「箱根フリーパス」はコンビニで

 箱根を回るのに便利な、小田急の「箱根フリーパス」。2017年度の発売枚数は過去最高の95万枚でした。

 これまでこの「箱根フリーパス」、駅や旅行会社でしか購入できませんでしたが、11月1日10時からはセブン-イレブンのマルチコピー機端末で購入できるようになりました。購入できるのは、「箱根フリーパス」の新宿発。2日間用、3日間用ともに購入できます。セブン-イレブンのマルチコピー機で申し込み、レジで支払います。また同じ11月1日10時からは、「セブンチケット」で事前に申し込んで、コンビニで支払うということもできます。ちなみに、コンビニでの販売をセブン-イレブンに限定しているのは、小田急とセブン-イレブンは7月にスーパーマーケット事業等に関する業務提携契約を結んだからです。小田急の駅構内売店やコンビニも、徐々にセブン-イレブンに転換していきます。

 鉄道の切符は路線網が複雑なため、バスや航空機と違ってコンビニでの発券には適していません。しかし、内容を限定した割引切符や企画切符ならば、対応は不可能ではありません。このようなコンビニでも対応できそうな切符の発売を推進し、人的コストのかかる駅の窓口で人間を通して買うのを高くするというのも、方向性としては悪くはありません。鉄道の運賃・料金の欠点は、競争の激しいところでの弾力性に欠け、需要の少なくて客が逃げても困らない(むしろ客がいなくなって廃止になったほうが社会全体としても望ましい)ローカル線の運賃が安すぎるところにありますから。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001dg7p-att/o5oaa1000001dg7w.pdf)

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小田急、LSEの車内装備品を販売

 1980年にデビューしたLSEはこの10月13日に、完全に引退しました。

 しかし、LSEは生き続けるのです。LSEで実際に使われてきた座席シート、座席テーブル、カーテンなどの車内装備品が、プロダクトデザイナーの手によって、新たな役割を与えられるのです。「Romancecar Memorial Parts Project」といい、本日10月20日から始まります。

 第1弾は、4種類の商品を販売します。シートの座面を使った「ロマンスチェア」、車内のテーブルを活用した「ロマンステーブル」、カーテンを使った「ロマンスウォッチ」、「ロマンスTシャツ」です。「ロマンスチェア」はシートの座面を使い、素材はナラの無垢材です。20脚限定で598000円です。「ロマンステーブル」は車内に設置されている折りたたみテーブルにスチールの脚をつけ、家具として使えるようにしました。当然ながら折り畳みができます。100台限定で189000円です。「ロマンスウォッチ」は車内のカーテンを文字盤として活用しています。バンドの色は、ロマンスカーの象徴であるパーミリオンオレンジです。200個限定で20000円です。「ロマンスTシャツ」は車内のカーテンを胸ポケットに使っています。オリジナルロゴ入りです。200枚限定で4800円です。

 これらの販売期間は10月20日10:00から12月25日23:59まで。特設サイトでのみ購入できますが、10月20日、21日に海老名電車基地で開催される「小田急ファミリー鉄道展 2018」で試作品の展示があります。4つとも受注生産で、発送は2019年3月以降です。また、商品代金のほか、発送料として1080円かかります。なお、「Romancecar Memorial Parts Project」による収益の一部は、NSE(1963年デビュー)を保存、展示している神奈川県開成町に車両の保存管理費用として寄付します。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001dd5t-att/o5oaa1000001dd60.pdf)

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小田急箱根グループ、箱根に総額100億円の大投資

 日本有数の観光地として知られる、箱根。小田急など小田急箱根グループは2018年度から2020年度にかけて、総額100億円規模の大型投資を行います。

 箱根観光船は、約12.5億円かけて、新型の海賊船(7代目)をつくります。水戸岡鋭治氏のデザインの下、温かみのある木材を床から天井まで贅沢に使い、調度品についても細部までこだわってクラシックな感じを出します。船の色は湖面に映えるように、上品な黄金色にします。船の名前は未定(2019年2月の進水式で発表されます)、2019年4月就航予定です。

 箱根ロープウェイは早雲山線(早雲山-大涌谷間)に新型のゴンドラを導入します。安全性能に優れたスイスCWA社のTARISを導入します。国内初の導入です。ゴンドラは20台つくられ、1台の定員は18人です。製造費は約15.5億円で、2021年4月営業開始予定です。

