「のぞみ」で生ビールみたいな泡

 列車の車内販売は縮小を続けていますが、東海道新幹線の車内販売はダイヤ改正後も継続します。

 その東海道新幹線の車内販売で、期間限定ですが、生ビールみたいなクリーミーな泡を味わうことができます。限定された「のぞみ」(夕方の5往復)で、サントリービールの「ザ・プレミアム・モルツ」の専任販売員にビールを頼むと、缶ビールをサーバーにセットします。この電動式サーバーには缶を超音波で振動させる機能があり、コップの7分目までを注いだところで販売員がスイッチを押すと、クリーミーな泡が缶の中から出て、コップに注ぎ込まれるのです。このクリーミーな泡は、通常のビール泡よりもきめが細かく、「神泡」と呼ばれています。

 このような「神泡」のビールの販売を行うようになったのは、泡を楽しむことができる唯一の酒類であるビールをアピールするため、サントリーがJR東海に話を持ち込んだからです。JR東海の東海道新幹線は利用者が多いのです。東海道新幹線で車内販売を行うジェイアール東海パッセンジャーズが検討を重ねて、販売の実施に至ったわけです。

 「神泡」のビールの販売は2月6日から4月2日まで。販売区間は東京-名古屋間のみで、下りが東京発16~17時台の「のぞみ」のうち5本、上りが名古屋18~19時台の「のぞみ」のうち5本です。東海道新幹線で名古屋まで来て、すぐに折り返すパターンのようです。値段はおつまみとのセットで500円です。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/83271)

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東海道新幹線で車掌が英語でアナウンス

 新幹線の車内アナウンスは自動放送で対応しているものと思っていましたが、JR東海は2018年12月から英語の車内放送を車掌の肉声で行っています。

 英語ならネイティブの人に話してもらったほうが聞き取りやすいでしょうが、なぜ車掌に話させるのでしょうか? 訪日外国人が増えているので、車掌が英語でも対応できるようにするためです。強制的に話す機会をつくることによって、能力を上げようとしているのです。

 さて、肝心の車内放送の出来はどのようなものでしょうか? やはり発音はつたないようですが、外国人からはそれでも構わない、という声があります。外国でカタコトでも日本語で話してくれると安心するのと同じで、日本の下手な英語でも外国人は受け入れるのでしょう。所詮、英語を母国語としない人が話す英語です。下手でも話が通じればいいのです。流暢に話すことができればそれはそれでいいのですが、そうでなくても恥ずかしがらずに話せば良いのです。単語の羅列でもどこへ行けばわからない外国人にとってはありがたいです。

 なお、他社についてですが、JR西日本でも新幹線の車掌による英語での案内は試行しています。JR東日本では自動放送等で対応し、車掌の肉声で行う予定はないようです。
(参考:朝日新聞2月6日朝刊 中部14版)

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N700Sは2020年7月デビュー

 JR東海の次期新幹線車両、N700S。これまで確認試験車による走行試験が行われてきました。その結果を基に、JR東海は量産車の仕様及び投入計画を決定しました。

 量産車の主な仕様(以前書いた部分は省略します)を挙げてみると、(1)台車カバーの形状変更や融雪ヒーター等の着雪防止対策を採用することにより、列車遅延を低減すること (2)緊急時に乗客と乗務員が通話できる装置を、司令所の係員とも通話できるように改良したこと (3)パンタグラフやブレーキ装置といった摩耗部品を長寿命化し、交換周期を約2倍に延伸することにより、検修作業の省力化を図ったこと があります。そして、N700Sはオリンピック直前の2020年7月にデビューしますが(5編成が一気にデビューします)、2020年度中に12編成、2021年度と2022年度にそれぞれ14編成の合計40編成を投入します。2022年度末の時点でJR東海が所有する新幹線の1/3弱がN700Sになります。工事費は補修部品の費用等を含めて約2400億円です。

