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高野山のケーブルは500円に値上げ

 10月1日にほかの鉄道と同じく、消費税率の引き上げに伴う値上げを行う南海ですが、極楽橋-高野山間のケーブルカーについては消費税率の引き上げ幅以上の値上げを行います。現在390円ですが、10月1日の値上げ後は500円になります(難波-高野山間で見ると、1260円から1390円に上がります)。

 なぜこのような大幅な値上げを行うのでしょうか? インバウンドで賑わっているように見える高野山ですが、実はケーブルカーの利用者は減っています。ピークは1984年度の143.5万人でしたが、2017年度は80.1万人にまで減っています。参拝者の減少や高齢化、ほかの交通手段との競合(車か観光バス?)、沿線人口の減少が原因だと南海は推定しています。当然ながら赤字続きで、2019年度の推定の数字でも収入は約2.7億円、支出は約5.6億円の差し引き約3.0億円の赤字です。支出の半分弱しか稼いでいないのです。この状況を打開するため、南海は老朽化したケーブルカーを15.3億円かけて更新し、観光列車「天空」の運行を始め、多様な割引商品を発売するなどの営業施策を行ってきました。これには当然費用がかかり、今の運賃のままでは赤字が続くのです。そこで、ケーブルカーを継続的に運行することができるよう、値上げに踏み切ったのです。

 なお、もともとはこの値上げ、ケーブルカーの更新が終わった2019年3月に行う予定でした。しかし、消費税率の引き上げが2019年10月になったことから、2019年10月にまとめて値上げを行うことにしたのです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190731_2.pdf、www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190702.pdf)

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