JR北海道、2025年度にも再び存続見直しか?

 JR北海道が単独では維持困難としている路線のうち、宗谷線、石北線など7路線8区間については、北海道の有識者会議が存続を求めています。これらの路線はこのまま存続されるでしょうが、将来にわたって存続が保証されたわけではありません。

 どういうことでしょうか? 12日に東京で開かれた自民党のJR北海道対策プロジェクトチームの会合で、島田JR北海道社長が明らかにしたところによれば、宗谷線、石北線など7路線8区間の収支改善が進まない場合、2025年度中にも再び存続の見直しを行うとのことです。確かに今回存続が決まった路線でも永久に維持する義務はなく、状況の変化に応じてある程度の間隔で適宜見直す必要はあるでしょう。

 なお、JR北海道は2030年度まで、国や北海道の支援が必要だとしています。なぜ2030年度かと言えば、北海道新幹線が札幌まで延伸するのがその時期。北海道新幹線が札幌まで伸びれば、収支の大幅な改善が図られるとしているのです。そのためにも、北海道新幹線の早期全線開業が望まれます
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/198869)

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JR北海道、値上げを検討へ

 経営難に苦しむJR北海道。2018年3月期には過去最大の416億円の営業赤字を計上しました。そこで、ついに運賃値上げに踏み切ることになるようです。利用者の減少や赤字の拡大がその理由で、もし値上げに踏み切れば、消費税率引き上げに伴うものを除くと、1996年以来の値上げとなります。1996年のときはJR四国とJR九州も値上げをしましたが、今回はJR北海道だけになるようです。JR北海道は値上げで得た金額を、安全対策や輸送力強化などに使うようです。なお、値上げの時期や値上げ幅は現時点では未定です。

 運賃を上げないで済めばそれに越したことはありませんが、JR北海道の厳しい状況を考えれば、値上げはやむを得ないでしょう。競争の激しい区間は割引切符で対応すればよいですし、利用者の極めて少ないローカル線なら、それによってさらに利用者が減れば、廃止に踏み切ればよいでしょう。わざわざ不得意な分野を押し付けられる必要は全くなく、ほかにも交通機関はあるのですから、得意分野の大都市通勤輸送か都市間高速輸送に特化すればよいのです。JR北海道に限った話ではありませんが、JRの運賃、料金は硬直化していて、競争の激しいところでは高止まりしていますが、ローカル線では異様に安いのです。大都市札幌の市内だけを走る札幌市営地下鉄よりも安い運賃水準で、山手線より少々高い程度の運賃では経営ができないのは当たり前のことなのです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180614/k00/00m/040/061000c)

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東北新幹線等も交通系ICカードで乗車可能に

 東海道・山陽新幹線は交通系ICカードで乗車することができますが、JR東日本などが運営する東北新幹線等はこれまで、首都圏のごく一部の区間を除いては交通系ICカードでの乗車はできませんでした。

 しかし、JR東日本、JR北海道、JR西日本の3社は、2019年度末を目標に、交通系ICカードを新幹線の自動改札機にタッチするだけで乗車できるようにします。この新しいサービスは、「えきねっと」もしくは「e5489」で予約し(指定席も自由席も可能です。運賃と料金がセットになった商品を購入します)、手持ちの交通系ICカード(「Suica」、「Kitaca」、「ICOCA」)を登録すれば、自動改札機にタッチするだけで新幹線に乗車することができるのです。事前に駅の窓口や券売機で切符を買う必要がないのです。「スマートEX」のように、クレジットカードも要りません。同一列車、同一行程なら1回の予約で6人まで乗車することができます(交通系ICカードは各自が持つ必要があります)。子供もこのサービスで乗車することができます。JR東日本の「タッチでGo!新幹線」を発展させたものと言えるでしょう。なお、JR東日本の「モバイルSuica特急券」はこのサービスの開始に合わせて終了します。

 新しいサービスが提供される区間は、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線の停車駅相互間。ただし、「e5489」の場合は、北陸新幹線に限ります。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/06/page_12470.html)

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石勝線夕張支線に臨時列車

 2019年3月31日の運行をもって廃止になる石勝線新夕張-夕張間ですが、6月23日と24日の2日間、臨時列車を運行します。

 6月23日と24日に臨時列車が走るのは、その2日間にイベントが行われるため。6月23日は「ONSEN ガストロノミーウォーキングinゆうばり」、24日は「第10回 復活!夕張メロンまつり」が行われるのです。臨時列車は2日とも同じダイヤで走ります。新夕張発夕張行きは9:05発と10:10発の2本、夕張発新夕張行きは14:35発の1本です。2両編成で各駅に停まります。

 今回運転される3本の臨時列車は、定期列車が走らない時間帯を埋める格好になり、しかも新夕張での特急の接続が良好です。ほかの路線でも見られたことですが、廃止が近づくと、普段は乗る人が少ない鉄道でも廃止を惜しむ人がたくさん乗ってきます。休日や学校が休みの時期には、廃止を惜しむファンのためにイベントがなくてもこのようなダイヤで臨時列車が運転されるのでしょうか?
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180517_KO_YubariRIN.pdf)

