予讃線9月13日全線復旧でキャンペーン

 平成30年7月豪雨では、JR四国の路線も大きな被害を受けました。しかし、最後まで残っていた予讃線卯之町-宇和島間も運転再開の目途が立ちました。9月13日に運転再開の予定です。これに伴い、JR四国は四国運輸局などと「四国観光復興キャンペーン」を行います。お得なきっぷも売り出します。

 まずひとつが、「四国全線開通謝恩フリーきっぷ」。開通日(9月13日)から12月2日までの金・土曜日出発で、3日間特急自由席が乗り放題となります。なお、開通日から3日間は曜日を問わず利用可能です。発売額は大人10000円、子供3000円です(子供は大人と同一行程のみ発売します)。似たようなきっぷにJR四国の特急が3日間乗り放題となる「四国フリーきっぷ」(大人16140円)がありますが、これより6140円も安いのです。なお、「四国全線開通謝恩フリーきっぷ」は出発日の1か月前から前日までに購入する必要があります。

 もうひとつが、「卯之町~宇和島間開通謝恩きっぷ」。開通日(9月13日)~17日、22~24日に限り、その間の1日間ですが松山-宇和島間(伊予長浜経由も含みます)の特急自由席が乗り放題となります。大人2000円、子供1000円です。松山-宇和島間の特急自由席往復が5980円なので、お得具合がよくわかります。なお、こちらは9月12日から23日の発売で、利用当日の購入はできません。発売箇所は伊予北条-宇和島間の主要駅等です。

 あと、2日間特急自由席乗り放題の「JR四国全線フリーきっぷ」と1泊2食がついた「JR四国宿泊プラン」というものもあります。基本的には2人以上でないと利用できませんが、プランによっては1人で利用できるものもあります。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2008%2027%2003.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2008%2027%2002.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

平成30年7月豪雨、呉線、山陽線の一部で暫定的な部分運転へ

 8月になりましたので、平成30年7月豪雨で被災した路線についての新たな動きをまとめました。

 まず今日8月1日ですが、伯備線が復旧し、運休していた「サンライズ出雲」も走るようになりました(8月1日出発分から)。

 呉線、山陽線については不通が長引いていますが、一部区間で暫定的な部分運転を行います。呉線の広-呉間は8月20日から、山陽線の白市-八本松間は8月21日からです(八本松は折り返しのための仮設ホームをつくります)。これらの暫定的な部分運転区間は朝夕の通勤通学時間を中心としておおむね終日運転を行う予定ですが(ただ本数は減ります)、日中に検査を行うため、昼間の運転がない日もあります。なお、8月2日に坂-海田市間で運転再開するのに合わせ、朝にあった災害時緊急輸送船は8月1日をもって運航を終了します。

 全般的にみても、運転再開の時期は早くなっているようです。山陽線の全線の復旧は1か月早くなって10月中に、呉と広島が鉄路で結ばれるのは2か月ほど早くなって9月中です。運転再開まで少なくとも1年以上とされていた路線のうち、芸備線備後落合-三次間と福塩線府中-塩町間に関しては、2019年1月から3月の間に復旧します。復旧まで1年以上かかるのは芸備線三次-狩留家間だけとなります(木次線出雲横田-備後落合間は「調査中」の扱い)。

 JR四国も早くなります。予讃線の本山-観音寺間は8月9日、伊予市-伊予大洲間(海回り)は8月10日に復旧します。卯之町-宇和島間も9月中には運転再開の予定です。予土線は8月10日に復旧します。なお、JR四国の復旧に要する費用は約20億円、2018年度の減収額は約10億円を見込んでいます。

(追記1)
 木次線は8月8日に運転再開の見込みです。芸備線の鉄橋がケーブルごと川に流されたため、信号の操作ができなかったのですが、伯備線からの予備ルートで対応することができ、復旧できたのです。

(追記2)
 呉線の広-呉間は8月20日から、山陽線の白市-八本松間は8月21日から暫定的な部分運転を行いますが、車両検査のため、呉線は日曜、山陽線の土曜の昼間3時間ほどの間、列車の運行を取りやめます。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/07/page_12807.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12678.html、http://trafficinfo.westjr.co.jp/express.html?id=23、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2007%2030%2001.pdf、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL865TZ0L86PTIL035.html)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

