京成、10月28日ダイヤ改正で最終上り「アクセス特急」23時発

 京成等は10月28日に、ダイヤ改正を行います。

 今回も京成は成田空港アクセスの向上を中心に行います。「スカイライナー」を下りは14時台に、上りは13時台に1往復増発します。これにより、京成上野13:40~17:00発、成田空港13:18~17:39(休日は17:38)発が約20分間隔の運行となります。成田空港12:58発は12:38発になります。京成上野21:00発の「イブニングライナー」は京成成田行きから成田空港行きに延長されます。

 LCC利用者にとっては、無料の「アクセス特急」のほうが重要でしょう。こちらは深夜に繰り下げが行われます。現行は成田空港22:49発ですが、11分繰り下げて、成田空港23:00発となります。行先も変更され、現行の京成上野行きから金沢文庫行きになります。金沢文庫1:00着です(休日は西馬込0:28着)。京成上野方面には、青砥で通勤特急が接続します。北総鉄道はこれを受けて、印旛日本医大発印西牧の原行きの普通を新設します(平日は印旛日本医大23:24発、休日は23:19発)。成田空港の最終は23:03発の普通京成津田沼行きですが(京成津田沼23:50着)、運転区間が延長され、京成高砂0:10着となります(種別は快速になります)。さらに京成高砂では普通浅草橋行きに接続し、浅草橋には0:28に着きます。このほか、京成成田5:42発の快速京成上野行きは京成成田5:54発の快速特急羽田空港行きとなり(都営地下鉄から先は急行、「エアポート急行」)、早朝の通勤や羽田空港へのアクセスが便利になります。

 京急も売りは羽田空港アクセスの向上です。羽田空港国際線・国内線ターミナル駅の1日平均乗降人員は2016年で約11.1万人と、5年前に比べて約36.5%も増えています。今回は、比較的本数の少ない、早朝や深夜の横浜方面との改善を行います。平日は早朝から朝のラッシュ時間帯に羽田空港から横浜方面に直通する「エアポート急行」を3本新設します。休日は23時台に羽田空港から横浜方面に直通する「エアポート急行」を1本新設します。都営地下鉄は休日において、18~19時台の普通の一部を「エアポート快特」に変更します。上下合わせて3本が対象です。
(参考:京成ホームぺージ http://www.keisei.co.jp/information/files/info/20170915_104143584620.pdf、京急ホームページ http://www.keikyu.co.jp/company/news/2017/20170914HP_17084MT.html、北総ホームぺージ https://www.hokuso-railway.co.jp/hokuso-railwaycms/wp-content/uploads/2017/09/173ec6add28ce44285fa6bf1228b1bb5.pdf、東京都交通局ホームぺージ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2017/sub_p_20170914_2_h_1.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

東京メトロ、翻訳するメガホン導入

 近年、訪日外国人が増える傾向にあります。彼らは当然ながら全員が日本語がわかるわけではありません。ところが駅員も全員外国語を話すことができるわけではありません。

 そこで東京メトロが12月31日から導入するのが、メガホン型多言語音声翻訳サービス、「メガホンヤク」(「メガホンヤク」はパナソニックの商標です)。まず5台導入するのですが(さらに追加することを検討しています)、まずはじめに使うのは、初詣客でにぎわうと想定される浅草駅と明治神宮前(原宿)駅です。案内したい内容を事前に端末に登録しておくと(約300種類、これも定型文の追加登録を考えています)、災害などの異常発生時、大規模なイベント開催時などに、状況に合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で音声案内をすることができるのです。話したい内容は「メガホンヤク」にあるタッチパネルまたは音声照合機能によって選びます。事前に登録がいることから瞬時に対応することはできませんが、「ドラえもん」のひみつ道具に出てきそうなものです。すでにディスプレイ等で4か国語表示を取り入れてはいますが、それに「メガホンヤク」の音声案内を組み合わせることによって、訪日外国人に対してさらなる案内の充実を図ることができます。

 実はこの「メガホンヤク」、成田空港でも2017年1月から導入します(試行としてはすでに行っています)。他の場所でも導入の動きはあるかもしれません。

(追記)
 京成も成田スカイアクセスの4駅を除くすべての駅において、2016年12月5日までに「多言語拡声装置」の整備を完了しています。東京メトロとは別の会社(エジソンハードウェア株式会社)のものです。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20161220_118.pdf、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/12/16/193/、京成ホームぺージ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/161208_01.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

