秩父別での通学列車に思う
9日朝の秩父別駅。この日も滝川行きの普通列車(1両編成)は、高校生など約60人を乗せていました。終点から2つ前の秩父別駅では、約50人の客が待っていました。合計しても110人ほどなので、後ろのほうに詰めれば何とかなる数字です。しかし、乗客は運転席すぐ後のデッキに留まったままで、なかなか後ろに動こうとしません。結局、26人の乗客をホームに残したまま、列車は発車してしまいました(取り残された乗客は、JRの用意したタクシーに乗りました)。
もちろん、通学時間帯に増発できたり増結できればそれに越したことはありません。しかし、ローカル線というのは格安の通学定期の高校生ぐらいしか利用者がなく(車を持てば、遅い鉄道を利用することはめったにない)、サービスアップが収益には結びつきません。深川-秩父別間の高校生1ヶ月定期はたったの4930円です(片道運賃は200円)。こんな低運賃ではどう考えても経営が成り立ちません。
深川近辺は若干高いかもしれませんが、留萌線の輸送密度は、昨年廃止になった北海道ちほく高原鉄道よりも低いのです。JRではなく、第3セクターにしてそれなりの運賃を取っても、経営は苦しいのです。特急の通らないJRのローカル線は、大都市近辺や特急の通る幹線の利用客の負担で成り立っているのが現状です。その内部補助が利かない私鉄の場合、次々と廃止されていきます。JRのローカル線はその点、恵まれていますね。
増発や増結をしてもらいたいという気持ちはわかりますが、現実には難しいです。鉄道としての使命を失ったような路線では、JRに要求するだけでは解決できないのです。
(参考:日テレNEWS24 http://www.ntv.co.jp/news/83605.html)

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