 さらに、既存のN700Aにも改造を施します。N700Sの機能のうち一部を追加する工事を行うのです。この改造工事にかかる費用は前述の工事費には含まれていません。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039300.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40474050V20C19A1000000/)

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JR東海、N700Sで時速360キロの試験走行、リニアはチケットレス

 JR東海は2018年7月に、米原-京都間でN700Aを最高速度時速330キロで試験走行したという実績があります。そして、2020年度に導入予定のN700Sにおいても、高速での試験走行を行うのです。今回の試験走行で出す最高速度は、時速360キロ。営業用の車両で、2019年中に行います(実施の時期や場所は未定です)。

 ただ、この試験走行は東海道新幹線のスピードアップに使われるのではありません。海外に向けて新幹線の良さをアピールするために行うのです。JR東海にはアメリカテキサス州でN700Sをベースにした新幹線車両を走らせる計画がありますが、ほかの国にも売り込もうとしているのです。

 話は変わりまして、将来の乗り物、リニアについて。すでに現在の東海道新幹線でも4割がネット予約で乗車していますが、これをさらに進め、全面的にチケットレスにします。乗客はインターネットで座席を予約し、交通系ICカードやスマホなどで乗るのです。紙の切符はなく、以前にも記事にしたように、神奈川、山梨、長野、岐阜の各県にできるリニアの駅には原則として切符売り場はありません。実現すれば、国内の高速鉄道では初めての事例となります。

 チケットレス化を進めることによって、切符売り場の人員のコスト削減ができます。切符の発行のために旅行代理店やほかのJRに手数料を払う必要がなくなります。JR東海の利益となるとともに、乗客には事前購入割引などのかたちで還元できます。いいことずくめの話ですが、ネット予約の比率を高めるのはともかく、100%にできるかどうかというのは極論のような気もします。販売箇所を絞り(リニア駅での自動券売機のみの販売だけでもいいでしょう)、人件費等の分が高くても窓口の販売チャンネルを残しておいたほうが良いでしょう。

 また、チケットレスのみの販売にするということは、複雑な経路の切符には対応できないということになります。リニアとJRを乗り継いでも、(同じJRなのに)営業キロは合算されず、まるで別の鉄道会社みたいに別々に計算されると考えたほうがよいでしょう。名古屋暫定開業のときにそれなりにいると思われる、関西方面への新幹線乗り継ぎ客にも対応できるかどうか定かではありません。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASLDZ43F0LDZOIPE006.html?_requesturl=articles%2FASLDZ43F0LDZOIPE006.html&rm=302、YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190101-OYT1T50060.html)

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JR西日本「e5489」で予約した切符をJR東海の駅で受け取り可能に

 JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」でJR東海の在来線特急の切符を予約することができます。しかし、これまで名古屋駅などJR東海の駅の指定席券売機等で受け取ることはできませんでした。

 ところが、2019年4月1日予約分からは、JR東海の在来線の特急券をJR東海の主要駅で受け取ることができるようになります。対象となるのは、(1)「しなの」、「ひだ」、「南紀」等の在来線特急の切符(「ふじさん」、「サンライズ」等対応できないものもあります) (2)東海道新幹線と在来線の乗継割引を適用した切符 などです。予約した切符の乗車区間にJR東海のエリアが含まれていれば、受け取り可能です(ただし、「しなの」等、JR東日本のエリアに乗り入れるものもあります。松本などJR東日本の駅では、「しなの」の特急券を受け取ることができません。そのあたりの改善も必要と思われます)。

 これを考えたら、JR東海エリアでも「しなの」等の在来線特急を使うのならば、「e5489」に入っておくのもよいのかもしれません。東海道新幹線の「エクスプレス予約」もJR西日本の「J-WESTカード」で対応できますので、JR東海の「エクスプレス・カード」を持つ意味はありません。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039064.pdf)

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2019年3月ダイヤ改正発表(4)(JR東海、JR四国、JR九州、山陽新幹線)