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留萌線、朝通学時間帯にバス

 留萌線は利用者が少なく、単独で維持困難な路線に位置付けられています。その留萌線で、6月からJR北海道自らがバスを走らる予定です。バスを走らせるのは、深川-石狩沼田間。朝の通学時間帯に、石狩沼田から深川へ走らせます。通学時間帯の列車を分析すると、留萌からの利用が少なく、石狩沼田や秩父別からの利用が多いからです。定期券利用客で見るとさらに明らかで、北秩父別-石狩沼田間の1日当たり定期客は134人であるのに対し、石狩沼田-真布間は15人しかいません。

 なぜ、鉄道があるのにバスを走らせるのでしょうか? 函館線との接続が良くないからです。留萌線の2番列車が深川に到着するのは7:49。しかし、滝川への通学列車は7:41に出るのです。せっかく3月のダイヤ改正で江部乙始発から深川始発にしたのですが、留萌線沿線の生徒にとってはメリットはありません。留萌線沿線の生徒は1本早い深川6:44着の列車を利用しています。

 このJR北海道の方針に対し地元は、通学時間帯の改善が図られることを評価する声もありますが、鉄道が廃線になる動きにつながることを警戒する声もあります。しかし、留萌線の需要が鉄道を維持するほどのものではないことは明らかです。バスなら深川-石狩沼田間を需要に応じて増やすこともできます。地元がお金を出して第三セクターとして維持するならともかく、そうでない限りはバス転換を受け入れ、その中でバスの充実を図るほうが賢明でしょう。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/188413、JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/03.pdf)

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7月1日に「オホーツク」等の車両変更

 JR北海道は老朽化した183系0代車両の取替を進めています。183系0代を使用している列車は、札幌-網走間の「オホーツク」と、旭川-網走間の「大雪」ですが、7月1日から「オホーツク」、「大雪」で使用している車両の変更を行います(「オホーツク3号」、「大雪3号」は6月30日から)。

 変更内容はふたつ。まずひとつは、グリーン車の置き換え。これまで、半室普通車・半室グリーン車の車両を使っていましたが(半室普通車は車販準備室を転用したものです。これまでの食堂車の代用として、車販準備室には簡単な調理機能もありました)、眺望の良いハイデッカーのグリーン車に代えます。3月のダイヤ改正まで「北斗」で使っていたのを転用したのでしょう。全席にパソコン用コンセントもつきます。もうひとつは、編成順序の変更。指定席・自由席車両を「ライラック」に合わせることによって、旭川での「ライラック」との乗り換えをスムーズにします。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180518_KO_OKTSHensei.pdf)

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月形町も札沼線廃止の受け入れを検討か?

 札沼線北海道医療大学以北は利用者が極めて少ない区間。JR北海道は単独では維持困難と考えているところです。

 そこでJR北海道は沿線4町と協議を進めています。ところが、当別、浦臼、新十津川の3町とは違って、月形町は札沼線の廃止に反対していました。月形高校の生徒が札沼線を利用していて、しかも町内にバス路線がないため、沿線4町の間では最も影響を受けると考えられているからです。

 ところがその月形町ですが、廃止を受け入れることを考えているようです。鉄路の存続が厳しいことがわかったためで、6月に存廃についての最終判断を下します。月形町の想いはともかく、需要が少ないことは明らかで、鉄道を維持させることは難しいでしょう。いかに有利な条件をJR北海道等から引き出すかがむしろ重要だと言えるでしょう。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/190165)

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「サンライズ93号」は京都発出雲市行き

 JRグループは5月18日、7月1日から9月30日までの92日間に運行する春の臨時列車についての発表を行いました。気になる列車について、取り上げていきたいと思います。

 以前、大宮を6:00に出る「はやぶさ101号」についての記事を書きましたが、7月にも走ります。7月28日です。終点の新函館北斗では函館や札幌への接続列車も走ります。「はこだてライナー」(新函館北斗発函館行き)と「北斗85号」(函館発札幌行き)です。なお、大宮6:00発の「はやぶさ101号」は9月8日にも走りますが、そのときは新青森行きです(新青森8:38着)。富良野線には6月30日から8月12日の間、キハ183系を使った快速「ふらの・びえい号」が走ります。ラベンダーの最盛期である7月を中心に「富良野・美瑛ノロッコ号」が混雑するため、輸送力のある特急用車両を使うことにしたのです。3両編成ですが、全車自由席です。

