天満橋-枚方間に定期観光船

 京阪間の交通手段といえば、鉄道でしょうが、その鉄道が開業するまでは、船でした。その船が復活するようです。

 京阪ホールディングスは9月から子会社の大阪水上バスが、天満橋(八軒家浜船着場)-枚方(淀川河川公園内)間に定期観光船を走らせます。戦前は大阪と伏見との間に水運が発達していましたが、定期船が走るのは戦後では初めてのことです(不定期での運航はこれまでもありました)。第2日曜日を中心に運航され、所要時間は3時間。食事もついて4950円です。大川などで走っている船を使うため定員は約60人で、ガイドによる歴史の解説も行われます。

 京阪ホールディングスは京阪間に船を運航することも検討しています。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD25H2A_V20C17A7LKA000/)

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ささしまライブ-ガーデンふ頭・金城ふ頭間に船

 名古屋駅に近いささしまライブから、中川運河を経てガーデンふ頭や金城ふ頭に行く船便の計画があることについては以前に記事にしましたが、それが実現することになりました。10月8日に運航を開始します。

 船便は休日や学校が休みになる時に運航します。ささしまライブ-金城ふ頭間(約18キロ)は50人乗りの船を使い、運賃は1500円。ささしまライブ-ガーデンふ頭間(約8キロ)は19人乗りの船を使い、運賃は900円です。ささしまライブでの乗船場は中川運河の堀止というところになります。船便の運航はすでにガーデンふ頭-金城ふ頭間や堀川で実績がある、東山ガーデン社に委託します。

 ささしまライブはもともと国鉄時代貨物駅だったところで、再開発が進んできました。10月7日に地区内の全施設が開業します。ささしまライブは名古屋駅広小路口から歩いて10分程度で行くことができますが、名古屋駅との間を結ぶシャトルバス(「ささしまウェルカムバス」)もできます。社会実験という位置づけで、9月16日から2019年3月31日までの間、運行します。実際の運行は名鉄バスが行い、平日は7~21時ごろまでの間約10分間隔で81便、休日は10~20時頃までの間約12分間隔で51便運行します。所要時間はささしまライブ行きが約4分、名古屋駅行きが約8分で、運賃は210円です。運賃は距離の割には高いですが、定期券(通勤は1か月4500円、通学は1か月3600円)や回数券(10枚つづり1000円)は結構お得です。
(参考:朝日新聞7月21日朝刊 中部14版、ささしまライブホームぺージ http://www.sasashima.nagoya/、http://sasashima.nagoya/info/2017/07/20/459)

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松山-大分間をバスとフェリーで

 松山と大分の間を新幹線で結ぶという、のようなプランもありますが、現状で公共交通で行こうとすれば、バスとフェリーを使うしかありません。

 ただ、八幡浜港、臼杵港での接続は良くないです。そこで、愛媛県と大分県は、八幡浜-臼杵間のフェリーにうまく接続することができるように、松山市駅-八幡浜港間、臼杵港-大分間に高速バスを走らせることにしました。愛媛県側は伊予鉄道、大分県側は大分バスが運行します。7月8日から8月27日までの休日のみの運行で(1日2往復します)、運賃は「愛媛・大分バス&フェリー切符」を使った場合、片道5000円です(ほかの区間の設定もあります)。八幡浜での接続時間は25分、臼杵での接続時間は15分に設定され、松山-大分間の所要時間は約5時間半です。

 今回は夏のみの期間限定ですが、その結果を見て本格運行することも検討しています。新幹線のようなぶっ飛んだ話にする前に、既存の交通機関で需要をつくっていくのが堅実でしょう。
(参考:タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/ehimeoita2017/)

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赤泊-寺泊航路、廃止か?

 本州と佐渡島の間には、佐渡汽船が3つの航路を運航しています。新潟-両津航路、小木-直江津航路、そして赤泊-寺泊航路です。このうち黒字なのは新潟-両津航路だけで、残りの2航路はいずれも赤字です。しかも利用客が減少したため、2014年度からは会社全体で赤字となっています。2016年12月期連結決算では売上高が前期比6.4%減の109億円、最終損益は5.3億円の赤字でした。

 こうなると赤字路線の見直しに踏み切らざるを得ません。佐渡汽船は開設された1973年から赤字続きで、最近では2億円程度の赤字が続いている、赤泊-寺泊航路を廃止することを考えています。赤泊-寺泊航路がいちばん使われていたのは1994年、年間7万人余り利用者がいましたが、先にも述べたとおり、その時も赤字でした。今の利用者は年間2万人で、最盛期の1/3以下です。すでに年間通じての運航ではなく、夏場の約5か月間のみの運航となっています。

 小川佐渡汽船社長は14日、米山新潟県知事と面会し、赤泊-寺泊航路を廃止することを伝えました。佐渡汽船は新潟県などの理解を得ながら2017年度中に結論を出し、2018年度に廃止したいとしています。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/170714/ecn1707140021-n1.html、新潟日報ホームぺージ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170715335401.html)

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「ビートル」に国内旅客と国際旅客が混乗?

