朝ラッシュ時の世田谷線、すべてのドアから乗降可能に

 東急には世田谷線という路面電車があります。路面電車なので原則として駅には自動改札等はなく、乗車時に編成両端の扉から乗るときに運賃を払います。降車は中ほどの2つの扉から降ります。

 ただこれだと、乗車するときに時間がかかってしまいます。そこで東急は遅れを防止するため、9月19日から平日の朝ラッシュ時(7:40~8:40)、山下-若林間の三軒茶屋方面ホームにおいて、乗降方法を変更しました。すなわち、この時間帯は各駅に係員がいて、ICカードの利用客はホーム上にあるICカードリーダーにタッチし、現金や回数券の客はホーム上の係員に支払います。電車の乗降は4つあるすべての扉で行うことができます。運転士は運賃の収受をしなくても済むのです。
(参考:railf.jp http://railf.jp/news/2017/09/11/194000.html)

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大井町線、急行を7両編成化&2018年3月に新車導入、ダイヤ改正

 慢性的に混雑する田園都市線をカバーする存在としてクローズアップされているのが、大井町線。利便性向上のため、2008年3月から急行を運転しています。

 しかしその急行も多くの人が利用し、混雑しています。運行を開始した2008年度と比べると、大井町線の1日平均輸送人員は、約40万人から約50万人と、20%近く増えています。そこで東急は、以前にも書いたとおり、6両編成から7両編成に増強します。7両編成化は11月4日から行い、2018年3月に完了します。2018年3月にはダイヤ改正を行います。朝ラッシュ時において、急行の運転本数を増やし、混雑の緩和を狙います。日中は各停を増発します。

 急行の本数増加に対応するため、新車も投入します。2018年春に6020系を2本(14両)投入します。6020系は、田園都市線に投入する新型車両、2020系と同じように、車内には空気清浄機を設置し、座席は背もたれの高いハイバック仕様としています。ドア上のデジタルサイネージでは、ニュースや天気予報などの情報サービスを提供します。外国語での案内も行います。フリースペースを拡大し、バリアフリーに対応させます。

 東急ではホーム上の安全対策として、ホームドアの設置を推進しています。大井町線においては、2017年度に荏原町と九品仏でホームドアの使用を開始します。荏原町1号踏切や緑が丘3号踏切では、立体的に障害物を検知することのできる、3D式踏切障害物検知装置への更新を行います。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/Pid=post_5.html)

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東京都、鉄道新設延伸計画に順位付け

 2016年度に出された、交通政策審議会による東京圏の鉄道整備に関する答申において、いくつかの路線の整備が盛り込まれました。これらの整備は横一線に行われるように見えますが、実はよく読むと優先順位がつけられています。東京都の路線で検討の深化や関係者間での合意形成などを進めるべきだとして、優先順位が高いのは、6つあります。すなわち、(1)羽田空港アクセス線新設 (2)新空港線(蒲蒲線)新設(矢口渡-京急蒲田間) (3)東京8号線延伸(豊洲-住吉間) (4)東京12号線延伸(光が丘-大泉学園町間) (5)多摩都市モノレール延伸(箱根ケ崎方面) (6)多摩都市モノレール延伸(町田市方面) です。以前東京都が挙げた路線に蒲蒲線が加わったのです。

 ただ、この6つをつくるだけでも交通政策審議会の試算によれば、約9600億円かかります。一気につくることは到底不可能です。そこで東京都は、この6路線について優先順位をつけることにしました。

 このうち、多摩都市モノレールについては、箱根ケ崎方面の建設が先になるようです。と言うのも、モノレールをつくるためには道路の整備が必要です。道路の上にモノレールができるのです。箱根ケ崎方面については、新青梅街道の整備が進んでいるからです。これに対して町田市方面は沿線人口が多いため、採算性は箱根ケ崎方面より優れているものの、肝心の道路の建設が進んでいないのです。

 蒲蒲線、東京8号線、東京12号線については沿線自治体の検討組織で採算性の検証等を行った結果、それなりの効果が見込めるとの結論を得ました。しかし、一番優先順位が高いのは、東京テレポート、田町、大井町から東京貨物ターミナルを経由し、羽田空港に行く羽田空港アクセス線になるとも言われています。東京の都心と日本を代表する空港とをダイレクトにつなぐため、広域的な整備効果はほかよりも大きいと見られているのです。

 なお、これらの順位付けについて、最終判断は都知事が行うようです。
(参考:日刊建設工業新聞ホームぺージ http://www.decn.co.jp/?p=93419)

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10月9日、東急池上線は無料

 今年2017年は、東急池上線がほぼ全線開通してから90年を迎えます。3両編成の普通列車しか走らない、決して目立たない路線ですが、地元の人を中心に利用されてきました。

