「熊本デスティネーションキャンペーン」で筑豊線経由の急行復活

 熊本県とJRグループは、7月1日から9月30日まで、「熊本デスティネーションキャンペーン」を開催します。

 この「熊本デスティネーションキャンペーン」では、いろいろな企画を予定しています。そしてJRグループではいくつかの特別列車を走らせます。この中で今回取り上げるのは3つあります。

 まずひとつは、初日の7月1日に走る、「DL&SL人吉リレー号」(仮称)。通常、熊本-人吉間を走る「SL人吉号」が、この日に限り博多から出発します。当日のダイヤは博多駅を8:43に出て、熊本駅には12:16着。ここで機関車をDE10からSLに代えて、終点人吉駅には16:12に着きます。この列車の切符は「みどりの窓口」等では発売せず、クラブツーリズムのツアーで行います。

 二つ目は、「サロンカーなにわ」(7両編成)を使った夜行列車。かつての夜行列車に因んで、「サロンカー明星号」といいます。往路は大阪駅を8月23日16:18に出て、翌11:17に熊本駅に着きます。復路は博多駅を8月25日16:00に出て、翌6:06に大阪駅に着きます。日本旅行によるツアーで行います。

 最後は、急行「阿蘇号」。12系の6両編成です。往路は広島駅を9月28日9:19に出て、熊本駅に18:50に着きます。復路は博多駅を9月29日14:00に出て、広島駅に20:37に着きます。今回注目すべきことは、往路において筑豊線経由で走ること。九州への列車の中には、九州一の大都会である福岡を通らずに、炭鉱で栄えていた筑豊線を通るものがありました。これを復活させるのです。今回の「阿蘇号」が夜行ではなく昼行なのは違和感もありましたが、明るいうちに筑豊線を通ることができるのは、かえって良いのかもしれません。こちらも日本旅行によるツアーです。
(参考:JR西日本ホームページ www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14294.html)

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JR東日本の車内販売ではホットコーヒーすら売らない

 3月16日のダイヤ改正で質、量ともに車内販売を縮小したJR東日本。7月1日にもまた縮小を行います。

 今回見直しを行うのは、販売品目。ホットコーヒーの販売を取りやめます。また、3月にJR東日本の車内販売を縮小した後においても、北陸新幹線の「かがやき」、「はくたか」に限っては弁当、サンドウィッチなどを販売していましたが、こちらもほかのJR東日本の列車同様、縮小されます。7月1日以降、車内販売をする列車は、「はやぶさ」、「はやて」、「つばさ」、「こまち」、「かがやき」、「はくたか」、「とき」、「あずさ」、「かいじ」、「ひたち」、「スーパービュー踊り子」、「いなほ」。そして販売するのは、ソフトドリンク類(ペットボトル)、菓子類、アルコール類、つまみ類です。事前に駅の売店で買えそうなものばかりです。

 なお、「グランクラス」や「スーパービュー踊り子」のグリーン車でのサービスはこれまで通り行われます。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190528_ho04.pdf)

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「天空の城 竹田城跡号」は「うみやまむすび」に

 2014年4月に運行を開始した「天空の城 竹田城跡号」。2015年にはリニューアルを行い、竹田城跡観光に貢献してきました。

 その「天空の城 竹田城跡号」ですが、5月6日で運行を終えました。これまで「天空の城 竹田城跡号」として走ってきたキハ40はリニューアルされ、新たな観光列車に生まれ変わります。

 新たな観光列車の名前は、「うみやまむすび」。「しあわせ結び宝箱」をコンセプトとし、北近畿の主要観光地の城崎温泉、天橋立、竹田城跡などを結ぶ列車として走ります。外観は発表されていますが(宝箱をイメージしたものです)、具体的な運行区間や運転開始日は未定です。決まり次第、発表されます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14239.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/04/page_14195.html)

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JR西日本と瀬戸内海汽船、観光型高速クルーザーを導入

 JR西日本及び瀬戸内海汽船は、瀬戸内を多くの人に来てもらえる一大周遊エリアにすることを目指して、取り組みを行っています。2018年から瀬戸内海汽船グループの高速船「はやしお」で島々を巡るツアー、「せとうち島たびクルーズ」を企画、販売してきました。これを発展させ、夏にオリンピックが行われ、さらに秋には「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」が行われる2020年夏を目途に、島めぐり観光に最も適した観光型高速クルーザーを新たに開発、導入し、鉄道と船とを組み合わせた新たな観光周遊ルートを構築、発展させます。

