立山黒部アルペンルートが通年通行できるようになる?

 大町と富山とを結ぶ立山黒部アルペンルート、しかし冬季は雪に覆われるので、12月から翌年4月中旬までは通行できません。

 ところがこの立山黒部アルペンルート、冬でも通行できるようになるようです。2月2日に立山黒部貫光が発表した2041年までの長期ビジョンによれば、冬季の閉鎖期間を段階的に短縮して、最終的には年間を通じて通行できるようにするようです。現在でも大町側からは冬季でもアクセスできるので、そちらからのルートで、利用者の安全性を確保してから営業日数の拡大を図ります。冬季には室堂付近のブリザード(暴風雪)など平地では体験できないこともあります。雪のないアジア地域などからの誘客を狙っているようです。

 話は変わりまして、今度は夜間運行の話。こちらは2021年(立山黒部アルペンルートの全線開通から50周年)までに実現することを目指しています。ケーブルカーや高原バスなどを夜間に走らせ、星空を観察する日帰りツアーをつくることも考えているようです。都会の灯りのない星空は、さぞかし奇麗なことでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00450378-hokkoku-l17、北國新聞ホームぺージ http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20170204303.htm)

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神岡鉄道の車両が旧奥飛騨温泉口駅に

 神岡鉄道は2006年に廃止になりましたが、鉄道があったときに使われていたディーゼルカーである「おくひだ1号」は旧神岡鉱山前駅の格納庫に保管されています。

 ところがこの「おくひだ1号」、外で展示されることになりました。延伸計画のあるレールマウンテンバイクと合わせて、鉄道ファンを呼び込むため、旧奥飛騨温泉口駅で展示されることになったのです。春から秋まで旧奥飛騨温泉口駅の側線に展示し、中に入ることもできます。車体にはガラスコーティングを施すようです。飛騨市は12月補正予算案に約300万円を計上しています。

 飛騨市は「ロスト・パーク・ライン構想」を推進しています。全国の廃線(ロストライン)を利活用する民間団体や自治体にも呼び掛けて、協議会を発足させます。2017年4月8日にシンポジウムを開くので、そのときに合わせて「おくひだ1号」を旧奥飛騨温泉口駅まで走らせます。

(追記)
 2017年4月8日は、「ガッタンゴー」で使われる区間を時速3キロほどの低速で走り、このうち0.7キロほどの区間では記念乗車会も行うようです。4往復し、合計約160人を無料で乗せます。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20161125/CK2016112502000024.html、朝日新聞1月26日朝刊 中部14版)

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岩泉線跡でもレールバイク

 2014年に廃止になった岩泉線。その岩泉線で一部区間のレールが活用されることになりました。2016年6月にレールバイクの運行が開始されたのです。休日に限り、旧岩手和井内駅から旧中里駅までの約3キロの間、走ることができます。

 ところが、台風10号の被害はこのできたばかりのレールバイクにも及んでいました。土砂崩れで運休したままとなっています。運営主体の和井内刈屋地域振興会は、宮古市に対して土砂を取り除くように要請していますが、優先順位が低いためか、その動きはないようです。
(参考:「宮古旅手帳」 http://www.kankou385.jp/news/647.html、毎日jp http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00e/040/184000c)

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新幹線は北海道へ(3)

 次に乗るのは木古内9:44発の「はやぶさ16号」。駅に着いてすぐ「みどりの窓口」で新幹線の特定特急券を買ったが、まだ1時間半ほどある。駅には売店がなく、その代わりにあるのが駅南側にある道の駅、「みそぎの郷きこない」。ただそれも9時にならないと開かないため、風の強い中、駅からまっすぐ歩いたところにあるみそぎ浜に行く。みそぎ浜は駅から5分あれば着くようなところなので、また駅に戻る。時間になり、道の駅に行く。お土産を何にするか考える。

 時間になり、「はやぶさ16号」に乗る。特定特急券は普通車の空いている席に座ることができるもの。3号車を選ぶとガラガラだった。ただほかの号車はそれなりに乗っているようだった。「はやぶさ16号」は貨物列車との共用区間を走る。在来線と同じ時速140キロに抑えられているが、遅さは感じない。青函トンネルに入るときには車掌からのアナウンスがあった。トンネルを抜けるのに25分かかる。