平成30年7月豪雨続報

 平成30年7月豪雨での各線の被害状況については以前に記事にしましたが、新たに判明したことなどを主要路線を中心に書いていきます。

 JR東海の高山線についてですが、飛騨金山-下呂間は8月半ばに復旧する予定です。坂上-猪谷間は運転再開まで数か月かかる見通しです。

 一番被害が大きいJR西日本についてですが、山陽線全線の復旧は11月中になります。三原-白市間が最後の区間となります。津山線の玉柏-野々口間は8月上旬、伯備線の豪渓-上石見間は8月中旬です。芸備線は下深川-広島間が23日に、狩留家-下深川間は9月中に復旧しますが、備後落合-狩留家間の運転再開まではかなりの時間がかかります(運転再開までかなりの時間がかかる区間はほかに、福塩線府中-塩町間、木次線出雲横田-備後落合間があります。芸備線で橋梁が流失した区間があるのですが、そのときに信号などを動かすケーブルも流されたので、芸備線のほかに福塩線、木次線の一部も止まっているのです)。呉線の坂-海田市間は8月上旬、広-坂間は11月中、三原-広間は2019年1月の予定です。

 JR四国の予讃線についてですが、本山-観音寺間は8月10日ごろに復旧する予定です。八幡浜-卯之町間は20日に普通列車のみ運転を再開する予定ですが、卯之町-宇和島間の再開予定は決まっていません。このほか、JR九州、長良川鉄道、京都丹後鉄道、井原鉄道、錦川鉄道、平成筑豊鉄道にも不通区間があります。

 このように不通区間が多いので、各地で代行バス等の運転が行われています。伯備線では不通区間をカバーするバスのほか、21日からは「やくも」の代替として岡山-米子間にノンストップのバスを5往復走らせます。すでに「やくも」の特急券(グリーン車もしくは指定席)を持っている人が優先ですが、空席があれば乗車のほかに自由席特急券を購入して乗ることができます。「やくも」は米子-出雲市間に5往復走るほか、「スーパーはくと」等に接続する臨時特急や快速が倉吉-米子間で走ります。

 呉線では7月6日までに購入した、呉線を一部でも含む定期券、回数券を持っている人を対象に、バスや船を走らせます。バスは緊急車両のみが通ることができる広島呉道路の通行止め区間も一部使うもので、呉発広島行きが朝に、広島発呉行きが夕方に走ります。1日約30便、約1000~2000人が乗ることができるわけですが、乗車するには整理券が必要です。整理券は呉駅では5:15から、広島駅では18:15から配布します。平日の朝には呉港発広島港行きの船を運航します。呉港6:35発広島港7:50着の予定で、約550人乗ることができます。乗車には整理券が必要で、呉駅で5:15から配ります。船はJR西日本宮島フェリー所有のものを使いますが、車や自転車を載せることはできません。定期券等を持っていない人は、広島電鉄のバスが使えます。広島バスセンターと呉駅との間を1日16往復走らせます。

 山陽新幹線を使った代替輸送もあります。山陽線のほか、呉線の利用者も山陽新幹線を使うことができます(ただし、西条などから連絡バスがある山陽線とは違って、呉線からの連絡バスはありません)。こちらは定期券、回数券のほか、乗車券でも7月6日までに購入したものは対象となり、特急料金を払わずに自由席に乗ることができます。東広島から広島に向かう朝の列車、広島から東広島に向かう夕方の列車が混雑しているので、臨時列車も運転しています。定期列車も通常8両編成のところ、16両にしているのもあります。一部の「ひかり」は東広島に臨時停車しています。山陽新幹線を使った代替輸送は、三原-広島間のほか、新岩国(岩国から連絡バスあり)-徳山間でも行われています。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037758.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/07/page_12678.html、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80974、産経WEST https://www.sankei.com/west/news/180717/wst1807170019-n1.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7L5392L7LPTIL01Y.html)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

平成30年7月豪雨で芸備線の復旧は1年近く?

