リニアには「ドクターイエロー」なし、新幹線のほうは引退せず

 新幹線のレールの歪み、信号、電気系統などをチェックする、「ドクターイエロー」。東海道新幹線の開業よりも早い1962年に登場しました。その後、車両は代わり、現在は700系をベースにしたものが走っています。JR東海、JR西日本に1編成ずつあるだけなので、なかなか見ることができず、出会えたらラッキーと言うべき存在です。

 ところが、先ほども書いたとおり、「ドクターイエロー」は700系をベースにしています。新型車両の投入によって、2019年度までに引退する系列です。そのことから、「ドクターイエロー」も引退するのでは、という見方もありますが、JR東海の6月の株主総会で答えが明らかになりました。700系が引退してからも、「ドクターイエロー」は活躍するのです。

 それでは、リニアには「ドクターイエロー」のような車両はできるのでしょうか? こちらについては、「ドクターイエロー」のような専用車両を使わず、普通の車両に検査の機能を設け、営業運転で走りながら線路や電気設備の異常を検知する仕組みを整えます。鉄道とは違って、高速走行中のリニアはレールにもパンタグラフにも接触しません。接触しないため、「ドクターイエロー」みたいな専用車両が要らないのです。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018082590085153.html、時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080400154&g=soc)

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東京-新大阪間、「スマートEX」で10000円

 東海道・山陽新幹線のインターネット予約、「スマートEX」がサービスを開始してから、間もなく1年になります。JR東海やJR西日本のクレジットカードを新たにつくる必要なく、手持ちのクレジットカードがそのまま使えるという便利さから登録者数は増え、130万人を突破しました。

 そこでJR東海及びJR西日本はさらに「スマートEX」を広めるため、1周年記念キャンペーンを行います。乗車日の21日前までの予約で、乗車駅を6時台あるいは11~15時台に出発する「のぞみ」普通車指定席をお得に利用することのできる「EX早特21」を、さらに1000円下げて発売します。大人1人当たりの値段は、東京・品川-名古屋間が7800円、東京・品川-新大阪間が10000円、東京・品川-岡山間が12000円、東京・品川-広島間が13000円、名古屋-博多間が12000円です。この値段での利用期間は10月10日から11月11日まで、発売期間は9月10日から10月21日までです。乗車日の1か月前の10:00から21日前の23:30まで発売します。

 なお、「エクスプレス予約」の会員も、キャンペーン期間中、同じ値段で「EX早特21」を利用することができます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000038100.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12961.html)

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高山線運転再開で高山有名旅館がJR利用者限定プラン

 平成30年7月豪雨で一部区間が運休していた高山線ですが、8月11日に飛騨金山-下呂間が復旧し、名古屋や大阪から「ひだ」が走るようになりました。これを記念して、高山の有名旅館、本陣平野屋花兆庵は、JR利用者限定プランを発売しています。

 JR利用者限定プランでは、本陣平野屋花兆庵の月替わり会席で提供する飛騨牛鉄板焼を、特選飛騨牛鉄板焼にグレードアップします。特選飛騨牛は希少なものであるため、1日2組限定です。12畳の純和風客室が用意され、料金は2人で1室を利用した場合、1人25920円からとなります。9月30日までの宿泊がプランの対象となります。

(追記)
 運休が続いている高山線坂上-猪谷間ですが、11月下旬に運転を再開する見込みです。飛騨古川以北で運休している「ひだ」も、全線での運転を再開します。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180823-683041/、中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018083190232223.html)

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名古屋発尾張一宮行き臨時列車

 10月から12月にかけて、「愛知デスティネーションキャンペーン」が行われます。「愛知デスティネーションキャンペーン」では、名古屋城本丸御殿の重要文化財「竹林豹虎図」の特別展示、「リニア・鉄道館」の300X、モハ52の特別公開などの期間限定のイベントが行われ、一部を除いて500円で乗ることのできる周遊バス(全部で18コースあります)の運行がありますが、ここではJR東海の臨時列車について取り上げます。

