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整備新幹線の貸付料を50年に延長するのも悪くないかもしれない

 整備新幹線はいったん国や地方が建設費を負担してつくりますが、開業後に実際に新幹線を運営するJRから貸付料というかたちで建設費の一部を回収します。貸付料はJRの受益の範囲で設定され、その支払期間は30年間です。

 ところが、これから開業する北陸新幹線と長崎新幹線は、採算が取れません。そこで出てきた案が、貸付料の支払期間を30年から50年に延ばすという案。JRの負担を増やせば国等の負担が減り、採算がよくなるという仕組みです。

 その国の考えに対して、JR側も全く反対しているわけではないようです(今のところ意見を発表したのは、JR西日本とJR九州だけですが)。単純に31年目以降も30年間と同じ額を負担する(つまり、JRの負担が1.67倍に増える)ならともかく、受益やコストをちゃんと見積もるのなら容認するというところもあります。JR西日本は、未着工の北陸新幹線敦賀-新大阪間については、あらかじめ貸付料の支払期間を50年にするということも考えのうちに入っているようです。確かにその通りで、整備新幹線が開業して30年経ったからといって受益がなくなると言うことはありません。新幹線がある限り、半永久的に受益は発生するものですから、貸付料の支払いを30年でおしまいにするというほうが理論的には説明できないのです。なお、受益についてはその後に開業した整備新幹線も考慮に入れ、「根元受益」も反映させるべきでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45126640S9A520C1LX0000/、福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/861320)

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