「やくも」に新型車両

 国鉄時代からある振り子式車両、381系は中央西線、紀勢線、伯備線で走っていましたが(一時期は北近畿地区でも走っていました)、中央西線と紀勢線は置き換えられ、今走るのは伯備線のみ。国鉄型特急電車が走っている列車にはほかに「踊り子」がありますが、こちらには置き換え計画があり、どうやら伯備線が最後に国鉄型特急電車の走る線区になりそうです。

 しかしその伯備線にも、新型車両への置き換え計画があります。2022年度をめどに投入するようです。

 それでは、どのような車両が入るのでしょうか? JR西日本で同じ振り子式の381系が走っていた紀勢線は、287系などの振り子式以外の車両に置き換えられました。スピードが遅くなりました。ただ、伯備線に関しては期待が持てるようです。ほかのJRでは導入されている車体傾斜式を借りて実験するほか、JR西日本も持っている制御付きの振り子式車両も候補に挙がっているようです。

 車両の投資に係る金額は全額JR西日本が負担しますが、時間短縮のために線路などを改良する場合は、地元自治体との間で協議を行うとのことです。
(参考:山陰中央新報 2017年5月19日)

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「北陸ファミリー早特」は並行在来線も乗車可能

 JR西日本は、JR西日本の発足30周年を記念して、5月11日から「e5489」限定商品「北陸乗り放題ファミリー早特」を発売しています。

 この「北陸乗り放題ファミリー早特」は京都・大阪・神戸市内-北陸フリーエリア間の往復「サンダーバード」(往復とも「サンダーバード」に乗らないといけません。「ゆき」は利用できる便に限りがあります)と北陸フリーエリア内のJR等が3日間乗り放題のきっぷ。北陸フリーエリアは北陸新幹線黒部宇奈月温泉-金沢間、北陸線金沢-敦賀間、小浜線敦賀-小浜間などのほか、並行在来線のあいの風とやま鉄道(越中宮崎以西)、IRいしかわ鉄道にも乗車可能です。

 「北陸乗り放題ファミリー早特」は6月1日から9月30日までの期間限定で(利用開始日基準)、利用開始日の21日前から3日前まで購入することができます。値段は大阪・神戸市内発着が13000円で、京都市内発着が12000円です。子供はなんと一律2000円です。夏休みの旅行にも使えます。ただ、子供のみの利用はできず、2人以上が同一行程で旅行しないといけません。

 そしてここが一番重要なのですが、このきっぷは駅では販売していません。無料とはいえ、「J-WESTネット会員」への登録がいるのです。要注意です。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/05/page_10409.html)

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大正駅で駐輪場不足

 大正駅はJR西日本大阪環状線と大阪市交通局長堀鶴見緑地線が通っています。この駅には駐輪場も整備されていますが、市営の駐輪場で定期利用契約(月額2000円)をするのは3年待ちだそうです。4月10日現在、296人待ちで、今申し込んでも3年ほどかかるそうです。このような場合は駅から少々離れたところにある駐輪場に停めるわけなのです。

 もちろん、大阪市がこの状態を放置しているのではありません。駐輪場を整備しているのですが、追い付かないのです。大正区ならではの事情もあるようです。大正区は南北に細長く、区全体が水路に囲まれていて、区の外に出るには限られた橋を渡るか、渡し船に乗るかしないといけません。区内の駅は北の端の大正駅だけです。バスもありますが、不便なところもあり、自転車が大正駅に集まってくるのです。

 もっとも、駐輪場待ちが多いのは大正駅だけではありません。大正駅は2017年3月末現在の定期駐輪場契約待ち人数ランキングで3番目、上には1位の都島と2位の京橋があるのです。古くからの市街地で、駐輪場をつくりたくても適切な場所がないのが原因のようで、ただ市を非難するだけではどうにもならないところもあるようです。駅に近くて、安くて、設備が良いという三条件がそろったところは難しいのです。
(参考:MBSホームぺージ http://www.mbs.jp/voice/special/archive/20170508/)

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なにわ筋線新設は3駅&阪急十三-新大阪間を2025年度までの実現か?