 新しい観光型高速クルーザーとはどういうものでしょうか? まずイメージから説明すると、(1)瀬戸内の多島美をぜいたくに楽しむことができる、スーパーヨット型のデッキを備えたもの (2)長時間の乗船に適し、島々の観光地を効率よく巡ることができるもの (3)定員は旅行会社によるチャーターに対応できるように、90人程度 (4)外国人観光客にも快適に利用できるような船内案内設備 が挙げられます。ルートは2018年、2019年に実施する「せとうち島たびクルーズ」の立寄港をベースに考えます。とびしま海道エリア(呉から愛媛県の岡村島に至るルート、岡村島からしまなみ海道の大三島にはフェリーで渡ることができます)としまなみ海道エリアの間ぐらいを周遊するようです。また、旅行会社などのニーズに合わせて、貸切も行うようです。

 なお、船の建造については、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が2018年度に創設した国内クルーズ船の共有建造制度を活用する方向です。JR西日本の子会社と瀬戸内海汽船グループの共同出資によって設立される会社が船を保有します。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14217.html)

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大阪環状線の201系は6月7日まで

 103系や201系といった古い国鉄型車両がぐるぐると走っていた大阪環状線もようやく専用の新型車両、323系が2016年から投入されました。323系は順調に増備を続け、6月8日に全編成の投入が完了します(22編成投入したので、当初の予定から1編成増えました)。

 大阪環状線、桜島線には323系のほかに、「関空快速」、「大和路快速」等のために3扉車両の221系、223系、225系が走っています。323系の投入完了により、前日の6月7日に大阪環状線、桜島線の201系での運行を終え(すでに2017年に103系の運行は終えています)、大阪環状線や桜島線は3扉の車両で統一されます。今まで3扉の車両と4扉の車両が混在していたために乗車位置が統一されなかったのですが、323系の投入完了によって3扉の車両に統一されるのです。

 そこで、ホーム上の混雑緩和を目的に、大阪環状線の全ての駅において、降車する人のための「降車エリア」を整備します。ホーム上に明らかに分かるように表示がなされるので、乗車する人はそこを空けて待つことになります。乗降がスムーズになります。大阪、天王寺、新今宮などの主要駅については、普通、「関空・紀州路快速」、「大和路快速」など列車ごとに並ぶことのできる新しいタイプの足元乗車位置案内を整備します。列車ごとに並ぶスペースが用意され、ホーム上に通行可能なスペースをつくります。同じく大阪、天王寺、新今宮などの主要駅については、混雑する時間帯でもホーム上をできるだけスムーズに移動することができるように専用の通行帯を整備します。

 ホーム柵を整備する駅もあります。大阪(1、2番のりば)は2020年春ごろに、京橋(3、4番のりば)は2019年秋ごろに整備する予定です。鶴橋、天王寺、新今宮も2022年度末までに整備するか、もしくは整備に着手します。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14241.html)

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「津軽」が夜行列車として復活

 5月17日、JRグループは7月1日から9月30日までの臨時列車の運行予定を発表しました。

 ここで気になるのは、秋田-青森間を走る、急行「津軽」。電気機関車と12系客車6両の組み合わせで、全車指定席です。7月27日に秋田8:59発青森12:16着の「津軽81号」、7月27日と28日には青森16:05発秋田19:29着の「津軽82号」が走りますが、何と言っても注目は7月27日に走る、「津軽83号」。秋田22:30発青森6:03着の夜行列車として走ります。途中停車駅は八郎潟、弘前、新青森だけで、深夜時間帯には停まらないようです。1日だけで、しかも運行区間が短いとはいえ、かつての夜行列車が復活するのです(夜行で走る区間は定期列車当時とは違いますが)。国鉄末期ごろの夜行列車の雰囲気を味わうことができるのです。SLとは違って、JR貨物以外で電気機関車が残る保証はなく、オリジナルの12系での旅はむしろ貴重です。

 また、各新幹線ともに臨時列車は多数運行されますが、その中でひとつ取り上げるのが、姫路-博多間に夏休み期間の初め(7月下旬、一部の日を除きます)と終わり(8月下旬、一部の日を除きます)に1日1往復ずつ走る、「ひかりレールスター」。JR西日本のインターネット予約「e5489」限定でお得なきっぷも発売されます。7日前までに購入すれば、姫路-小倉・博多間が大人8000円、子供1000円です(子供だけの利用は不可)。2018年とは違い、7日前までに購入すればいいですが、割引きっぷなので、いろいろ条件があります。
(参考:JR東日本秋田支社ホームページ https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20190517.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14261.html)

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JR西日本、岡山地区には新車投入予定なし?

