政府が駅での手荷物検査を検討か?

 空港では手荷物検査を行ってから機内に入りますが、鉄道の場合は乗車前に手荷物検査を受けることはありません。改札で切符を見せたら、そのまま車内に行くことができます。鉄道での手荷物検査は海外では事例がありますが、日本の場合は、検査をする分時間がかかり、検査をするスペースを確保することが難しいため、行っていません(成田空港で行っていたのも、あくまでも空港での検問です)。

 ところが、2020年の東京オリンピックや2018年6月に起きた東海道新幹線殺傷事件に対応するため、駅で乗客への手荷物検査をすることを考えています。2月に東京メトロ霞ケ関駅で実証実験を行うようです(霞ケ関が選ばれたのは、利用客に公務員が多いため、協力を得やすいと考えられるからです)。実証実験を行うことによって、問題点を見つけ、実際に導入することが可能かどうか判断します。実際に導入可能だと判断すれば、具体的な検査方法や時期、導入路線を検討していきます。
(参考:共同通信ホームページ https://this.kiji.is/454328826580436065、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201901/CK2019010602000141.html)

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東京メトロ、アプリでトイレの混み具合がわかる

 急にトイレに行きたくなったとき、肝心の個室が埋まっていて焦った経験をした人は結構いることでしょう。個室が埋まっているかはトイレに行かないとわかりません。

 ところが東京メトロはこの12月20日から、自社の公式アプリで、トイレの空室状況を確認することができる、「トイレ空室状況提供サービス」を提供しています。2017年12月から2018年2月まで池袋で実証実験を行い、朝の通勤時間帯に利用する人を中心に概ね好評だったため、このサービスを始めたのです。なお、トイレが空室かどうかは、個室に設置されたセンサーが扉の開閉を把握し、電波で発信しています。誰がいるかまではわからないようです。

 当分は上野と溜池山王の2駅のみの情報提供ですが、今後はほかの駅にも拡大していきます。
(参考:東京メトロホームページ https://www.tokyometro.jp/news/2018/194896.html、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201812/CK2018122502000100.html)

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北綾瀬に10両編成

 首都圏の私鉄の中には、JRと相互直通している路線もあり、そういうところではJRのダイヤ改正に合わせて自社のダイヤ改正を行います。小田急や東京メトロもそれに該当し、2019年3月16日にダイヤ改正を行います。

 まず小田急は、代々木八幡や開成の10両ホーム工事の完了や車両の増備により、輸送力の増強を行います。代々木八幡のホームを10両化することによって、新宿-代々木上原間で10両編成の各駅停車を走らせることができます。平日は上下24本、休日は上下18本の列車が、10両編成で走ります。開成については、新たに10両編成の急行を停車します。快速急行は通過しますが、一部の快速急行は新松田-小田原間を急行に変更することによって停車させます。実質的に一部の快速急行を停車させるのです。

 このほか、経堂には平日22時以降の急行が停車するようになり、平日の22時以降と休日の特急に一部変更があります。平日は発車時間の変更と所要時間の短縮だけですが、休日は始発駅や行き先の変更、停車駅の変更があります。下北沢は早朝と深夜において、すべての列車が地下1階ホームに発着していますが、ダイヤ改正以降は、急行等は早朝や深夜でも地下2階ホームを使用します。

 小田急と相互直通運転している東京メトロ千代田線は、北綾瀬の10両ホームの運用を開始します。北綾瀬-綾瀬間はこれまでの3両編成のほか、10両編成も走ります。平日で4割、休日で1/3程度が10両編成です。北綾瀬発着の10両編成の列車の一部は、小田急と直通運転します。綾瀬-代々木上原間には夕方から夜に平日は10往復、休日は9往復増発し、一部は北綾瀬まで運転します。

 東西線は平日の早朝、5~6時台に増発や区間延長を行います。
(参考:小田急ホームページ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001eqdu-att/o5oaa1000001eqe1.pdf、東京メトロホームページ https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20181214_124.pdf)

