JR北海道のキハ183系、タイへ

 JR北海道のキハ183系0代。34両ありますが、国鉄時代からある古い車両のため、2017年度までに引退します。2016年度にはそのうちの20両が廃車になりました。

 ところが、この車両の活躍の場があります。寒い北海道から常夏のタイに行くのです。17両が室蘭港からタイに旅立つのです。意外な展開かもしれませんが、車両にとって活躍の場があるのはうれしい話です。
(参考:北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0401524.html)

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大宮発着の「はやぶさ」

 5月19日、JRグループは7月1日から9月30日までの臨時列車の運行予定を発表しました。

 JR北海道関連では北海道新幹線「はやぶさ」の増発がありますが(8月15日、16日は仙台発新函館北斗行きの「はやぶさ289号」も運転されます)、やはり取り上げたいのは旭山動物園への臨時列車。これまではディーゼルカーで運転されていましたが、この7月と8月の休日は、定期列車の「ライラック5号」、「ライラック38号」を同じダイヤ、同じ車両のまま「ライラック旭山動物園号」として走らせます。グリーン車のある6両編成の車両を使いますが、グリーン車部分は記念撮影スペースとなり(旭山動物園の動物をデザインした記念撮影用シートもあります)、使えません。また、3号車は自由席から指定席になります。それでは、これまでのディーゼルカーはどうなったのでしょうか? これまで使われてきたキハ183系の「旭山動物園号」は老朽化のため、引退してしまったのです。運用の都合で一時的に走らせることはあるようですが、早ければ2017年度末に廃車になるのです。お金がないので後継車両がつくられず、定期列車を間借りするかたちで実質的な後継とするのでしょう。

 東北新幹線等JR東日本の新幹線も多数の臨時列車が運行されますが、注目は7月と9月の3連休に1本ずつ運転される、「はやぶさ69号」と「はやぶさ68号」。大宮発着なのです。大宮-新青森間の運転なのです。東北、上越、北陸新幹線は共有する東京-大宮間がネックになっていますが、それがゆえに大宮以北には余裕があります。わざわざ大金をかけて別線をつくらなくても(北陸新幹線の西のほうは、いろいろな事情で東海道新幹線に乗り入れることの確約ができず、新大阪まで別線をつくらないといけなくなりましたが)、東京-大宮間で少々ゆっくり走ればそれなりに多く走らせることができるのです。通勤鉄道ならば複線の設備でもっと多くの列車を走らせることができているのですから。大宮発着便は東京発着に比べて人気が落ちるでしょうから、割引切符で誘導するという方法もあります。

 7月からは「信州デスティネーションキャンペーン」が始まります。仲が悪いと言われるJR東日本とJR東海ですが、両社をまたぐ臨時列車が運転されます。ひとつは首都圏から木曽路に直通する「木曽あずさ号」(新宿-南木曽間、辰野経由)、189系の6両編成(全車指定席)で、期間中に3往復運転されます。もうひとつは名古屋から諏訪方面への「諏訪しなの号」(名古屋-茅野間)、383系の6両編成(全車指定席)で、期間中に4往復運転されます。名古屋から木曽路に行く快速「いろどり木曽路号」(中津川-長野間)もあります。全車グリーン車指定席の485系6両編成で、期間中に2往復運転されます。小海線にはキハ110系と110系の2両編成(全車指定席)の「HIGH RAIL 1375」です。7月から9月の休日を中心に運転されます。ダイヤは「HIGH RAIL 1号」が小淵沢10:30発小諸12:31着、「HIGH RAIL 2号」が小諸14:22発小淵沢16:54着、「HIGH RAIL 星空」が小淵沢18:20発小諸21:51着です。飯田線には313系3両編成ながら全車指定席の快速「飯田線リレー号」が「木曽あずさ号」と同じ日に運転されます。飯田線にはこのほかにも211系や313系の臨時列車が運転されます。静岡地区では、春に引き続いて、三島23:47発の静岡行きの臨時快速を金曜日を中心に運転します。富士までは各駅に、その後は清水のみに停まります。静岡には0:38に着きます。