 10月8日、11月11日、12月8日の3回運転されるのは、名古屋発尾張一宮行きの快速「モーニングトレイン一宮」。名古屋8:20発、尾張一宮9:05着の全車指定席制快速列車です。ラッピング車両(313系8000番台)を使います。快速で10分余りしかかからず、しかもこの区間には1つも待避できる駅はありません。東海道線のことですから、快速も普通もたくさん走ります。この中でどうやって走るのかと思ったら、貨物線の稲沢線を走るのです。

 10月20日、11月17日の2回運転されるのは、名古屋発武豊行きの快速「知多鉄道酢トーリー」。名古屋9:06発、武豊10:47着の全車指定席制快速列車です。途中、日本最古と言われるの現役駅舎がある亀崎と、日本最古と言われる跨線橋がある半田に停車します。半田ではレンガ造りの油庫の特別公開があります(乗車した人だけが見ることができます)。車両は10月20日がラッピング車両(313系8000番台)、11月17日がキハ75の3両編成です。11月23日、24日の2回運転されるのは、豊橋発東栄行きの快速「おいでん奥三河」。豊橋13:09発、東栄14:24着の全車指定席制快速列車です。途中、新城にも停まります。車両はキハ75の2両編成です。12月15日には全車指定席の急行列車、「愛知☆静岡DCトレイン」が名古屋-静岡間で走ります。名古屋発が373系の3両編成、静岡発がキハ75の3両編成です。このほか、団体専用列車がいくつか運転されます。

 ジェイアール東海パッセンジャーズでは、記念弁当も発売されます。愛知の醸造文化発信がコンセプトで、「醸幕之内」(1100円)と「醸鶏重」(900円)の2種類があります。8月30日から12月中旬までの発売予定で、名古屋駅や「リニア・鉄道館」で発売されます。「醸幕之内」は東海道新幹線の車内販売でも発売されます。9月27日からは東海道新幹線の車内販売で、コメダの監修によるブレンドコーヒーのアイスクリームが発売されます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000038045.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/81446)

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飯田線耐久レース

 12日は200キロ近い長さのあるローカル線、飯田線に乗ってきた。

 豊橋で名物の稲荷寿司を買い(じゃことわさび菜の入っているバージョン)、豊橋8:11発の天竜峡行きに乗る。名鉄と線路を共有する区間にある2駅を除いては、各駅に停車する列車だ。飯田線には20年ほど前に乗ったことがあったが、そのときは南半分は特急に乗ったので、普通列車だけで飯田線を乗り通すのは初めてである。天竜峡に着くのは12:07なので、4時間近く乗ることになる。車両は213系の2両編成、飯田線に転用した時にトイレはついたが、ワンマンにはなっていない。前のほうの車両に空席を見つけて、座った。座席はほぼ埋まり、立っている人もいる。進行方向右側に座ったので、夏の光が入ってきて、まぶしい。日よけを下まで下ろすと景色が見えなくなるから(213系は中ほどで止めることができない)、手で日よけを持ちながら、半分ほど日よけを下ろす。

 車内は少し空いて、中部天竜で20分停車。いったん駅の外に出ようとしたが、一転して激しい雨が降っている。駅の外に出るのを断念した。反対方向からの列車の到着が遅れたので、こちらも少し遅れて発車。ここから天竜峡までが秘境を走る区間だが、にわか雨で窓ガラスが曇って見えづらい。終点の天竜峡に到着。後続の茅野行きは12:33発だが、まだホームに停まっていない。いったん駅の外に出ようとするが、無人駅が多いためか精算を求める客が多く、なかなか改札を出ることができない。やっとのことで改札を出て、少しだけ駅の近くを散策していると、ホームに次の12:33発が入ったので乗る。実はこの茅野行き、これまで乗ってきた天竜峡行きと同じ車両である。2人掛けのシートを1人で座るという、ほどほどの混み具合で、豊橋で買ってきた稲荷寿司を食べる。