 奥津軽いまべつに到着。橋上駅舎と入口との間には大きな橋がかかっている。貨物列車が通る狭軌の線路(駅がある部分は、新幹線と貨物列車の走る線路が別々になる)と津軽線を跨ぐのだが、新幹線開業前まで存在した津軽今別の跡が残っている。階段を何段も降りて外に出るが駅前に店はない。小さなバスターミナルと右手にある屋根付きの駐車場があるのみである。その駐車場を越えたところに津軽線の津軽二股駅があり、道の駅も併設されている。しかし正直言ってわかりにくい。奥津軽いまべつの駅前に移設したほうがよさそうだ。

 何もない駅だが、奥津軽いまべつから津軽鉄道の津軽中里に行くバスが出ている。1日4往復で、弘南バスが運行する。奥津軽いまべつ駅前10:40発の便がやってきた。マイクロバスが使われ、客は2人しかいない。それにしてもこのバス、思いっきり飛ばす。途中の停留所が全て下車専用ということもあり、着いたのは所定よりも30分も早い11:20。しかもこのようなことはしょっちゅうらしい。予定通り、津軽中里12:32発に乗る。それまでにお昼にするが、見たところ駅周辺に店は見当たらない。駅前にあった店は休みだ。かつて駅にはスーパーがあったが、そこも閉店となり(建物は残っている。公民館みたいな使われかたをしているようだ)、軽食をその一角で少しつくってくれるだけ。海草で巻いた大きなおにぎりを注文し、お昼とする。時間になったので、津軽鉄道に乗る。車掌ではなく、アテンダントが乗っている。しかし客が2人と少なく、アテンダントも暇そう。アテンダントは観光客ひとりひとりに対して案内するが、聞くと津軽中里の飲食店の地図も持っている。先に知っていればとも思う。1時間あればそれなりのところでお昼にできそうだ。金木で乗ってきて10人ほどとなり、アテンダントも忙しくなる。

 五所川原から弘前まで五能線に乗る。五所川原13:19発の弘前行きはキハ40の2両編成。どちらも首都圏色、ボックスシートを1人で占領できる程度の混み具合。終点の弘前で弘南鉄道に乗り換え。弘南鉄道の弘前駅は、JRの駅の東側にある。自動券売機で黒石までの切符を買い、14:30発に乗る。乗客は30人ぐらい。車両は東急のお古の2両編成だ。弘前を離れるにつれ乗客は減っていくが、終点まで乗り通すのも結構いて、半分あまりは黒石まで乗り通す。黒石では名物のつゆやきそばを食べ、こみせのある街並みを散歩する。雪でも歩くことができるようになっている。

 再び駅に戻り、黒石駅前16:20発の青森営業所行きのバスに乗る。弘南バスが運行するバスで、前と中程に扉がある、ごく普通の路線バスである。しかし、乗降ともに前から行う。バスの中を見ると理由はわかる。中扉から出入りできないようにパイプで塞がれているのだ。新青森駅南口で降りた。2、3分ぐらいの遅れで済んだので、距離を考えたらほぼ定時と言ってもいいだろう。津軽海峡フェリーターミナルへのバスは同じ新青森駅でも東口から出ているので、そこまで歩く。その間に新青森駅で夕食の弁当を買う。太宰治の好物がたくさん入った、「太宰弁当」だ。駅弁ではなく、居酒屋のつくった弁当のようだ。津軽海峡フェリーターミナルでは弁当は売り切れていたから、結果として新青森駅で買ったのは正解。津軽海峡フェリーターミナルへのバスは青森観光バスという会社が運行している。バスは新青森駅にやってきたが、すでに10人ぐらい乗っていて、小さいバスの座席はほとんど埋まっている。10分ほどで津軽海峡フェリーターミナルに到着。降りたのは新青森から乗った2人だけだった。バスは再び青森の中心部に向けて走り出した。

