京王の登山帰宅用列車は座席指定でノンストップ

 以前、当blogで取り上げた、高尾山口から新宿への座席指定列車の続報です。

 高尾山口から新宿への座席指定列車(「Mt.TAKAO号」という名前が付きます)ですが、11月の休日など合計9日間走ります。休日は11月10日から25日までの間の7日間、そして平日は11月21日と22日です。11月は1年の中で一番高尾山への登山者が多いのです。紅葉シーズンなのです。ダイヤは平日は高尾山口15:04発新宿15:54着の1本、休日は高尾山口15:01発新宿15:54着と高尾山口17:09発新宿18:09着の2本です。特にこの15時から18時からの時間帯が、一番帰宅者が多く、その時間に合わせて座席指定列車を走らせるのです。初めての試みです。運行区間は高尾山口→新宿で、思い切ってノンストップで走ります(一部の駅ではいったん停まりますが、運転停車で、ドアは開きません)。車両はクロスシートの5000系(座席数438)が使われ、運賃のほかに座席指定料金400円が必要となります。座席指定券は高尾山口だけで発売します。運行当日の7時から列車の発車5分前まで購入することができます。試行的な意味合いがあるのでしょうか、インターネットでの購入はできません。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2018/nr180926_takaozasekishitei.pdf)

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京王の座席指定列車、観光シーズンに運転

 京王の座席指定列車、「京王ライナー」は夕方以降に新宿から京王八王子と橋本に行くだけです。ところが、11月の休日などに、高尾山口から新宿に、臨時の座席指定列車を走らせる予定です。1日2本、夕方に走ります。

 もともと、高尾山口方面の「京王ライナー」を運行するというはありましたが、もう少し先のことと思っていました。高尾山口行きではなく、高尾山口発が運転されるということは、ハイキングで疲れた人を相手に商売するのでしょうか? 少しお金を追加すれば、快適なシートで都心まで戻ることができます。細かいことはまだ決まっていないようなので、詳報を待つことにしましょう。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/press/news/1809tokubetsu/html5.html#page=3)

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「京王ライナー」は2月22日デビュー

 京王は2月22日から、京王線及び井の頭線のダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正のメインの話題と言えば、京王初の有料座席指定列車、「京王ライナー」。2017年9月にデビューした5000系車両(都営新宿線も走行可能です)を使い、夜間(平日は20~0時台、休日は17~21時台)に新宿から京王八王子や橋本に向けて、走ります(将来的には朝ラッシュ時の上りや休日の高尾山口方面への運行を検討します)。各方面に1時間に1本ずつ、1日合計して10本が走ります。ほかの列車からの振り替えではなく、純増です。新宿から京王八王子までは最速35分、新宿から京王多摩センターまでは最速24分です。

 「京王ライナー」の停車駅は、京王八王子行きが府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野の5駅に。橋本行きが京王永山、京王多摩センター、南大沢の3駅に停まります。都心に近い明大前、調布は通過し、郊外の特急停車駅に停まるのです。他社の同じような有料列車の事績を参考に、運行区間の半分である20キロを過ぎたところから停まるようにしたようです。以前の予想とは異なっています。座席指定料金は400円、ただし事前に座席指定券を買わずに乗車した場合は、車内で700円を支払わないといけません。300円も高いのなら、事前に新宿駅にある専用券売機(現金またはICカードで支払い、座席の指定はできません。自動的に割り振られます。当日の始発から発車1分前まで購入可能です)もしくは「京王チケットレスサービス」(クレジットカードで決済し、座席番号を選択することができます。当日の始発から発車15分前まで購入可能です)で買うインセンティブになります。しかも、満席時には着席できる保証はありません。なお、府中や京王永山以遠から乗車するときは、座席指定料金はかかりません。

 唯一の乗車駅となる新宿では、1両に4か所ある扉のうち、両端の2か所のみが開きます。新宿に停まっている間は、音楽監督・指揮者の和田一樹氏の作曲したオリジナルBGMを車内で流します。座席指定券に書かれた座席に座っていれば、検札は省略されます。

 「京王ライナー」以外の改正事項について触れますと、平日朝のラッシュ時前後には京王八王子、橋本、京王多摩センターから2本ずつ、合計6本の準特急を増発します(ほかの種別からの置き換えを含みます)。平日早朝に、京王多摩センター6:01発の急行本八幡行き(都営新宿線内は各駅停車)を増発します。平日の夕方以降は19本の特急を準特急に振り替えます。平日の深夜には都営新宿線から橋本への直通列車を3本増発します。平日のみですが、高尾山口への最終を8分遅らせ、新宿0:08発とします(特急京王八王子行き、北野で乗り換え)。井の頭線では吉祥寺0:20発の明大前行きを増発します(平日、休日とも)。この列車は終点明大前で、京王八王子行き最終列車(特急)等に乗り換えることができます。

(追記)
 3月22日から、座席表からの指定はできないものの、発車1分前まで「京王チケットレスサービス」が使えるようになりました。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr180124_keio-liner.pdf、https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr180124_timetable20180222.pdf、https://www.keio.co.jp/news/update/announce/nr180319v1234/index.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL1S53YFL1SUTIL01Z.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2608384024012018L83000/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79523/2)

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京王の有料座席指定列車の停車駅

 京王でこの2018年春から運行を開始する有料座席指定列車。平日、休日ともに夜間の帰宅時間帯に走るものなのですが、どこに停まるのでしょうか?