 このまま茅野行きに乗ればいいところだが、伊那大島に7分ほど停車している間に寝てしまい、気が付いたら列車は発車していた。このまま辰野まで乗っても、飯田線を乗り通したことにはならない。急いで時刻表を見て、七久保で折り返す。七久保で乗った天竜峡行き(七久保13:59発)は、313系3000番台であった。伊那大島を少し過ぎたところにある下平で降り、再び下平14:30発の駒ケ根行きに乗って北に向かう。こちらも213系だが、今まで乗ってきた列車に比べて明らかに空いていた。「青春18きっぷ」が使える時期なので、飯田線を乗り通すことができる列車に乗客が集中し、そうでない列車は空いているのだろう。

 駒ケ根で1番線に停まっていた、岡谷行きに乗り換える。こちらは313系の3000番台。JR東日本との境界である辰野で車掌は降り、2駅だけだがワンマン運転となる。本日初めてのワンマンだ。辰野からは中央線、元私鉄の飯田線とは違い、線路状態は良く、駅も国鉄らしく場所を取っている。飯田線のようにコンパクトではない。岡谷からはすぐに来た211系6両編成(信州色)で塩尻へ。

 所定のダイヤでは岡谷から乗った列車の塩尻着は17:13。当然ながら、塩尻17:05発の中津川行きには間に合わない。次の普通は18:50発だ。その間に辰野まで1往復しようと思っていたが、塩尻のホームには、その中津川行きと、塩尻17:03発の「しなの20号」が停まっていた。特急が出ないと、普通列車も発車しない。急いで中央西線のホームに行き、塩尻17:05発の中津川行きに乗ることができた。塩尻で夕食用の駅弁を買うことができなかったし、座ることもできなかったが(途中駅で空席を見つけて座った)、乗ることができただけでも御の字というべきだろう。

 さて、15分ほど遅れて発車した中津川行きだが、その後はスムーズに走り、8分遅れにまで縮めた。ところが、名古屋方面の雨で混乱していて、中津川のホームが空かない。駅の手前で停まったままとなり、結局、15分遅れて中津川に着いた。本来なら4分で接続する中津川18:55発の快速はまだ発車していなかったが、雨の影響で25分遅れて発車した。

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「新幹線自由席用早特往復きっぷ」、9月で発売終了

 近鉄特急との競争がある名阪間については、「エクスプレス予約」、「スマートEX」でなくても、割引のきっぷが売られています。それは、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」と言われるもので、名古屋(市内)-新大阪(市内)間のみ設定がありました。往路の乗車日の1か月前から1週間前まで枚数限定で発売され、値段は往復で9150円です。

 ところが、東海道・山陽新幹線のネット予約サービスの進展を理由に、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」の発売を終了することになりました。9月30日利用開始分で発売を終了します。JR東海のプレスリリースには載っていませんが、近鉄の「名阪まる得きっぷ」の廃止の影響もあるでしょう。ライバルの近鉄に安さでアピールできるきっぷがなくなり(その近鉄は期間限定でこういうキャンペーンを行っています)、JR東海も安売りのきっぷを廃止することができます。

 JR東海は「新幹線自由席用早特往復きっぷ」の代替商品として、「EXこだまファミリー早特」を挙げています。確かにこれを使えば、名古屋-新大阪間が大人1人当たり4200円となるなど魅力的な価格設定ですが、3日前までに(席数限定で、設定のない日もあります)、2人以上で使うことが前提です。1人の場合だと「EXこだまファミリー早特」は「新幹線自由席用早特往復きっぷ」の代替になりません。「エクスプレス予約」で名古屋-新大阪間を買えば、5580円します。「新幹線自由席用早特往復きっぷ」と比べると大幅な値上げになりますので、何らかの割引きっぷの設定が求められます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037922.pdf)

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「愛知DCフリーきっぷ」発売

 2018年10月から12月にかけて行われる、「愛知デスティネーションキャンペーン」。これに合わせてフリーきっぷを発売するという話はありましたが、このたび、正式にJR東海からフリーきっぷの発売の話がなされました。

