50枚限定だが松山-宇和島間特急1日1000円乗り放題

 平成30年7月豪雨で大きな被害を受けた南予地域への誘客を図るため(観光客も前年同月に比べて減っています)、愛媛県やJR四国は乗り放題の割引切符を発売しています。

 「がんばってます!南予 南予観光きっぷ」と名付けられたこの切符は、予讃線松山-宇和島間の特急、普通列車の自由席が1000円(子供も同額です)で1日乗り放題になるもの。松山-宇和島間の特急自由席往復が5980円なので、ちょっと乗るだけで元が取れてしまいます(こんなに安くできたのは、愛媛県やJR四国が負担をしているからです。切符1枚につき、愛媛県は3000円、JR四国は1980円負担しています)。おいしすぎる割引切符です。11月17日から12月16日までの休日に利用することができます。

 しかし、世の中そんなに甘くはありません。発売枚数が少ないのです。JR四国や日本旅行で松山市内の宿泊のプランを申し込むか、道後温泉旅館協同組合に所属する旅館に泊まれば事前に購入することができますが(各日先着5人限り)、そうでなければ利用当日に松山駅に行かないといけません(7:00から12:30の間でのみ発売します)。しかも、発売するのは各日50枚だけ。あまりにも少ないのです。
(参考:愛媛新聞ホームぺージ https://www.ehime-np.co.jp/article/news201811090024、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/82005)

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阿波池田に簡易宿所

 インバウンド需要は東京、大阪、京都などといった大都会だけではなく、地方にも影響を与えています。そこに目を付けたのがJR四国。JR四国はすでに京都市内において簡易宿所事業を行っていますが、阿波池田でも簡易宿所事業を行うこととなりました。阿波池田は観光地として知られた祖谷、大歩危の玄関口で、インバウンド需要が見込めるのです。

 簡易宿所の名称は、「4S STAY 阿波池田駅前(仮称)」。阿波池田駅から約100メートル、徒歩2分のところにあります。商店街の空き店舗(寿司屋)を3000万円かけて改装して簡易宿所とするのです(建物所有者とは賃貸借契約を結びます)。3階建ての建物で、1階の一部と2階は宿泊エリアで、20人が宿泊できます(4人部屋が5室あります)。2人利用で1泊8000円程度の予定です。1階の飲食エリアでは、宿泊者に朝食を出すとともに、地元の人がランチや夕食を食べることもできます。飲食エリアには、鉄道会社らしく、鉄道車両の座席などがある特設コーナーを設置する予定です。稼働率は冬場に落ち込むことも考慮して55%とし(京都のほうは開業3か月での数字ですが、稼働率は7割強です)、年間売り上げは1200万円を見込んでいます。

 「4S STAY 阿波池田駅前(仮称)」の開業予定は11月。JR四国が旅館業法における簡易宿泊業許可を取得しますが、実際に運営を行うのはJR四国ではなく、すでに三好市内において民泊及び飲食施設を有している会社に委託する予定です。今後JR四国は、阿波池田でさらに拡充させるとともに、ほかの地域でも簡易宿所事業を展開する予定です。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2007%2030%2002.pdf、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33630820R30C18A7LA0000/、徳島新聞ホームぺージ http://www.topics.or.jp/articles/-/80504)

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予讃線9月13日全線復旧でキャンペーン

 平成30年7月豪雨では、JR四国の路線も大きな被害を受けました。しかし、最後まで残っていた予讃線卯之町-宇和島間も運転再開の目途が立ちました。9月13日に運転再開の予定です。これに伴い、JR四国は四国運輸局などと「四国観光復興キャンペーン」を行います。お得なきっぷも売り出します。