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虎ノ門地区の日比谷線新駅は虎ノ門ヒルズ

 以前にも記事にしましたが、東京メトロは、日比谷線霞ケ関-神谷町間に新駅を建設しています。

 その新駅ですが、駅名が虎ノ門ヒルズに決まりました。漢字と片仮名の組み合わせの新駅(東京メトロにおいて、片仮名の単語を含んだ駅名は初めてです)は、山手線の高輪ゲートウェイが思い出されますが、こちらは実際にある建物にちなんでいます。9月にインターネット上で首都圏の約2000人にアンケートを行ったところ、半数の人が挙げた駅名で、高輪ゲートウェイとは違って支持も得ています。虎ノ門ヒルズは日比谷線のみの駅ですが、銀座線虎ノ門との乗換駅となり、地下歩行者通路が整備されます。約435メートルで、徒歩で約7分かかります。2020年のオリンピック前に暫定的に開業する予定で、最終的な完成は2022年度の予定です。また、この虎ノ門ヒルズはオリンピック会場等へのBRTの起点にもなる、重要な駅になります。

 新駅の虎ノ門ヒルズにも駅ナンバリングが用意されます。H06です。そのため、霞ケ関から北千住までの各駅の駅ナンバリングが変更となります。駅ナンバリングの面倒なところです。
(参考:東京メトロホームページ https://www.tokyometro.jp/news/2018/194766.html、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASLD554WPLD5UTIL02M.html、産経ニュース https://www.sankei.com/life/news/181205/lif1812050030-n1.html)

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東京都交通局、築地市場移転でバス停名称変更、地下鉄は変わらず

 いろいろ紆余曲折がありましたが、10月11日から築地市場に代わって豊洲市場が開場しました。東京都交通局には築地市場の近くを通る地下鉄やバス路線がありますが、この市場移転でどうなったのでしょうか?

 まずバスから見ていくことにします。11日にダイヤ改正があり、これまで新橋駅-築地市場間を結んでいた市01系統は、運行区間を新橋駅-豊洲市場間に変更します(平日で市場休業日は市場前駅前が起終点。休日は市場開場日のみ臨時ダイヤで運行)。当然ながら、行先は豊洲市場です。市場開場日の朝時間帯の一部で急行便を走らせます。陽12系統については、東陽町駅から豊洲市場への路線を新設します(陽12-2系統、夜間や市場休業日は市場前駅前が起終点)。休日については、豊洲市場には寄らず、東京テレポート駅までの延長運転を行います(陽12-3系統)。急行06系統(江東区深川シャトル)については13日からの変更ですが、新設する市場前駅前停留所にも停まります。停留所は豊洲市場、水産仲卸棟、市場前駅前、新豊洲駅前の4つが新設され、築地市場の中にあった築地中央市場が廃止されます。築地市場正門前は国立がん研究センター前に変わり(築地市場駅前という副名称が付きます)、築地六丁目はこれまであった中央市場前の副名称を廃止します。

 このようにバスは変更点がありますが、地下鉄は変わりません。築地市場前も地元の人たちが慣れ親しみ、場外市場が残ることを理由に、駅名変更の予定はありません。鉄道網が複雑な東京では、他社にも影響することもその理由です。道路も変わらないようで、中央市場前や市場前といった交差点名、区道の中央市場通も変更の予定はありません。
(参考:東京都交通局ホームぺージ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/bus/2018/bus_i_201809068185_h.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASLB9640BLB9UTIL043.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36345480R11C18A0CC0000/)

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都営地下鉄のみの一日乗車券、「PASMO」でも500円

 東京都交通局には、都営地下鉄に限り1日乗り放題の、「都営地下鉄ワンデーパス」というものがあります。毎日利用できるわけではなく、春、夏、秋、冬の季節ごとに休日を中心に使うことのできる一日乗車券です(この秋は、9月15日から11月25日までの休日に利用できます)。500円(子供250円)とお得ですが、乗ることができるのは都営地下鉄だけで、バス、路面電車、日暮里・舎人ライナーには使えません。

