高校の補習科
中国地方などで、高校に「補習科」というものがあります。その高校を卒業した浪人生に受験指導を行っているところです。「専攻科」と名乗っている鳥取県を除いて、正式な制度ではありません。PTAや同窓会などが運営しているケースが多いようです。補習科が設置されている高校は、地方では有名校であることが多いです。
補習科の授業料は格安で、岡山朝日高校の場合、年間約10万円。岡山の代々木ゼミナールの授業料が約70万円であることを考えると、格安です。高校の教諭が大学の入試問題をもとに独自の問題をつくり、高校の授業のないときに教えています。補習科で教えることによる報酬はなく、ボランティアです。建物も高校の敷地内にあるので、地代の負担はありません。もともと補習科で稼ぐつもりはないので、格安で済んでいるのです。
浪人生にとってはありがたい制度ですが、少子化で浪人生が減った(難関大学以外は、入りやすくなった)などの理由で、廃止されるところが増えています。教諭の負担も大きな問題です。県が運営している鳥取県の場合は、廃止を求める予備校と、存続を求める親との意向がぶつかっています。
補習科のある学校は県でも有数の進学校であることが多く、そこに投資するのは悪い話ではありません。九九ができなかったり、アルファベットが分からなかったりするものに無理に高校に行かせるよりよほど有意義でしょう。本来制度にない(あるいは鳥取のように流用している)補習科を存続させるべきか廃止すべきかの判断は、難しいところです。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY200912140034.html)


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