 まずひとつが、「四国全線開通謝恩フリーきっぷ」。開通日(9月13日)から12月2日までの金・土曜日出発で、3日間特急自由席が乗り放題となります。なお、開通日から3日間は曜日を問わず利用可能です。発売額は大人10000円、子供3000円です(子供は大人と同一行程のみ発売します)。似たようなきっぷにJR四国の特急が3日間乗り放題となる「四国フリーきっぷ」(大人16140円)がありますが、これより6140円も安いのです。なお、「四国全線開通謝恩フリーきっぷ」は出発日の1か月前から前日までに購入する必要があります。

 もうひとつが、「卯之町~宇和島間開通謝恩きっぷ」。開通日(9月13日)~17日、22~24日に限り、その間の1日間ですが松山-宇和島間(伊予長浜経由も含みます)の特急自由席が乗り放題となります。大人2000円、子供1000円です。松山-宇和島間の特急自由席往復が5980円なので、お得具合がよくわかります。なお、こちらは9月12日から23日の発売で、利用当日の購入はできません。発売箇所は伊予北条-宇和島間の主要駅等です。

 あと、2日間特急自由席乗り放題の「JR四国全線フリーきっぷ」と1泊2食がついた「JR四国宿泊プラン」というものもあります。基本的には2人以上でないと利用できませんが、プランによっては1人で利用できるものもあります。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2008%2027%2003.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2008%2027%2002.pdf)

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平成30年7月豪雨、呉線、山陽線の一部で暫定的な部分運転へ

 8月になりましたので、平成30年7月豪雨で被災した路線についての新たな動きをまとめました。

 まず今日8月1日ですが、伯備線が復旧し、運休していた「サンライズ出雲」も走るようになりました(8月1日出発分から)。

 呉線、山陽線については不通が長引いていますが、一部区間で暫定的な部分運転を行います。呉線の広-呉間は8月20日から、山陽線の白市-八本松間は8月21日からです(八本松は折り返しのための仮設ホームをつくります)。これらの暫定的な部分運転区間は朝夕の通勤通学時間を中心としておおむね終日運転を行う予定ですが(ただ本数は減ります)、日中に検査を行うため、昼間の運転がない日もあります。なお、8月2日に坂-海田市間で運転再開するのに合わせ、朝にあった災害時緊急輸送船は8月1日をもって運航を終了します。

 全般的にみても、運転再開の時期は早くなっているようです。山陽線の全線の復旧は1か月早くなって10月中に、呉と広島が鉄路で結ばれるのは2か月ほど早くなって9月中です。運転再開まで少なくとも1年以上とされていた路線のうち、芸備線備後落合-三次間と福塩線府中-塩町間に関しては、2019年1月から3月の間に復旧します。復旧まで1年以上かかるのは芸備線三次-狩留家間だけとなります(木次線出雲横田-備後落合間は「調査中」の扱い)。

 JR四国も早くなります。予讃線の本山-観音寺間は8月9日、伊予市-伊予大洲間(海回り)は8月10日に復旧します。卯之町-宇和島間も9月中には運転再開の予定です。予土線は8月10日に復旧します。なお、JR四国の復旧に要する費用は約20億円、2018年度の減収額は約10億円を見込んでいます。

(追記1)
 木次線は8月8日に運転再開の見込みです。芸備線の鉄橋がケーブルごと川に流されたため、信号の操作ができなかったのですが、伯備線からの予備ルートで対応することができ、復旧できたのです。

(追記2)
 呉線の広-呉間は8月20日から、山陽線の白市-八本松間は8月21日から暫定的な部分運転を行いますが、車両検査のため、呉線は日曜、山陽線の土曜の昼間3時間ほどの間、列車の運行を取りやめます。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/07/page_12807.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12678.html、http://trafficinfo.westjr.co.jp/express.html?id=23、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2007%2030%2001.pdf、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL865TZ0L86PTIL035.html)

