JR東日本、摺沢-盛間に臨時バス

 大船渡線は建設時の経緯から、一ノ関-気仙沼間をまっすぐ走らず、一部区間が北に飛び出ています。この線形から、ナベヅル線とも呼ばれています。大船渡線の愛称の「ドラゴンレール」も、この線形から来ています。また気仙沼からは北に向かっているため、その飛び出ている部分と盛を結ぶと、気仙沼はかなり南に寄っているように見えます。

 大船渡線気仙沼-盛間などで導入されているBRTは、本数は充実しているものの、高速性には問題があるとされています。そこでJR東日本は地元自治体の要望を受け、利便性向上の一環として、飛び出ている部分にある摺沢と盛を直結するバスをゴールデンウィークの期間限定ながら運行することにしました。

 JR東日本のグループ会社のジェイアールバス東北が運行するこのバスは摺沢(摺沢駅前)-盛(盛駅前)間を結びます。国道343号線を経由し、途中、矢作二又(旧陸前高田市森林組合付近)と陸前高田(BRT陸前高田駅)に停まります。4月28日から5月7日の10日間の期間限定の運行で、摺沢駅前発が11時ごろと17時ごろ、盛駅前発が8時ごろと15時ごろの1日2往復の予定です。所要時間は約80分で(摺沢-盛間で見れば、気仙沼での乗り換えがないことから、上りが50~60分、下りが20~30分程度の短縮となります)、一ノ関方面との列車の接続に配慮しています。運賃はひと停留所ごとに500円、摺沢-盛間ならば途中に2つの停留所がありますので、500×3=1500円です。ただ、このバス区間を含むJRの切符をあらかじめ持っている人は、そのJRの切符でも乗車することができます。
(参考:JR東日本盛岡支社ホームぺージ https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1490157657_2.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2017/03/22/292452.html、岩手日報ホームぺージ https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170323_6)

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陸前高田市内にBRT新駅

 4月1日に気仙沼市内にBRTの新駅ができるということはすでに記事にしましたが、同日にダイヤ改正も行います。気仙沼や盛での接続改善が主な内容です。新駅の八幡大橋(東陵高校)にはすべての便が停車し、主な駅までの運賃は、気仙沼が190円、陸前高田が410円、盛が760円です。

 しかも、BRTの駅はさらに増えます。4月27日のことですが、陸前高田新中心市街地の公共駐車場やまちなか広場等の供用開始に合わせて、陸前高田-高田高校前間に新駅、まちなか陸前高田を新設します。一般道上にできるため、設備はバスポールのみです。
(参考:JR東日本盛岡支社ホームぺージ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1487640848_1.pdf、http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1487641245_1.pdf)

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JR東日本、輸送障害に対応して折り返し設備等の強化、「JR東日本30周年記念パス」等発売

 JR東日本の首都圏の路線では湘南新宿ラインや上野東京ラインの開業等によって広域的な直通運転ができるようになりました。ところが、このように直通運転ができるようになったおかげで、どこかでトラブルが発生すれば、影響はかなりの範囲で広がります。その影響を小さくするため、JR東日本は対策を進めています。

 その方法とは、折り返し設備の拡充と別線運転の対応範囲の拡大。東海道線では茅ケ崎に東京方面への折り返し設備をつくりました。信号機の増設や運行管理システム改修等を行い、茅ケ崎以西で不通となっても対応できるようにしました(2016年4月)。東北線では赤羽-大宮間において、川口付近に渡り線を整備し、東北線が不通になっても東北貨物線(湘南新宿ライン)を走行できるようにしました(2015年3月)。大宮に隣接する大宮操車場には折り返し設備を設け、東京方面が不通となっても、宇都宮・高崎方面への運行を継続できるようにします(2016年度末予定)。高崎線ではこれまで籠原で5両を切り離さないといけませんでしたが、深谷、岡部、本庄を15両化し、籠原での列車の渋滞を回避させます(2017年度末予定)。友部では水戸線側のホームも10両にし、折り返し能力を向上させます(2016年度末予定)。複々線区間での別線運転は、田町-田端間の山手線と京浜東北線、御茶ノ水-三鷹間の中央線と中央緩行線、品川-横浜間の東海道線から横須賀線(逆は不可)、横浜-戸塚間の東海道線と横須賀線(横須賀線から東海道線は2015年3月からできるようになりました)でできます。片方の路線で輸送障害が起きても、おおむね30分以内に別線での運転再開ができます。また、首都圏では複数の線路が並行して走っている区間があります。そういうところで輸送障害が発生すると、関係ない路線まで止めてしまいます。そこで輸送障害の起きている線路だけ運転を止め、復旧作業のための安全を確保したうえで隣接する路線の運転を継続するため、一部線区で線間柵を整備します。南浦和、東神奈川、新小岩など線路が3線以上並行している10か所に整備します。