 信州に朝早く着くには、夜行に乗るという方法があります。快速「ムーンライト信州81号」(新宿発白馬行き、189系6両編成、全車指定席、7~9月の間に13回運転)に乗ればいいのですが、東京を朝早くに出ても、信州方面に早く着く方法があります。7月28日、8月4、11、12日の4回運転される、特急「山かいじ号」です。立川5:10発小淵沢7:01着の早朝特急です。E257系の5両編成で、全車指定席です。名古屋から信州への列車には、快速「ツインアルプス号」があります。9月2日のみ運転の列車で、名古屋-伊那市間を走ります。名古屋6:17発伊那市9:54着、伊那市13:50発名古屋18:00着です。313系の3両編成で、全車指定席です。「青春18きっぷ」のシーズンですので、指定席券さえ手に入れば、いろいろ活用できそうです。

 山陽新幹線で話題になるのは、「ハローキティ新幹線」。6月30日から走ります(検査等の理由でほかの車両が走る日もあります)。「500 TYPE EVA」と同じく、「こだま741号」と「こだま730号」で走ります。また、すっかり「こだま」がメインとなってしまった「レールスター」ですが、「ひかり」で走ります。「ひかりレールスター577号」と「ひかりレールスター576号」がそれで、姫路-博多間を走ります。実はこの「ひかりレールスター」、5月10日からすでに走っているもので、7月以降も臨時列車として走ります。

 夏休み期間中等に寝台特急「サンライズ出雲91号」、「サンライズ出雲92号」が合わせて7本運転されますが、9月21日(出発時)に運転される「サンライズ出雲93号」は変わっています。京都発出雲市行きです。京都22:14発、出雲市9:20着で、途中、大阪、三ノ宮、姫路、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道に停まります。また、山陰線では「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて臨時特急「大山」を合計84本走らせます。キハ189系の3両編成です。観光列車「あめつち」も7月1日から走ります。

 さて、「青春18きっぷ」愛好家なら気になる「ムーンライトながら」ですが、この夏も運転されます。東京発7月27日から8月18日までで(大垣発は翌日)、185系の10両編成、全車指定席です。185系の後継にE257系が転用されるので、この「ムーンライトながら」の行く末も気になります。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180518_KO_SummerR.pdf、JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180511.pdf、JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037245.pdf、JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/05/page_12384.html、JR西日本米子支社ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/items/180518_00_sanin.pdf、北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185611、railf.jp https://railf.jp/news/2018/05/14/180000.html)

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大宮始発の「はやぶさ101号」に乗れば、新函館北斗まで10860円

 以前にも書きましたが、6月23日と30日、大宮を6:00に出る「はやぶさ101号」が運転されます。そして、この「はやぶさ101号」限定で、割引切符が発売されます。

 ひとつは、会員登録が要る、「えきねっと」。インターネット申込限定、列車、区間、座席数限定商品の「お先にトクだ値スペシャル」(乗車券つき)です。乗車日の1か月前10:00から20日前の1:40まで発売します(事前受付の制度もあり、発売最終日がシステムメンテナンス日になる場合は乗車日21日前の23:40まで)。普通車指定席のみが対象ですが、その値段は5割引きの10860円(大宮→新函館北斗のみの設定で、ほかはありません。子供の設定もあります)。1万円ちょっとで北海道に行くことができるのです。

 「モバイルSuica」会員なら、さらにお得なものがあります。インターネット申込限定、列車、区間、座席数限定商品の「スーパーモバイルSuica特急券スペシャル」。乗車日の1か月前10:00から21日前の23:40まで発売します。こちらも普通車指定席のみが対象で、値段は9940円(元々通常より若干安い、「モバイルSuica特急券」の5割引きです)。1万円を切ります。こちらも大宮→新函館北斗のみの設定で、子供の設定もありません。

 いくら特殊な商品とはいえ、1万円程度で北海道に行くことができるのは驚きです。この機会に新幹線で北海道に行くのもよいでしょう。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180511_KO_Tokudane.pdf)

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北海道新幹線は3年目も減少、夕張は廃線で客増加

 5月7日のことですが、JR北海道もゴールデンウィーク(4月27日から5月6日まで)の利用状況についての発表がありました。

 それによれば、北海道新幹線は2018年度も減り、対前年比91%となりました。昨年なら2年目ということで仕方のない面があったのですが(どうしても1年目は「乗ってみたい」という需要が出てきます)、低落傾向に歯止めがかかっていないようです。在来線特急(函館方面、旭川方面、釧路方面)はほぼ横ばいで、観光客が多かったためか、航空機は好調だったのですが(JRも新千歳空港の利用者は6%増えました)、新幹線はその波に乗っていないようです。

 そんな中、にぎわっているのは2019年3月31日の運行をもって廃止になる、石勝線夕張支線。これまで利用者は少なかったのですが、廃止が決まってから徐々に増え、このゴールデンウィーク(3~6日)は通常1両編成の列車を2両編成にしました。これから乗ろうとする人は、混雑することも念頭に入れて行かなければなりません。三江線がそうだったように。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180507_KOGWzisseki.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180508/ddl/k01/040/024000c、https://mainichi.jp/articles/20180429/k00/00e/040/174000c、北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/187275)

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