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平成30年7月豪雨続報

 平成30年7月豪雨での各線の被害状況については以前に記事にしましたが、新たに判明したことなどを主要路線を中心に書いていきます。

 JR東海の高山線についてですが、飛騨金山-下呂間は8月半ばに復旧する予定です。坂上-猪谷間は運転再開まで数か月かかる見通しです。

 一番被害が大きいJR西日本についてですが、山陽線全線の復旧は11月中になります。三原-白市間が最後の区間となります。津山線の玉柏-野々口間は8月上旬、伯備線の豪渓-上石見間は8月中旬です。芸備線は下深川-広島間が23日に、狩留家-下深川間は9月中に復旧しますが、備後落合-狩留家間の運転再開まではかなりの時間がかかります(運転再開までかなりの時間がかかる区間はほかに、福塩線府中-塩町間、木次線出雲横田-備後落合間があります。芸備線で橋梁が流失した区間があるのですが、そのときに信号などを動かすケーブルも流されたので、芸備線のほかに福塩線、木次線の一部も止まっているのです)。呉線の坂-海田市間は8月上旬、広-坂間は11月中、三原-広間は2019年1月の予定です。

 JR四国の予讃線についてですが、本山-観音寺間は8月10日ごろに復旧する予定です。八幡浜-卯之町間は20日に普通列車のみ運転を再開する予定ですが、卯之町-宇和島間の再開予定は決まっていません。このほか、JR九州、長良川鉄道、京都丹後鉄道、井原鉄道、錦川鉄道、平成筑豊鉄道にも不通区間があります。

 このように不通区間が多いので、各地で代行バス等の運転が行われています。伯備線では不通区間をカバーするバスのほか、21日からは「やくも」の代替として岡山-米子間にノンストップのバスを5往復走らせます。すでに「やくも」の特急券(グリーン車もしくは指定席)を持っている人が優先ですが、空席があれば乗車のほかに自由席特急券を購入して乗ることができます。「やくも」は米子-出雲市間に5往復走るほか、「スーパーはくと」等に接続する臨時特急や快速が倉吉-米子間で走ります。

 呉線では7月6日までに購入した、呉線を一部でも含む定期券、回数券を持っている人を対象に、バスや船を走らせます。バスは緊急車両のみが通ることができる広島呉道路の通行止め区間も一部使うもので、呉発広島行きが朝に、広島発呉行きが夕方に走ります。1日約30便、約1000~2000人が乗ることができるわけですが、乗車するには整理券が必要です。整理券は呉駅では5:15から、広島駅では18:15から配布します。平日の朝には呉港発広島港行きの船を運航します。呉港6:35発広島港7:50着の予定で、約550人乗ることができます。乗車には整理券が必要で、呉駅で5:15から配ります。船はJR西日本宮島フェリー所有のものを使いますが、車や自転車を載せることはできません。定期券等を持っていない人は、広島電鉄のバスが使えます。広島バスセンターと呉駅との間を1日16往復走らせます。

 山陽新幹線を使った代替輸送もあります。山陽線のほか、呉線の利用者も山陽新幹線を使うことができます(ただし、西条などから連絡バスがある山陽線とは違って、呉線からの連絡バスはありません)。こちらは定期券、回数券のほか、乗車券でも7月6日までに購入したものは対象となり、特急料金を払わずに自由席に乗ることができます。東広島から広島に向かう朝の列車、広島から東広島に向かう夕方の列車が混雑しているので、臨時列車も運転しています。定期列車も通常8両編成のところ、16両にしているのもあります。一部の「ひかり」は東広島に臨時停車しています。山陽新幹線を使った代替輸送は、三原-広島間のほか、新岩国(岩国から連絡バスあり)-徳山間でも行われています。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037758.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/07/page_12678.html、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80974、産経WEST https://www.sankei.com/west/news/180717/wst1807170019-n1.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7L5392L7LPTIL01Y.html)

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平成30年7月豪雨で芸備線の復旧は1年近く?