 まだ公式な発表はありませんが、新宿を出た後は調布までノンストップ。井の頭線と接続する明大前は通過します。調布から先も停車駅は少ないです。京王八王子行きは府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動に、橋本行きは京王多摩センター、南大沢に停まるようです。できるだけ使ってもらおうと、府中から先や相模原線では多少細かく停まると思っていただけに、意外です。料金は300~400円程度になるようです。

 なお今回は、高尾山口には行きませんが、将来的には休日に新宿と高尾山口を結ぶ有料座席指定列車を走らせることを考えているようです。
(参考:共同通信社ホームぺージ https://this.kiji.is/321906531376170081)

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京王、2018年3月に相模原線の加算運賃引き下げ

 ニュータウン内の鉄道など、新しくつくられた鉄道の中には、新線建設にかかるコストを回収するため、運賃を高くしているところがあります。京王の相模原線もそのひとつで、京王多摩川-橋本間の乗車キロに応じて普通運賃で10~80円の加算運賃を設定しています(調布-京王多摩川間が加算運賃の対象となっていないのは、この区間が1916年に開通したからです。多摩川の砂利を運搬する鉄道として開通しました)。

 ところが京王は加算運賃収入等によって建設事業費の回収が進んでいることから(2016年度末現在で90.6%回収していて、あと数年で回収を終えるようです)、2018年3月17日に加算運賃の引き下げを行います。値下げは10円もしくは20円で、値下げ後の加算運賃は京王多摩川-橋本間の乗車キロが13キロまでは0円(現行は10円もしくは20円)、14~16キロは20円(現行は40円)、17~19キロは40円(現行は60円)、20~22キロは60円(現行は80円)となります。なお、加算運賃の引き下げ以外の運賃変更はありません。

 これによって新宿-京王多摩センター間は加算運賃がなくなり320円(紙のきっぷの運賃、以下同じ)に、新宿-橋本間は加算運賃が80円から60円に減り420円になります。通勤定期や通学定期も普通運賃に連動して下がります。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr170830_fare.pdf、https://www.keio.co.jp/news/update/announce/nr170928v1032/index.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/08/30/299130.html、タビリスホームぺージ http://tabiris.com/archives/keio-sagamihara2017/)

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京王、井の頭線明大前-永福町間に折り返し設備新設

 4月28日のことですが、京王は2017年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。

 鉄道事業設備投資計画の中には、9月にデビューする新型車両5000系の導入についても触れられていますが、ここで取り上げたいのが井の頭線の折り返し設備の新設。明大前-永福町間に折り返し設備を新設するのです。現在、井の頭線の渋谷付近で輸送障害があったときでも、永福町-吉祥寺間で折り返し運転を行っていました。しかし、明大前-永福町間に折り返し設備を新設することにより、京王線との乗換駅である明大前まで走らせることができるのです。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr170428_2017tetsudo.pdf)

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京王5000系は2017年9月デビュー

 今まで有料の座席指定列車が全くなかった京王ですが、新たにクロスシートとロングシートの両方に転換することのできる新型車両、5000系をつくります。

 その5000系のデビューの時期が決まりました。何と9月なのです。京王が座席指定列車を走らせるのは2018年春のことですから(平日、休日の夜間帰宅時間帯に新宿発京王八王子行きあるいは新宿発橋本行きとして走ります)、5000系も2018年春にデビューするものだと思っていましたが、意外なことに半年早くデビューするのです。座席指定列車の運行開始時期は2018年春のままで変わらず、ロングシートの通常の列車として営業運転を開始するのです。

 座席指定列車の愛称は、京王が5つの候補を用意し、インターネットでの投票によって決定します。投票期間は4月27日10時から5月19日17時までです。愛称の決定は2018年1月の予定で、京王プラザホテルの最上級の部屋のペア宿泊券などが用意されています。また、投票者の中から、9月17日に行う予定の5000系試乗会に100組200人を招待します。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr170426_zasekishitei.pdf)