 最後に夜行列車について紹介します。東京-出雲市間の「サンライズ出雲91号」、「サンライズ出雲92号」がお盆期間中に2往復、東京-大垣間の「ムーンライトながら」が東京発7月21日~8月19日の運転(大垣発は翌日)、新宿発白馬行きの「ムーンライト信州91号」が期間中に17本運転されます。金曜日、休日前には「サンライズ瀬戸」を琴平まで延長します。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170519-1.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170519-2.pdf、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2017/20170510.pdf、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2005%2019%2001.pdf、北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0401608.html、産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/170520/lif1705200055-n1.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/05/24/295172.html、静岡新聞ホームぺージ http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/362955.html、http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/322643.html?news=362955)

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E5系、E6系等にも荷物置き場

 北陸新幹線用のE7系、W7系には改造によって誕生した荷物置き場がありますが、東北・北海道・秋田新幹線用のE5系、E6系、H5系にも荷物置き場が設置されることになりました。

 荷物置き場設置の理由は、大きい手荷物を持っている人が増えているから。訪日外国人旅行客が増えているのです。E5系とH5系は2、4、6、8号車(普通車)の東京寄りと9号車(グリーン車)のデッキスペースに、そしてE6系は13、15、17号車(普通車)の東京寄りと11号車(グリーン車)のデッキスペースに設けられます。

 荷物置き場はE5系とH5系は7月1日から2018年2月ごろまでに、E6系は2018年2月ごろから8月ごろまでに順次設置されます。大きさは幅93センチ、奥行き72センチ、高さは上段が72センチ、下段が60センチです。2人分の座席をつぶして設置されます。
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170509-1.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/70072/、産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/170509/lif1705090038-n1.html)

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留萌線留萌-増毛間、廃止を惜しむファンで4倍増

 9日のことですが、JR北海道の2016年度決算が発表されました。

 2016年度は北海道新幹線の運輸収入が103億円にも上り、前年の海峡線・夜行列車と比較して49億円の増収がありました。この数字は台風被害による減収32億円を上回り、札幌圏でも増収がありました。しかし、北海道新幹線設備の修繕などにより修繕費が前年より22億円増え、減価償却費も北海道新幹線車両や安全対策で増加した設備などにより前年から63億円増えました。修繕費、減価償却ともに過去最高額となったのです。営業損益は前年より51億円悪化して498億円の赤字となりました。経常損益は188億円の赤字で、この状況は2017年度も続きます。2017年度もほぼ同額の189億円の経常赤字を見込んでいます。

 やはりJR北海道の決算で気になるのは、各線の輸送密度。2016年度は8月の台風で石勝線、根室線、石北線で大きな被害が出ました。そこで2016年度においては台風被害で運休区間があった9~12月を除いたデータも出しています。例えば石勝線・根室線の南千歳-帯広間の2016年度の輸送密度は3204人(前年度に比べて23.9%減、以下同じ)、もし9~12月を除くと4085人(3.0%減)に留まります。この影響は運休区間のない帯広以東にも響き、根室線の帯広-釧路間の2016年度の輸送密度は1728人(23.7%減)、もし9~12月を除くと2073人(8.5%減)に留まります。話を元に戻します。輸送密度が一番増えたのが北海道新幹線。2016年度の輸送密度は5638人で、前年度の海峡線に比べて1932人増えました。率にして52.1%増です。新函館で接続する函館線なども増加しました。