京急は2020年までに5駅でホームドア、京成もホームドア導入検討へ

 京急は10月24日、三浦海岸駅でホームドアの実証実験を始めました。このホームドアは複数のドア位置に対応することができるもので(2扉車から4扉車までがある京急には欠かせない機能です)、車両が到着するとドアの位置などをセンサーで感知します。信号やシステムなどを含めた投資額は、従来のものより3割も安くなっています。

 現在、京急でホームドアを設置しているのはただ1駅、羽田空港国際線ターミナル駅のみです。2扉車から4扉車まで様々な車両、しかも複数の鉄道会社による相互乗り入れを行っているため、ホームドアは設置しづらかったのです。ただその京急もホームドアの導入を進めます。2020年までに横浜駅や京急川崎駅など主要5駅にホームドアを導入します。

 そして、首都圏の大手私鉄でホームドアを導入していないところが1社だけあります。都営地下鉄を介して相互直通を行って入る京成です。2018年度までに設置します。京成がこれまでホームドアを整備してこなかったのは、他社との相互乗り入れによる車両規格の違いやホームの強度などの理由があるからなのです。国交省は1日当たりの平均利用者が10万人以上の駅にはホームドアを優先的に整備するように求めています。京成ではただ1駅、押上駅が該当するのですが、ホームの端の部分に柵を設けているだけです。京成はホームドアを、京成上野駅など複数の駅で導入することを考えています。

(追記)
 京成は2017年度中に日暮里駅にホームドアを設置します。3階の下りホームに設置します。京成上野駅と日暮里駅1階上りホームには固定柵を設置します(日暮里駅は2017年度に、京成上野駅は駅のリニューアル工事に合わせて設置します)。このほか、空港第2ビル駅と成田空港駅については、施設所有者である成田空港高速鉄道株式会社と調整します。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/affairs/news/161019/afr1610190014-n1.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24HLF_U6A021C1TI5000/、京成ホームページ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/161115_01.pdf、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/60059/)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

11月19日京成ダイヤ改正で早朝の「アクセス特急」増発

 京成は11月19日にダイヤ改正を行います。都営地下鉄浅草線を介して相互直通運転を行っている京急と同じ日にダイヤ改正をします。

 このダイヤ改正のメインは、「スカイライナー」と「アクセス特急」の増発。「スカイライナー」は利用の多い朝の時間帯に下りを1本増発します。8時台に1本増発し、朝は20~25分間隔で運転されます。「アクセス特急」は早朝に京成上野発の下りを1本、成田空港発19時台の上りを1本増発します。今回増発する下りはこれまで多客期に臨時列車として運転していたものを定期化したものです。京成上野5:18発成田空港6:14着で、現在の始発列車より成田空港到着時間が平日で45分、休日で43分繰り上げます。1年中、早朝に成田空港を出るLCCに乗りやすくなります。上りは深夜ではなく、19時台に増発します。今まで1時間間隔だったものが、日中時間帯同様の約40分間隔となります。

 成田空港関連以外では、千葉線・千原線の輸送力増強があります。4両編成で運転されている列車のうち、平日30本(千原線は16本)、休日30本(千原線は28本)が6両編成となります。これにより千葉線・千原線ともに90%以上の列車が6両編成の運転となり、輸送力の増強や混雑緩和、着席率の向上につながります。
(参考:京成ホームページ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/161006_02.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

京成上野駅、リニューアルへ

 成田空港などへと向かう京成のターミナルは京成上野。利便性の上では山手線と接続する日暮里などのほうが便利ですが、それでも東京側のターミナルであることには間違いありません。

 その京成上野ですが、京成が5月18日に発表した2016年度の鉄道事業設備投資計画によれば、今年度からコンコースフロアを中心とした全面的なリニューアルの設計に着手します。前回の大規模改良(このときは半年間、列車の運行を止めました。日暮里折り返しで対応しました)からおおよそ40年が経過しているためです。40年前と言えば、「スカイライナー」の登場に合わせて行ったのでしょうか?