 フリーきっぷの名前は「愛知DCフリーきっぷ」と言います。愛知県内のすべての鉄道路線と主な観光地へのバスが連続2日間乗り放題(JRや近鉄の特急に乗る場合は特急券が必要で、名鉄の特別車に乗る場合は特別車両券が必要です)で、大人4000円、子供2000円です。JR東海は東海道線二川-岐阜間、中央線多治見-名古屋間、関西線名古屋-桑名間、武豊線、飯田線豊橋-東栄間、高山線岐阜-美濃太田間、太多線に乗ることができます。近鉄は近鉄名古屋-桑名間、ガイドウェイバスは鉄道部分のみ、あと名鉄、名古屋市営地下鉄、あおなみ線、愛知環状鉄道、豊橋鉄道、東海交通事業、リニモは全線乗ることができます。旅行商品とセットのかたちで主な旅行会社から発売されるほか、「エクスプレス予約」、「スマートEX」で愛知県を訪れる人に対しても発売します。利用期間は10月1日から12月31日までです(12月30日利用開始分まで)。また、名古屋城など愛知県内約40か所の観光施設などの入館料金等が割引になります。

 「愛知デスティネーションキャンペーン」関連としては、次のようなものもあります。中央線を走る313系8000番台(3両編成)に、「名古屋おもてなし武将隊」のうち、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を各車両ごとにラッピングします。三英傑のほかに、愛知県内の有名観光地や「愛知デスティネーションキャンペーン」のロゴマークもデザインしています。このラッピングされた車両は、「愛知デスティネーションキャンペーン」の開催を記念した観光列車に使われますが(愛知環状鉄道にも乗り入れる予定です)、観光列車を運転しない日は中央線の定期列車として使われます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037799.pdf、http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037804.pdf)

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平成30年7月豪雨続報

 平成30年7月豪雨での各線の被害状況については以前に記事にしましたが、新たに判明したことなどを主要路線を中心に書いていきます。

 JR東海の高山線についてですが、飛騨金山-下呂間は8月半ばに復旧する予定です。坂上-猪谷間は運転再開まで数か月かかる見通しです。

 一番被害が大きいJR西日本についてですが、山陽線全線の復旧は11月中になります。三原-白市間が最後の区間となります。津山線の玉柏-野々口間は8月上旬、伯備線の豪渓-上石見間は8月中旬です。芸備線は下深川-広島間が23日に、狩留家-下深川間は9月中に復旧しますが、備後落合-狩留家間の運転再開まではかなりの時間がかかります(運転再開までかなりの時間がかかる区間はほかに、福塩線府中-塩町間、木次線出雲横田-備後落合間があります。芸備線で橋梁が流失した区間があるのですが、そのときに信号などを動かすケーブルも流されたので、芸備線のほかに福塩線、木次線の一部も止まっているのです)。呉線の坂-海田市間は8月上旬、広-坂間は11月中、三原-広間は2019年1月の予定です。

 JR四国の予讃線についてですが、本山-観音寺間は8月10日ごろに復旧する予定です。八幡浜-卯之町間は20日に普通列車のみ運転を再開する予定ですが、卯之町-宇和島間の再開予定は決まっていません。このほか、JR九州、長良川鉄道、京都丹後鉄道、井原鉄道、錦川鉄道、平成筑豊鉄道にも不通区間があります。

 このように不通区間が多いので、各地で代行バス等の運転が行われています。伯備線では不通区間をカバーするバスのほか、21日からは「やくも」の代替として岡山-米子間にノンストップのバスを5往復走らせます。すでに「やくも」の特急券(グリーン車もしくは指定席)を持っている人が優先ですが、空席があれば乗車のほかに自由席特急券を購入して乗ることができます。「やくも」は米子-出雲市間に5往復走るほか、「スーパーはくと」等に接続する臨時特急や快速が倉吉-米子間で走ります。