 大阪市の真ん中を通って、関空へのアクセス鉄道となるなにわ筋線。現在1時間ほどかかる大阪-関空間の所要時間が40分程度に短縮されます。どうやら、建設計画の概要が固まり、大阪府、大阪市、JR西日本、南海の4者が合意したのです。

 駅は建設中の北梅田を除くと3つつくられます(駅名はすべて仮称)。北から順に中之島(京阪中之島線と接続)、西本町(本町と阿波座の中間)、南海新難波(地下駅)です。南海新難波は南海方面だけの駅で、JR難波へは手前の西本町で分岐します。南海とは新今宮までで合流するようです。7.4キロを建設するのです。総事業費は約3300億円で(福島付近と西大橋付近の駅をつくらないことで、総事業費の圧縮を行いました。ひと駅つくるコストは約200億円にもなるようなのです)、2031年春の完成を目指しています。JR西日本や南海が建設するのではなく、大阪市などが出資する第三セクターが建設主体となり、JR西日本や南海は線路などの使用料を払う、上下分離方式となります。40年かけて払います。

 さて、以前にも書いたとおり、阪急もなにわ筋線に乗り入れます。軌間の都合から十三-北梅田間に新たな線路をつくるのですが、十三から先の計画もあります。新大阪-十三間の新大阪連絡線(約2.3キロ)の構想が生きているのです。しかも、阪急阪神ホールディングスは、この新大阪連絡線の実現について、2025年度までの長期計画に盛り込んでいるのです。約400億円かかりますが、これが実現すれば、阪急沿線から新幹線への乗り継ぎが便利になります。

 ただ実際のところ、具体的な話は決まっていないので、まだ先の話でしょうが、全くない話ではないようです。1961年に事業許可を取得した淡路-新大阪-十三間の路線(淡路-新大阪間は2002年に断念)がようやく動くことになるようです。
(参考:朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK5M5JQ2K5MPLFA00L.html、http://www.asahi.com/articles/ASK5N628NK5NPTIL00R.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20170520/k00/00e/040/239000c、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/173226?page=2、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB23H36_T20C17A5LKA000/)

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大宮発着の「はやぶさ」

 5月19日、JRグループは7月1日から9月30日までの臨時列車の運行予定を発表しました。

 JR北海道関連では北海道新幹線「はやぶさ」の増発がありますが(8月15日、16日は仙台発新函館北斗行きの「はやぶさ289号」も運転されます)、やはり取り上げたいのは旭山動物園への臨時列車。これまではディーゼルカーで運転されていましたが、この7月と8月の休日は、定期列車の「ライラック5号」、「ライラック38号」を同じダイヤ、同じ車両のまま「ライラック旭山動物園号」として走らせます。グリーン車のある6両編成の車両を使いますが、グリーン車部分は記念撮影スペースとなり(旭山動物園の動物をデザインした記念撮影用シートもあります)、使えません。また、3号車は自由席から指定席になります。それでは、これまでのディーゼルカーはどうなったのでしょうか? これまで使われてきたキハ183系の「旭山動物園号」は老朽化のため、引退してしまったのです。運用の都合で一時的に走らせることはあるようですが、早ければ2017年度末に廃車になるのです。お金がないので後継車両がつくられず、定期列車を間借りするかたちで実質的な後継とするのでしょう。

 東北新幹線等JR東日本の新幹線も多数の臨時列車が運行されますが、注目は7月と9月の3連休に1本ずつ運転される、「はやぶさ69号」と「はやぶさ68号」。大宮発着なのです。大宮-新青森間の運転なのです。東北、上越、北陸新幹線は共有する東京-大宮間がネックになっていますが、それがゆえに大宮以北には余裕があります。わざわざ大金をかけて別線をつくらなくても(北陸新幹線の西のほうは、いろいろな事情で東海道新幹線に乗り入れることの確約ができず、新大阪まで別線をつくらないといけなくなりましたが)、東京-大宮間で少々ゆっくり走ればそれなりに多く走らせることができるのです。通勤鉄道ならば複線の設備でもっと多くの列車を走らせることができているのですから。大宮発着便は東京発着に比べて人気が落ちるでしょうから、割引切符で誘導するという方法もあります。