 韓国に近いところにある対馬。その対馬の北部から九州一の大都会、福岡に船で行くのは結構時間がかかります。北部の比田勝からも博多港へのフェリーが出ていますが、1日1往復しかありません。南部の厳原からも便はありますが、北部からは高速船でも最短4時間かかります。航空機もありますが、北部からは空港に行くだけで2時間もかかってしまいます。

 とは言っても、近くを船が通らないわけではありません。博多港と釜山港とを結ぶJR九州高速船の「ビートル」があるのです。これが比田勝に立ち寄れば、片道2時間半程度で福岡に行くことができます。博多港と釜山港を結ぶ便は当然ながら国際線となりますので、博多-比田勝間だけの旅客を乗せることになれば、同じ船に国内旅客と国際旅客が混乗することとなります。もし実現すれば全国初のケースとなります。

 対馬市と「ビートル」を運航するJR九州高速船、博多-比田勝間を運航する九州郵船の3者は、今後月1回程度会合を開き、数年以内に「ビートル」の混乗の実現を図りたいとしています。ただ、課題もあります。不法入国や密輸などを防ぐため、船内を改修して、国内旅客と国際旅客を分離する必要があります。博多-比田勝間を運航する九州郵船の経営に与える影響も考慮する必要があります。後者はお金で済む話でしょうが、島国の日本では前者の対策はきちんとやっておく必要があります。
(参考:朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK5Y426YK5YTIPE00K.html、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC29H41_Z20C17A5LX0000/)

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北海道新幹線と津軽海峡フェリーがセットになったツアー

 北海道新幹線は途中最高速度が時速140キロに制限される青函トンネル等を挟み、かつ新青森、新函館北斗のターミナルが街中から外れているので、青函間の所要時間は在来線時代よりもかかることがあります。しかも、値段はほかの新幹線より高いです。東京までならそこそこの値段でそれなりに速いのですが、青函間だと新幹線になったメリットが見当たらないです。

 ということでJR北海道函館支社が6月9日から始めているのが、津軽海峡フェリーと組んだ、青森への日帰りの旅。北海道新幹線と津軽海峡フェリーを片道ずつ乗って、青森まで日帰りの旅をするのです。ランチは青森駅から徒歩5分の青森魚菜センター。どんぶりに好みの刺身、惣菜などを乗っけるのっけ丼です。追加料金を払えば、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸などの有料コーナーをお得に見ることのできるチケットもあります。

 このツアーの催行期間は6月12日から9月30日まで(8月10日から16日の間は除きます)。値段は大人8600円、子供5000円です。北海道新幹線で往復すれば14340円、北海道新幹線とフェリーを片道ずつ乗っても9940円しますので、お得です。北海道新幹線も開業2年目を迎え、初年度より利用者が減っているようです。5月の乗車率は前年同月に比べて8ポイント減少して30%、1日当たり利用者数も2割以上減って、5900人です。テコ入れのひとつでしょうか? なお、このツアーはJR北海道の新幹線駅を除く主要駅などで申し込みます。電話での申し込みも可能です。
(参考:JR北海道函館支社ホームぺージ http://jr.hakodate.jp/topics/pdf/20170609_press_aomorinotabi.pdf、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGKKZO1784856019062017L41000/、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/06/12/295970.html)

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深日-洲本間航路、夏の3か月間で試験運航

 以前当blogで記事にした深日-洲本間航路の話ですが、明日6月25日から9月下旬まで、社会実験というかたちで毎日運航が行われます。本来、不定期航路は年3日までしか運航できないのですが、社会実験なら最長1年間の運航ができるのです。この期間で需要や採算性を調査します。

 深日-洲本間航路は約70人乗りの双胴船を使い、1日4往復運航します。所要時間は55分、運賃は大人1500円、子供500円です。輪行バックを使えば、自転車も無料で運ぶことができます。

 なお、以前話があった関空と洲本とを結ぶ航路ですが、こちらはまだ運航開始の具体的な話はないようです。

(追記)
 関空と洲本とを結ぶ航路ですが、7月9日から運航することになりました。10年ぶりの復活です。所要時間約65分で、217人乗りの高速船が1日5往復します。バスと違って直線で結ぶので、大幅に所要時間が短縮されるのです。運賃は関空の港と関空を結ぶバスを含めて、大人2800円です。
(参考:岬町ホームぺージ http://www.town.misaki.osaka.jp/umi/doc/pilot_cruise.pdf、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/170603/wst1706030033-n1.html、http://www.sankei.com/west/news/170707/wst1707070086-n1.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170707-OYT1T50086.html)

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那覇-本部間に高速船?