 京成によれば、京成上野のリニューアルを行う目的として、「京成ブランド・上野エリア」の魅力向上と、訪日外国人の受け入れ態勢強化を挙げています。どのような駅になるのでしょうか?
(参考:乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/51609/、http://trafficnews.jp/post/55668/)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

京成京成上野-日暮里間の隠れた廃駅

 京成の京成上野-日暮里間に博物館動物園という駅があった(1997年営業休止、その後廃止)のは、記憶している人がいるかもしれません。しかし、この区間にはまだ駅があったのです。

 その駅の名は、寛永寺坂。博物館動物園-日暮里間にありました。京成が日暮里から京成上野(当時の駅名は上野公園)に伸びた1933年12月に、博物館動物園とともに開業しました。この区間は地下だったので、戦争末期の1945年6月に運輸省によって強制運休され、寛永寺坂の上りホームはネジの軍需工場、下りは鉄道省の客車の保管場所になりました。鉄道車両を空襲から守るための防空壕として使われたのです。戦後の1946年に寛永寺坂は営業を再開しましたが直後の1947年8月に休止になり、その後1953年2月に廃止されてしまいます。駅が廃止された後、駅舎は倉庫会社に賃貸されました。

 2015年末のことですが、倉庫会社が退去して施設が京成に戻りました。この寛永寺坂の駅の遺構がどうなっているか、ようやく調べることができるようになったです。それでは、どうなったのでしょうか? 毎日新聞が京成の許可を得て取材したところ、地上には木造駅舎があり、事務室や切符売場が残っていました。15段の階段を下りたところに連絡通路があり、上下線のホームにつながる階段がありました。29段の階段が2つあります。地下の壁はモルタルと漆喰で仕上げられています。実際に使われている駅ならその後の状況の変化によって改築されるので、こういう昔の姿が残るのは珍しいです。当然ながら使われなくなったら適切なメンテナンスがなされず、劣化していくのですから。

 ただ、今のところこの寛永寺坂の公開予定はなく、活用方法も決まっていないとのことです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/articles/20160208/k00/00e/040/169000c)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

京成AE100形、2月にさよならツアー催行

 2代目「スカイライナー」用車両として1990年に運行を開始したAE100形。2010年の成田スカイアクセスの開業後は、「シティーライナー」として使われてきました。

 ところが、2015年12月のダイヤ改正で定期運転(とは言っても休日のみの運転です)が終了し、1月31日には臨時運転も終了しました。そしてAE100形は廃車されることになりました。ラストランとして2月21日と28日に引退記念ツアーを行うことになりました。「さよならAE100形記念ツアー」です。

 「さよならAE100形記念ツアー」は9時ごろに京成上野を出発し(受付開始は8時)、宗吾車両基地に向かいます。宗吾車両基地には12時ごろ着きます。宗吾車両基地まで3時間もかかるわけがありませんから、どこかに寄るのですが、それは当日のお楽しみです。車両には21日、28日限定のヘッドマークがつき(前後でデザインが異なります)、かつて「スカイライナー」として運行していた当時のロゴを1号車、8号車の側面に掲出します。車両基地内まで乗って基地内での撮影会を行うほか、ツアー参加者限定の物品販売会を実施します。車内ではオリジナル弁当、限定販売品の配布や、「AE100形クイズ」などのイベントを開催します。解散は14時に宗吾車両基地で行います。参加費は大人10000円、子供9000円で、各回とも定員は350人です。

 このさよならツアーに参加したい人もいるでしょうが、1月25日10時の申し込み開始とともに電話が殺到したようで、すぐに満席になってしまいました。
(参考:京成ホームページ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/160122_01.pdf、http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/160126_01.pdf、http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/160212_01.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

京成、12月5日改正で「シティーライナー」廃止

 京急がダイヤ改正を行う12月5日、都営浅草線を介して相互直通運転を行う京成、北総もダイヤ改正を行います。

 京成は有料特急中心のダイヤ改正。朝夕に京成上野-成田空港(または京成成田)間に「モーニングライナー」、「イブニングライナー」を走らせていますが、その停車駅に京成船橋を追加します。京成船橋では3号車と7号車の2か所から乗降できます。また、今回の改正から号車指定(定員制)から全席座席指定とし、チケットレスサービス(会員登録要)も利用できます。

 「アクセス特急」については、成田空港発最終の発車時刻を15分繰り下げ、22:49発とするとともに、22:03発を追加します。夜に成田空港に到着した人の利便性が向上します。

 なお、これまで休日に1往復していた「シティーライナー」ですが、定期列車としての運転を取りやめます。以前にも書いたように遠回りのため遅く、しかもかつての栄光が忘れられないのか特急料金が高いままでは利用されないのは当たり前です。こまめに停車し、特急料金を下げないといけなかったのでしょう。