 7月からは「信州デスティネーションキャンペーン」が始まります。仲が悪いと言われるJR東日本とJR東海ですが、両社をまたぐ臨時列車が運転されます。ひとつは首都圏から木曽路に直通する「木曽あずさ号」(新宿-南木曽間、辰野経由)、189系の6両編成(全車指定席)で、期間中に3往復運転されます。もうひとつは名古屋から諏訪方面への「諏訪しなの号」(名古屋-茅野間)、383系の6両編成(全車指定席)で、期間中に4往復運転されます。名古屋から木曽路に行く快速「いろどり木曽路号」(中津川-長野間)もあります。全車グリーン車指定席の485系6両編成で、期間中に2往復運転されます。小海線にはキハ110系と110系の2両編成(全車指定席)の「HIGH RAIL 1375」です。7月から9月の休日を中心に運転されます。ダイヤは「HIGH RAIL 1号」が小淵沢10:30発小諸12:31着、「HIGH RAIL 2号」が小諸14:22発小淵沢16:54着、「HIGH RAIL 星空」が小淵沢18:20発小諸21:51着です。飯田線には313系3両編成ながら全車指定席の快速「飯田線リレー号」が「木曽あずさ号」と同じ日に運転されます。飯田線にはこのほかにも211系や313系の臨時列車が運転されます。静岡地区では、春に引き続いて、三島23:47発の静岡行きの臨時快速を金曜日を中心に運転します。富士までは各駅に、その後は清水のみに停まります。静岡には0:38に着きます。

 最後に夜行列車について紹介します。東京-出雲市間の「サンライズ出雲91号」、「サンライズ出雲92号」がお盆期間中に2往復、東京-大垣間の「ムーンライトながら」が東京発7月21日~8月19日の運転(大垣発は翌日)、新宿発白馬行きの「ムーンライト信州91号」が期間中に17本運転されます。金曜日、休日前には「サンライズ瀬戸」を琴平まで延長します。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170519-1.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170519-2.pdf、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2017/20170510.pdf、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2005%2019%2001.pdf、北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0401608.html、産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/170520/lif1705200055-n1.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/05/24/295172.html、静岡新聞ホームぺージ http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/362955.html、http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/322643.html?news=362955)

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木次線の高速化構想があった?

 極めて利用者の少ない木次線。よく廃止にならずに我慢している、というのが正直なところで、いつ廃止になっても文句が言えないような利用状況です。

 ところが、10年以上も前の2006年のことですが、木次線を高速化するという構想がありました。その構想を出したのは、広島商工会議所。道州制移行をにらんで、中国州あるいは中四国州の州都を目指す広島を中心とする交通網のひとつとして出されたものです。どういう方法で高速化を目指すのかはわかりませんが、芸備線と木次線を高速化し、広島と松江を高速で結ぶのでしょうか?

 もっとも、松江道が開通した現状においては、広島と松江の公共交通は高速バスに任せればよく、わざわざ鉄道を高速化する意味はないでしょう。鉄道が効果を発揮するのは三次までです。
(参考:Wayback Machineホームぺージ http://web.archive.org/web/20060214031240/www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200601270090.html)

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「くろしお」に「くろしおファミリー早特」

 2人以上で利用するなどの条件が合えば、「くろしお」に安く乗ることができる、「くろしお指定席きっぷ」。JR西日本発足30周年を記念して、これをパワーアップしたような商品が、インターネット予約サービス「e5489」限定商品として、JR西日本から発売されます。

 その商品の名前は、「くろしおファミリー早特」。5月1日発売開始で、6月1日から9月30日までの期間限定商品です。お盆も使えます。利用日の1か月前から14日前までに、2人以上(子供だけの利用はできません)が同一行程で旅行する場合に限り購入できます。席数限定で、予約後の変更は一切できません。インターネット上での会員登録は要りますが、値段は新大阪(大阪市内)-白浜間が3700円(そのほかの設定もあり)と安くなっていて、子供は一律1000円です。このような子供の特別価格の設定は、「e5489」限定商品では初めてのことです。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/04/page_10389.html)