 平成30年7月豪雨は、鉄道にも大きな被害を与えました。

 JR西日本に関しては、山陽新幹線は運行しているものの、在来線は山陽線笠岡-海田市間、岩国-徳山間などで運休しています。現時点で1か月以内に復旧が見込めない区間は山陽線、伯備線、芸備線など9路線10区間。しかも結構深刻で、山陽線は盛り土が流されているため、全線の復旧には数か月かかると見られています。橋が流出した芸備線は復旧まで1年近くかかる見込みです。呉線については、坂-海田市間は9月に運転再開する予定です(坂では折り返すことができるようです)。JR四国では、予讃線などで運休しています。運休している区間のうち、本山-観音寺間の運転再開見込みは早くても1か月後、卯之町-宇和島間はかなりの時間がかかるようです。

 このため、JR貨物にも影響を及ぼしています。山陽線、伯備線、予讃線で一部区間が不通となっているためです。運休している区間の1日当たりの輸送量は3万トン、JR貨物全体の3割にも及びます。12日からトラックと船での代行輸送を始めていますが、これでカバーできるのは通常の1割ほどにすぎません。そこで、山陰線を使って迂回輸送をすることを考えていますが、山陰線の大半は非電化区間なのでディーゼル機関車が必要で、運転士の訓練も要ります。そもそも山陰線は単線なので、迂回輸送をしても山陽線のような大量輸送はできません。

 豪雨の被害は中国、四国地方だけではありません。JR東海の高山線と長良川鉄道の一部が運休しているのです。高山線では6月の大雨で不通となっていた区間は復旧しましたが、飛騨金山-下呂間、飛騨古川-猪谷間が不通のままです。しかも、一部を除いて再開の目途は立っていません。特急「ひだ」が運休しているので、高速バスに逃げることのできない下呂温泉では、宿泊客限定で中津川とを結ぶ予約制のバスを14日から走らせます。長良川鉄道は美濃市以北が運休しています。このうち、郡上八幡以北は17日に再開見込みですので、残る不通区間は美濃市-郡上八幡間です。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/info/、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL7C4T52L7CPTIL01S.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C6HS4L7CPLFA00P.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7D5RLXL7DPLFA00Z.html、https://www.asahi.com/articles/ASL7C3PXGL7COHGB005.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00m/040/185000c、中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180713/CK2018071302000022.html、中国新聞ホームぺージ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=448516&comment_sub_id=0&category_id=256)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

松山-別府港間等にJRとフェリーを組み合わせた切符

 四国と九州の間を新幹線で結ぶという、のような構想もありますが、今は船に頼らざるを得ません。以前、陸上部分を臨時の高速バスでつなぐという内容の記事を書きましたが、陸上部分は鉄道でも行くことができます。

 JR四国と宇和島運輸は、松山または宇和島から八幡浜までのJRと、八幡浜港から別府港までのフェリーがセットになった、「豊予海峡横断きっぷ」を発売しています。発売期間は3月28日から2019年3月31日まで、松山、宇和島発は出発日の1か月前から、別府港発は出発当日限り(事前予約要)で発売します。松山、宇和島発はJR四国の「みどりの窓口」などで買えますが、別府港発は宇和島運輸別府港案内所のみです。利用期間は4月28日から2019年4月6日(2019年3月31日出発分)までです。

 「豊予海峡横断きっぷ」には有効期間が2日間の片道タイプと、7日間の往復タイプがあります。値段はそれぞれ、松山-別府港が片道5000円、往復9500円、宇和島-別府港間は片道3800円、往復7300円です(いずれも子供は半額)。JRは特急の普通車自由席が、フェリーは2等客室が利用できます。なお、八幡浜-八幡浜港間の交通機関は「豊予海峡横断きっぷ」に含まれておらず、別途購入する必要があります。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2003%2027%2002.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