 箱根登山鉄道は2014年に就役した「アレグラ号」を追加投入します。2019年5月にまず2両投入し、2020年には2両固定編成を1編成導入します。これにより、古い100形は引退し、繁忙期にはすべて3両編成で走らせることができます。総製造費は約12.9億円です。車両の更新も行います。車体の更新時期を迎える2000形(2両固定2編成)について、制御機器の更新及び空調設備の移設を行います。空調設備が屋根上に移設されるので、車内空間が広くなります。約8.0億円かけて、2021~2022年度に行う予定です。ケーブルカーについては約7.8億円かけて、内装、外装ともにリニューアルします。ケーブルカー巻上設備も新調します。2020年4月営業開始予定です。また、箱根登山バスについては2018年度から2022年度にかけて、約11.6億円かけて約50台を更新します。大型荷物にも対応したラゲージスペースを運転席の後ろに備えます。手荷物配送サービスを充実させるため、トラックも増やします。

 駅についても改修等がなされます。箱根登山ケーブルから箱根ロープウェイに乗り換える早雲山では、駅舎の建て替え等を行います。乗り換えがしやすくなり、バリアフリーも強化、明星ヶ岳や相模湾を一望することのできる足湯も設置します。建築費用は約24.1億円、営業開始は2020年春の予定です。箱根登山鉄道の駅においても、約3.9億円かけて耐震性を強化するために駅舎の改築を行い、多目的トイレを設置します。2020年度までに行います。大涌谷の駅舎内には待合室を新設します。普段は富士山ビュースポットとして使えますが、いざというときには火山の防災に対応できるようになっています。防災備蓄品も配備されています。約3.3億円かけ、2018年12月完成予定です。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001brf9-att/o5oaa1000001brfg.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/81103、産経ニュース https://www.sankei.com/economy/news/180801/ecn1808010023-n1.html)

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小田急は「駅ナカ」を利用するだけなら入場券を返金してもらえる

 駅の改札内に入るためには、たとえ列車に乗らなくても、入場券という切符が必要なことが多いです。ところが、改札内に入っても、その入場券が要らない鉄道会社があります。

 それは、小田急。2016年3月から全ての駅で、一定の条件の下で、入場券分の金額を返金しているのです。それでは、どうやって返金をするのでしょうか? 改札内の店舗、いわゆる「駅ナカ」で買い物や食事をすれば、支払い時に入場券を見せます。そうすると店員が店舗の使用証明を押印するので、それを改札から出るときに駅員に提示します。こうして入場券分の金額が返金されるのです。コインロッカーのような無人サービスの場合は、ロッカーの鍵やレシートなどを駅係員に提示して、返金対応を行います。

 この返金制度を始めた理由が、「駅ナカ」が充実したため。列車には乗らないが、改札内の店を使いたいという需要があるようなのです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79784)

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LSEは7月10日まで

 小田急の新型ロマンスカー、GSEは3月17日のダイヤ改正で1編成がデビューしましたが、7月11日から2編成目がデビューします。今後、展望席のあるロマンスカーはGSE2編成とVSE2編成によって運転されます。

 このGSEの2編成目のデビューにより、以前にも書いたように、1980年から活躍を続けてきた展望席のあるロマンスカー、LSEは引退します。定期運行の最終日はGSE2編成目のデビュー前日の7月10日、その後臨時列車として運行することはありますが、それも2018年度中までで、2018年度中に引退します。

 定期運行最終日の7月10日にLSEで運転されるのは、「はこね23号」(新宿12:00発箱根湯本行き)、「はこね22号」(箱根湯本13:48発新宿行き)、「はこね41号」(新宿15:40発箱根湯本行き)、「はこね34号」(箱根湯本17:25発新宿行き)、「ホームウェイ83号」(新宿19:15発片瀬江ノ島行き)の5本です。「はこね41号」、「はこね34号」の出発前にはそれぞれ新宿と箱根湯本で出発セレモニーを行い、定期運行最終列車の「ホームウェイ83号」は本来は藤沢行きですが、7月10日は片瀬江ノ島行きに延長となります。「はこね23号」、「はこね22号」、「はこね41号」、「はこね34号」、「ホームウェイ83号」の5本に乗車した人には、「記念乗車証明書」がプレゼントされます(なくなり次第終了します)。

