東京都交通局、築地市場移転でバス停名称変更、地下鉄は変わらず

 いろいろ紆余曲折がありましたが、10月11日から築地市場に代わって豊洲市場が開場しました。東京都交通局には築地市場の近くを通る地下鉄やバス路線がありますが、この市場移転でどうなったのでしょうか?

 まずバスから見ていくことにします。11日にダイヤ改正があり、これまで新橋駅-築地市場間を結んでいた市01系統は、運行区間を新橋駅-豊洲市場間に変更します(平日で市場休業日は市場前駅前が起終点。休日は市場開場日のみ臨時ダイヤで運行)。当然ながら、行先は豊洲市場です。市場開場日の朝時間帯の一部で急行便を走らせます。陽12系統については、東陽町駅から豊洲市場への路線を新設します(陽12-2系統、夜間や市場休業日は市場前駅前が起終点)。休日については、豊洲市場には寄らず、東京テレポート駅までの延長運転を行います(陽12-3系統)。急行06系統(江東区深川シャトル)については13日からの変更ですが、新設する市場前駅前停留所にも停まります。停留所は豊洲市場、水産仲卸棟、市場前駅前、新豊洲駅前の4つが新設され、築地市場の中にあった築地中央市場が廃止されます。築地市場正門前は国立がん研究センター前に変わり(築地市場駅前という副名称が付きます)、築地六丁目はこれまであった中央市場前の副名称を廃止します。

 このようにバスは変更点がありますが、地下鉄は変わりません。築地市場前も地元の人たちが慣れ親しみ、場外市場が残ることを理由に、駅名変更の予定はありません。鉄道網が複雑な東京では、他社にも影響することもその理由です。道路も変わらないようで、中央市場前や市場前といった交差点名、区道の中央市場通も変更の予定はありません。
(参考:東京都交通局ホームぺージ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/bus/2018/bus_i_201809068185_h.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASLB9640BLB9UTIL043.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36345480R11C18A0CC0000/)

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都営地下鉄のみの一日乗車券、「PASMO」でも500円

 東京都交通局には、都営地下鉄に限り1日乗り放題の、「都営地下鉄ワンデーパス」というものがあります。毎日利用できるわけではなく、春、夏、秋、冬の季節ごとに休日を中心に使うことのできる一日乗車券です(この秋は、9月15日から11月25日までの休日に利用できます)。500円(子供250円)とお得ですが、乗ることができるのは都営地下鉄だけで、バス、路面電車、日暮里・舎人ライナーには使えません。

 この「都営地下鉄ワンデーパス」、これまでは磁気乗車券のみの販売でした。ところがこの7月から発売された夏の分から、「PASMO」でも購入できるようになりました。使える「PASMO」は、定期券や企画券の情報が入っていないもので、記名でも無記名でも構いません。クレジットカードと一体になった「PASMO」や、「PASMO」以外のICカードは対象外です。値段は磁気乗車券と同じ500円で、都営地下鉄各駅(押上、目黒、白金台、白金高輪、新宿線の新宿を除きます)の自動券売機で購入することができます。
(参考:東京都交通局ホームぺージ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/fare/otoku_subway_oneday.html、https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2018/sub_i_201806248064_h.html)

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東京メトロ有楽町線豊洲-住吉間、事業枠組みを決定へ

 東京メトロの豊洲からは、住吉に伸びる支線の構想があります。豊洲-住吉間の営業キロは5.2キロ、この中に東陽町を含めて3駅を設置します。豊洲も住吉もすでに有楽町線や半蔵門線を建設した段階で、分岐ができるように準備がなされています。豊洲で有楽町線池袋方面に、住吉で半蔵門線押上方面に直通できる構造となっています。江東区の想定によれば、パーク時には毎時片道12本を走らせ、そのうち4本は池袋方面に直通します。豊洲-住吉間の所要時間は9分(現在、豊洲-錦糸町間をバスで移動すると35分かかりますが、鉄道が整備されると16分で行くことができます)、事業費は1420億円しますが、費用便益比は30年で3.3もあります。また、公有地の下につくることが多いので、用地買収に手間取ることはあまりないようです。

