養老鉄道に来るのは東急7700系

 養老鉄道の車両置き換えについての記事を以前書きましたが、その続報です。

 21日のことですが、養老線沿線の7市町で構成されている養老鉄道活性化協議会は、老朽化した養老鉄道の車両を置き換えることを発表しました。更新対象の車両は、導入から約50年が過ぎた15両。1966年から1970年にかけて製造されたものです。新しく導入される車両も15両で、養老鉄道の車両31両のうち、約半分を置き換えるのです。置き換えにかかる費用は6.1億円で、国、岐阜県、三重県、沿線市町からの補助金も使われます。

 新たに導入される車両は、東急池上線で走っている東急7700系。置き換え対象よりもさらに古い1963年から1966年にかけて製造されたものですが、車体以外の台車、電機品、内装などは1987年から1991年にかけてすべて取り替えられています。こんな古い車両(古い車両なので、15両の代金が6億円余りで済みます)でも塗装費や(VVVFインバータ制御や回生ブレーキを採用しているため)動力費等の削減を図ることができるのです。空気ばねなので、乗り心地もよくなります。この東急7700系、今後30年程度使う見込みですので、7700系が引退するころには製造から80年以上が過ぎることになります。

 東急7700系はステンレスですが、帯の色などで4つのパターンをつくります。赤帯、緑帯のほか、貫通扉あたりを黒く塗った、「歌舞伎」といわれるものです。帯の色は赤と緑の2つがあります。内装も東急時代から変わり、シートはひょうたん柄をあしらいます。一般席は緑、優先席は青になります。一部の3両編成の中間車には8席分だけですが、クロスシートを設けます。すべての編成で車椅子スペースを設置し、デジタル表示の運賃表示版も設置します。

 東急7700系の養老鉄道デビューは2019年2月か3月の予定です。車両は9月から12月にかけて運ばれますが、改造に時間がかかるため、置き換えに2年かかります。2018年度中に3両編成2本(緑帯で貫通扉あたりが黒い「緑歌舞伎」、赤帯各1編成)をデビューさせ、残りを2019年度でデビューさせます。2019年度でデビューするのは、3両編成が赤帯で貫通扉あたりが黒い「赤歌舞伎」、2両編成2本が緑帯、1本が赤帯の予定です。廃車される車両のお別れイベントも行います。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180822/k00/00e/040/357000c、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180822-682510/)

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東急、駅の券売機がATMに

 ICカードが普及したとはいえ、駅には券売機があります。その駅の券売機がATMになるのです。世田谷線とこどもの国線を除く、東急の全駅でできます。駅の券売機でお金を引き出すことができるのは、日本初の取り組みです(2017年4月の改正銀行法で、金融機関以外の事業者でも現金の引き出しができるようになりました)。

 この仕組みは次の通りです。事前にスマートフォンのアプリで、引き出し額の申請を行います。そうすると、QRコードが表示されますので、それを駅の券売機にかざします。キャッシュカードも要りませんし、暗証番号等の入力も必要ありません。スピードも普通のATMより速いです。横浜銀行やゆうちょ銀行など、提携している金融機関の預貯金の引き出しができます(利用者から手数料を取ります。コンビニATMと同じように100~200円程度徴収します)。2019年度にこのサービスの提供開始を目指しますが、それに先立ち、2018年度中に東急の一部の券売機で実証実験を行います(この結果によって利用可能となる時間帯や引き出し限度額を決定します)。ほかの鉄道会社がこのサービスの仕組みを利用するときは、それを提供します。

 なお、この取り組みは東急の社内起業家育成制度によるもので、3番目の案件です。東急やその連結子会社の従業員がアイデアを出し、東急の支援の下、事業化します。提案者は今の仕事を離れ、専任で事業に取り組みます。成功すればそれに応じた報酬がもらえ、失敗した場合でも東急グループでの継続雇用が保証されます。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/180713.pdf、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32978750T10C18A7EA4000/、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7F46MTL7FULFA01D.html)

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東急田園都市線、用賀に渡り線追加

 3か月もの前のことですが、東急は2018年度を初年度とする新しい中期3か年経営計画を発表しています。

 この中で注目されるのが、田園都市線の折り返し設備の増強。田園都市線にトラブルが起きたときに(起きないに越したことはないのですが。トラブルが起きるのを防ぐために、田園都市線の地下区間での設備更新を急ぎます)、できるだけ影響を小さくしようとするためのものです。

