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JR九州、日田彦山線の鉄路での復旧を押し付けられる?

 2017年7月の九州北部豪雨で、日田彦山線添田-夜明間は大きな被害を受け、運休したままです。バスによる代替輸送を行っています。

 しかし、お隣のそれなりに利用者がいた久大線は復旧しましたが、日田彦山線は需要が著しく少なく、復旧への動きがありませんでした。その日田彦山線に関しては、BRTで対応するというもありましたが、25日に開かれた会議(JR九州と関係自治体が参加します)で、違う結論になりました。JR九州、国、地元自治体が費用を分担し、鉄道での復旧を目指すというのです。日田彦山線の復旧費は56億円と見込まれ、改正鉄道軌道整備法を活用する前提ですので、国と地元自治体が1/4ずつ負担すればいいだけとなります。その後、地元自治体は効果があるのか疑わしい観光振興などの利用促進策に取り組むだけで、肝心のお金は出しません。14億円だけ出せば、利用者の極めて少なく、赤字を垂れ流すローカル線をJR九州に押し付けることができるのです。この区間の赤字は、被災前の2016年度の数字で2.6億円ですので、そのままでいけば、5年余りで元が取れるということになります。後は一人前にJR九州に文句を言えばいいのです。

 地元とすればこれほどのおいしい話はないのですが、運営するJR九州や、社会全体にとっては望ましい話ではありません。鉄道しか交通手段のない時代ならともかく、今はいろいろな手段があります。鉄道は大量に、かつ高速で運ぶのに優れた交通手段で、少量のローカル輸送は不適当です。JR九州には福岡などの都市近郊輸送や新幹線などの高速輸送に専念させ、苦手とするローカル輸送から撤退する自由を与えないといけないでしょう。JR九州がどんなにやる気のない経営を見せたとしても、利用者が極めて少ないことを考えれば、文句を言う資格はありません。
(参考:産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/181025/rgn1810250049-n1.html)

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