 この「都営地下鉄ワンデーパス」、これまでは磁気乗車券のみの販売でした。ところがこの7月から発売された夏の分から、「PASMO」でも購入できるようになりました。使える「PASMO」は、定期券や企画券の情報が入っていないもので、記名でも無記名でも構いません。クレジットカードと一体になった「PASMO」や、「PASMO」以外のICカードは対象外です。値段は磁気乗車券と同じ500円で、都営地下鉄各駅(押上、目黒、白金台、白金高輪、新宿線の新宿を除きます)の自動券売機で購入することができます。
(参考:東京都交通局ホームぺージ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/fare/otoku_subway_oneday.html、https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2018/sub_i_201806248064_h.html)

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東京メトロ有楽町線豊洲-住吉間、事業枠組みを決定へ

 東京メトロの豊洲からは、住吉に伸びる支線の構想があります。豊洲-住吉間の営業キロは5.2キロ、この中に東陽町を含めて3駅を設置します。豊洲も住吉もすでに有楽町線や半蔵門線を建設した段階で、分岐ができるように準備がなされています。豊洲で有楽町線池袋方面に、住吉で半蔵門線押上方面に直通できる構造となっています。江東区の想定によれば、パーク時には毎時片道12本を走らせ、そのうち4本は池袋方面に直通します。豊洲-住吉間の所要時間は9分(現在、豊洲-錦糸町間をバスで移動すると35分かかりますが、鉄道が整備されると16分で行くことができます)、事業費は1420億円しますが、費用便益比は30年で3.3もあります。また、公有地の下につくることが多いので、用地買収に手間取ることはあまりないようです。

 この有楽町線豊洲-住吉間ですが、初めて計画に浮上したのは1972年のことでした。その後、2016年の国交省交通政策審議会答申でも取り上げられ、着工に向かいつつあります。東京オリンピックでインフラの整備に関しては追い風が吹いています。どうやら、この有楽町線豊洲-住吉間、2018年度中に事業枠組みを決めるようです。需要予測や収支計画、採算性等を分析し、国や東京メトロなどと協議する方針です。費用分担についても検討するようです。

 今のところ、東京メトロがつくるのではなく、第三セクターがつくり、運営のみを東京メトロが行うようです。この方式で整備すれば、30年で累積赤字を解消できるようです。江東区によれば、着工してから開業までに6年かかるようです。着工に至るまでに数年かかるようなので、早くて2030年ごろの開業となるようです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/toyosumi20180630/、建設通信新聞ホームぺージ https://www.kensetsunews.com/archives/210942、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80873)

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方南町ホーム延伸のため、5月26日丸ノ内線ダイヤ改正

 5月26日のことですが、東京メトロ丸ノ内線でダイヤ改正を行います。

 今回ダイヤ改正を行う理由は、方南町のホーム延伸工事を行うため。6両編成の列車が入ることができるようにするためのもので、工事期間中、ホームの片側しか使えなくなるのです。5月から9月までの間は1番線ホームのみ使え(この間に2番線ホームの延伸を行います)、9月から2019年1月の間は2番線ホームのみを使います(この間に1番線ホームの延伸を行います)。

 このようにホームが1面しか使えなくなるため、主に中野坂上-方南町間で一部列車の運転時刻を修正し、運転本数の一部削減を行います。平日の朝ラッシュ時に3往復、夕方ラッシュ時に4往復、休日には1往復を削減します。

(追記)
 東京メトロは2019年1月26日にダイヤ改正を行います。片側しか使っていなかった方南町のホームも両側使用に戻り、運転本数も元通りになります。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180427_3.pdf、railf.jp https://railf.jp/news/2018/12/12/154000.html)

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熊本電鉄、東京メトロから中古車両を購入か?