 その池上線ですが、10月9日に「開通90周年記念イベント 10月9日池上線フリー乗車デー」を実施します。1922年、まず池上-蒲田間が開業した池上線(当時は池上電気鉄道)は延長を重ね、ちょうど90年前の1927年10月9日、五反田-大崎広小路間を残して全線開業したのです(五反田-大崎広小路間は1928年6月開業)。池上線全駅改札付近で配布される「1日フリー乗車券」を持っていれば、池上線が無料で1日乗り放題となります(五反田で山手線から乗り換えるときは、いったん改札を出る必要があります)。電車が1日乗り放題というのは、首都圏では初めての試みのようです。

 当日は沿線で様々なイベントが行われます。「1日フリー乗車券」を持って、小さな旅に出かけるのもよいでしょう。

(追記)
 配布された「1日フリー乗車券」は21万枚にもなりました。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/file/170906-2.pdf、レスポンスホームぺージ https://response.jp/article/2017/09/06/299446.html、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/192786?page=2)

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東急田園都市線に早朝通勤促進のための特急

 混雑する路線のひとつとして知られる、東急田園都市線。東急はこれまで「バスも!」キャンペーンなど、朝ラッシュ時の混雑緩和のための取り組みを行ってきました。

 そして、この夏新たに始める施策は、早朝時間帯の特急の運転。東急田園都市線では初めてのことです。7月11日から21日までの平日8日間に限りますが、臨時特急列車「時差Bizライナー」を運転します。「時差Bizライナー」は6:04に中央林間を出て、長津田、あざみ野、溝の口、渋谷と半蔵門線内の各駅に停まります。他社線との接続駅で乗降人員の多い駅に停車駅を絞ったため、二子玉川を通過するなど、急行に比べて5駅も少ないのです。渋谷着は6:43(押上着は7:15)なので、中央林間から39分で渋谷に着くことになります。渋谷8時台着の準急に比べて、中央林間から渋谷までの所要時間が約11分短縮されます(渋谷7時台着の急行に比べると2分短縮)。早朝の電車に乗った御褒美です。これに合わせて押上7:21発の長津田行き準急も運転されます(通常は半蔵門発)。なお、この「時差Bizライナー」の運転により、一部列車に発着時刻や退避駅の変更がありますので、御注意ください。

 東京メトロ東西線も同じ7月11日から21日までの平日、早朝に臨時列車「時差Bizトレイン」を運転します。西船橋6:15発快速九段下行きなど上下3本を運転します。

(追記)
 「時差Bizライナー」ですが、行先表示は「ライナー」となっています。
(参考:東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/file/170627-11.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/tokyu-denentoshisen/、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2017/06/27/229/、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/180339、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/75734/)

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元住吉発恩田行き

 日帰りの変わったツアーを企画する株式会社ポケカルは、東急と組んで、6月から8月にかけて3回、長津田車両工場への見学ツアーを行っています。6月分はすでに行われ、残る7月分、8月分もキャンセル待ちとなっていて、今から申し込むことはできませんが、備忘録として残しておきます。

 目的地は先ほども述べたように長津田車両工場(最寄り駅はこどもの国線恩田)ですが、このツアーの集合場所は元住吉検車区。元住吉検車区から臨時列車に乗ります。元住吉検車区から恩田まで直通する列車は定期ではありませんが、この臨時列車は複数の線路を通っていきます。どの線を通るかは、乗車してみないとわかりません。恩田までの所要時間は約70~90分で、乗務員室内も見学することができます。

 恩田からは歩いて5~10分ほどの長津田車両工場へ行きます。ここで約60~90分、見学できます。車体が宙に浮く「車体吊り上げ」も見ることができるようです。

 その後15:10ごろ(6月24日は14:20)解散となりますが、このツアーには東急が1日乗り放題の「東急ワンデーオープンチケット」がついています。解散の時間が比較的早いので、そこから沿線内で寄り道することもできます。なお、ツアーの代金は崎陽軒のお弁当(シウマイ弁当)付きで、大人10000円です。
(参考:秋田経済新聞ホームぺージ https://kohoku.keizai.biz/headline/2157/、ポケカルホームぺージ http://www.poke.co.jp/book/calendar.php?eventid=P010242)

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三峯神社での雲海鑑賞ツアーも元町・中華街発

 西武は時々、雲海で有名な三峯神社へのツアー列車を走らせています。

 次回の開催は5月26日、プレミアムフライデーの夜です(ただし、出発が遅いので、早退しなくても間に合います)。今回大きく変わったのは車両と出発地。「S-TRAIN」用40000系がデビューしたため、元町・中華街始発となります。当然ながら車両は40000系です。東京地下鉄、東急、横浜高速鉄道の3社も協力するのです。