 率で一番増えたのが、2016年12月で廃止になった留萌線留萌-増毛間。私もそうなのですが(旅行記はこちら)、惜別に訪れた人が多かったからでしょうか、2015年度に続いて大幅な増加です。留萌-増毛間の2016年度(12月4日まで)の輸送密度は269人、2015年度の4倍、301.5%増です。同じく留萌線の深川-留萌間もそれに引きずられて増え、24.6%増の228人となっています。それにしても不思議なのは、根元の深川-留萌間よりも、末端の留萌-増毛間の輸送密度のほうが高かったこと。末端区間のみを行ったり来たりした人が多かったのでしょうか? ただ、このように増えたローカル線は留萌線ぐらいで、あとは減っています。維持することが困難だとされていますが、具体的な廃止日程が決まっていないからでしょうか? 一番少ない札沼線北海道医療大学-新十津川間の2016年度の輸送密度は前年度よりさらに13人、16.5%減って66人となっています。
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170509-2.pdf)

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JR北海道、281系、283系の振り子使用を停止していた

 JR北海道の特急用ディーゼルカーは、国鉄時代からの183系のほか、JRになってからつくられた281系、283系、261系があります。このうち、281系、283系は振り子式、261系は車体傾斜式で、カーブ等での速度向上に貢献しました。

 ところが、一連のトラブルの影響で、261系の新規製造車両は車体傾斜装置のない単なる新しい車両になり、車体傾斜装置をつけて高速で走っていた車両も車体傾斜装置の使用を停止しました。振り子式の281系、283系についても詳しいことはわかりませんが、どうやらメンテナンス上の問題から振り子の使用を停止したようです。分割民営化当時の姿に逆戻りしているのが現状なのです。
(参考:「鉄道ジャーナル」2016年12月号 鉄道ジャーナル社)

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留萌線に乗車すると市内の店舗等で割引

 2016年12月に末端区間の留萌-増毛間が廃止され、残る区間の深川-留萌間も存続が危ぶまれている留萌線ですが、JR北海道旭川支社は4月29日から8月31日の間、「魅力を再発見 留萌本線キャンペーン」を行います。

 このキャンペーンでは、指定された3種類のきっぷ(後述)を持っている人が、留萌や増毛の対象店舗に行き、きっぷを呈示すると、割引などの特典を受けることができます。留萌駅前大通商店街、留萌観光協会、増毛町観光協会と連携しているのです。

 さて、指定された3種類のきっぷとはどういうものでしょうか? ますひとつは、留萌までの往復乗車券。対象店舗では留萌発の券を呈示します。二つ目は、「自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)」、札幌―留萌間で5310円です。これも対象店舗では留萌発の券を呈示します。最後三つ目は、「道北一日散歩きっぷ」など、留萌で乗降可能なフリータイプのきっぷです。

 ゴールデンウィーク(4月29日から5月7日まで)とお盆(8月10日から15日まで)には、もうひとつ特典が付きます。留萌線全線乗車した人を対象に、「乗車証明書クリアファイル」のプレゼントがあります(ゴールデンウィークとお盆では、デザインが異なります)。配布があるのは留萌駅のみで、時間は7:50から16:20に限られています。配布枚数は各日先着100人、1人1枚限りです。

 留萌線は危機的な状況にあります。廃止の日が決まるまでに、留萌線に乗っておきたい人もいるでしょうが、せっかく乗ったからには終着駅でそのまますぐに折り返すのではなく、駅を出て町を歩くのもよいでしょう。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/69077/)

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富良野駅の乗降客、市が調査すると増えた?

 根室線と富良野線が交わる富良野駅ですが、根室線滝川方面、根室線新得方面、富良野線旭川方面ともに利用者が少なく、JR北海道は単独では維持困難だとしています。

 そんな中、富良野市は2月10日、朝6時の始発から深夜24時近くの最終まで、市の職員2人がホームに立ち、乗降人員を集計しました。その結果、JR北海道が2015年11月18日に行ったときに比べて、2016年の台風被害で一部区間で運休している新得方面を除いて、残る2方面は利用者が増えました。特に滝川方面は75%も増えています。