 フェリーの乗船手続きはすぐに終わった。送られてきた振込用紙にあるバーコードを読み込ませたら済むのだ。19:10の出航までまだ1時間半程度ある。レストランの閉まった2階で新聞を読んだりテレビのニュースを見たりして過ごす。どうしても旅に出ると情報に疎くなる。新聞は全国紙ではなくそこにしかない地方紙にするのが面白い。フェリーは出航30分前に乗船を開始するというので、フェリーターミナルを出て3番乗り場まで歩く。隣の2番乗り場に停まったフェリーからトラックが次々と出てくる。トンネルがあってもフェリーは物流を担う重要な交通機関なのだ。

 乗船できるようになったので、フェリーに乗ることにする。客室のあるエリアに着いたが、かなり狭い。カーペット敷きの2等が3つほどと、シャワー付きのトイレ、自動販売機コーナーがあるだけ。4時間も乗るフェリーだから、食堂や風呂があるものと思っていただけに意外だ。貨物がメインで旅客はおまけなのだろう。もっとも客は少なくて文句は言えない。カーペットの大部屋も広々と使えるほどだ。新青森で買った弁当を食べた後眠くなり一眠りするが、気がついたら到着の少し前だった。

 昼間なら函館駅前まで連絡バスがあるが、23時と遅いのでそういうものはない。道南いさりび鉄道の七重浜駅まではそう遠くもないが、肝心の函館に行く列車がない。さすがに函館まで歩くわけにはいかないので、青森を出る前にタクシーを頼んでいる。定額制のタクシーで函館駅前まで深夜料金込みで1430円。通常より安くてお得だ。函館に着いた段階でタクシーのドライバーが名前を書いた札を掲げているので、その人についてタクシーに乗る。夜遅い時間なので流れは順調で10分あまりで函館駅前のホテルに着いた。正直言って、フェリー代とタクシー代で北海道新幹線に乗ることができ(「北海道&東日本パス」を持っているので、特定特急券を買えば北海道新幹線に乗ることができる)、新幹線のほうが所要時間、本数ともに優れている。フェリーに乗る意味はないのかもしれないが、青函トンネルすらなかった時代の原点に戻るという意味で、フェリーを選択したのだ。当時はまだ子供だったため、青函連絡船は遠すぎて乗ることができなかったのだ。(続く)

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新幹線は北海道へ(2)

 先ほども書いたように、留萌線は12月4日に留萌以遠が廃止される。それを惜しむために乗った客もいるが、2学期に入った平日なので、そういう鉄道ファンで埋め尽くされるほどではない。16:05着の「スーパーカムイ23号」からの客で座席は埋まる。おしゃべりをしたい女子高生の一部はデッキに立っている。秩父別や石狩沼田でその高校生を中心に降りる。

 留萌線に並行して走るのは無料の深川留萌道。車は快走する。地方の高速道路は国の税金でつくられ、脆弱なローカル線は(国が100%の株を持つ特殊な会社とはいえ)民間企業が企業努力で経営せよと言われる。JR北海道がやる気をなくすのは当然だ。鉄道でないといけないのは、札幌近郊と特急がたくさん通る函館、旭川、釧路方面ぐらいで、それ以外で鉄道が欲しければ上下分離(ある程度需要があるところに限る)か第三セクターで運営するしかない。

 石狩沼田までで降りなかった客の多くは留萌で降りる。残った15人ほどのほとんどは鉄道ファンだ。沿線の駅には旧仮乗降場の小さな駅でも一日中撮影していたのだろうか、鉄道ファンの姿が見受けられる。増毛に到着。少ない折り返し時間で駅や車両を撮影する。増毛からの帰りは(廃線後に代替交通機関となる)バスにしてもよかったが、次のバスは1時間後で暗くなってからのものだから、そのまま留萌線で戻る。行きに見た顔が乗っている。人数も行きと同じ15人ほど。すっかり暗くなった留萌で降りる。意外と降りる人は多かった。ホテルに泊まって明日も撮影するのだろうか? もうひとつ意外だったのはまだ18時過ぎなのに、留萌が無人であること。駅は結構大きいが、人気はほとんどなく、ガランとしている。ちゃんと「みどりの窓口」もあるが、留萌の営業時間は7:50〜16:20と短いのだ。