 この有楽町線豊洲-住吉間ですが、初めて計画に浮上したのは1972年のことでした。その後、2016年の国交省交通政策審議会答申でも取り上げられ、着工に向かいつつあります。東京オリンピックでインフラの整備に関しては追い風が吹いています。どうやら、この有楽町線豊洲-住吉間、2018年度中に事業枠組みを決めるようです。需要予測や収支計画、採算性等を分析し、国や東京メトロなどと協議する方針です。費用分担についても検討するようです。

 今のところ、東京メトロがつくるのではなく、第三セクターがつくり、運営のみを東京メトロが行うようです。この方式で整備すれば、30年で累積赤字を解消できるようです。江東区によれば、着工してから開業までに6年かかるようです。着工に至るまでに数年かかるようなので、早くて2030年ごろの開業となるようです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/toyosumi20180630/、建設通信新聞ホームぺージ https://www.kensetsunews.com/archives/210942、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80873)

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方南町ホーム延伸のため、5月26日丸ノ内線ダイヤ改正

 5月26日のことですが、東京メトロ丸ノ内線でダイヤ改正を行います。

 今回ダイヤ改正を行う理由は、方南町のホーム延伸工事を行うため。6両編成の列車が入ることができるようにするためのもので、工事期間中、ホームの片側しか使えなくなるのです。5月から9月までの間は1番線ホームのみ使え(この間に2番線ホームの延伸を行います)、9月から2019年1月の間は2番線ホームのみを使います(この間に1番線ホームの延伸を行います)。

 このようにホームが1面しか使えなくなるため、主に中野坂上-方南町間で一部列車の運転時刻を修正し、運転本数の一部削減を行います。平日の朝ラッシュ時に3往復、夕方ラッシュ時に4往復、休日には1往復を削減します。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180427_3.pdf)

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熊本電鉄、東京メトロから中古車両を購入か?

 東京メトロ銀座線で活躍した車両が走っている熊本電鉄ですが、さらに東京メトロから車両を購入する計画があるようです。

 東京メトロから購入するのは、日比谷線で走っていた18メート車両6両(3編成)。熊本電鉄は18メートル車両などの中型6両(元南海、元東京メトロ)と20メートル車両10両(元都営地下鉄)を保有しています。今回購入する18メートル車両は比較的新しいものなので、購入することを考えているようです。2両セットで1.8億円しますが、熊本県や沿線自治体の熊本市、合志市から補助金をもらうようです。また、東京メトロから6両を購入した後も、ほかの会社から新たな中古車両を購入する話があるようです。

 熊本電鉄が18メートル車両を好むのは、多少小ぶりなため軽く(20メートル車両が39トンするところ、18メートル車両なら32トンで済みます)、軽い分だけ線路の劣化を抑え、消費電力の節約ができます。また、熊本電鉄の利用者は2003年度に比べて沿線人口の増加などで約1.6倍に増えましたが、それでも大手私鉄(小田急)の1日分ぐらいしかありません。将来は人口が減り、利用者も減るでしょうから、それに備えて18メートル車両を更新しておくのです。ホームドア導入の絡みで18メートル車両から20メートル車両に切り替えるところもあるため、18メートル車両自体が減ります。18メートル車両が完全になくなることはないでしょうが、いい中古車両があれば早目に動かないといけないことには変わりありません。

 さて話は変わりますが、終点の御代志駅の場所が変わるようです。合志市は御代志地区で土地区画整理事業を行う予定で、御代志駅の位置は今の駅から200メートルほど南になります。土地が手に入りやすく、並行して走る国道から若干離れているため、バスが転回することができるからです。今の3倍以上の広さとなる駅前広場の周辺では民間の商業施設や集合住宅を誘致することも考えているようです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00e/040/230000c、西日本新聞ホームぺージ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/386502/、熊本日日新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/346820351902434401?c=39546741839462401)