 東海道新幹線ではN700Aのスピードを活かして、「のぞみ」70本の所要時間を3分ほど短縮します。列車によっては、1時間に1本ずつ、東京-新大阪間を2時間27分、東京-博多間を4時間57分で走るものがあります。休日や休日の翌日などには新大阪6:30発の臨時「のぞみ」を運転します。山陽、九州新幹線の「みずほ」が1往復増え、1日7往復になります。新大阪-鹿児島中央間の「さくら」は1日16往復(ほかに新大阪-熊本間の「さくら」が1往復)と変わりません。なお、「みずほ」の一部が久留米、川内に停まります。久留米、川内とも1往復ずつです。

 東海道線では、平日夕方に走る金山始発の快速2本を岡崎発にします。岡崎発になるのは特別快速となり、岡崎、刈谷などから名古屋への帰宅列車が増えます。

 四国で大きく変わるのが牟岐線。徳島-阿南間の9~19時台をパターンダイヤにします。徳島-阿南間は8本増発され、日中は30分間隔となります。ただ、特急は減るようで、1日1往復だけです。需要の少ない阿南以南については、減便の見返りでしょうか、徳島バスの協力を得て、大阪方面への高速バスの空席を利用できるようにします。阿南で乗り換えれば牟岐や海部方面にも行きやすくなりますが(乗降できるのは阿南駅-甲浦間の一部停留所に限ります)、高速バスの運賃は鉄道とは別なので、その点は不便です。高速バスが遅れたときの対応も心配点ですが(大阪方面からの高速バスの到着が遅れるというリスクがあります)、鉄道の代行バスとして高速バスが使えるようになれば理想的です。阿佐海岸鉄道との直通は廃止され、全て海部で乗り換えとなります。土讃線の「南風」のうち4本は高知で分割され、高知以西は「あしずり」となります。高知では同一ホームでの乗り換えとなります。反対に「あしずり12号」と「しまんと10号」は統合され、「しまんと10号」となって宿毛から高松まで走ります。また、予讃線の伊予北条-松山間などで減便があります。

 JR九州では筑肥線に糸島高校前が開業し、香椎線に「DENCHA」が投入されます。吉都線では都城21:45発の吉松行きが増発されます。現在臨時列車で走っているものの定期化で、平日のみ走ります。肥薩おれんじ鉄道で休日に運転している快速「スーパーおれんじ」、快速「オーシャンライナーさつま」について、JR九州への乗り入れを休止し、肥薩おれんじ鉄道内のみの運転とします。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039019.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/181214_00_daiya_1.pdf、JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2012%2014%2002.pdf、JR九州ホームページ http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/12/14/181214Newsrelease01.pdf、阿佐海岸鉄道ホームページ http://asatetu.com/archives/1775、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page273.html?type=top、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38964950U8A211C1LA0000/)

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高山線は11月21日復旧、芸備線は2019年秋に

 平成30年7月豪雨により大きな被害を受け、不通となっている区間についての復旧情報です。

 まず高山線ですが、11月21日に坂上-猪谷間の運転を再開します。飛騨古川以北が運休している特急「ひだ」も、全区間での運転を再開します。11月6日から運休区間の坂上-猪谷間を含む乗車券や特急券の発売を行います。復旧費用は約10億円です。

 そして、芸備線。白木山-狩留家間の第1三篠川橋りょうの橋脚が流されたため、これまで復旧の見通しが立ちませんでしたが、橋を架け替えることによって復旧させることになりました。新しい橋は橋脚が5つから2つに減ります。工事費は約13億円で、工事が順調に進めば2019年秋ごろに運転再開できるようです。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000038721.pdf、JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/11/page_13356.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37378640V01C18A1000000/)

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「モーニングトレイン一宮」に乗ってきました

 昨日(8日)のことですが、「愛知デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行された臨時列車、「モーニングトレイン一宮」に乗ってきました。そのときの様子を書いていきます。