 出発地はどういう基準で選んだのか、元町・中華街、多摩川、練馬、ひばりヶ丘(5月10日追加)の4か所。旅行代金は乗車駅によって異なり、10000~12500円です。列車とバスには女性でも安心して乗車できるように、女性専用エリアを設ける予定です。また、列車の中では星空の解説などの講座があります。ところで、出発駅の受付時刻は定められていますが、ダイヤは公開せず、ヘッドマークの設置もありません。

 三峯神社では絶景の雲海鑑賞をするとともに(もちろん自然現象なので、見ることができないことは当然あります)、夜明け前に輝く星を楽しむ「スターパーティー」も行います。星空の下で、サッポロの「黒ラベル」で乾杯を行います(1人1本、成人希望者に配布)。解散場所は西武秩父(9:00)か長瀞(9:30)のどちらにするかを、当日に選択することができます。朝食は地元グルメの「秩父わらじ味噌豚丼」です。加熱機能付き容器で出されます。

 申込先は元町・中華街発、多摩川発が西武トラベル(インターネット限定)、練馬発、ひばりヶ丘発が西武鉄道練馬駅観光案内所です。5月10日現在、元町・中華街発、多摩川発は残席わずかですが、練馬発、ひばりヶ丘発はまだ余裕があります。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/20170425_40000unkai.pdf、https://www.seiburailway.jp/guide/event-campaign-info/event/unkaitour.html)

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東京メトロ3月25日ダイヤ改正で副都心線等増発、祐天寺供用開始

 東京メトロは乗り入れ先の路線によって、何回かに分けてダイヤ改正を行います。西武や東急がダイヤ改正を行う3月25日、有楽町線、副都心線、南北線のダイヤ改正を行います。

 副都心線については10~16時台(休日は8~18時台)の東急東横線内新宿三丁目行き列車の行先を池袋または和光市に変更します。これにより、新宿三丁目-池袋間24本(休日42本)、新宿三丁目-和光市間2本(休日も2本)を増発します。

 南北線については夕方・夜間に、白金高輪-赤羽岩淵間14本(休日22本)、白金高輪-駒込間1本(平日のみ)、白金高輪発埼玉高速線内行き1本(休日のみ)の増発を行います。平日の22時台以降は埼玉高速線内発白金高輪行き3本を東急目黒線内行きに変更します。

 東急は東横線と目黒線でダイヤ改正を行います。祐天寺に建設中であった通過線を使って、朝ラッシュピーク前後の通勤特急、急行の所要時間を短縮させます。横浜から渋谷まで、最大3分短縮します。目黒線では朝ラッシュピーク後や深夜などに増発を行います。地下鉄との直通列車も増えます。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/2017/158256.html、東急ホームぺージ http://www.tokyu.co.jp/file/170302.pdf)

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首都圏の座席のない車両、廃止へ

 多くの人が押し寄せる首都圏の通勤ラッシュをさばくため、座席が全くない車両が使われている路線もあります(関西でも一時期、阪急が導入していました)。1990年に初めて導入された山手線は廃止されましたが、現在も残っている路線があります。

 ところが、新線の開通などで混雑が廃止され、首都圏の座席のない車両はドアの数が多いため設置が進むホームドアの規格と合いません(そういう状況でもホームドアを置いたもありますが)。そこで、この座席のない車両が廃止されるようです。東急田園都市線は5月に、JR東日本の中央・総武線も2020年春までに使用を終了します。中央・総武線は山手線の車両によって置き換えられ、中央・総武線の車両も座席のない車両などを除いてどこかに転用されるのでしょう。
(参考:J-CASTニュース http://www.j-cast.com/kaisha/2017/02/19290689.html?p=all)

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蒲蒲線、2016年度末に合意形成を目指す

 JRや東急の蒲田駅と京急蒲田駅は約800メートル離れています。その2駅間を結ぶ鉄道、蒲蒲線の構想は昔からあります。遡ると戦前からあったようです。その蒲蒲線の建設に積極的なのは東京都大田区。蒲蒲線の建設は大田区内の移動利便性向上にもつながるからです。東京都大田区は、国交相の諮問機関である交通政策審議会の答申にも取り上げられた蒲蒲線について、国や東京都、事業者の東急や京急などと調整し、2016年度末に合意形成することを目指しています。答申において、事業化に向けて地方公共団体や事業者との間で費用負担などについて合意形成をすることを求められていたのです。

 概算事業費が約1080億円のこの蒲蒲線、どういうものでしょうか? 蒲蒲線は東急多摩川線矢口渡-蒲田間から分岐して、地下に潜ります。複線のまま京急蒲田駅の地下まで行きます。多摩川線の列車はすべて地下に行きますが、現在の地上の蒲田駅への連絡線は残します。引き続き地上に残る池上線との線路が切られるということはないのです。京急蒲田駅から先は、第2期事業となります。フリーゲージトレインの開発動向にもよりますが、最終的には京急空港線方面に伸びます。
(参考:建設通信新聞ホームぺージ http://www.kensetsunews.com/?p=74872)

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