 呉線では7月6日までに購入した、呉線を一部でも含む定期券、回数券を持っている人を対象に、バスや船を走らせます。バスは緊急車両のみが通ることができる広島呉道路の通行止め区間も一部使うもので、呉発広島行きが朝に、広島発呉行きが夕方に走ります。1日約30便、約1000~2000人が乗ることができるわけですが、乗車するには整理券が必要です。整理券は呉駅では5:15から、広島駅では18:15から配布します。平日の朝には呉港発広島港行きの船を運航します。呉港6:35発広島港7:50着の予定で、約550人乗ることができます。乗車には整理券が必要で、呉駅で5:15から配ります。船はJR西日本宮島フェリー所有のものを使いますが、車や自転車を載せることはできません。定期券等を持っていない人は、広島電鉄のバスが使えます。広島バスセンターと呉駅との間を1日16往復走らせます。

 山陽新幹線を使った代替輸送もあります。山陽線のほか、呉線の利用者も山陽新幹線を使うことができます(ただし、西条などから連絡バスがある山陽線とは違って、呉線からの連絡バスはありません)。こちらは定期券、回数券のほか、乗車券でも7月6日までに購入したものは対象となり、特急料金を払わずに自由席に乗ることができます。東広島から広島に向かう朝の列車、広島から東広島に向かう夕方の列車が混雑しているので、臨時列車も運転しています。定期列車も通常8両編成のところ、16両にしているのもあります。一部の「ひかり」は東広島に臨時停車しています。山陽新幹線を使った代替輸送は、三原-広島間のほか、新岩国(岩国から連絡バスあり)-徳山間でも行われています。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037758.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/07/page_12678.html、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80974、産経WEST https://www.sankei.com/west/news/180717/wst1807170019-n1.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7L5392L7LPTIL01Y.html)

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平成30年7月豪雨で芸備線の復旧は1年近く?

 平成30年7月豪雨は、鉄道にも大きな被害を与えました。

 JR西日本に関しては、山陽新幹線は運行しているものの、在来線は山陽線笠岡-海田市間、岩国-徳山間などで運休しています。現時点で1か月以内に復旧が見込めない区間は山陽線、伯備線、芸備線など9路線10区間。しかも結構深刻で、山陽線は盛り土が流されているため、全線の復旧には数か月かかると見られています。橋が流出した芸備線は復旧まで1年近くかかる見込みです。呉線については、坂-海田市間は9月に運転再開する予定です(坂では折り返すことができるようです)。JR四国では、予讃線などで運休しています。運休している区間のうち、本山-観音寺間の運転再開見込みは早くても1か月後、卯之町-宇和島間はかなりの時間がかかるようです。

 このため、JR貨物にも影響を及ぼしています。山陽線、伯備線、予讃線で一部区間が不通となっているためです。運休している区間の1日当たりの輸送量は3万トン、JR貨物全体の3割にも及びます。12日からトラックと船での代行輸送を始めていますが、これでカバーできるのは通常の1割ほどにすぎません。そこで、山陰線を使って迂回輸送をすることを考えていますが、山陰線の大半は非電化区間なのでディーゼル機関車が必要で、運転士の訓練も要ります。そもそも山陰線は単線なので、迂回輸送をしても山陽線のような大量輸送はできません。

 豪雨の被害は中国、四国地方だけではありません。JR東海の高山線と長良川鉄道の一部が運休しているのです。高山線では6月の大雨で不通となっていた区間は復旧しましたが、飛騨金山-下呂間、飛騨古川-猪谷間が不通のままです。しかも、一部を除いて再開の目途は立っていません。特急「ひだ」が運休しているので、高速バスに逃げることのできない下呂温泉では、宿泊客限定で中津川とを結ぶ予約制のバスを14日から走らせます。長良川鉄道は美濃市以北が運休しています。このうち、郡上八幡以北は17日に再開見込みですので、残る不通区間は美濃市-郡上八幡間です。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7C4T52L7CPTIL01S.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C6HS4L7CPLFA00P.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7D5RLXL7DPLFA00Z.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C3PXGL7COHGB005.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00m/040/185000c、中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180713/CK2018071302000022.html、中国新聞ホームぺージ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=448516&comment_sub_id=0&category_id=256)