 ここ留萌で夕食として寿司を食べる。その店は駅から10分ほどかかるところにあるが、そんな駅から離れている店でも、留萌線に乗るために来たという客が何人かいたようだ。廃線直前になってバタバタと訪れる鉄道ファンは多く、夏休み中や休日だとその数はさらに多くなる。9月になってからの平日を選んで正解、というべきところか。

 駅に戻り、乗ったのは留萌20:20発の深川行き。最終列車だ。行きと同じキハ54の1両編成だが、こちらは転換クロスシートとなっている。留萌からは10人ほどが乗る。ガラガラだった車内がそれなりになる。その後の乗り降りは終点の深川までほとんどなかった。終点の深川には21:15に着いたが、函館線の接続列車は21:19発の岩見沢行き。たった4分しかない。階段を上り下りすると、ちょうど列車が入ってくるところだった。深川21:19発の岩見沢行きは721系の3両編成。もともと空いていたが滝川で何人か降り、さらに空く。その滝川では特急に追い越される。本来は「オホーツク8号」だが台風被害で運休しているため、キハ183系の臨時特急が同じダイヤで走っているのだ。岩見沢からは22:32発の手稲行きに乗る。こちらは6両編成。733系のロングシートに座る。列車は空いていたが、岩見沢に帰る通勤客を乗せた列車の回送みたいなものだからやむを得ないところか。しかし、札幌に着いてもあまり増えない。実はこの列車は721系と733系が併結されている。前にあるのが転換クロスシートの721系でそちらが選ばれているようだ。確かに座るなら721系のほうが上だ。

 今晩の宿は夜行バス。北海道バスの「函館特急ニュースター号」に乗る。学園都市線に乗り換えるときに途中下車して調べておいたバス乗り場に、発車20分ほど前に到着。このバス乗り場には同じ会社の23:37発釧路行き(「釧路特急ニュースター号」)の客も待っていたが、「釧路特急ニュースター号」が到着し、「函館特急ニュースター号」を待つ客だけになっても10人ばかり残っている。発車時刻になって「函館特急ニュースター号」が到着。人数はさらに増え、20人ほどが乗り込む。盛況のようだ。札幌駅前を出ると乗務員からのアナウンスがある。2人で途中交代しながら函館まで走るのだ。短距離なので1人で走るものと思っていたので意外だ。途中のサービスエリア等で運転士の交代のために停まったが、開放しての休憩はない。函館市内で何か所か停まった後、函館駅前ターミナルに着いた。函館は雨が降っていた。その函館で朝早くからやっているのが朝市。まだ閉まっている店もあるが、すでに開いているところもある。その中からうに、いくら、ほたての「元祖函館巴丼」(ミニ)を頼んで朝食とする。

 新幹線に乗る前に並行在来線にも乗っておきたい。北海道新幹線開業に伴いJRから分離されたのは、江差線五稜郭−木古内間のみ。津軽線はJR東日本が運営するため、並行在来線とはされなかったのだ。江差線五稜郭−木古内間は道南いさりび鉄道となった。木古内への始発は函館7:04発だが、その直前に新函館北斗に行く「はこだてライナー」(函館6:57発)があるのでそれにも乗ってみる。次の五稜郭で降りたらいいのだ。「はこだてライナー」はロングシートの733系だが、観光仕様ということで、内装に手を加えられている。それより、「グランクラス」やグリーン車で北海道に来た人のためにミニ「uシート」があったほうがよさそうだ。「はこだてライナー」は函館を後にする。横の留置線に北海道新幹線開業まで「スーパー白鳥」用として使われていた789系が停まっている。まだ廃車にするには早いので、いずれ「スーパーカムイ」用にリニューアルされるのであろう。予定通り五稜郭で降りる。函館の郊外にある駅で、観光名所の五稜郭からは離れているため観光客にはなじみがない駅だが、特急も停まる。いったん改札を出て道南いさりび鉄道の切符を買い、再びホームに入る。五稜郭7:10発の木古内行き(函館7:04発)はキハ40の2両編成。塗装はJR北海道当時のままで、分離されたとは感じられない。