 設置される場所は、用賀。もともと用賀には二子玉川寄りに上り線(渋谷方面)から下り線(中央林間方面)に移すことのできる渡り線があります。渋谷付近でトラブルがあればこの渡り線を使って折り返し運転ができますが、これを増強します。下り線から上り線に移すことができる渡り線を整備します。折り返し運転ができる列車の本数を増やすことができます。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80086)

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航空会社の考える、東京での空港アクセス

 羽田を目指して、いくつかの空港アクセス鉄道の話がありますが、肝心の航空会社にとって欲しいのはどの鉄道でしょうか? 面白い記事を見つけました。

 「鉄道ジャーナル」が聞いた航空会社はANAです。そのANAが整備を望んでいるのは、実は蒲蒲線。羽田の利用者は東京でも23区西部に多いのですが、その西部からのアクセスがあまり良くないのです。蒲蒲線はその23区西部からのアクセスを改善する効果があるのです。反対に、羽田と成田とを結ぶ都心直結線の評価は高くないようです。現在、羽田と成田を乗り継ぐ場合、その乗り継ぎ時間は180分とされています。航空会社はこの問題に対して、スピードアップを図るのではなく、できるだけ空港の移動を伴う乗り継ぎを減らそうとしています。すなわち、羽田で乗り継ぎを完結させようとしているのです。羽田で乗り継ぎができたら、都心直結線をつくって両空港の間をスピードアップさせる必要はありません。

 このほか、鉄道が24時間化されていないことに対する不満もあります。せっかく空港が24時間化したのに、鉄道が24時間化されていないので、24時間空港のメリットを活かすことができません。深夜1~5時の羽田発着はほとんどないのが現状です。

 とは言っても、羽田はトランジットが目的の空港ではなく、日本一の大都市、東京に向かうための空港です。そう考えたら、深夜を避けて発着するのは自然なことです。また、モノレールや京急が24時間運転するだけでは目的地にたどり着くことができません。東京中の電車が24時間運転しなくてはなりません。深夜は保線もありますから、24時間運転は期待できません。せいぜい、リムジンバスを深夜にも一定間隔で走らせる程度で十分でしょう。
(参考:「鉄道ジャーナル」2017年7月号 鉄道ジャーナル社)

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期間限定で東急の鉄道とバスに乗り放題

 東急はすでに鉄道が乗り放題の一日乗車券を発売していますが、4月27日から期間限定で、鉄道とバスが乗り放題の「東急線・東急バス 一日乗り放題きっぷ」を発売します。

 「東急線・東急バス 一日乗車券」は東急線と東急バス(高速バス、リムジンバス等、乗車できないものがあります。深夜バスに乗るときは、通常運賃との差額を支払います)に一日乗り放題で、4月27日から8月31日までの発売です。値段は大人1000円、子供500円。世田谷線、こどもの国線を除く、東急線各駅の券売機で購入することができます。前売りはなく、購入当日のみ有効です。

 それでは、東急バスを最初に利用するときはどうすればよいのでしょうか? まず、バスに乗るときに「東急バスIC 1日乗車券」を買います。持参した「Suica」、「PASMO」に記録するもので、大人510円、子供260円です。これを持って東急線の駅の窓口に提示すると、「東急線 1日乗車券」が大人490円、子供240円で購入することができます。鉄道は「東急線 1日乗車券」、バスは「東急バスIC 1日乗車券」と使い分けることによって、実質的に大人1000円、子供500円で「東急線・東急バス 一日乗り放題きっぷ」を買ったのと同じ状態になります。

(追記)
 「東急線・東急バス 一日乗り放題きっぷ」の発売期間が2019年3月31日まで延長になります。9月1日からは乗車できるバスが若干増えます。
(参考:東急ホームページ http://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_61.html、http://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_91.html)

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東急も有料座席指定サービス

 首都圏の各私鉄でどんどん生まれている、有料座席指定サービスの列車。東急はそういう列車とは無縁で、わずかに西武の「S-TRAIN」を使った観光列車があるだけでしたが、その東急にも平日夜に有料座席指定サービスの列車が登場することになりました。2018年冬のことです。