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「サンライズ93号」は京都発出雲市行き

 JRグループは5月18日、7月1日から9月30日までの92日間に運行する春の臨時列車についての発表を行いました。気になる列車について、取り上げていきたいと思います。

 以前、大宮を6:00に出る「はやぶさ101号」についての記事を書きましたが、7月にも走ります。7月28日です。終点の新函館北斗では函館や札幌への接続列車も走ります。「はこだてライナー」(新函館北斗発函館行き)と「北斗85号」(函館発札幌行き)です。6月と同じように、割引切符の設定もあります(値段は若干変わります)。なお、大宮6:00発の「はやぶさ101号」は9月8日にも走りますが、そのときは新青森行きです(新青森8:38着)。富良野線には6月30日から8月12日の間、キハ183系を使った快速「ふらの・びえい号」が走ります。ラベンダーの最盛期である7月を中心に「富良野・美瑛ノロッコ号」が混雑するため、輸送力のある特急用車両を使うことにしたのです。3両編成ですが、全車自由席です。

 信州に朝早く着くには、夜行に乗るという方法があります。快速「ムーンライト信州81号」(新宿発白馬行き、189系6両編成、全車指定席、7~9月の間に13回運転)に乗ればいいのですが、東京を朝早くに出ても、信州方面に早く着く方法があります。7月28日、8月4、11、12日の4回運転される、特急「山かいじ号」です。立川5:10発小淵沢7:01着の早朝特急です。E257系の5両編成で、全車指定席です。名古屋から信州への列車には、快速「ツインアルプス号」があります。9月2日のみ運転の列車で、名古屋-伊那市間を走ります。名古屋6:17発伊那市9:54着、伊那市13:50発名古屋18:00着です。313系の3両編成で、全車指定席です。「青春18きっぷ」のシーズンですので、指定席券さえ手に入れば、いろいろ活用できそうです。

 山陽新幹線で話題になるのは、「ハローキティ新幹線」。6月30日から走ります(検査等の理由でほかの車両が走る日もあります)。「500 TYPE EVA」と同じく、「こだま741号」と「こだま730号」で走ります。また、すっかり「こだま」がメインとなってしまった「レールスター」ですが、「ひかり」で走ります。「ひかりレールスター577号」と「ひかりレールスター576号」がそれで、姫路-博多間を走ります。実はこの「ひかりレールスター」、5月10日からすでに走っているもので、7月以降も臨時列車として走ります。「ひかりレールスター577号」と「ひかりレールスター576号」だけだけに適用される格安切符、「ひかり577★576早特きっぷ」というものもあります。14日前までにネットで購入すれば、姫路-小倉・博多間8000円(子供は1000円、ただし子供だけでの利用は不可)です。

 夏休み期間中等に寝台特急「サンライズ出雲91号」、「サンライズ出雲92号」が合わせて7本運転されますが、9月21日(出発時)に運転される「サンライズ出雲93号」は変わっています。京都発出雲市行きです。京都22:14発、出雲市9:20着で、途中、大阪、三ノ宮、姫路、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道に停まります。また、山陰線では「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて臨時特急「大山」を合計84本走らせます。キハ189系の3両編成です。観光列車「あめつち」も7月1日から走ります。

 さて、「青春18きっぷ」愛好家なら気になる「ムーンライトながら」ですが、この夏も運転されます。東京発7月27日から8月18日までで(大垣発は翌日)、185系の10両編成、全車指定席です。185系の後継にE257系が転用されるので、この「ムーンライトながら」の行く末も気になります。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180518_KO_SummerR.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180619_KO_O-miyaNet.pdf、JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180511.pdf、JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037245.pdf、JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/05/page_12384.html、JR西日本米子支社ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/items/180518_00_sanin.pdf、北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185611、railf.jp https://railf.jp/news/2018/05/14/180000.html、「J-WEST WORLD」2018年7月号)

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