 富良野市はこれをもって鉄道を存続させるための資料としたい考えのようですが、JR北海道が調べたときと富良野市が調べたときは条件が異なります。富良野市が調査した2月10日は高校3年生は通学していないものの、スキーなど北海道の冬を楽しむ外国人が多くいます。そして何より、さっぽろ雪まつりなどで観光客が多く訪れる時期です。地元としての思いはともかく、こういう特殊な時期をもって「鉄道が必要だ」とするのは難しいでしょう。鉄道が欲しいのなら、財政支援をするだけです。
(参考:北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0384905.html)

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根室線落合-新得間にも代行バス

 根室線の東鹿越-新得間は2016年8月の台風被害により不通となったままです。このうち、東鹿越-落合間は2016年10月17日から代行バスの運行がありましたが、落合-新得間はその代行バスさえもありませんでした。

 ところが、ようやく3月28日から、落合-新得間の代行バスの運行を始めます。バスとはいえ、根室線がつながるのです。落合-新得間についても、現行の東鹿越-落合間の代行バス(下り4本、上り6本)を延長させるかたちで運行され、東鹿越-新得間が下り4本、上り5本、東鹿越-落合間が早朝の上り1本です(落合6:08発)。東鹿越-新得間の所要時間は下りが約1時間、上りが約1時間5~10分です。
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170322-1.pdf)

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石北線、夜間に臨時快速

 3月のダイヤ改正で一部の特急が旭川乗り換えとなった石北線ですが、4~9月の金曜、土曜、日曜日に臨時快速列車を運行します。

 その臨時快速は旭川20:00発、北見23:04着。全車自由席です。途中停車駅は当麻、旭川、丸瀬布、遠軽、留辺蘂、東相内、西北見です。北見近辺はこまめに停まりますが、特急停車駅でも白滝と生田原には停まらないので注意してください。

 実はその臨時快速、札幌18:30発の「ライラック35号」からの接続を受けます。札幌からの直通特急(=現行の最終列車)、「オホーツク3号」(札幌17:30発)と比較して、1時間遅く札幌にいることができます。

(追記)
 石北線の臨時快速はキハ54が使われます。1両編成です。全車自由席のワンマン列車です。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170317-1.pdf、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2017/04/jr_7203.html、railf.jp http://railf.jp/news/2017/04/16/203000.html)

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春の日曜日はJR北海道が乗り放題で3000円

 まもなく開業1周年を迎える、北海道新幹線。JR北海道はこれを記念して、期間限定で「JR北海道日帰り周遊パス」を発売します。

 「JR北海道日帰り周遊パス」が使えるのは、ゴールデンウィークを除く4月上旬から6月上旬の日曜日。4月9日、16日、23日、5月14日、21日、28日、6月4日の合計7日間です。これでJR北海道全線及び道南いさりび鉄道全線の快速、普通列車の普通車自由席が1日乗り放題となります。特急券を買えば、新幹線や特急にも乗ることができます。発売期間は3月26日から6月3日のうち、各利用日の1か月前から前日までの発売となります。JR北海道の主な駅の「みどりの窓口」、主な旅行会社などのほか、新青森の「みどりの窓口」、指定席券売機でも購入できます。値段は大人3000円、子供1500円です。特急券が要るとはいえ、新幹線や特急にも乗ることができるのは結構お得です。

 話は変わりますが、JR北海道は閑散期に地元住民を対象とした割引を行うようです。10月から11月の平日に渡島・檜山管内の住民を対象に「市民・町民乗車デー」を設け、通常なら14520円かかる新青森-新函館北斗間が4000円で往復できるようにします。幼稚園児、保育園児、小学校1~3年の児童を対象に、学校行事で新幹線を利用してもらう体験乗車も、4~6月、10~翌年3月の平日に行う予定です。2年目に向けた対策のひとつでしょうか?
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170316-2.pdf、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20170321-OYTNT50010.html)

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