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東北新幹線上野-大宮間時速130キロに

 東北新幹線上野-大宮間はフル規格新幹線であるにもかかわらず、騒音対策(その割には並行する埼京線のほうがうるさいとの話もありますが)や線形上の理由から、最高速度が110キロに抑えられています。東北、北海道、上越、北陸などといった東日本方面のすべての新幹線の根元に位置するところですので、この区間がスピードアップすれば、東日本方面のすべての新幹線においてスピードアップすることになります。

 ところが、その上野-大宮間の最高速度がアップします。埼玉県内の荒川橋梁-大宮駅手前の約12キロが対象で、合計2キロの区間に吸音板を設置し、合計1キロの区間の防音壁をかさ上げすることによって、最高速度を時速130キロにします(与野本町付近は時速115キロ、北与野付近は時速125キロ)。最高速度アップに必要な騒音対策工事は5月下旬から2年程度行い、最大1分程度の所要時間の短縮を図ります。具体的な速度向上開始時期、ダイヤ、列車の設定等について決まり次第発表されます。

 上野-大宮間のスピードアップがなされるのは東日本方面の新幹線にとって喜ばしいことですが、これまでスピードが時速110キロと在来線並みに抑えられていたからこそ、できた話もあります。多くの新幹線を走らせることができるのです。東京-大宮間はいろいろな新幹線が集まるので、どうしても本数が増えます。この混雑する区間を複線で対応するためには、低速で、しかも同じようなスピードで走ることが求められます。幸か不幸か、大宮以南は時速110キロに抑えられ、しかも上野を通過する列車はごく僅かなので、並行ダイヤに近い状態になります。新幹線を多く走らせることができるようになっているのです。騒音対策を行うようになって時速130キロ運転できても、状況は大きく変わらないでしょう。大金をかけて大宮以南に新しい新幹線をつくらない限り、大幅なスピードアップは望めないですし、できないのです。
(参考:JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180507.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80459/2)

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