JR四国、「四国再発見早トクきっぷ」等の発売駅を拡大

 ほかの鉄道会社でもそうですが、平日に比べて利用者が少なく、観光需要が見込める休日に限って、お得な切符を発売するところがあります。JR四国もそのひとつで、その中には、(1)利用前日までに購入すれば、週末や休日にJR四国全線(瀬戸大橋も含みます)と土佐くろしお鉄道の窪川-若井間の普通列車普通車自由席、JR四国の路線バスが2060円で1日乗り放題となる「四国再発見早トクきっぷ」(「青春18きっぷ」と同じく、特急やグリーン車には乗ることができません) (2)同じく利用前日までに購入すれば、週末の高松-徳島間の特急自由席が安くなる(通常の運賃・料金が5280円のところ、2680円になります。「Sきっぷ」なら5040円です)、「週末自由席早トクきっぷ」 があります(帰りは有効期間内であれば、平日でも利用できます)。

 これら2つのきっぷはJR四国の37駅で発売していますが、この7月1日からは14駅増えて、51駅になります。増えた駅は香川県が引田など3駅、愛媛県が伊予市、徳島県が勝瑞、南小松島など7駅、高知県が伊野など3駅です。高松や徳島近辺でないと需要がないような「週末自由席早トクきっぷ」も購入することができます。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2006%2027%2001.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2006%2027%2002.pdf、JR四国ツアーホームぺージ http://www.jr-eki.com/ticket/brand/1-0RS)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「醤油めし」の鈴木弁当店が事業停止

 「醤油めし」は松山駅の駅弁として知られていますが、もう食べることができないようです。

 というのも、「醤油めし」を製造していた鈴木弁当店が2日に事業を停止し、債務整理を松山市の弁護士事務所に一任したからです。負債の額は約7000万円と言われています。

 鈴木弁当店は1910年に創業し、1960年に法人になりました。駅弁のほか、仕出しや行楽弁当も取り扱い、1991年12月期には大手コンビニと取引していたこともあり、約5億円の売り上げがありました。しかしその後、大手コンビニとの取引はなくなり、コンビニや同業者との競争に負け、売り上げは2017年12月期には約8000万円にまで下がりました。資金繰りに窮し、今回の事業停止に至ったのです。

 駅弁会社がなくなっても、ほかの会社が商品を引き継ぐということもありますが、「醤油めし」については今のところそういう動きはなく、消えることになってしまいそうです。松山駅での駅弁販売もなくなりそうです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00e/040/221000c)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

阿佐海岸鉄道、JR四国のフリーきっぷのおかげで利用者15%増

 半年以上前に明らかになった話ですが、備忘録を兼ねて書きます。

 徳島県と高知県をまたぐ第三セクター鉄道、阿佐海岸鉄道の2016年度の利用者数が明らかになりました。2016年度の利用者数は2015年度に比べて15.3%増えて51162人でした。その増えた原因は、定期券を利用しない一般乗客の数。定期券での乗客は16.7%減って3900人になったのに対して、それ以外の一般乗客は19.1%増えて47262人になったのです。

 このように一般乗客が増えたのは、利用促進策のおかげもありますが、目立つのはJR四国の関係するフリーきっぷ。JR四国の関係するフリーきっぷで、阿佐海岸鉄道が利用できるものについては、実際に利用したかどうかにかかわらず、発売実績に応じて利用者数にカウントされています。JR四国などと分配することから1枚当たりの収入は小さいものの、数が重なれば金額が大きくなります。特に売れ行きが良かったのは、外国人観光客用の「ALLSHIKOKU Rail Pass」。JR四国など四国のすべての鉄道会社が連携しているきっぷで、毎年発売枚数が増え続けています。

(追記)
 2017年度の予土線の輸送密度は340人ですが、フリーきっぷの影響を除いた数字だと、輸送密度は206人にまで減ります。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXLZO17632800T10C17A6LA0000/、阿佐海岸鉄道ホームぺージ http://www.asatetu.com/pdf/H28_jh.pdf、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2005%2008%2001.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「500 TYPE EVA」は5月13日まで