 このほか、LSE定期運行終了関連のイベントがいくつかあります。6月23日からはLSEの車体に「ラストラン記念ロゴマーク」を掲出します。6月16日からは「LSEありがとうキャンペーン」を行います。展望座席のあるロマンスカー(LSE、VSE、GSE)の特急券を4枚集めて応募すると、抽選でLSEを使ったツアーに招待されます。ツアーは9月29日に行う予定です。LSEなど小田急のロマンスカーに関する本も「旅と鉄道」の増刊号として発売されます。

(追記)
 7月10日に定期運行を終えたLSEですが、9月から10月にかけて4回のイベント運行を行い、最終日の10月13日の運転をもって引退します。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa10000019eyc-att/o5oaa10000019eyj.pdf、https://www.odakyu.jp/news/o5oaa10000019exv-att/o5oaa10000019ey2.pdf、https://www.odakyu.jp/romancecar/news/roma_unkou.pdf、https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001b42l-att/o5oaa1000001b42s.pdf)

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小田急、2018年度中にダイヤ改正を行うことを予告

 3月17日にダイヤ改正を行ったばかりの小田急ですが、2018年度鉄道事業設備投資計画によれば、2018年度中にもダイヤ改正を行うようです。

 現在、新宿に乗り入れる各駅停車は10両編成では走ることができません。途中の代々木八幡のホームが8両対応になっているためです。逆に言えば、代々木八幡のホームを10両化すれば各駅停車も10両で運転することができるのです。朝のラッシュピーク時間帯における輸送力増強と、運行異常時におけるダイヤ復旧の迅速化に役立ちます。2018年度中に行うダイヤ改正に間に合わせるように、代々木八幡のホーム延伸を行います。

 小田原に近いほうでは、同じ2018年度中に行うダイヤ改正で、開成に快速急行や急行を停めます。そのため、開成のホームも10両に延伸します。

 今のところ2018年度中に行うダイヤ改正で行うのはこの2つですが、3月17日のダイヤ改正が大規模だっただけに、新たな問題点があるかもしれません。その修正も行うのではないかと思われます。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa100000194wz-att/o5oaa100000194x6.pdf)

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「あしがら」、ゴールデンウィークの早朝にGSEで復活

 来週からゴールデンウィーク。小田急は5月3日から5日までの3日間、早朝に臨時特急を走らせます。

 新宿6:20発のその臨時特急の名前は、「あしがら61号」。1950年から1999年7月まで約半世紀の間、特急の愛称として使われてきた名前を復活させます。「あしがら61号」は途中、町田、本厚木、秦野、小田原に停まり、終点箱根湯本には7:48に着きます。小田急が紹介しているモデルコースによれば、箱根湯本からは8:00発の箱根登山鉄道に乗り、強羅着が8:37、強羅からは8:45発の箱根ケーブルカーに乗り、早雲山着が8:55、早雲山からは9:00ごろ発の箱根ロープウェイに乗り、桃源台着が9:30ごろ、桃源台からは10:10発の箱根観光船に乗り、箱根町港着が10:40です。一足早く動くことによって、比較的すいている時間に箱根観光を始めることができます。

 そして、使われる車両は3月にデビューしたばかりのGSE。話題の車両に乗ることができますが、車内販売はないので御注意ください。
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa100000188is-att/o5oaa100000188iz.pdf)

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3月17日ダイヤ改正における、小田急多摩線の変更事項

 小田急は3月17日にダイヤ改正を行いますが、今回はそのうち、多摩線について取り上げていきます。実は1月23日に、小田急のホームページに、「新ダイヤに伴う、多摩線の運転について」というタイトルで、多摩線の改正内容に特化した資料がアップされていたのです。

 まず、新宿から多摩線に直通する快速急行、通勤急行、急行の運転が開始され、平日、休日ともに1日88本運転されます。朝から晩まで設定があり、平日朝の7時台(小田急多摩センター基準)は6本、日中も1時間に3本走ります。多摩線から急行に乗って新百合ヶ丘で快速急行に乗り換えると、さらに早く新宿に着きます。