 木古内行きに乗る。ボックスシートを1人で占領できるぐらいの混み具合だ。ところがその乗客も上磯ぐらいまでで降りるだろうと思っていたら、事態は逆に動く。ラッシュと逆の方向のはずなのに乗ってくるのだ。上磯でも降りない。どこまで続くのかと思っていたら、渡島当別で大量に降りた。こんなところに私立の中学校があるわけではないので、何かの行事だろうか?そこからははじめのようにボックスシートを1人で占領できるぐらいの混み具合に戻る。(続く)

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新幹線は北海道へ(1)

 出発1時間前に見たメールで事態は大きく変わった。搭乗前日の夕方になって乗る予定だったPeach(関空8:30発新千歳行き)の欠航が判明したのである。事前に泉佐野市に「ふるさと納税」をして「ピーチポイント」をもらい、早々と予約したものの、これでは旅行の計画が崩れてしまう。大急ぎで計画を組み替え、乗る予定だった大阪への夜行バス(ウイラーアライアンス)もキャンセルする。代わりに選んだのが、中部空港発のジェットスター。中部空港7:10発なので、一晩を自宅で過ごし、早朝に出発する。なお余談だが、この話は出発直前にパソコンのメールを見ておいたから対応できたのである。関空に着いてからなら対応できなかっただろう。これからは旅行中でも情報が入るように、携帯電話のメールも登録しておいたほうがよさそうだ。

 夜明け前の5時、まだ暗い。雨が降っている。バスのない時間なので、千種まで歩く。ちょうど雨の激しいときで、歩いているうちに濡れる(しかも腹立たしいことに千種に着くころには小降りになっていた)。途中のコンビニで、朝食用のパンを買う。

 千種から中央線に乗って金山へ、そして金山から名鉄で中部国際空港へ。金山からは5:40発の快速急行に乗る。5700系の4両編成、貴重な2扉転換クロスシートである。2人掛けの座席を1人で座ることができるぐらいの混み具合で、私も転換クロスシートに座る。中部国際空港まで行くのはトランクのような大きい荷物を持った人ばかりと思っていたら、小さい荷物しかない人も結構多いのは意外だ。

 空港の有人カウンターでチェックインをする。手荷物は持ち込むことのできる範囲内だったので、追加料金は払っていたもののそのまま持ち込む。手荷物検査で水筒を機内に持ち込むことを申告すると、中身を少し飲むように言われる。中身を飲ませるというのは簡単で効果的な検査方法なのだろう。危険物なら飲めないからだ。時間になり、機内に乗り込む。観光客を中心によく乗っている。定刻の5分ほど前に動き始めるが、離陸はそれから10分ほど経った7:15ごろ。いったん南に向けて飛び立ったがすぐに北東に向きを変え、北の大地に向かう。下界は雲ばかりで、地上の様子がまったく見えない。機長のアナウンスでは新潟付近を飛んでいるとのことだが、雲しか見えないので、どこを飛んでいるのかわからない。地上の様子がわかるようになったのは、着陸の直前。ただし北海道に航空機で行くことは少ないため、どのあたりかはわからない。予定より10分ほど早く新千歳に到着した。涼しい、というより寒く感じる。

 新千歳空港の「みどりの窓口」で「北海道&東日本パス」を買う。新千歳空港9:15発の「エアポート93号」に乗る。733系の6両編成。ロングシートだが、4号車のみ指定席の「uシート」となっている。2号車のロングシートに座る。新千歳空港を出たときには空いていたが、途中駅でだんだん乗って、座席が埋まってくる。札幌には少し遅れて9:55に着いた。

 次は(北海道医療大学まで電化された)学園都市線に乗るが、札幌10:20発までない。少し時間がある。駅の外に出て、今晩乗る函館への夜行バス(北海道バスの「函館特急ニュースター号」)の乗り場を調べておく。札幌10:20発のあいの里公園行きに乗る。731系と733系の6両編成である。「エアポート93号」で733系に乗ったので、731系にする。731系も同じ3扉ロングシート。少し前の車両なので、ステップがある。途中で「uシート」のついた6両編成とすれ違う。「エアポート」に733系が投入されたので、追い出されたのであろう。普通列車として使われるときは「uシート」も自由席扱いとなる。指定席料金を払わずにいい椅子に座ることができるお得な車両だ。