 有料座席指定サービスの列車が走るのは、大井町線と田園都市線。大井町発、田園都市線直通の急行長津田行きとして走ります。明日28日にデビューする、6020系を使うのですが、7両編成の6020系がすべて有料座席指定サービスの対象となるのではありません。1両だけが対象になるのです(この1両は、ロングシートからクロスシートに転換できる車両になります。7両編成から1両を抜き取り、、ロングシートからクロスシートに転換できる車両に入れ替えます。抜き取られた1両は今後の増備に活用します)。座席数にすると40席程度です。後の6両は運賃だけで乗車することができる、普通の通勤列車です。運行本数は5本程度、平日の19:30から23時台の間に走らせます。今のところ6020系は2編成しかないので、大井町から長津田まで行き、すぐに折り返して大井町に戻る運用を繰り返すのでしょうか? ただ、細かいことは決まっていません。営業運転開始日、有料座席指定サービス区間、運行時間、料金、販売方法などについては、決まり次第発表されます。

 なお、この有料座席指定サービスの名称については、公募します。本日3月27日から5月6日まで、東急ホームページで受け付けます。東急グループ商品券5万円分などが当たります。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20180326.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80076)

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養老鉄道の次の車両は東急から?

 養老鉄道は近鉄から分離されてからも、元近鉄の車両が走り続けていました。近鉄南大阪線等は狭軌なので、その車両を持ってくることができたからです。ところがその車両も老朽化しているようで、養老線管理機構(養老鉄道の鉄道施設、車両を保有・維持するところ)は新たな中古車両を購入する計画を持っています。

 今までの常識で考えたら、それは近鉄になるところですが、今回は東急から購入します。近鉄には適当な中古車がないからでしょうか? 東急からは15両購入する予定で、2018、2019年に更新します。
(参考:岐阜県神戸町ホームぺージ http://www.town.godo.gifu.jp/contents/gikai/dayori/g163/163_03.pdf)

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東急に12か月定期

 定期券の有効期間と言えば、1か月、3か月、6か月の3つが多いのですが、東急は3月17日から、12か月のものを発売します。12か月定期は通学用が弘南鉄道で発売されていますが、大手で、しかも通勤用を含めて発売するのは、ここ東急が初めてです。

 12か月定期を発売することにした理由は、定期券売り場などの混雑を緩和することと、買う回数が少なくても済むという意味で利用者の利便性向上を図るため。他社線連絡定期券を除く、東急線のすべての区間で発売します。

 ただ、肝心の運賃はお得とは言えません。3か月定期は1か月定期より、6か月定期は3か月定期より割安になっていますが、12か月定期は6か月定期より割安にはなっていません。12か月定期の額は1か月定期を12倍した額から1割を引いた額なのです。この計算方法は6か月定期と同じなので、お得感はないのです。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/b483496153d422e19cda81626a6ca072b9f09bd9.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2018/01/10/304514.html)

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伊賀鉄道で東急時代のカラー復活

 伊賀鉄道の車両は5編成10両ありますが、もともとは東急の車両でした。東急東横線や東京メトロ日比谷線を走っていた、1000系と言われた車両です。

 この元東急の車両、伊賀鉄道に来た2011年からずっと忍者の絵などのラッピングがなされていましたが、11月初め、ラッピングが契約終了したため剥がされ、東急当時のカラーが姿を現しました。ステンレスの車体に赤いラインを引いた、東急ではおなじみの色です。

 この東急時代のカラーは、次の広告が決まるまでの暫定的な措置です。伊賀鉄道としては広告収入が入ることからラッピングがあったほうが良いでしょうが、東急時代のオリジナルがそのまま忍者の里を走るというのもよいでしょう。
(参考:産経WEST http://www.sankei.com/west/news/171108/wst1711080062-n1.html)

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朝ラッシュ時の世田谷線、すべてのドアから乗降可能に

 東急には世田谷線という路面電車があります。路面電車なので原則として駅には自動改札等はなく、乗車時に編成両端の扉から乗るときに運賃を払います。降車は中ほどの2つの扉から降ります。

 ただこれだと、乗車するときに時間がかかってしまいます。そこで東急は遅れを防止するため、9月19日から平日の朝ラッシュ時(7:40~8:40)、山下-若林間の三軒茶屋方面ホームにおいて、乗降方法を変更しました。すなわち、この時間帯は各駅に係員がいて、ICカードの利用客はホーム上にあるICカードリーダーにタッチし、現金や回数券の客はホーム上の係員に支払います。電車の乗降は4つあるすべての扉で行うことができます。運転士は運賃の収受をしなくても済むのです。
(参考:railf.jp http://railf.jp/news/2017/09/11/194000.html)

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