 平成30年7月豪雨は、鉄道にも大きな被害を与えました。

 JR西日本に関しては、山陽新幹線は運行しているものの、在来線は山陽線笠岡-海田市間、岩国-徳山間などで運休しています。現時点で1か月以内に復旧が見込めない区間は山陽線、伯備線、芸備線など9路線10区間。しかも結構深刻で、山陽線は盛り土が流されているため、全線の復旧には数か月かかると見られています。橋が流出した芸備線は復旧まで1年近くかかる見込みです。呉線については、坂-海田市間は9月に運転再開する予定です(坂では折り返すことができるようです)。JR四国では、予讃線などで運休しています。運休している区間のうち、本山-観音寺間の運転再開見込みは早くても1か月後、卯之町-宇和島間はかなりの時間がかかるようです。

 このため、JR貨物にも影響を及ぼしています。山陽線、伯備線、予讃線で一部区間が不通となっているためです。運休している区間の1日当たりの輸送量は3万トン、JR貨物全体の3割にも及びます。12日からトラックと船での代行輸送を始めていますが、これでカバーできるのは通常の1割ほどにすぎません。そこで、山陰線を使って迂回輸送をすることを考えていますが、山陰線の大半は非電化区間なのでディーゼル機関車が必要で、運転士の訓練も要ります。そもそも山陰線は単線なので、迂回輸送をしても山陽線のような大量輸送はできません。

 豪雨の被害は中国、四国地方だけではありません。JR東海の高山線と長良川鉄道の一部が運休しているのです。高山線では6月の大雨で不通となっていた区間は復旧しましたが、飛騨金山-下呂間、飛騨古川-猪谷間が不通のままです。しかも、一部を除いて再開の目途は立っていません。特急「ひだ」が運休しているので、高速バスに逃げることのできない下呂温泉では、宿泊客限定で中津川とを結ぶ予約制のバスを14日から走らせます。長良川鉄道は美濃市以北が運休しています。このうち、郡上八幡以北は17日に再開見込みですので、残る不通区間は美濃市-郡上八幡間です。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7C4T52L7CPTIL01S.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C6HS4L7CPLFA00P.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7D5RLXL7DPLFA00Z.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C3PXGL7COHGB005.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00m/040/185000c、中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180713/CK2018071302000022.html、中国新聞ホームぺージ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=448516&comment_sub_id=0&category_id=256)

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松山-別府港間等にJRとフェリーを組み合わせた切符

 四国と九州の間を新幹線で結ぶという、のような構想もありますが、今は船に頼らざるを得ません。以前、陸上部分を臨時の高速バスでつなぐという内容の記事を書きましたが、陸上部分は鉄道でも行くことができます。

 JR四国と宇和島運輸は、松山または宇和島から八幡浜までのJRと、八幡浜港から別府港までのフェリーがセットになった、「豊予海峡横断きっぷ」を発売しています。発売期間は3月28日から2019年3月31日まで、松山、宇和島発は出発日の1か月前から、別府港発は出発当日限り(事前予約要)で発売します。松山、宇和島発はJR四国の「みどりの窓口」などで買えますが、別府港発は宇和島運輸別府港案内所のみです。利用期間は4月28日から2019年4月6日(2019年3月31日出発分)までです。

 「豊予海峡横断きっぷ」には有効期間が2日間の片道タイプと、7日間の往復タイプがあります。値段はそれぞれ、松山-別府港が片道5000円、往復9500円、宇和島-別府港間は片道3800円、往復7300円です(いずれも子供は半額)。JRは特急の普通車自由席が、フェリーは2等客室が利用できます。なお、八幡浜-八幡浜港間の交通機関は「豊予海峡横断きっぷ」に含まれておらず、別途購入する必要があります。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2003%2027%2002.pdf)

