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花咲線の普通列車が観光列車に?

 道東を走る花咲線(釧路―根室間)で、このたび、「普通列車を観光列車にする取り組み」を行うことになりました。

 取り組みの内容は5つ。(1)見どころをゆっくりと走る(上下各1本) (2)東根室で停車時間を拡大(上下各1本) (3)見どころを音声ガイドGPSアプリで案内(全列車) (4)列車内でご当地弁当を楽しむ(対象列車のみ) (5)見どころを車両にラッピング です。このうち(5)は秋ごろから、残りは6月1日から始めます。

 内容を細かく見ていきましょう。(1)、(2)は6月1日から11月30日まで、釧路8:18発根室行きと根室8:22発釧路行きの上下各1本が、厚岸-糸魚沢間の別寒辺牛湿原(ラムサール条約湿地)と別当賀-落石間の落石海岸の2か所で時速30キロに落としてゆっくりと走ります。日本最東端の駅である東根室の停車時間を拡大し、記念撮影を楽しむことができます。この取り組みにより、始発の出発時間は変わりませんが、終着駅の到着は所定より1~3分遅くなります。(3)は6月1日から通年行う取り組みです。お手持ちのスマートフォン、タブレットでアプリをダウンロードし、それを立ち上げると、ガイドを行う地点に差し掛かったときに、GPSで位置を認識して、見どころの内容を4か国語の音声(日本語、英語、中国語、韓国語)で自動的に案内します。ガイドを行うのは上下とも4か所。下りは東釧路駅付近で花咲線の紹介、厚岸-糸魚沢間で別寒辺牛湿原、別当賀-落石間で落石海岸、東根室駅付近で東根室駅をガイドします。上りは東根室駅付近で東根室駅、落石-別当賀間で落石海岸、糸魚沢-厚岸間で別寒辺牛湿原、別保駅付近で釧路市等の案内をガイドします。(4)は事前予約制でご当地弁当の出張販売を行うものです。6月1日から通年行うもので、厚岸、東根室、根室の3駅で販売します。厚岸は御存じの氏家待合所の「かきめし」。下りが厚岸9:09発、11:59発、14:18発の3本、上りが厚岸9:56発、12:37発、15:03発の3本が対象です。東根室と根室は株式会社タイエーの「焼きさんま寿司」と「やきとり弁当(中)」(いずれも600円)。根室8:22発、11:00発、13:33発の3本が対象です。どちらも事前に弁当販売会社に電話し(氏家待合所は利用の2時間前、タイエーは前日の午前中までに電話。1個から予約可能)、当日駅で弁当を受け取ります。代金もその時に払います。最後の(5)は花咲線用のキハ54にラッピングするもので、沿線の人と連携してデザインを決めます。

 御存じの通り、花咲線はJR北海道が単独では維持が困難だとしている路線。この取り組みは利用促進策の一環で、ほかの路線にも拡大したいとしています。

(追記1)
 厚岸の駅弁の発売は、予約しない限りホームでは行っていません。駅の外に出ないといけないようです。

(追記2)
 8月1日からは、富良野線でもGPSアプリによる音声ガイドを始めます。通年での取り組みです。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180412_KO_itumonoressyakankou.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180725_KO_Furano-Audioguide.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180413/ddl/k01/020/127000c、「鉄道ジャーナル」2017年8月号 鉄道ジャーナル社)

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Comments

今回の取り組みで注目したのは、「東根室駅での停車時間拡大」でした。
これまでは停車時間がわずかで乗車中に記念撮影できず、私も乗車後にレンタカーで改めて訪問しました。

今回の取り組みでは列車に乗りながら東根室駅の記念撮影が可能になることから、観光客にとっては嬉しいことと思われます。

朝の列車だけでなく、午後の列車への拡大にも期待したいですね。

Posted by: hanwa0724 | 2018.04.17 10:11 PM

 hanwa0724 さん、こんばんは。

* 今回の取り組みでは列車に乗りながら東根室駅の

 観光客にとってはうれしいサービスでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2018.04.18 08:55 PM

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