 沖縄本島内でも、南北の移動では、結構時間がかかります。決して北の端とは言えない本部まででも、那覇からはバスで約2時間かかってしまうのです。しかし、高速船を使えば、速く行くことができるようです。約40分短縮することができるようです。

 なぜ高速船を使う構想が出ているのでしょうか? 実は国は5月16日に、沖縄県の観光振興のために行う2017年度の事業をまとめた、「沖縄観光ステップアップ戦略2017」を策定していたのです。沖縄県が3月に、2021年度までに達成することを目指している年間の観光客数を1000万人から1200万人に増やしました。それを受けて国がつくったのが「沖縄観光ステップアップ戦略2017」であり、そこに那覇と本部を結ぶ高速船の導入が明記されているのです。

 まだ具体的な動きはありませんが、6月中には公募を行うようで、そのうち具体的な話が明らかになることでしょう。
(参考:時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051601011&g=eco)

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津軽海峡フェリーに新しい船が続々

 北海道新幹線が営業を開始してから1年、途中の青函トンネル等で減速運転を余儀なくされるものの、東京と新函館北斗の間は4時間余りで結ばれるようになりました。しかし、青函間に関しては新青森と新函館北斗で乗り換えがいるため、在来線時代より遅くなっているケースも多いのです。そのくせ、値段だけはほかの新幹線以上に高いのです。

 そのため、青函間で4時間かかるフェリーがその安さゆえに見直されています。特に手ごろな運賃で移動できる青森-札幌間を結ぶ夜行「はまなす」が廃止された影響は大きく、フェリーと夜行バスの乗り継ぎを行う人が増えています。津軽海峡フェリーなどによれば、2016年の利用者数は前年比約2倍だそうです。青函間でフェリーを運航するのは2社。津軽海峡フェリーと青函フェリーです。そのうち津軽海峡フェリーは以前にも書きましたが、次々に新しい船を就航させています。

 まず2016年10月11日に新造船「ブルードルフィン」を就航させ、2月2日には、2010年から2016年10月まで運航していた「ブルードルフィン」をリニューアルして「ブルードルフィン2」として就航させました。これにより「えさん2000」が引退し、すべての船が大型化されました。そして3月11日には、「びなす」の代替船として、新造船「ブルーハピネス」が就航しました。この船は、災害時多目的船として大地震のときに救助活動できるような設備を備え(ストレッチャーを収容することができ、救急室があり、陸上に電力や清水を供給することができます)、また燃料消費量が少なく、二酸化炭素の排出量を減らすという環境性能も優れたものとなっています。
(参考:津軽海峡フェリーホームぺージ http://www.tsugarukaikyo.co.jp/topics_important/page/?id=1475220031z4DPe、http://www.tsugarukaikyo.co.jp/topics_important/page/?id=1481168440UPbbQ、http://www.tsugarukaikyo.co.jp/topics_important/page/?id=1481164932HkrqV、北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0382091.html)

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関空と淡路島の定期航路、2017年4月運航開始へ

 関空と淡路島を結ぶ航路はかつてありましたが(淡路島側は津名港、洲本港を使っていました)、明石海峡大橋を経由する高速バスとの競争に負け、2007年3月に運航を休止しました。

 ところが、関空を利用する人は増えています。泉州地域と淡路島を結ぶ航路は深日港と洲本港の間で考えられていますが(その後どうなったのでしょうか?)、それとは別に関空-洲本港間で運航する計画があります。2017年4月の運航開始を目指しています。

 運航を計画しているのは、淡路市に本社のある淡路ジェノバライン。明石-岩屋間航路で使われている旅客船を改修するようです。200人乗りの船が1日6往復程度するようです。関空-洲本間の高速バスは遠回りをするため約2時間かかりますが、大阪湾をまっすぐ進むことができる船なら、半分の1時間程度で済みます。

 洲本港の駐車場の確保、関空での船着き場の確保、切符売り場など運航開始までに解決しなければならない課題が多く、運航開始が遅れる可能性もありますが、淡路島まで直行できるというメリットがあります。
(参考:産経WEST http://www.sankei.com/west/news/160929/wst1609290025-n1.html)

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