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北陸新幹線敦賀以西のルート等、公表

 2046年ごろに開業予定の北陸新幹線の敦賀以西については、3月末に大まかなルートや駅の位置が公表されることとなっていましたが、4月になっても公表はされませんでした。ようやく5月31日になって公表されたのです。

 ルート案は駅の位置が直径5キロの円、駅間は4キロの幅で示されています。ただ、京都府内に関しては駅は直径12キロの円、駅間は最大11キロの幅で示されています。地下水や文化財への影響があるからです。ルート案を簡単に言うと、敦賀駅から小浜市を通って京都府に入ります。京都府ではまっすぐ南に進み、京都駅や京田辺市付近を経由し、新大阪駅に至ります。福井、京都、大阪の3府県の24市町が対象となります。途中駅は小浜市の東小浜駅付近、京都駅、京田辺市の松井山手駅付近の3つがつくられる予定です。京都駅は地下駅、松井山手駅は地上駅となるようです。敦賀-新大阪間の8割がトンネルです。できる限り急カーブ、急勾配を避けます。最小曲線半径は4000メートル、最急勾配は15パーミルを基本としています。活断層や脆弱な地盤のあるところ、主要な河川や湖沼、ダム湖は回避し、どうしても避けられない場合でもその距離を短くします。ラムサール条約に登録されている三方五湖や若狭湾国定公園はトンネルとし、京都丹波高原国定公園や金剛生駒紀泉国定公園を通過するときは、景観や環境保全において詳細な検討を行います。京都丹波高原国定公園はトンネルで通過しますが、美山町の芦生の森はどうやら回避するようです。京都市内(詳細は分かりませんが、京都市中心部や伏見酒造エリアは回避するようです)、大阪市内などについては地下になります。場合によっては、用地買収の必要がない大深度法の適用も検討します。京都市内においては、地下水への影響についても配慮します。

 今後の予定としては、4年ほどかけて環境アセスメントを行い、2022年の冬に詳細なルートを決定します。2023年の北陸新幹線金沢-敦賀間の開業後、速やかに着工したいとのことです。2.1兆円もの建設費をどうやって調達するのか、環境面で致命的な問題が出てこないか、並行在来線は存在するのか(もしあればどこが該当するか)、など心配事は尽きませんが、北陸新幹線は新大阪までの全線が開業してこそ効果が発揮できるものなので(現在の北陸新幹線は東京方面しかメリットはないですし、敦賀まで延伸しても途中での乗り換えが必要なので、あくまでも暫定的な措置です)、早期に着工、開業させることが望ましいです。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190531/k10011936481000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2019/05/31/322986.html、京都新聞ホームページ https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190531000181、福井新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190601/CK2019060102000007.html)

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