 「モーニングトレイン一宮」は名古屋を8:20に出るので、11番乗り場に行く。貨物線に乗ることのできる貴重な機会だけに、鉄道ファンが多い。車両は313系8000番台で、戦国武将のラッピング等がなされている。私が乗った3号車は織田信長だ。なお、発車直前に1号車と3号車が入れ替わっていることが放送され、前後に大移動だ。

 「モーニングトレイン一宮」は駅を発車するとすぐに旅客線に入ったが、枇杷島の手前で貨物線に転線。旅客線から見ることはよくあるが、貨物線に乗ることは初めてだ。清洲に8:30に着いたが、8:54まで24分停車。「モーニングトレイン」は名古屋と尾張一宮の間を45分かけて走る(快速なら11分で済むところ)ので、旅客線を走る列車に抜かれる。清州の配線は、旅客線の視点で考えると、待避線のない駅。本来なら追い越すことができないが、今回の場合は貨物線に停まっていたので、何ら問題なく抜かされることができる。発車時刻となったので再び走り出したが、その後もゆっくりとしか走らず、特急に抜かされる。貨物線は稲沢と尾張一宮の間で終わるので、再び旅客線に合流し、尾張一宮に着いた。あとは、車内でもらったガイドブックで、モーニングをやっている店を探すだけだ。

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JR東海、10月からN700Sの8両での走行試験を行う

 2020年度に営業運転を始める予定の新型車両、N700S。2018年3月から確認試験車を用いた基本性能試験を行っています。これまで行ってきた走行試験の内容は、(1)16両編成の基本性能試験(3月20日から8月末まで行ってきたもので、地震時のブレーキ距離のさらなる短縮やフルアクティブ制振制御装置による乗り心地向上など、必要な性能を有していることの確認) (2)バッテリー自走システムによる基本性能試験(9月11、12日に行ったもので、高速鉄道で世界初となるバッテリー自走システムによる走行試験を時速5キロの速さで行いました) で、いずれも問題がありませんでした。

 そしてこれから行う走行試験のひとつが、8両編成の基本性能試験。N700Sは、16両だけでなく、様々な編成両数に変更できるという特徴があります。10月10日から2か月間の予定で、16両編成を8両編成に変更して走行試験を行います。また、2019年3月ごろからは16両編成での長期耐久試験、2019年5月ごろにはバッテリー自走システムによる時速30キロでの走行試験を行う予定です。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000038349.pdf)

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「スマートEX」で予約すると座席番号がくじになる

 これから紹介するのは、「スマートEX」1周年記念キャンペーンの第2弾です(第1弾はこちら)。

 第2弾は、「スマートEX THE席くじ」。「スマートEX」で予約して乗車した新幹線の座席番号がそのままくじになり、抽選で豪華景品が当たります。1人、片道当たり5000円以上の区間を利用した人の中から、乗車日、列車、号車、座席、区間を決めて、当選者を決定します。例えば、10月10日の「のぞみ1号」12号車8番A席に東京から新大阪の間座っていた人、といった具合です。景品は席ごとに変わります。A席賞なら、A席に座った人が対象です。A席からE席、すべてが対象の特別賞もあります。

 このくじの実施期間は第1期が10月10日~11月16日、第2期が11月17日~12月16日。当選者の発表は第1期のうち10月10日~28日乗車分が11月5日、10月29日~11月16日乗車分が11月26日、第2期のうち11月17日~12月1日乗車分が12月10日、12月2日~16日乗車分が12月25日に行います。景品は第1期と第2期で異なりますが、第1期のみ発表されています。A席賞からE席賞までは、1周年にちなみ、各商品の1年分になります。各賞10人ずつ×4回で、合計200人に当たります。第1期のA席賞は美白美容液、B席賞は新幹線沿線の御当地レトルトカレー、C席賞は「うなぎパイ」、D席賞はスジャータのアイスクリームと「あずきバー」、E席賞は入浴剤です。特別賞は帝国ホテルなど東海道・山陽新幹線のホテルペア宿泊券で、5組×4回で、合計20組です。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/09/page_13121.html)

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