 JR西日本の岡山支社管内で、車両トラブルによる遅れや運休が度々出ています。2019年は4月までの4か月間ですでに5件が発生(いずれもけが人はありません)、2018年の数字に並んでいます。2014年から2018年の過去5年間の傾向を見ると、このようなトラブルの数は4~12件ありましたが、4月末時点で5件という2019年の数字は最悪のペースです。

 どうしてこうなったのでしょうか? JR西日本もはっきりとした原因をつかんだわけではありませんが、車両の老朽化もそのひとつにあるようです。JR西日本岡山支社の所有する車両は約300両ありますが、そのうちの9割は国鉄時代の車両。製造から約40年が経過していて、車両の整備や点検はしっかりやっているでしょうが、どうしても老朽化によるトラブルが発生しやすいのです。

 JR西日本も車両トラブルの影響を小さくするため、車両トラブルから復旧するときにつくるダイヤをコンピュータで作成させるシステムを導入したり、長距離運行の列車を減らしたりしています。長距離の列車だとどうしてもほかの区間に影響してしまいます。3月のダイヤ改正で岡山からの列車が三原止まりになったのはそのためもあるでしょう。

 この問題の根本的な解決は新車を入れることです。お隣の広島には227系が入り、あっという間に国鉄型車両を追い出しました。それと同じことを岡山でも期待したいのですが、残念ながらそのようにはいきません。岡山で新車を導入する予定がないのです。113系や117系については2022年から2025年の間に約170両を置き換えるがありますが、岡山支社主力の115系については、置き換えの話はないようです。当分の間は、古い車両をだましだまし使っていかなければならないようです。
(参考:山陽新聞digital https://www.sanyonews.jp/article/897367)

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「新幹線&やくもスーパー早特きっぷ」発売

 JR西日本は、「e5489」限定で、新幹線と特急「やくも」の普通車指定席をお得に利用することのできる片道タイプのきっぷ、「新幹線&やくもスーパー早特きっぷ」を新たに発売しました。

 「新幹線&やくもスーパーきっぷ」の利用期間は5月17日から9月30日まで。乗車1か月前から14日前まで発売します。新幹線の普通車指定席と特急「やくも」の普通車指定席を利用することができます。1人から利用できます。

 驚きなのはその値段。大阪市内、神戸市内-米子、松江、出雲市間が利用できるのですが、大阪市内-米子間が正規料金10170円(新幹線は「のぞみ」使用、通常期の場合)のところ、4600円と半額程度になります。高速バスと同程度です。

 ここで、注意事項がいくつかあります。この「新幹線&やくもスーパーきっぷ」はJR西日本のインターネット予約「e5489」限定のきっぷで、駅の「みどりの窓口」や旅行会社では発売しません。また、新幹線については列車ごとに予約可能な座席数に制限があります。新幹線と「やくも」の座席の指定が取れない限り、発売できません。いったん予約したら、きっぷを受け取っていなくても、予約した列車の変更、利用区間の変更はできません。この注意事項を守れば、かなりお得なきっぷです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/04/page_14137.html)

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坂井市、第三セクターとなる北陸線に新駅構想

 坂井市は坂井郡南部の4つの町が合併してできた市であり、中心となる場所がありません。そこで、坂井市議会の最大会派である志政会が新都市構想を打ち出し、3月の坂井市議会で発表しました。

 それは、北陸道丸岡インターチェンジと福井港を結ぶ道路をつくり、それと福井森田道路(北陸新幹線と一緒に九頭竜川を渡るのがこの福井森田道路です)が交わるところを中心地とします。ここに物流機能を持つ産業団地や商業地(北陸線の西側の県道沿いです)を整備します。宅地も造成します。

 鉄道の駅もつくります。新都市構想が実現するのは2040年ごろ、当然ながら北陸線は第三セクターとなっています。その第三セクターとなった北陸線の春江-丸岡間に新駅、新坂井をつくります。かなり先の話ですが。

 志政会は今後、この新都市構想に賛同する人を増やし、坂井市の計画に反映させることを要望していきます。
(参考:福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/809798)

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289系が683系に戻る

 北近畿や南紀で走っている289系は、683系の交流機器を停止し、直流用としたもの。このまま直流電車として走り続けるものだと思っていました。

 しかし、福知山電車区にいた289系のうち、3両編成1編成が、いったん停止した交流機器を解除し、塗装も「サンダーバード」用(旧塗装)になって、金沢総合車両所に移ることになりました。

 今回金沢に移る車両、元々は683系2000番台で、2015年3月のダイヤ改正まで「しらさぎ」用の増結車両でした。しかし、今回「サンダーバード」用の塗装となっています。北陸新幹線が開業しても乗車率の高い「サンダーバード」の増結用車両として使われるようです。
(参考:railf.jp https://railf.jp/news/2019/04/23/201500.html)

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