 北総も同じ12月5日にダイヤが変わります。平日の帰宅時間帯の改善が主体です。平日の夜間及び深夜時間帯(日本橋20~23時台)に下り特急を4本新設します。これにより日本橋-千葉ニュータウン中央間の所要時間を約3分短縮します。北総線内の特急停車駅は、京成高砂、東松戸、新鎌ヶ谷、そして新鎌ヶ谷から終点印旛日本医大までの各駅です。そのほか、これまで平日の18時以降に京成高砂を出る下り普通列車の運転間隔が5~23分とバラバラでしたが、改正後はおおむね約15分間隔と均等化されます。京成高砂では、都営浅草線から京成本線に向かう快速特急、通勤特急から北総の普通列車等に乗り換えができるようになり、所要時間が現在に比べて2~6分短縮します。

(追記)
 12月5日のダイヤ改正で出番のなくなった「シティーライナー」ですが、年始の休日(1月1~3日、9~11日、16日、17日、23日、24日、30日、31日)に上野-成田間を1日1往復運転します。「シティーライナー」用のAE100形で運転します。

 なお、大みそかの終夜運転において、上野-成田間に1往復、「シティーライナー」を運転します。こちらは「スカイライナー」用の車両で運転します。
(参考:京成ホームページ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/151022_01.pdf、http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/151203_01.pdf、北総ホームページ http://www.hokuso-railway.co.jp/data/topics/195/20151022165855.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (2)

北陸新幹線に乗る(2)

 北総鉄道の運賃があまりにも高いため、変わった商売もある。自販機で、回数券をバラ売りするのだ。昼間用や休日用の回数券がある関西ではよく見られるが、ここ北総鉄道沿線にもそういう自販機があるのだ。千葉ニュータウン中央で設置されているのは、駅から南西に7〜8分ほどの「TSUTAYA」の一角。知らないとわからない存在だ。ここで成田空港までの切符を買ったのだが、普通の11枚綴りの回数券のバラ売りなので(区間によっては割引率の高い、昼間用や休日用の回数券のバラ売りもある)、あまり安くはない。820円のところを780円なので、40円安いだけだ。この切符を持って、成田空港行きの電車に乗る。自販機で買った切符は裏が黒いが、自動改札を通ることができない。有人の改札を通るのだが、何とスタンプではなく、鋏を入れるのだ。M型の鋏を入れてもらったが、今どき鋏が入るとは驚きだ。さて、千葉ニュータウン中央15:33発の「アクセス特急」は、京急のステンレス車両であった。

 検問がなくなって初めての成田空港(ただし、依然として警察官が多数いて、目を光らせている)。4月にできたばかりの第3ターミナルに行くには、空港第2ビルで降りればよい。しかし、駅と直結しているのは第2ターミナルで、第3ターミナルに行くには、無料の連絡バスに乗るか730メートルほど歩かないといけない。駅から歩いてもよかったが(床にペイントがなされていて、その通りに歩けば迷わずに着く)、重たい荷物があるのでバスにする。行列ができている。

 しばらくするとバスはやってきた。バスに乗り込むが、積み残しが出る。待っている客が多いのではない。奥のほうまで入っていかないのだ。ただ、客を責める訳にはいかない。国際線に乗るためだろうか、彼女たちはトランクを持っている。荷物が重たいので、一段高くなっている後部座席に行けないのだ。前のほうはトランク置き場があるが、先ほど述べた通りトランクが重たく、トランク置き場に荷物を置くこともできない。貴重な立席スペースとなるところが、トランク置き場のおかげでデッドスペースとなっている。バスの構造は再考の余地がありそうだ。バスは第3ターミナルに向かったが、ルートの都合上遠回りとなる。歩いたほうが速そうだ。第3ターミナルに到着。関空の第2ターミナル同様、簡素な建物だが、こちらにはフードコートがあり、食料事情は充実している。