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丸ノ内線新型車両はコンセント付き

 以前にも書いたとおり、東京メトロは丸ノ内線に新型車両、2000系を導入します。2019年2月から運行を開始し、2022年度までに53編成318両を導入し、02系を置き換えます。

 車体の色は赤が基調。グローイング・スカーレットというようです。丸ノ内線の代名詞とも言われている「サインウェーブ」を織り込んだデザインとなっているとのことですが、プレスリリースを見る限りではわかりません。また、車端部の窓は東京メトロ初となる、丸窓です。そのほかの特徴を順に挙げていくと、(1)片軸操舵台車の採用で、曲線走行時の安全性向上と車輪の摩擦によるキシリ音の低減を図る (2)停電等で駅間に停止した場合でも、最寄り駅まで行くことができる非常走行用バッテリーを搭載 (3)脱線した場合でも、自動で列車を停止させる脱線検知装置の搭載 (4)走行中の装置の状況を車両基地や総合指令所等に常時伝送することによって、状態の監視や予防保全に活用することのできる、車両情報管理装置を搭載 (5)冷房装置の能力の向上 (6)6両全てにフリースペースを設置 (7)6両全てに小物を置くことができるテーブルや荷物掛け、携帯電話などを充電することができるコンセント(2口)を設置 などがあります。特急用車両ならともかく、通勤用車両にコンセントがあるのは意外です。争奪戦になりそうですが。 

 また、この2000系を導入することによって、2022年度にはCBTC(無線式列車制御システム)を稼働させます。日本の地下鉄では初めてで(JR東日本の常磐緩行線でCBTCの導入を取りやめた現在、ほかにCBTCを導入する予定のところはあるでしょうか?)、遅延回復に効果を発揮するようです。車間距離を縮めることができることから、増発することもできるようです。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/2018/191831.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28577600W8A320C1XQH000/)

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東京メトロ、「PASMO」を使ったポイントサービス開始

 東京メトロにはこれまでも、専用のクレジットカードによるポイントサービスがありました。しかし3月24日からは、ポイントサービスを大幅に拡充します。対象者が広がるのです。「PASMO」(記名、無記名どちらでも可)を事前に登録すれば(インターネットか書面で事前登録を行い、その後東京メトロの多機能券売機に「PASMO」を挿入し、本登録を行います)、ポイントサービスが受けられるようになるのです。「メトロポイントクラブ」です。

 事前に登録した「PASMO」でチャージ金額を利用して東京メトロに乗車すれば、乗車日数に応じて「通常ポイント(デイリーポイント(1日当たり3ポイント、何回乗っても3ポイント)・ホリデーポイント(休日は1日当たり7ポイント、何回乗っても7ポイント))」、1か月当たりの乗車回数に応じた「ボーナスポイント」(10回ごとに10ポイント)を獲得することができます。定期券や一日乗車券等での乗車は、ポイントの対象外です。早期に登録すれば、期間限定入会ポイントをプレゼントするキャンペーンもあります。5月31日までに多機能券売機で登録し、その登録日から30日以内に2回以上、東京メトロに「PASMO」で乗車すれば、もれなく500ポイントがもらえます。獲得したポイント(翌月11日にもらえます。獲得したポイントは翌年度3月末まで有効です)は10ポイントを10円に換算して、各駅の多機能券売機でチャージし、運賃や電子マネーとして使えます。

 今回は導入しませんが、「オフピーク通勤・通学」を推進するために、朝ラッシュが始まる前に乗車した人に対して与える「オフピークポイント」も考えています。2019年春に導入する予定です。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/2018/191506.html)

