北海道の特急から「スーパー」が消える&札幌近郊の区間快速廃止か?

 JR北海道の特急の中には頭に「スーパー」がつくものがあります。「スーパー北斗」などが該当し、分割民営化以降に高速化されたり2階建ての車両がついたりしたときに、特急の名称の前に「スーパー」がつくようになりました。

 しかし、この「スーパー」の名前、2020年3月のダイヤ改正で消えるようです。2020年3月のダイヤ改正で白老に停まる特急が増えます。そこでその機会に、「スーパー」の名前を外すのです。2017年に「スーパー宗谷」や「スーパーカムイ」から「スーパー」の名前を外しましたが、それに続くものです。「スーパー」のついた列車がデビューしたころは希少価値のある存在でしたが、「スーパー」ばかりになってしまいましたから、いつかは整理しなければならなかったのでしょう。

 ダイヤ改正事項はほかにもあります。札幌近郊の区間快速、「いしかりライナー」が全て各駅停車になるようです。区間快速があれば各駅停車も用意しないといけません。コスト削減のため、利用者がいる区間での区間快速を廃止しようとしているのでしょうか?
(参考:Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000002-hbcv-hok)

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JR貨物、北海道から撤退すれば赤字200億円

 北海道新幹線で一番ネックになるのは、青函トンネルなど貨物列車と共用している区間。最高速度が時速160キロに制限されます。

 もし、この共用区間から貨物列車を追い出せば、北海道新幹線はスピードアップできます。北海道新幹線の札幌延伸は2030年度末。北海道新幹線の採算を良くするためにも、スピードアップは不可欠です。

 貨物列車を追い出すことができたら、新幹線にとってはありがたい話です。しかし、JR貨物にとっては厳しい事態です。かなり収支が悪化するのです。現状(2018年度は胆振東部地震など災害が多かったので、2017年度のデータを使っています)は営業収益1227億円、営業費用1221億円で営業利益は6億円です。しかし、貨物列車が青函トンネル等の共用区間から締め出されると、営業収入が約900億円に減ってしまいます。営業費用も若干減りますがそれほど減らず、約1100億円かかってしまいます。差額約200億円が営業損失です。北海道内にある貨物駅や機関車などの資産を処分した場合、その費用もかかります。

 現状では共用区間から貨物列車を追い出すことは難しいでしょう。貨物列車の本数を見てもそれは明らかです。しかし、北海道への輸送でJR貨物が儲かっているのなら、JR北海道に支払っている線路使用料を適正なものにしなければならないでしょう。JR貨物の支払う線路使用料は安過ぎるのです。ある程度線路使用料収入が増えたら、JR北海道の赤字削減にもつながります。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348420)

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白老に「スーパー北斗」の大多数が停車

 以前、2020年4月24日に白老町に開設される、民族共生象徴空間「ウポポイ」についての記事を書きましたが、その続報です。JR北海道もこれに関連しての取り組みを行います。

 まず最寄り駅の白老の改修を行います。ホームを延伸して、最大10両編成の「スーパー北斗」が停まることができるようにします。1番のりば(函館方面、上り)、2番のりば(札幌方面、下り)ともに約50メートル延伸します。駅には自由通路ができますが、その自由通路と跨線橋を直接行き来することのできる臨時改札口を設置し、駅北側の「ウポポイ」とのアクセスを向上させます。駅のバリアフリーも行います。跨線橋にはエレベータを設け、上りホームを約20センチかさ上げします。駅舎内に自動ドアやLED列車発車標を設置します。

 そして、白老の特急停車本数が大幅に増えます。「すずらん」12本に加えて、「スーパー北斗」19本が停まります。合計31本停まることになるのですが、「スーパー北斗」も大多数が停まることになるのです。

 アイヌ語による車内放送も行われます。一部の特急や快速「エアポート」の札幌、新千歳空港発車時に、アイヌ語で「イランカラプテ」と挨拶します。「こんにちは」の意味です。そして、「ウポポイ」最寄り駅の白老に着くときには、「ウポポイ」の最寄り駅であることをアイヌ語でも案内します。アイヌ語で「民族共生象徴空間、『ウポポイ』へおいでのお客様は白老でお降り下さい」と放送し、その後に日本語で続けます。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190911_KO_upopoi%20shiraoista.pdf)

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H100形はまず山線に投入

 JR北海道は、老朽化したキハ40形の置き換え用として、H100形電気式気動車をつくりました。まず量産先行車を2両つくり、2018年2月から走行試験を行ってきました。その結果を踏まえて、量産車13両をつくることとなり(9月に6両が納車され、2020年1月に7両が納車予定です)、2019年度末に量産先行車と合わせて15両を営業運転に投入します。