 しかし、第3ターミナルに来たのは、ここから航空機に乗るためではない。第3ターミナルを見ることと、もうひとつの格安リムジンバスに乗ることだ。第3ターミナルの中にリムジンバスの切符売り場がある。東京駅までの切符を求めようとすると、先に出る「東京シャトル」を勧められる。しかし、「東京シャトル」は以前に乗ったので、乗っていない「THEアクセス成田」を選ぶ。第3ターミナル16:45発だ。バス乗り場に行くと、ジェイアールバス関東のバスが停まっていた。「東京シャトル」が先発するので、まだ車内には誰もいない。切符売り場で購入した切符を出したが、料金箱にはICカードリーダーもある。知っていたら、「ICOCA」で払ったところだ。余談だが、座席にはコンセントがあり、携帯電話等の充電ができる。「東京シャトル」が出た後は、こちらにも乗ってきた。「THEアクセス成田」は第3ターミナルを出て、第2ターミナルに立ち寄る。ここでも乗ってくる。その後、第1ターミナルにも寄るのかと思ったら、高速道路に入っていた。新空港道から東関東道に入る。「東京シャトル」みたいに京葉道路を経由しない。そのまま首都高速湾岸線に入る。湾岸線から別の首都高速に入った箱崎で渋滞があったが、大したものではないようで、定刻より10分ほど早く東京駅に着いた。

 今日(9月11日)の宿は夜行バス。当然風呂はないので、銭湯に入っておく。金沢行きの夜行バス、「金沢エクスプレス7号」は新宿発。しかし、新宿と言っても、実質的には代々木だ。山手線の代々木で降り、南側の改札を出てから急な階段を上り下りし、少し左に行けばジェイアールバス関東のバス乗り場だ。大都会のバスターミナルとは思えない狭さで、バスを待っている人がたくさんいる。

 「金沢エクスプレス7号」がやってきた。西武バスで、濃い青をベースとしているため、夜は黒く感じられる。車内は標準的な3列独立シート。池袋など、都内を何か所か回り、関越道に入る。「金沢エクスプレス7号」は途中、乗務員交代を兼ねての休憩がある。上里サービスエリア、松代パーキングエリア、そして越中境パーキングエリアだ。3か所とも外に出ることができる。就寝前の上里と早朝の越中境はともかく、2時台の松代まで開放休憩をするのは意外だ。開放休憩自体はありがたいが、バスにトイレがついているのだから、深夜の開放休憩はいらないだろう。「金沢エクスプレス7号」が遅れてもいいように計画を組んでいたが、定刻(5:55)に金沢駅に到着。残念ながら、よく眠ることができなかった。(続く)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北陸新幹線に乗る(1)

 北陸新幹線の陰に隠れて目立たなかったが、この3月14日のダイヤ改正から、東海道新幹線の最高速度が時速285キロに引き上げられた。ただ、時速285キロを出す便は1時間に1本程度に限られ、しかも最速は1日に上下合わせて10本もない。今回乗った名古屋6:41発「のぞみ288号」はその数少ない便のひとつだ。事前に「エクスプレス予約」の「EX−IC」で予約したので(早朝の便なので、金券ショップで買うよりも若干安い)、駅で切符に引き換える必要はない。「EX−IC」のカードを自動改札にかざせば、勝手に乗車列車と座席番号を記した紙が出てくる。指定された座席に着いたらすぐに発車、直前に駅で予約状況を調べたら十分空席があるとのことだったが、ほぼ座席は埋まっていた。隣も座っている。

 名古屋を出たら、次の停車駅は新横浜。1時間以上の間、どこにも停まらずに朝の静かな時間が流れていく。富士山も見えた。さて、「のぞみ288号」が新横浜に着こうとするとき、車内にアナウンスが流れた。朝のラッシュ時は自由席特急券しか持っていなくても、新横浜からは指定席の空席に座ってもいいとのこと。新横浜で降りる客は少なからずいるが、新横浜からは値段の問題から指定席に乗る人はいない。新横浜までは満席でも、そこから先は必ずどこかは空きが出る。しかし、自由席は少ない上に、通勤客で混む(もちろん、自由席でも特急料金はかかるが、東京にダイレクトに行くことを考えたらそれなりの価値はあるのだろう)。そこで朝のラッシュ時に限り、(自由席の少ない)「のぞみ」「ひかり」の指定席も開放することにしたのだ。最初からそれを見込んで指定席のところに並ぶ人がいて、車内に入ってくる。朝の便に乗ったから気づく話だ。8:09、朝のラッシュの品川に着く。結論から言えば、時速285キロの速さは感じられなかった。

