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吉備線LRT化、JR西日本と岡山市、総社市が正式合意

 岡山と総社とを結ぶJR西日本の総社線は、日中は1時間に1、2本、朝のラッシュ時でも3本しか走っていません。中国地方の主要都市岡山を走る鉄道として、せっかくのポテンシャルを活かしていない状態です。

 その吉備線をLRT化するという話は2003年からありましたが、なかなか前に進みませんでした。しかし4日に、来島JR西日本社長、大森岡山市長、片岡総社市長がトップ会談を行い、吉備線のLRT化について合意しました。LRTへ転換にはこれから10年程度かかりますが、JR線のLRT化は、富山ライトレールに次いで全国2番目ということになります。

 LRT化によって運行本数は大幅に増えます。電化して3両編成の低床電車を12編成投入するのですが、朝のラッシュ時は現行1時間3本のところ、岡山-備中高松間は1時間に6本、備中高松-総社間は1時間に4本になります。日中も大幅に増便され、1時間に1、2本から3本になります。駅も7か所追加され、全部で17駅になります。追加する新駅の場所はこれから策定する基本計画で決まります。運賃(現行の岡山-総社間は410円)は2割程度上がるようです(現状と同じ1日1.1万人が利用すると仮定しています)。安いことに越したことはありませんが、利便性が大幅にアップすることを考えれば、文句は言えません。

 建設費は約240億円。内訳は車両基地などの地上設備が約135億円、車両代約36億円、新駅代が7駅合計で約25億円、道路拡幅などで約44億円です。JR西日本が約24%の約58億円、岡山市が約29%の約70億円、総社市が約9%の約21億円を負担します。残り38%は国の補助を使います。年間約1億円程度かかる修繕費の半額を両市が負担します。運行は引き続きJR西日本が行い(吉備線の運賃が上がることを考えたら、どのような運営形態になるのでしょうか? 吉備線はJR西日本の路線網から外れて、単に列車の運転等をJR西日本がするということでしょうか?)、運行経費と修繕費の半額、約5.5億円を負担します。

 吉備線のLRTは、鉄道が走っていた線路を使うため、基本的には専用軌道を走ります。しかし、高架化の話もあった備前三門駅付近約1キロについては、路面電車のように道路を走るため、併用軌道となります。

(追記)
 吉備線の電化は、バッテリーを積んだ車両で対応する可能性もあります。
(参考:山陽新聞digital http://www.sanyonews.jp/article/694120/1/、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28994790U8A400C1LC0000/、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL433DB0L43PTIL009.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/180404/wst1804040088-n1.html、https://www.sankei.com/region/news/180405/rgn1804050051-n1.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20180404-OYTNT50284.html、鉄道ジャーナル」2018年9月号 鉄道ジャーナル

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