 平日朝には新宿行きの急行と快速急行が13本新設されます。複々線化によって速くなり、朝ラッシュピーク時で見ると、小田急多摩センターから新宿まで40分、最大14分の短縮です。これらの列車の中には、途中駅の小田急多摩センター始発のものが6本あります。座席数にすると約3000席です。唐木田に行かなくても、始発列車に座っていくことができるのです。

 平日の夕方以降も改善がなされます。18時から23時の間、新宿発唐木田行きの快速急行を30分間隔で11本運転します。新宿を18時以降に出る町田方面の快速急行、急行のうち25本は、新百合ヶ丘の同一ホームで、多摩線各駅停車に乗り換えることができます。特急の「ホームウェイ号」、「メトロホームウェイ号」も新百合ヶ丘に停まるのが4本増え11本になり、同一ホームで多摩線各駅停車に乗り換えることができます。

 このほか、始発が30分ほど繰り上がり、唐木田4:43発となります。新宿への到着時間は30分繰り上がり、5:25です(新百合ヶ丘乗り換え)。最終も現行から33分繰り下がり、新宿0:38発唐木田1:20着です(新百合ヶ丘乗り換え)。切符に関しても、新宿にも東京メトロにも行きやすいよう、「二区間定期券」などの設定があります。決してメインの存在とは言えない多摩線がクローズアップされているのは、複々線化によって、ライバルの京王から利用者を奪いたいということなのでしょうか?
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/support/o5oaa10000016q1v-att/20180123145349ac137f35.pdf)

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小田急の複々線化は2018年3月3日から、ダイヤ改正は17日

 小田急は代々木上原-梅ヶ丘間で複々線化工事を行っています。2018年3月に完成するとのことでしたが、その日が決まりました。2018年3月3日です。3月2日の終電後に工事を行い、翌日の3日の始発から複々線での運転を行います。何らかの事情で工事ができなかった場合は翌日に繰り越します。

 3月3日からは、東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅で新たなホームの使用を開始します。東北沢は現在の仮設ホームを撤去し、10両編成用ホームの使用を開始します。ホーム上には固定柵を設置します。下北沢は現在使用しているホームの上、地下1階に10両編成用ホームを設置し、使用を開始します。地下1階の新たにつくられるホームには固定柵を設置します。世田谷代田は現在使用している仮設ホームの使用を取りやめ、その上の地下1階部分、現在コンコースとなっているところに10両編成用ホームを設置し、使用を開始します。新たにつくられるホームには固定柵を設置します。

 ただ、小田急のダイヤ改正は3日に行うのではありません。JRと同じ、17日に行います。新型ロマンスカーの70000形(GSE)もこの17日にデビューします。ちなみに、2編成がつくられるGSEのお値段は約40億円、VSEより約5億円高くなっています。VSEとGSEには機能面での差はないものの、VSE製造から10年以上が経過し、労務費や材料費が上がっているためです。

 実はこのダイヤ改正の前後で、急行停車駅の下北沢のホーム使用方法が変わるのです。ダイヤ改正の前(3月3~16日)は、地下1階が各駅停車用ホーム、地下2階が急行等のホームとなります。これに対してダイヤ改正以降(3月17日以降)は、地下1階の上りホームが千代田線直通列車(急行や準急も含みます)と新宿行きの各駅停車、下りホームが準急、各駅停車となり、地下2階の上りホームが新宿行きの快速急行、急行、下りホームが快速急行、急行となります。しかも、早朝や深夜はすべての列車が地下1階に発着します。16日までの間は複々線を使いますが、慣らし運転みたいなもので、複々線の効果を発揮させるダイヤ改正を少し遅れて行うのです。

 ダイヤ改正を行う2018年3月17日からは、箱根湯本発着の特急料金等も変わります(2018年3月17日以降に乗車する分でも、2018年3月16日までに購入すれば現行料金のままです)。これまでは、小田急から箱根登山鉄道箱根湯本まで利用した場合、大人200円、子供100円の特急料金を値引いてきましたが、2018年3月17日からはその割引がなくなります。新宿-箱根湯本間の場合、現行の890円から1090円になるのです。
(参考:小田急ホームぺージ http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8732_1784221_.pdf、http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8731_0522542_.pdf、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/200433)