 話は変わりますが、4月で分割民営化から30年を迎えます。そこでJR東日本は「JR東日本30周年記念パス」を発売します(JRグループ合同の企画がないのは寂しい限りですが)。JR東日本(BRTを含みます)のほか、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行の普通列車に3日間乗り放題で、大人13000円、子供3000円です。利用できるのは7月21日から31日まで、発売期間は6月21日から7月26日までです(利用開始日の1か月前から3日前までの発売)。JR東日本の「みどりの窓口」等や主な旅行会社で発売します。特急券を買えば、新幹線や特急にも乗車できます(「青春18きっぷ」と同じように、新青森-青森間のみの利用は特急券等は不要)。

 記念の入場券もあります。2017年4月現在のJR東日本の全駅(1634駅、BRTの駅や貨物駅は除きますが、臨時駅や無人駅は入ります)の入場券セットを300セット限定で発売します(インターネットや郵便で申し込みを受け付ける予定です。応募多数の時は抽選です)。発売日は鉄道の日である10月14日、値段は228760円(=140×1634)です。
(参考:JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20170301.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2017/03/07/291722.html)

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竜田-富岡間4月1日から大増発、鉄路復旧も2か月前倒し

 東日本大震災及び東京電力福島第一原発事故の影響で、不通が続いていた常磐線竜田-小高間のうち、浪江-小高間は4月1日に運転を再開することになりました。浪江町に出されていた避難指示が一部を除いて解除されるからです。以前の記事より1日遅くなっています。浪江-小高間は1日11往復走ります。小高-原ノ町間も1往復増えて1日11往復となります。浪江には11:10~19:10の間係員が配置され、改札業務を行います(切符は自動券売機で購入します)。

 これに伴い、竜田-原ノ町間で走っていた列車代行バスも大きく変わります。竜田-原ノ町間を走るのは竜田10:05発の1本だけとなります(途中停車するのは富岡、浪江、小高)。浪江でちょうどいい列車がないための措置と思われます。残り3本(浪江行き1本、竜田行き2本)は竜田-浪江間の運行に短縮されます(途中停車するのは富岡のみ)。バス停の位置も変わり、富岡は東京電力ホールディングス旧エネルギー館前から富岡駅前広場に、浪江は浪江町役場前から浪江駅前広場に変更します。

 そして、一部を除いて避難指示が解除された富岡町に行くことができるよう、竜田-富岡間だけの区間便が9往復設定されることになります。原ノ町や浪江への便を加えると、1日11往復です。これらは竜田を発着するすべての列車に接続します。

 そして、当面はバスの増発で対応する竜田-富岡間ですが、鉄路での復旧も若干早くなります。復旧工事が順調に進んでいることから、さらに2か月ほど前倒しされ、2017年10月ごろに運転を再開する見込みです。なお、富岡は津波で被害を受けたため、北側に約100メートル移転させます。
(参考:JR東日本水戸支社ホームぺージ http://www.jrmito.com/press/170310/press_01.pdf、http://www.jrmito.com/press/170310/press_02.pdf、福島民報ホームぺージ https://www.minpo.jp/news/detail/2017031139723)

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首都圏の座席のない車両、廃止へ

 多くの人が押し寄せる首都圏の通勤ラッシュをさばくため、座席が全くない車両が使われている路線もあります(関西でも一時期、阪急が導入していました)。1990年に初めて導入された山手線は廃止されましたが、現在も残っている路線があります。

 ところが、新線の開通などで混雑が廃止され、首都圏の座席のない車両はドアの数が多いため設置が進むホームドアの規格と合いません(そういう状況でもホームドアを置いたもありますが)。そこで、この座席のない車両が廃止されるようです。東急田園都市線は5月に、JR東日本の中央・総武線も2020年春までに使用を終了します。中央・総武線は山手線の車両によって置き換えられ、中央・総武線の車両も座席のない車両などを除いてどこかに転用されるのでしょう。
(参考:J-CASTニュース http://www.j-cast.com/kaisha/2017/02/19290689.html?p=all)

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小海線にもATACS

 JR東日本が開発を進めている無線式列車制御システム、ATACS。仙石線ですでに導入していて、埼京線でも導入する予定です。そのATACSですが、地方交通線向けのものが開発され、導入されるようです。

 その路線とは、小海線。2019年を目途に導入するようです。小海線は現在、運転士が手動でスイッチを操作して信号を変えています(JR東日本エリアでは、五能線や大船渡線も該当します)。それが無線による通信に変わるのです。鉄道には多くの軌道回路がありますが、ATACSではそれが要りません。地上設備を大幅に減らしながら、自動で列車の制御ができるのです。列車が正面衝突しないように制御し(交換設備のある場所しか無線通信ができないようです)、緊急時には折り返し運転がしやすくなります。将来的には、ほかの地方交通線にも導入することを考えているようです。

