「東海道物流新幹線」
東京と大阪の間を、毎日たくさんのトラックが走っています。深夜の東名や名神をひたすら走るトラックは、時間に追われ、眠気と戦っています。
市内のきめ細かい輸送ならともかく、需要が大きい東京-大阪間という長距離の分野で車に頼るのは不経済です。環境にもやさしくありません。そこでJR貨物の子会社、株式会社ジェイアール貨物・リサーチセンター から出されたのが、「東海道物流新幹線」構想です。
「東海道物流新幹線」は、第二東名・新名神の中央分離帯や未使用の車線を利用し(片道3車線のうちの1車線を転用?)、そこに狭軌の線路を敷きます。貨物は普通、機関車が引っ張りますが、こちらは電車。5両1セットのコンテナを積んだ電車が走ります。運転士が要らない、無人運転です。東京、名古屋、大阪など数箇所にターミナルを置き、東京-大阪間の所要時間は6時間30分です。
旅客なら(一部の地方の駅を除いて)既存のターミナル駅に乗り入れたほうが好ましいですが、貨物の場合はむしろ道路交通の便利なところに駅を置いたほうがよいです。そういう意味では、高速道路沿いに駅があればいいですね。また、狭軌を採用したのは評価できます。既存の貨物駅を流用することができますし、山陽方面など東京-大阪間以外のところにも直通できます。
電化方式として(地下鉄と同じ)第三軌条方式を採用したり、急勾配対策としてリニアモーターを使ったりなど、疑問を持つところもあります。スピードもせっかく新しい鉄道をつくるのですから、もう少し速くてもいいはずです。しかし、新しい鉄道をつくることにより、旅客に比べると弱い貨物輸送の強化につながるのであれば、それは好ましいことですね。鉄道と車、それぞれの特性を生かした貨物輸送を進めていきたいです。
(参考:株式会社ジェイアール貨物・リサーチセンター ホームページ http://www.jrf-rc.co.jp/highway_train/pg2.html)


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