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JR四国、「四国再発見早トクきっぷ」等の発売駅を拡大

 ほかの鉄道会社でもそうですが、平日に比べて利用者が少なく、観光需要が見込める休日に限って、お得な切符を発売するところがあります。JR四国もそのひとつで、その中には、(1)利用前日までに購入すれば、週末や休日にJR四国全線(瀬戸大橋も含みます)と土佐くろしお鉄道の窪川-若井間の普通列車普通車自由席、JR四国の路線バスが2060円で1日乗り放題となる「四国再発見早トクきっぷ」(「青春18きっぷ」と同じく、特急やグリーン車には乗ることができません) (2)同じく利用前日までに購入すれば、週末の高松-徳島間の特急自由席が安くなる(通常の運賃・料金が5280円のところ、2680円になります。「Sきっぷ」なら5040円です)、「週末自由席早トクきっぷ」 があります(帰りは有効期間内であれば、平日でも利用できます)。

 これら2つのきっぷはJR四国の37駅で発売していますが、この7月1日からは14駅増えて、51駅になります。増えた駅は香川県が引田など3駅、愛媛県が伊予市、徳島県が勝瑞、南小松島など7駅、高知県が伊野など3駅です。高松や徳島近辺でないと需要がないような「週末自由席早トクきっぷ」も購入することができます。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2006%2027%2001.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2006%2027%2002.pdf、JR四国ツアーホームぺージ http://www.jr-eki.com/ticket/brand/1-0RS)

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「醤油めし」の鈴木弁当店が事業停止

 「醤油めし」は松山駅の駅弁として知られていますが、もう食べることができないようです。

 というのも、「醤油めし」を製造していた鈴木弁当店が2日に事業を停止し、債務整理を松山市の弁護士事務所に一任したからです。負債の額は約7000万円と言われています。

 鈴木弁当店は1910年に創業し、1960年に法人になりました。駅弁のほか、仕出しや行楽弁当も取り扱い、1991年12月期には大手コンビニと取引していたこともあり、約5億円の売り上げがありました。しかしその後、大手コンビニとの取引はなくなり、コンビニや同業者との競争に負け、売り上げは2017年12月期には約8000万円にまで下がりました。資金繰りに窮し、今回の事業停止に至ったのです。

 駅弁会社がなくなっても、ほかの会社が商品を引き継ぐということもありますが、「醤油めし」については今のところそういう動きはなく、消えることになってしまいそうです。松山駅での駅弁販売もなくなりそうです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00e/040/221000c)

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阿佐海岸鉄道、JR四国のフリーきっぷのおかげで利用者15%増

 半年以上前に明らかになった話ですが、備忘録を兼ねて書きます。

 徳島県と高知県をまたぐ第三セクター鉄道、阿佐海岸鉄道の2016年度の利用者数が明らかになりました。2016年度の利用者数は2015年度に比べて15.3%増えて51162人でした。その増えた原因は、定期券を利用しない一般乗客の数。定期券での乗客は16.7%減って3900人になったのに対して、それ以外の一般乗客は19.1%増えて47262人になったのです。

 このように一般乗客が増えたのは、利用促進策のおかげもありますが、目立つのはJR四国の関係するフリーきっぷ。JR四国の関係するフリーきっぷで、阿佐海岸鉄道が利用できるものについては、実際に利用したかどうかにかかわらず、発売実績に応じて利用者数にカウントされています。JR四国などと分配することから1枚当たりの収入は小さいものの、数が重なれば金額が大きくなります。特に売れ行きが良かったのは、外国人観光客用の「ALLSHIKOKU Rail Pass」。JR四国など四国のすべての鉄道会社が連携しているきっぷで、毎年発売枚数が増え続けています。

(追記)
 2017年度の予土線の輸送密度は340人ですが、フリーきっぷの影響を除いた数字だと、輸送密度は206人にまで減ります。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXLZO17632800T10C17A6LA0000/、阿佐海岸鉄道ホームぺージ http://www.asatetu.com/pdf/H28_jh.pdf、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2005%2008%2001.pdf)

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