 新琴似で降り、札幌市営地下鉄の麻生まで歩く。駅前の道をまっすぐ5分ほど歩くともう地下鉄の入口だ。自動券売機で市電との乗り継ぎ切符を買う。本来420円かかるところが、割引が適用されて340円で済む。地下鉄は7分間隔で運行されている。麻生を出た時点では空いていたが、だんだん増えてきて、一番多かったのはさっぽろ−大通間だ。すすきので降りる。2015年の年末に環状運転を開始した札幌市電に乗る。新規に開業した狸小路から外回りに乗る。狸小路は西四丁目とすすきのの中間の停留所だ。路面電車は道路の真ん中を走ることが多いが、ここ新規に開業した区間は道路の端を走る。歩道から車道を渡ることなく直接路面電車に乗ることができるので便利。ただ気をつけないと歩道とホームの間に段差があるところもあるから注意が必要である(スロープが整備されている入口はもちろんある)。新型の路面電車に乗りたかったが、少し前を走っているようなので断念する。狸小路で乗ったときは乗客が少なかったが、地下鉄と並行しなくなったところから人が増え始める。地下鉄から離れたところでは路面電車は重要な交通機関なのだ。大通に近い西四丁目で降りる人が多く、元通りの空いた車内に戻る。私はちょうど一周した狸小路で降りた。55分ほどかかった。

 暑くないので札幌駅まで地上を歩いていく。大通公園でイベントをやっているので寄ることにする。実は大通公園で「さっぽろオータムフェスト」というイベントをやっていたのだ。大通公園にたくさんの屋台が立ち、賑わっている。結局お昼は屋台で売っていたジンギスカンにした。昼間から生ビール(「サッポロクラシック」)もつけて。デザートはほかの屋台に行って、興部町のミルクでつくったソフトクリームのはちみつがけにした。

 次に目指すのは増毛、12月4日で廃止になるところだ。札幌からは13:03発の岩見沢行きに乗る。733系の3両編成である。江別までの間で降りる人が多く、終点に着くころにはかなり空く。岩見沢からは14:00発の旭川行きに乗る。こちらは721系の3両編成。乗客は少ないが、滝川での乗り降りが目立つ。札幌で特急の出た直後に出発したため、深川まで抜かれない。時間はかかるが先着する組み合わせである。深川に14:57に着くが、留萌線の次の列車まで1時間以上あるので、待合室で時間をつぶす。その次の列車、深川16:09発の増毛行きに乗る。旭川始発でキハ54の1両編成である。特急から持ってきたと思われるリクライニングシートが真ん中を向くように設置されている。座席の向きは変えることができないようだ。(続く)

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新幹線は北海道へ(0)

 9月13日から17日にかけて北海道方面に出かけてきました。3月26日に新函館北斗まで開業した、北海道新幹線にも乗ってきました。

 明日から何回かに分けて、そのときの様子を書いていきます。

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JR東日本、「北斗星」のB寝台を再利用したホステル開発

 2015年3月のダイヤ改正で惜しまれつつも定期運行を終了し、8月には臨時運行も終了した「北斗星」。そのB寝台等を再利用したホステルが東京に誕生します。

 その名前は「Train Hostel 北斗星」。馬喰町にできます(馬喰町駅4番出入口直結)。7階建てのビルの6階までを改装するかたちでつくられます。ベッド数は78です。「北斗星」のB寝台や個室寝台を内装に再利用しています。寝台車を転用したホステルのため、シャワー、トイレは共同です。宿泊料金が1泊2500~4000円という訪日外国人向けのホステルで、全スタッフが英語で案内可能、ホームページは英語、韓国語、中国語にも対応、予約サイトは英語にも対応、大型スーツケース置き場の設置なども行います。12月中旬オープン予定で、運営はすでに都内で訪日外国人向けホステルを開業している株式会社R.project(本社:千葉県安房郡鋸南町)が行います。