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京王に一日乗車券

 京王は4月1日から、「京王線・井の頭線一日乗車券」を発売しています。期間限定ではなく、通年販売です。

 この一日乗車券は発行日当日に限り、京王線・井の頭線全線(京王全線)を何度でも乗り降り可能なもので(自動改札利用可能)、値段は大人900円、子供450円です。一日乗車券は始発から18時まで(一部の駅及び改札は、7時または営業開始時間)、京王線・井の頭線各駅の自動券売機で発売します。

 このような一日乗車券の発売は東急でもありますが、ともに意外に感じられます。
(参考:京王ホームページ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2015/nr160331_ichinichijyousyaken.pdf、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/49939/)

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宅配便を駅で受け取り

 いくらネットショッピングが普及しても、買った品物は運ばなくてはなりません。その輸送によく使われるのが、宅配便です。

 しかし、ネットショッピングを使う人の中には、仕事などに出かけていて、不在がちの人もいます。宅配便を配達しても不在では、なかなか注文したものを届けることができません。再配達することによりその分だけトラックを使うことになり、ドライバーの労働時間も増えます。再配達のために営業用トラックの年間排出量の1%(約42万トン)の二酸化炭素を発生させ、年間約1.8億時間、人数にして約9万人分の労働力を使っているのです。

 そこで出てきたのは、宅配便を駅で受け取ることができる取り組み。国交省もすすめています。例えば、東京メトロはヤマト運輸と共同で、小竹向原など有楽町線(副都心線)の5駅で宅配ロッカーを利用した実証実験を行っています。高さ36.5センチ、幅44センチ、奥行き61センチまでの荷物が対象で、ヤマト運輸の会員制サービスに登録している人のみが利用できます。事前に配達時間を伝えるメールが届いて、駅での受け取りを選ぶことができるという仕組みです。実証実験の結果によっては、受け取りができる駅の拡大を考えているようです。

 京急は日本郵便、京王はどこの宅配便会社でも受け取ることができるコインロッカーを開発しています。早ければ夏にも本格的なサービスを始めるようです。

(追記)
 JR東日本も、日本郵便、ヤマト運輸と連携して、駅で宅配便の受け取りができる、宅配ロッカーを設置します(ほかの宅配会社の荷物も受け取ることができます)。6月ごろから設置を始めます。
(参考:「鉄道ファン」2016年5月号 交友社、通販新聞ホームページ http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/03/post-2443.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/10/17/262223.html、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160504.pdf)

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京王、2018年春に有料の座席指定列車の運行開始

 ロングシートの通勤電車しかないという京王が、「有料座席列車」の運行を検討するという話の続報です。

 京王は初めてとなる有料の座席指定列車の運行を行うため、新型車両を導入することになりました。17年ぶりにつくられるその新型車両は5000系といい、10両編成を5本製作します。制作会社は総合車両製作所です。クロスシートからロングシートへ転換することができます。座席指定列車のときはクロスシート、そのほかのときは6人掛けのロングシートにして運行します。東武の「TJライナー」のような、通勤型車両としても使える車両となります。なお、相互乗り入れを行っている都営新宿線には乗り入れないようです。

 座席指定列車は2018年春に運行を開始します。平日、休日の夜間帰宅時間帯に、新宿発京王八王子行きあるいは新宿発橋本行きとして運行します。高尾山への行楽客用に座席指定列車を運行する予定はないようです。投資額は座席指定システムの導入費用も含めて約100億円、料金及び愛称は未定です。

 それでは、5000系の特徴を簡単に説明しましょう。外観は既存車両との違いを出すためシャープな正面形状となり、スマートさを出すため、正面のカラーリングに黒を用いています。内装は高尾山の木々の深いブラウンと繊維の街である八王子の絹糸をモチーフにして、華やかで上質な室内空間を演出しています。各車両に車いすスペース、ベビーカースペースを設置します。ロングシートのときもクロスシートのときも画面が見やすいように、ドア上だけでなく天井部にも液晶画面を用いた車内案内表示器を設置します。ほかに空気清浄機や無料公衆無線LAN、電源コンセントなども備えます。電源コンセントはクロスシートの場合にのみ使えます(座席指定列車にならない限り、電気が供給されないようです)。消費電力の削減を図るため、新型VVVFインバータ制御装置やLED照明そして新技術の車上蓄電池システムを導入します。車上蓄電池システムとは、電車がブレーキをかけたときに発生する回生電力を車両に搭載した蓄電池に充電し、電車が走行する際の電力として供給するシステムのことで、停電時には自力走行で移動させることもできます。

(追記)
 クロスシートは手動で向かい合わせにすることもできます。
(参考:京王ホームページ http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2015/nr160316_zasekishiteiressha.pdf、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201603/CK2016031902000245.html、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/109874、http://toyokeizai.net/articles/-/181161?page=2、「鉄道ジャーナル」2017年10月号 鉄道ジャーナル社)

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