 さて、H100形がまず投入されるのはどこでしょうか? 函館線の長万部-小樽間、山線と言われる区間です。ワンマン列車の全てを置き換えます(キハ201系は置き換えられずに走り続けます)。函館線の小樽-札幌間でも早朝の札幌発然別行き1本のみが走ります。置き換えの対象はキハ40形とキハ150形ですが、JR北海道の普通列車車両の中では比較的新しいキハ150形はほかの路線に転用され、キハ40形はそのまま廃車されるか、調子の悪いほかの路線の車両が廃車されるのでしょう。

 今後、JR北海道は2020年度から2021年度にかけて、H100形を60両導入する予定です(合計75両となります)。このH100形により老朽化しているキハ40形を置き換えるのですが、キハ40形は多いので、75両を導入しても、まだまだ残ることとなります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190911_KO_DECMO.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2019/09/12/326401.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49699580R10C19A9L41000/)

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JR北海道、南弟子屈を廃止か?

 ダイヤ改正ごとに利用者の少ない駅の廃止を進めている、JR北海道。次に廃止になるのは、釧網線の南弟子屈のようです。

 南弟子屈は1929年に開業した、無人駅。1日の平均乗降客数は1人以下です。すでにJR北海道は5月に、駅のある弟子屈町に駅の廃止についての協議を求め、弟子屈町は地元に十分な説明を行うことを求めました。その町の要請に応えるかたちで、JR北海道釧路支社は6日に地元住民への説明会を行いました。

 その説明会でどういう話があったのかは分かりませんが、利用者が極めて少ないので、廃止になる危険性は十分にあります。弟子屈町も積極的に廃止に反対しているわけではないでしょうから。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340781)

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快速「エアポート」に速達便ができる?

 札幌と新千歳空港とを結ぶJR北海道の快速「エアポート」。今は1時間に4本走っていますが、2020年の春には1本増えて1時間に5本になる予定です。

 その快速「エアポート」ですが、現在のダイヤでは基本的には途中、5駅に停車します。ところが快速「エアポート」が増える2020年から、ごく一部が停車駅を減らした速達便になるようです。速達便になるのは、朝の通勤時間帯の新千歳空港行き2本と、20時以降の札幌方面への2本で、途中停車駅を新札幌と南千歳に絞ります。

 快速「エアポート」の停車駅は、沿線の利用客の利便性も考えているため、多いようにも感じられます。場合によっては特別快速的な列車があってもよいかもしれません。

(追記)
 9月11日、JR北海道から、快速「エアポート」の輸送力増強についての発表がありました。快速「エアポート」は32本増発されることとなり、1日148本になります。約3割増えるのです。そして新たにできる速達便の所要時間は最速33分、従来より4分速くなります。

 また、札幌を6時前に出て、新千歳空港に6時半ごろ着く早朝便の快速「エアポート」もできるようです。
(参考:Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000011-hbcv-hok、JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190911_KO_airport%20powerup.pdf)

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「THE ROYAL EXPRESS」は北海道を4日で巡る

 JR北海道は、2020年に東急が伊豆で走らせている観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を使って、北海道内で観光列車を走らせます。その概要が明らかになりました。

 「THE ROYAL EXPRESS」が北海道を走るのは、2020年8月です。金曜日から翌月曜日までの3泊4日の日程で、4回クルーズを行います。1日目は札幌から石勝線経由で池田まで行き、十勝エリアで宿泊します。2日目はバスなどで釧路に行き、釧網線で知床斜里に行きます。宿泊は知床エリアです。3日目は知床斜里から釧網線と石北線で旭川に行き(一部はバスを使うようです)、富良野エリアで宿泊します。4日目は旭川から函館線で札幌に戻ります。なお、このクルーズの旅行代金は未定で、2020年2月に発売する予定です。

 「THE ROYAL EXPRESS」は直流電車のため、そのままでは動きません。JR北海道に直流電化の区間がないからです。.列車の動力はJR北海道の機関車です。DE10(?)の重連ですが、北海道の力強く明るく元気な太陽の色・収穫の色として、オレンジに塗ります。列車内へのサービス電力を供給するための電源車(東急所有)は白く塗ります。また、「THE ROYAL EXPRESS」は5両編成になるようです。「THE ROYAL EXPRESS」は北海道では実質的に客車なので、3両減らしても運転には支障がないのでしょう。なお、「THE ROYAL EXPRESS」や一部の駅の装飾は、「THE ROYAL EXPRESS」を手がけた水戸岡鋭治氏によって行われます。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/42b0cd0d273cdb5863e42894648d3005.pdf)