 「北斗星」のベッドは使いませんが、低価格の宿泊施設がもうひとつできます。「神田カプセルホテル」(仮称)といい、女性専用のカプセルホテルです。神田にできます(神田駅徒歩1分)。JR東日本の所有する土地に新たにビルを建てます。カプセルは70あり、宿泊料金は中心価格帯が1泊5000円程度のものを予定しています。訪日外国人の利用も想定していて、館内サインは全て日英表記で、ピクトグラムでわかりやすく表記されています。そのほかにも、受付は英語で案内可能、ホームページや予約サイトは英語にも対応、大型スーツケース置き場の設置も行います。2017年7月オープン予定で、運営はすでに京都、仙台、成田空港等でカプセルホテルを開業している株式会社ナインアワーズ(本社:東京都港区)が行います。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160904.pdf、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160907/k10010672991000.html)

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横浜に水陸両用バス

 陸上ではバス、水上では船となる水陸両用バスは観光用として使われています。導入の動きは各地で見られますが、横浜市もその一つです。その横浜市、当初の予定よりも遅くなりましたが(当初は3月開始の予定でしたが、水上バスなど既存の交通機関との調整に時間がかかっていました)、7月27日に社会実験を始めます。首都圏では初めてのことです。

 クジラをモデルにしたデザインの水陸両用バスは日本丸メモリアルパークを出発します。陸路で神奈川県庁や横浜赤レンガ倉庫などを経由し、再び日本丸メモリアルパークに戻ります。ここから海に入ります。水路で万国橋や大さん橋、新港ふ頭近くを通って日本丸メモリアールパークに戻るなど2コースを用意しています(天候などによって変更することがあります)。所要時間は1時間から1時間半ほど(途中での乗降はできません)、2コースとも1日5便ずつ走ります。なお、日本丸メモリアルパークにできる海への進水斜路は災害時の物資搬入拠点として活用することも考えています。

 料金は大人3500円、子供1700円ですが、ホテルや観光施設と連携したチケットを販売することも考えています。社会実験は2020年3月まで続きますが、それ以降は速やかに本格的な運行に移行したい考えのようです。
(参考:@niftyニュース http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/kanaloco-178618/1.htm、カナロコ http://www.kanaloco.jp/article/181966/)

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「ブラタモリ」を追体験するツアー

 NHKの人気番組、「ブラタモリ」。博学のタモリが全国を歩いて、新たな発見を続けています。かつて毎日昼の番組に出続けていたため、出かけることができなかったうっぷんを晴らしているかのようです。

 6月4日と11日の2週にかけて、伊勢が取り上げられました。伊勢神宮はもちろんのこと、伊勢市内各地、近鉄宇治山田駅にも立ち寄りました。これを追体験するツアーができたようです(一時は近鉄ホームページでも見ることができましたが、いつの間にか見ることができないようになっています。何かあったのでしょうか?)。

 この「ブラタモリ」を追体験するツアーは、「ブラタモリ足跡めぐりツアーin伊勢」というタイトルがついています。7月24日と31日の2回行われ、定員は各45人です。コースは宇治山田駅を8:30に出て、内宮、外宮、旧御師邸、古市、河崎、宇治山田駅、宮川堤に行きます。宇治山田駅に戻ってくるのは17:20です。市内の移動はバスを使いますが、宇治山田駅から宮川堤への往復は「神都バス」を使います。旧伊勢電気鉄道の廃線跡も通ります。

 発売額は近鉄名古屋駅から大人12000円、子供やほかの駅からの設定もあります。近鉄の往復特急券、往復乗車券、貸切バス、昼食代(あら竹の「ブラタモリ足跡めぐりツアーin伊勢」特別掛紙付特選牛肉弁当)等が含まれています。申し込みは近鉄駅営業所、出発日の10日前まで申し込みできます。

(追記)
 7月24日、このツアーはきちんと催行されました。昼食は弁当でしたが、それは宇治山田駅の普段は入ることのできない待合室で食べました。
(参考:駅弁のあら竹 掲示板 http://www.ekiben-aratake.com/bbs11/bbs39.cgi、railf.jp http://railf.jp/news/2016/07/26/164500.html)

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