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草津線、信楽高原鐵道に「SHINOBI-TRAIN」

 草津と貴生川を結ぶ草津線は、甲賀、伊賀といった忍者ゆかりの地を走ります。その草津線に2月25日から、忍者がラッピングされた列車、「SHINOBI-TRAIN」が走りました。2年間の予定です。

 「SHINOBI-TRAIN」は113系7700番台(4両編成)にラッピングを施したもの。デザインは2000人以上の投票(「『SHINOBI-TRAIN』デザイン草選挙<そうせんきょ>」、沿線自治体からなるJR草津線利用促進プロジェクトチームが2016年10月から11月にかけて実施)で選ばれました。黒地に「忍」の文字が書かれ、金色や銀色で忍者が描かれている、躍動感あるデザインです。

 「SHINOBI-TRAIN」は甲賀市の第三セクター鉄道、信楽高原鐵道でも走ります。JR西日本と同じ2月25日からです。信楽高原鐵道は非電化なので、ディーゼルカーの車両です。SKR310形2両をラッピングしました。SKR311号車は緑、SKR312号車は紫をベースにしています。基本的にはJR西日本と同じようなデザインですが、たぬきが有名な信楽だけに、忍者とたぬきが描かれています。
(参考:産経WEST http://www.sankei.com/west/news/170225/wst1702250040-n1.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/62426/、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2017/02/26/102/)

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東海道新幹線等の「EXサービス」、お盆は利用できない日あり

 東海道・山陽新幹線のインターネット予約サービス、「EXサービス」(「エクスプレス予約」と「プラスEX」の総称です)は、条件さえ合えばお得な値段で新幹線を利用することができるのが特徴です。年会費を払っても、すぐに回収できます。

 この「EXサービス」、早特商品として「IC早特タイプ21」、「EXファミリー早特」、「一緒に☆こだま早特」、「こだま☆楽旅IC早特」がありますが、通年商品の「こだま☆楽旅IC早特」を除いて、8月まで発売を延長します。ゴールデンウィークやお盆の旅行に使えます。

 しかし、落とし穴があります。通年商品の「こだま☆楽旅IC早特」を除いて、8月11日と12日には使えないのです。お盆に利用するときは、注意が必要です。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000033009.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/02/page_9918.html)

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JR西日本も改良したN700Aを投入

 JR西日本も東海道・山陽新幹線用として、2013年度からN700Aを投入しています。これまで9編成を投入しているのですが、追加されることになりました。JR東海の発表から遅れること1年半近く、ようやく追随の動きが出たのです。

 JR西日本は2017年度から2019年度までの3年間で、15編成のN700Aを投入します。2017年度は3編成、2018年度は6編成、2019年度も6編成を投入します。これにより、2019年度末にはJR西日本が保有する新幹線車両のうちN700Aタイプが40編成となり、東海道・山陽新幹線用の700系がすべて置き換えられることになります。

 2017年度から投入されるN700Aは、JR東海同様、新たなブレーキライニングの採用によって、地震発生時のブレーキ停止距離をさらに短縮し、安全性を向上させます。地震ブレーキの停止距離が従来のN700Aに比べて約5%短縮します。パンタグラフ、台車については、走行中の車両データ監視機能を強化することにより、さらなる安定性の向上を実現します。そして、今回追加する15編成を除いた既存のN700系、N700A(合計25編成)についても、今回追加投入する車両に合わせて改造を行います。2017年度から博多総合車両所での全般検査に合わせて、1編成当たり約1か月程度の工期で改造を行います。

 JR東海はN700Aの次の車両として、2020年度からN700Sを投入します。ただ今のところ、JR西日本がN700Sを投入するという話はありません。いずれはJR西日本もN700Sを投入するとは思われますが。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/12/page_9719.html)

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