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「S-TRAIN」に「ファミリー専用車両」

 西武の有料座席指定列車、「S-TRAIN」。東京メトロに直通することができるのが特徴です。

 その「S-TRAIN」ですが、3月28日、29日に東京国際フォーラム(最寄りは東京メトロ有楽町線有楽町)で行われるファミリー向けのイベント、「かぞくみらいフェス2018」に合わせて、3、4号車を「ファミリー専用車両」として走らせます。東海道新幹線ではよくある試みですが、通勤型車両では初めての試みのようです(有料の「S-TRAIN」を通勤型車両というのは無理なような気がしますが)。普通の通勤型車両とは違って指定席制なので確実に座ることができ、おむつ交換シート、トイレ、パートナーゾーンなどを備えていて、小さな子供を連れた家族連れが使いやすいからです。3月28日、29日の2日間限定で、1日1本走ります。豊洲18:07発、所沢18:57着の「S-TRAIN101号」です。

 「ファミリー専用車両」に乗るためには、「かぞくみらいフェス2018」の東京メトロブースで配付する整理券を手に入れなくてはいけません(小学生以下の子供と一緒の家族連れに限り、整理券をもらうことができます)。10~17時の間、3~4回に分けて先着順に配付します。整理券を持っている人は指定券を買わずに「S-TRAIN」に乗ることができますが、運賃は各自で負担する必要があります。整理券は予定枚数がなくなれば終了しますが、当日の配付枚数が少なければ、「ファミリー専用車両」は1両だけになります。

 なお、「ファミリー専用車両」があるのは3、4号車ですが、4号車のトイレはほかの号車に乗っている人も自由に使えます。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/2018/191381.html)

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地下鉄車内にBGM

 東京メトロは1月29日から、日比谷線の日中時間帯の一部の列車において、BGM放送の試行を行いました。

 BGMを流す車両は、2017年3月にデビューした、日比谷線の13000系車両。車内スピーカーには高音質ステレオ放送システムを搭載し、よりクリアな音質になります。車掌による車内放送の案内を鮮明にする狙いがあります。BGM機能は、イベント列車としての運行や、車両点検時のスピーカー試験のために導入したもので、普段は使わない機能のはずでした。ところが、2017年7月に誤ってBGMを流したところ、逆に乗客から好評で、実際に試行することにしました。奇数編成の車両はドビュッシーの「月の光」などのクラシックを流し、偶数編成の車両はヒーリング音楽を流します。音楽は通常の車内放送の8割ぐらいの音量に抑えます。

 通勤用列車でBGMを流すのは国内初のことで、1月29日から当面の間行います。日中の2往復のみが対象で(事故や悪天候などの理由でダイヤが乱れた場合は、BGM放送を行わないこともあります)、日比谷線内でのみ流し、乗り入れる東武では行いません。
(参考:東京メトロ http://www.tokyometro.jp/news/2018/191146.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2625728029012018XQH000/)

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オリンピック期間中は最終繰り下げ?

 2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピック。結構遅い時間まで競技が行われるようです。例を挙げると、さいたまスーパーアリーナで行われるバスケットボールの終了時間の予定は深夜0時。その最寄りのさいたま新都心から都心方面への最終は平日の場合、0:01です(蒲田行き、その後は赤羽行きならあります)。そのほか、有明を会場とするバレーボールもバスケットボールと同じように試合が多いため、終了時刻は0時近くになるようです。世田谷区の馬事公苑で行われる馬術のように、スポーツの特性(馬が暑さに弱い)から涼しい夜間に競技を行うこともあります。

 このように競技が終わって観戦から帰ろうと思っても、列車がないということが考えられます。すでに東京都と大会組織委員会は首都圏の鉄道会社に大会期間中の終電繰り下げを要請しるようで、鉄道会社も最終の繰り下げや臨時列車の運行についての検討を行っています。2002年のサッカーワールドカップにおいても深夜運転を行った実績があり、前向きに考えているところもあります。

 ただ、やみくもに最終の繰り下げを行うことはできません。正月のような一日だけでのイベントではなく、ある程度の期間続きますので、夜間の保守作業や工事に影響を及ぼすこともあります。最終の繰り下げはありがたいことかもしれませんが、夜間は線路の保守を行う貴重な時間ですので、そことの兼ね合いも重要で、さじ加減が難しいところです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20171017/k00/00m/050/101000c)

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