 小海線ではATACSの導入に合わせて、自動で速度を調整するATS-Pも導入します。本来なら地上に設備が必要ですが、先ほども述べたようにATACSを導入しますので、それも要りません。勾配がきつい区間もある小海線ではATS-Pによる速度調整で安全性が向上するようです。
(参考:日刊工業新聞ホームぺージ https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00418902)

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E3系が3月に秋田へ

 1997年に開業した秋田新幹線「こまち」用としてつくられたE3系ですが、E6系の導入によって大部分が廃車となり(一部は観光列車用等に改造)、そのままの姿で残っているのは「やまびこ」用の2編成のみです。

 ところが秋田新幹線から追われたはずの「こまち」用E3系ですが、3月25日に1日だけ秋田新幹線を走ることになります。団体列車の「秋田新幹線開業20周年記念号」として上野-秋田間を走ります。秋田7:00発上野11:38着、上野17:50発秋田21:50着のダイヤです。

 先ほども書きましたが、「秋田新幹線開業20周年記念号」は団体列車です。乗車するにはツアーに申し込む必要があります。ツアーは往復2万円からで、すでに1月21日から受け付けています。
(参考:河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_42008.html)

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登米市もBRT受け入れ

 気仙沼線は大半の区間がBRTとして運行していて、すでに気仙沼市などはBRTでの恒久的な運行を受け入れています。

 ところが、柳津のある登米市はBRTでの運行を受け入れるかはっきりとしていませんでした。ところが、2016年8月の南三陸町に続いて、2016年12月、登米市もJR東日本の構想通り、BRTでの運行を受け入れることになりました。

 登米市の柳津と南三陸町の陸前戸倉の間は内陸部にあるため津波の被害を受けず、線路が残っているところもあります。現在BRTは国道45号線を走っていますが、この受け入れにより線路を撤去してBRT専用道を整備することができ、利便性が向上するようです。
(参考:河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160825_11043.html、http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161202_13056.html)

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BRT志津川駅移転、大船渡線BRTに新駅

 気仙沼線、大船渡線のBRTについての記事を書くことにします。

 3月3日、南三陸さんさん商店街の移転オープン(かなり海に近づくことになります)に合わせて、気仙沼線BRTの志津川駅が商店街付近の仮位置に移転します。駅には待合室や販売窓口も設置されます。なお、移転に伴う運賃の変更はありません。

 これに合わせて、3月3日から志津川駅付近の運行ルートが変わります。志津川駅のひとつ気仙沼寄りにベイサイドアリーナ駅がありますが、現行ダイヤでは早朝と夜間は通過しています。しかし、3月3日からは全便がベイサイドアリーナ駅に停まることになります。運行ルートが変わることに伴い、ベイサイドアリーナ駅に寄っても大きくロスしないからと考えられます。ということは、志津川駅と清水浜駅を短絡する専用道は使われなくなるということになります。そのほか、気仙沼駅での大船渡線(鉄道)や大船渡線BRTとの接続改善が図られますが、接続を気にするあまり、パターンダイヤが崩れてしまう欠点も同時に発生しているところがあります。本数の少なかった鉄道時代ならともかく、BRTは鉄道時代には考えられなかったほど増発されているので(本吉-気仙沼間は日中でも30分間隔)、あまりパターンを崩すのはよくないようにも思えます。また、本吉行きの最終便は10分繰り下がり、気仙沼21:15発となっています。

 大船渡線BRTにおいては、新駅の設置があります。4月1日に地元気仙沼市の要望を受けて設置されるのは、八幡大橋(東陵高校)駅。鹿折唐桑-長部間の一般道上にできます。鹿折唐桑駅から北東に約900メートルのところにあり、かっこ書きで書かれている東陵高校まで約850メートルのところです。気仙沼方面から見ると、国道45号に入ってすぐのところです。運賃や時刻は決まり次第発表されます。
(参考:JR東日本盛岡支社ホームぺージ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1482213955_1.pdf、http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1485840517_1.pdf、http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1485917835_2.pdf、岩手日報ホームぺージ http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?ec=20161221_1)

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「あさま」用E2系、3月31日で引退へ

 1997年のいわゆる長野新幹線開業時から活躍してきた「あさま」用E2系。2015年12月で定期列車からは引退しましたが(12両編成のため座席数の多いE7系、W7系に置き換えられました)、臨時列車では使われていました。

 ところが、この3月31日で、臨時列車からも引退することになりました。東北新幹線用のはともかく、「あさま」用のE2系はなくなるのです。この引退を記念してびゅうトラベルサービスは3月25日に「ありがとうE2系あさま」というツアーを行います。
(参考:信毎web http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170216/KT170214FTI090001000.php)

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