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「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は8%の値上げ

 JRグループは10月1日に消費税率の引き上げ等を理由に運賃や料金の値上げを行いますが、それに伴い「青春18きっぷ」等のフリーきっぷの類についても値上げとなります。

 「青春18きっぷ」は11850円だったのが、12050円になります。1.7%の値上げです。北海道新幹線と道南いさりび鉄道に乗ることのできる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は2300円だったのが、2490円になります。8.3%と値上げ率が大きくなっています。JR北海道の値上げ率の大きさを反映しているのでしょうか?

 「鉄道の日」のある10月には、恒例の「秋の乗り放題パス」等も発売されます。発売期間が10月1日から10月25日の間、利用期間が10月12日から10月27日の間と、例年より遅くなっています。発売期間が10月以降になっているのは、購入日によって消費税率が変わる(=値段が変わる)のを防ぐためでしょうか? 「秋の乗り放題パス」は140円値上げして7850円(1.8%の値上げ)、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」は190円値上げして2490円(8.3%の値上げ)です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/3034313c80a40c92cd0bcc2c5f5ff332.pdf、www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/f0af23e47683986bb0f22602c2a507ab.pdf)

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国交省、青函トンネルから貨物列車を追い出せず

 北海道新幹線は青函トンネルを含む区間で在来線(貨物列車)と共用しているため、スピードが出ません。3月にスピードアップされたものの、青函トンネルなど約82キロの区間では、最高速度が時速160キロに制限されます。新幹線がその能力を発揮できていないのです。

 そこで国交省は、2018年の秋から、青函トンネルから貨物列車を全面撤退させることを考えていました。青函トンネルから貨物列車がなくなれば、新幹線の所要時間が12分短縮されるのです。ところが、追い出される貨物列車を利用している農業関係者からの反対があったこともあり、貨物列車の全面撤退を断念しました。

 現状の鉄道輸送を海上輸送に切り替えるのが難しい以上、貨物列車を追い出すのは無理です。新幹線に貨物列車を追い出す資格はなく、当面は狭軌の貨物列車で運ぶのが妥当なところでしょう。ただ、長期的な視点で考えると、このまま在来線で貨物列車を走らせるのは適当ではありません。貨物列車を残すことによって函館近辺を除いて旅客が期待できない並行在来線を残さないといけません。逆に言えば、本州から苫小牧あたりまで船で結べば、函館付近を除いて鉄道を廃止して、維持費を節約することができます。残った函館付近は標準軌にすれば、新幹線との直通ができます。また、貨物列車は適切なコストを負担していません。基本的には自前の線路を持たないJR貨物は、旅客会社にお金を払って列車を走らせていますが、そのお金は安いのです。本来払わなければいけない負担をしていないのです。

 なぜJR貨物の線路使用料が安いのでしょうか? 安くしなければ利用してくれないからです。これを解決するには、貨物列車を速くしないといけません。すなわち、新幹線上に貨物列車を走らせるのです。現状ではまだまだ運ぶことのできる量が少なく、改良の余地が大きいのですが、うまくいけば適切な線路使用料を払って、かつJR貨物も儲かる、利用者も便利というウィンウィンの関係を築くことができます。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/336172/、Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00010002-doshin-hok、headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00000003-hbcv-hok&pos=5)

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JR北海道の駅に副駅名称

 JR北海道は今日8月1日から、副駅名称を2駅で設置しました。

 副駅名称とは、鉄道の利用者に特定の施設の最寄り駅であることを知らせるとともに(駅から1キロ程度のものが対象のようです)、地域の人にもその施設と駅に親しみを持ってもらうためのもの。1駅1名称限定です。このような副駅名称はJR北海道では初めての試みです。

 今回設置されるのは千歳線の2駅。恵庭が北海道文教大学前(設置主は学校法人鶴岡学園)、長都がキリンビール北海道千歳工場前(設置主はキリンビール株式会社)です。基本的には3年契約で、広告料はそれぞれ年間約300万円です。副駅名称は駅名標の下に付けられるのでわかりやすく(企業のロゴマークやイラストも使用できます)、宣伝効果は大きそうです。

 副駅名称がつく駅は今後増やしていく予定です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190711_KO_hukuekimei.pdf、日テレNEWS24 www.news24.jp/nnn/news16433498.html、北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/324388)

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