 JR各社は、3月1日から6月30日までの122日間に運行する春の臨時列車についての発表を行いました。気になる列車について、取り上げていきたいと思います。

 北陸新幹線では、「かがやき」のほか、数は少ないですが「はくたか」も運転されます。一部の「あさま」は金沢発着になり、列車名も「はくたか」に変わります。4月から始まる「栃木デスティネーションキャンペーン」に合わせて、臨時の「なすの」を運転します。東京8:00発那須塩原9:08着の「なすの283号」で、4月と5月のゴールデンウィークを除く土曜日に合計6回、運転します。在来線でも、電気機関車やディーゼル機関車が牽引する客車の快速を走らせます。4月1日がDD51+12系客車5両+EF64の全車指定席快速「本物の出会い栃木号」(浦和→日光)、6月30日がEF64+12系客車7両(「ばんえつ物語」用)+EF81の全車指定席快速「那須野物語」(大宮→黒磯)です。京葉線の新習志野、中央線の八王子から黒磯に向かう、「リゾートやまどり」使用の快速「リゾート那須野満喫号」も走ります。新習志野発着は5月19、20日、八王子発着は6月2、3日です。4月1日に開業する両毛線の新駅、あしかがフラワーパークへは、5月1、2日に、「リゾートやまどり」使用の快速「ナイト藤まつり号」(大宮-足利間)が運転されます。あしかがフラワーパークにも停まります。

 陸羽西線では、トロッコ車両の「風っこ」と「みのり」が併結した、「新緑庄内号」(5月26日運転、新庄→酒田)、「新緑最上号」(5月27日運転、酒田→新庄)が走ります。「SLばんえつ物語」はこれまでの新潟発着から新津発着に変わります。新潟から新津へは新津行きの片道だけですが、全車自由席、ノンストップの快速を走らせます。新潟9:28発で、E129系の4両編成です。富士急方面への臨時快速は、189系のほかにE257系も使われます。臨時快速からも189系が消えつつあるのです。秋田県内では、DL+12系4両+DLの全車指定席の急行「おが」が走ります。6月16日に、湯沢と男鹿の間を往復します。かつてのような上野発着ではなく短いので、実感がわかないところもあります。草津へは、大船始発の「草津71号」(3月24日、31日運転)、「草津72号」(3月25日、4月1日運転)を走らせます。

 山陽・九州新幹線には臨時の「みずほ」が走ります。「みずほ615号」、「みずほ614号」(いずれも久留米停車)、「みずほ616号」(川内停車)は3月17日から6月30日までの毎日、走ります。「みずほ619号」(川内停車)も毎日ではないものの、一部の日を除いて走ります。500系に「エヴァンゲリオン」の世界観を表現した、「500 TYPE EVA」は5月13日で運転を終了します。これに合わせて京都鉄道博物館では、2月9日から5月6日まで、「500 TYPE EVA展」を開催します。予土線の「しまんトロッコ2号」は吉野生で「鉄道ホビートレイン」とすれ違うため、4月1日から停車駅に加わります。吉野生11:21発です。

 JR九州の観光列車について言えば、久大線が復旧するまで小倉、大分を経由する「ゆふいんの森」は1日1往復しますが(5月7日までは週末中心に1日2往復)、スピードアップがなされます。現行と比較して、最大1時間38分の短縮となります。豊肥線の「あそぼーい!」(阿蘇-別府間)は週末を中心に1日1往復します。「あそぼーい!」が運転しない日は代わりに「九州横断特急」を走らせます。臨時列車となった「はやとの風」は週末中心の運転ですが、4月7日までは毎日運転します(3月28日を除きます)。

 最後に取り上げるのは、夜行列車。東京-出雲市間の「サンライズ出雲92号」、「サンライズ出雲91号」はゴールデンウィークに走ります。「サンライズ出雲92号」は4月27日、5月1日、6日に、「サンライズ出雲91号」はその翌日に走ります。東京-大垣間の「ムーンライトながら」は、東京発が3月16日から24日、大垣発はその翌日に走ります。休前日には、「サンライズ瀬戸」が琴平まで延長されます。