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小田急の2018年3月ダイヤ改正は盛りだくさん

 小田急は複々線化が完成する2018年3月にダイヤ改正を行います。この話は以前からありましたが、ダイヤ改正から4か月も前の11月1日に、小田急から概要についての発表がありました。

 ダイヤ改正の時期は3月中旬。内容は盛りだくさんですが、まずは複々線化の能力を活かした、平日朝の通勤時間帯(代々木上原着6:00~9:30)について述べていきます。この時間帯の列車は21本増えて105本、ラッシュのピーク時(下北沢8:00前後の1時間)には27本から36本に増え、混雑率は192%から150%前後に減る見通しです。しかも、スピードはアップします。快速急行が大幅増発され、通勤急行や通勤準急が新設されます。ラッシュのピーク時(下北沢8:00前後の1時間)においては、町田から新宿までが最大12分短縮して37分、小田急多摩センターから新宿までが最大14分短縮して40分となります。都心への直通列車も強化されます。東京メトロ千代田線に直通する急行、通勤準急、準急、各駅停車が17本増え、28本の運転となります。多摩線から新宿に直通する通勤急行、急行が13本新設されます。江ノ島線から新宿に直通する快速急行(江ノ島線内は急行)が15本運転されます。ロマンスカーの「モーニングウェイ号」、「メトロモーニングウェイ号」が4本増えて11本となります。このうち、これまでなかった海老名に停まるのが7本あります。小田急多摩センター始発の通勤急行が6本新設されます。藤沢・海老名・向ヶ丘遊園・成城学園前始発の列車が増えます。

 平日の夕方以降(新宿発18:00~0:00、同時間帯の千代田線直通を含みます)については、下り列車が39本増えて176本となります。ロマンスカーは1本増えて24本(こちらも海老名停車列車の増加が目立ちます)、快速急行は28本増えて35本(このうち多摩線に直通する快速急行が11本)、東京メトロ千代田線からの直通列車は24本増えて45本です。日中は、向ヶ丘遊園と東京メトロ千代田線とを直通する準急が新設されます(さらに休日には成城学園前発着の便も加わります)。唐木田と新宿を直通する急行が新設されます。小田急によれば、千代田線への直通利用者が多いのは、多摩線でなく、複々線区間内のようで、その実態をダイヤに反映させたようです。休日は「スーパーはこね号」がスピードアップし、新宿から小田原までの最速が5分短縮して59分、新宿から箱根湯本までの最速が9分短縮して73分となります。新宿-小田原間で60分を切るのは、1927年の開業からの悲願だそうです。休日のみ、北千住と片瀬江ノ島を結ぶ「メトロえのしま号」が新設されます。新宿と片瀬江ノ島を結ぶ快速急行が大幅に増え、83本となります。伊勢原に停車するロマンスカーが増え、多摩線から新宿への快速急行等が新設されます。このほか、始発の繰り上げや最終の繰り下げも行われます。新宿発の多摩線への終電は現行の0:05から0:38と、33分も遅くなります。

 今回のダイヤ改正では新たな種別の列車ができたり、停車駅が増えたりします。快速急行は新たに登戸に停車し、多摩線にも直通します。平日朝の通勤時間帯の上りに、停車駅が少ない通勤急行と、経堂にも停まる通勤準急が新設されます。通勤準急は全列車千代田線直通です。全列車千代田線に直通する準急は新たに千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停まります(このため準急は緩行線を走ります)。急行が経堂を通過するのは、平日の夕方のみとなります。なお、今回の改正で多摩急行は廃止になり、向ヶ丘遊園、新松田に停まるロマンスカーはなくなります(御殿場線の松田には引き続き停まります)。

 それにしても盛りだくさんの改正です。先日、京王が相模原線の加算運賃値下げを発表しましたが、それも2018年3月です。ダイヤ改正で便利になる小田急をにらんだ動きだったのでしょう。

(追記)
 ダイヤ改正の発表がこんなにも早いのは、個人・法人の引っ越し先に小田急沿線を選んでほしいからだそうです。12月だと遅いようです。
(参考:小田急ホームぺージ http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf、東京新聞ホームぺージ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201711/CK2017110202000120.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2017/11/02/odakyu/、railf.jp http://railf.jp/news/2017/11/02/150000.html、「鉄道ジャーナル」2018年6月号 鉄道ジャーナル社)

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