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深日港-洲本港間の船、2018年度は8か月間運航

 かつて淡路島には船で行くしか方法がありませんでした。深日港から行く航路は1949年に開設され、多くの人が利用しましたが、1998年の明石海峡大橋の開通により、淡路島は船ではなく車やバスで行くところとなり、深日港からの航路は翌1999年に廃止になりました。

 ところが、昨年2017年、深日港と淡路島を結ぶ旅客船を運航する社会実験を行いました。当初は利用が低迷しましたが、自転車愛好家からの人気を得て、後半は利用者が伸びました。3か月で合計10600人が利用しました。私も乗りたかったのですが、台風で断念しました。

 そこで2018年も大阪府岬町と洲本市は深日港-洲本港間に旅客船を運航する社会実験を行います。今回は夏場だけではなく、それ以外の期間を含めての需要を把握するため、7月1日から8か月間という長い期間での運航となります。冬にも乗ることができるのです。68人乗りの双胴船で1日4往復します。所要時間は片道約55分、運賃は片道1500円(子供500円)、スポーツ自転車の搭載料金は300円ですが、輪行バックに入れると無料です。かかる費用は1億円で、国の補助も受けます。地元の洲本市の負担は1200万円です。

 ただ、いい話ばかりではありません。廃止になりそうな航路もあるのです。それは関空と淡路島を結ぶ航路。2017年7月9日に就航し、1日5往復していましたが、年間9万人が利用する見込みのところ、5月末現在で1.6万人しか使っていません。洲本市などから6000万円の助成をもらっていましたが、2018年6月期決算の最終損失は当初予想の2.5倍の1.5億円。新たな支援先が見つからず、7月13日に休航することにしたのです。関空にやってきた外国人を呼ぶことができなかったのです。

 もっとも、船が大きすぎるので、採算が取れないという側面があります。そこで、ダウンサイジングを図って、運航を継続するという話もあります。現在使っている217人乗りの船から63人乗りの小型船に切り替え、便数を減らして運航することを考えています。しかし、この方法にも問題があり、小型船を定期運航する場合、現在の洲本港の設備では着岸が許可されません(桟橋と船の間に1メートルの段差が生じるのがその理由でしょうか?)。どうやって解決するかが問題となりますが、実は6月25日から定員63人の小型船での運航が始まっているのです。グループ会社、淡路ジェノバラインの明石と岩屋を結ぶ航路で主力として使っていた船がドック入りするためで、その代わりに関空と淡路島を結ぶ航路で使われてきた定員217人の高速船を転用したのです。船を小型化したときのテストを兼ねているのでしょう。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201805/0011304891.shtml、https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201806/0011349193.shtml、https://kobe-np.co.jp/news/sougou/201806/0011358047.shtml、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20180624-OYTNT50052.html、http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180627-OYT1T50048.html)

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Comments

おはようございます。
深日洲本ライナーの今年度の運航がいよいよ今日からです。
今年度こそ乗れるといいですね。
昨年度に私が乗車した日は往復とも20人以上乗っていて盛況でしたが、
今年度はどのくらいの利用がありますでしょうか。

Posted by: 50番バス | 2018.07.01 at 10:23 AM

 50番バスさん、おはようございます。

* 今年度こそ乗れるといいですね。

 昨年度は乗る前提で旅行の行程を組み、予約もしていましたが、台風で断念しました。

 今年の旅行の日程はまだ決まっていないのですが、是非乗ってみたいです。

Posted by: たべちゃん | 2018.07.01 at 11:20 AM

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