(追記)
 「ムーンライト信州」の運行は正式には決まっていませんが、3月に3回、それとゴールデンウィークに2回走る予定です。ダイヤは新宿23:54発、白馬5:40着の予定です。
(参考:JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2017/20180111.pdf、JR東日本新潟支社ホームぺージ http://www.jrniigata.co.jp/press/20180119harurin.pdf、JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000036163.pdf、JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11733.html、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2001%2019.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2001%2018.pdf、JR九州ホームぺージ http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/01/19/180119_002.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79493、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180123-575340/)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2018年3月ダイヤ改正発表(3)(JR東海、JR四国、JR貨物)

 次は、JR東海です。

 今回のダイヤ改正でも、時速285キロ運転をする列車が増え、一部「のぞみ」の所要時間が短縮されます。また、休日やその翌日などの早朝、名古屋発東京行きの臨時「のぞみ」が増発されます。名古屋6:28発の「のぞみ90号」で、定期列車の始発「のぞみ92号」に比べ、東京には9分早い8:07に着きます。品川着は7:59で、ギリギリながら7時台に東京都区内に着くことになります。この「のぞみ90号」に接続する列車として、休日に限り、刈谷5:50発名古屋6:21着の普通列車が増発されます。

 高山線の「ひだ」については、下りの「ひだ15号」以降の運転時刻を変更します。おおよそ2時間間隔の運転となり、最終の「ひだ19号」は名古屋20:18発、高山22:49着となります。「ひだ」など3列車のみ残っていた「L特急」の名称はなくなります(そのまま特急として走り続けますので、利用する面においては変わりません)。小田急と直通する「あさぎり」は、富士急と紛らわしいですが、「ふじさん」に改名されます。英語では「Mt.Fuji」です。中央線の22時以降の名古屋方面の列車は、10分間隔になります。この影響で中津川発の名古屋行き最終列車も8分遅くなり、22:21発となります。武豊線で休日のみ走っている快速は区間快速になり、武豊線内が各駅停車になります。このほか、リニア新幹線の工事のため、名古屋の2番線は使用を停止します。プレスリリースでは東海道線の上りダイヤ変更についてのアナウンスはありませんが、こまごました変更はあるでしょう。2番線の使用停止は1年ほどで、その後は1番線を使用停止します。第三セクターの愛知環状鉄道は増発を行い、11時台から21時台まで、ほぼ16分間隔となります。

 JR四国では、高徳線の特急「うずしお」に早朝便ができます。高松6:12発、徳島7:31着の「うずしお1号」で、高松に住み、徳島の会社に通勤している人が単身赴任しないで済みます。この「うずしお1号」も2600系で運転され、2600系で運転される列車がこれまでの3往復から4往復になります。反面、高松23:20発の「うずしお33号」は、利用者が少ないため廃止となります。また、鳴門22:17発の徳島行きが増発されます。この列車は鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでナイトゲームをするときに運転される臨時列車であり、これが定期列車が格上げされることになります。世界初の制御付き振子式ディーゼルカーである2000系試作車(TSE)は現在、予讃線松山-宇和島間の「宇和海」で走っていますが、2018年3月のダイヤ改正で定期運行を終了します。2018年6月から7月にかけて、「さよならTSE」ツアーが3回企画されています。

 JR貨物は、中長距離区間の輸送力を拡充します。吹田貨物ターミナル-陸前山王間(仙台臨海鉄道線直通)にこれまでなかった深夜発のコンテナ列車を新設します。大手自動車メーカーの要望に応えて、相模貨物-北九州貨物ターミナル間で自動車部品輸送を開始します。そのほか、関東から九州への輸送力を増強し、コンテナ列車の速達化を図ります。

(追記)
 名古屋の2番線が使えなくなったため、上りの一部列車は3、4番線に行きます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000035934.pdf、JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2012%2015%2002.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2002%2026%2003.pdf、JR貨物ホームぺージ http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/201712daiya.pdf、愛知環状鉄道ホームぺージ http://www.aikanrailway.co.jp/pdf/PressRelease29_108.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171216/k00/00m/040/140000c、https://mainichi.jp/articles/20171216/k00/00e/040/244000c、JTB時刻表 2018年3月号)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