り換えさせる計画だったのです。

 米原に用事のある人はほとんどいません。大多数の人にとって、米原での乗り換えは迷惑なのです。現状のように、軌間の違う新幹線と在来線の乗り換えなら仕方がないと言えますが、軌間の同じ新幹線同士で乗り換えがなぜいるのかは説明できません。乗り換え前提の「米原ルート」はあり得ない選択なのです。しかも、その重大な事実を隠し、安いお金で大阪まで直通する新幹線をつくることができる、という誤ったイメージを与えたのは、大きな過失です。コストが安いのは事実ですが、「米原ルート」の場合、米原で新幹線同士の乗り換えが迫られることをあらかじめ言っておくべきだったのです。「米原ルート」は採用されなかったので結果としては問題なしに終わりましたが。

 ということは、同じく滋賀県が推進している北陸・中京新幹線も、米原で乗り換えさせる代物でしょう。北陸・中京新幹線は、北陸と東海地方を行き来するだけのローカルな新幹線となり、そう期待できるものではありません。北陸と関西とを行き来する客は北陸新幹線を使いますし、敦賀付近が発着点でない限り、北陸と東京との移動は北陸新幹線一本で対応するでしょうから。
(参考:文春オンライン http://bunshun.jp/articles/-/5155?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink)

|

« 「きりしま」もワンマン運転へ、一部観光特急休日のみの運転へ | Main | 「Suica」でタッチするだけで東北新幹線等に乗ることができる »

整備新幹線」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

Comments

現役の知事がネタバラシですか。見た目が良さそうなコストダウンアピールで情報弱者を騙す気マンマンだつた。。流石は民進党系の政治家らしく、地域国民の利便なんぞこれっぽっちも考えてない事が明らかになりました。何をか言わんやです。

Posted by: 仙台藩主 | 2017.12.05 at 10:31 PM

 仙台藩主さん、おはようございます。

* 見た目が良さそうなコストダウンアピールで

 「米原ルート」が採用されなくて本当に良かったです。米原で乗り換えになることを隠すとは、詐欺レベルです。

Posted by: たべちゃん | 2017.12.06 at 06:23 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23421/66122111

Listed below are links to weblogs that reference 北陸新幹線「米原ルート」は米原で乗り換えさせる計画だった:

« 「きりしま」もワンマン運転へ、一部観光特急休日のみの運転へ | Main | 「Suica」でタッチするだけで東北新幹線等に乗ることができる »