 東京メトロ銀座線で活躍した車両が走っている熊本電鉄ですが、さらに東京メトロから車両を購入する計画があるようです。

 東京メトロから購入するのは、日比谷線で走っていた18メート車両6両(3編成)。熊本電鉄は18メートル車両などの中型6両(元南海、元東京メトロ)と20メートル車両10両(元都営地下鉄)を保有しています。今回購入する18メートル車両は比較的新しいものなので、購入することを考えているようです。2両セットで1.8億円しますが、熊本県や沿線自治体の熊本市、合志市から補助金をもらうようです。また、東京メトロから6両を購入した後も、ほかの会社から新たな中古車両を購入する話があるようです。

 熊本電鉄が18メートル車両を好むのは、多少小ぶりなため軽く(20メートル車両が39トンするところ、18メートル車両なら32トンで済みます)、軽い分だけ線路の劣化を抑え、消費電力の節約ができます。また、熊本電鉄の利用者は2003年度に比べて沿線人口の増加などで約1.6倍に増えましたが、それでも大手私鉄(小田急)の1日分ぐらいしかありません。将来は人口が減り、利用者も減るでしょうから、それに備えて18メートル車両を更新しておくのです。ホームドア導入の絡みで18メートル車両から20メートル車両に切り替えるところもあるため、18メートル車両自体が減ります。18メートル車両が完全になくなることはないでしょうが、いい中古車両があれば早目に動かないといけないことには変わりありません。

 さて話は変わりますが、終点の御代志駅の場所が変わるようです。合志市は御代志地区で土地区画整理事業を行う予定で、御代志駅の位置は今の駅から200メートルほど南になります。土地が手に入りやすく、並行して走る国道から若干離れているため、バスが転回することができるからです。今の3倍以上の広さとなる駅前広場の周辺では民間の商業施設や集合住宅を誘致することも考えているようです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00e/040/230000c、西日本新聞ホームぺージ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/386502/、熊本日日新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/346820351902434401?c=39546741839462401)

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丸ノ内線新型車両はコンセント付き

 以前にも書いたとおり、東京メトロは丸ノ内線に新型車両、2000系を導入します。2019年2月から運行を開始し、2022年度までに53編成318両を導入し、02系を置き換えます。

 車体の色は赤が基調。グローイング・スカーレットというようです。丸ノ内線の代名詞とも言われている「サインウェーブ」を織り込んだデザインとなっているとのことですが、プレスリリースを見る限りではわかりません。また、車端部の窓は東京メトロ初となる、丸窓です。そのほかの特徴を順に挙げていくと、(1)片軸操舵台車の採用で、曲線走行時の安全性向上と車輪の摩擦によるキシリ音の低減を図る (2)停電等で駅間に停止した場合でも、最寄り駅まで行くことができる非常走行用バッテリーを搭載 (3)脱線した場合でも、自動で列車を停止させる脱線検知装置の搭載 (4)走行中の装置の状況を車両基地や総合指令所等に常時伝送することによって、状態の監視や予防保全に活用することのできる、車両情報管理装置を搭載 (5)冷房装置の能力の向上 (6)6両全てにフリースペースを設置 (7)6両全てに小物を置くことができるテーブルや荷物掛け、携帯電話などを充電することができるコンセント(2口)を設置 などがあります。特急用車両ならともかく、通勤用車両にコンセントがあるのは意外です。争奪戦になりそうですが。 

 また、この2000系を導入することによって、2022年度にはCBTC(無線式列車制御システム)を稼働させます。日本の地下鉄では初めてで(JR東日本の常磐緩行線でCBTCの導入を取りやめた現在、ほかにCBTCを導入する予定のところはあるでしょうか?)、遅延回復に効果を発揮するようです。車間距離を縮めることができることから、増発することもできるようです。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/2018/191831.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28577600W8A320C1XQH000/)

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