 品川からは京急に乗って羽田空港へ。乗ったのは主要駅に停まる「エアポート急行」(品川8:22発)。ノンストップか京急蒲田のみ停車の「エアポート快特」に乗ることが多いから、このようにこまめに停まる列車はある意味新鮮だ。空港まで行く列車にしては荷物の少ない人が多いと思ったら、最初の停車駅の青物横丁で降りる人が多く、座ることができた。沿線の会社に行くためだろうか? そのほか降車客が目立ったのは天空橋。モノレールへの乗り換え駅としか思っていなかったが、空港の施設があるのだろうか? 羽田空港国際線ターミナルで降りる。

 外国人向けだろうか、江戸情緒が再現された一角もある羽田空港国際線ターミナルをちらっと見てから、リムジンバスで新宿に行く。3月に開通した中央環状線山手トンネルを通ってみたかったからだ。リムジンバス乗り場の前に券売機があったので、現金で購入。9:05発は、かなり空いた状態で国際線ターミナルを出た。ところが国内線ターミナルでたくさんの人が乗ってくる。国内線ターミナルで客を乗せたら、いきなり首都高速湾岸線に入る。空港と直結しているのだ。ただ、交通量が多いようで、リムジンバスはノロノロ運転。様子が変わったのは、中央環状線山手トンネルに入ってから。これまでの遅れを取り戻すかのように、ぐねぐね曲がった山手トンネルを走り抜けていく。このリムジンバスの運転士は結構飛ばすようで、少し怖い。ただ、首都高速を出てからが時間がかかり、結局、定刻より5分ほど遅れて新宿に着いた。

 用事を済ませて、中野から再びスタート。まず始めに東京メトロ東西線に乗る。乗ったのは中野12:43発の快速東葉勝田台行き、東葉高速の車両で運行される。中野を出たときはガラガラだったが、高田馬場で乗ってきて座席が埋まる程度に。しかしそれも徐々に減っていき、大手町に着くころには元通りに。大手町で再び座席が埋まるぐらいに乗ってきた。快速は東陽町以東で通過運転する。地下の南砂町は遠慮がちに通過していたが、高架になってからは思いっきり飛ばす。

 さて、東京メトロ東西線に乗った目的は、妙典で行われているホームドアの実験を見るため。妙典は快速通過駅なので、手前の浦安で普通に乗り換える。3駅目が妙典。しかし、あるはずのホームドアはない。階段を降りて駅員に聞いたところ、実験を終えて9月7日の月曜日に撤去したとのこと。仕方ない。西船橋に向かう。

 西船橋からJR東日本と東武を乗り継いで新鎌ヶ谷へ。東武野田線は古い車両が使われることで知られていたが、最近はイメージアップで「アーバンパークライン」とか言うどこの国かわからない名前を付けられ、車両も新しいのが投入されつつある。乗った船橋14:07発も中古とはいえ、ステンレスだ。

 新鎌ヶ谷で遅い昼を食べ、次に乗ったのは、千葉ニュータウン中央へのバス。新鎌ヶ谷と千葉ニュータウン中央の間は北総鉄道があり、成田空港への「アクセス特急」もある。しかし、問題は運賃が高いこと。東京に直結するときに用地買収に手間取り、黒字であるにもかかわらずそのときの借金に苦しめられているのだ。ニュータウンの運賃が高いのは半ば自慢のようなものだが、都心まで片道1000円もかかるようでは問題だ。地元自治体が補助を出して運賃を下げるしか方法はないのだが、地元自治体の動きは鈍く、少ない補助もカットする始末。これに業を煮やした地元住民が考え出したのが、北総鉄道に並行して走るバスを運行すること。次のバスは新鎌ヶ谷14:50発、駅の南東にポツンとあるロータリーから発車する。ところが、発車時刻になってもバスはやって来ない。遅れているようだ。

 しばらくしてバスはやって来た。余裕がない、タイトなダイヤのようだ。小型のバスから7人が降りて、代わりに私を含めて3人が乗った。300円均一で、ICカードに対応していないので、運賃箱は簡素なもの。透明なプラスチックの箱があるだけだ。入金された金額を数える機能はなく、原始的に運転士の眼で確認する。両替機はなく、運転士が行う。新鎌ヶ谷を出るといくつか交差点を曲がった後、バスは北総鉄道に並行して走る国道464号線に入る。駅の近くには郊外型の店があるが、駅と駅の間は何もない。とても東京のベッドタウンとは思えない。大体、新鎌ヶ谷から5分もしないところに梨畑が広がっている。バスはほぼ定刻に着いた。(続く)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