札幌市電に単車の低床車両

 札幌市電には低床車両「ポラリス」が3編成ありますが、2018年秋ごろに4年ぶりに追加する方針です。

 ただ、今回追加されるのは「ポラリス」のような3連接タイプではありません。単車タイプです。伊予鉄に導入された5000形と同じような車両で、床の高さは旧型の半分以下の35センチ、車いす用スペースが2か所あります。幅や高さは「ポラリス」と同じく、幅2.3メートル、高さ3.8メートルです。全長は13メートルで、定員は60人となります。「ポラリス」より11人少ないです。新車の値段は3億円で、2018年度予算案に必要な費用を盛り込みます。

 実は、低床車両はもっと整備されているはずでした。2018年度までに10両にする予定だったのですが、当初の計画をかなり下回っています。低床車両の導入は札幌市電以外でも行っていて、車両メーカーの生産が追い付かないようなのです。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156512)

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函館市電、18時以降のみ乗り放題切符を発売

 一日乗車券を出している鉄道やバス事業者はたくさんありますが、函館市企業局交通部は2018年も冬季限定(1月4日から3月31日まで)で、18時以降市電が乗り放題となる、「トワイライトパス」の発売を行っています(18時以降に車内で販売します)。

 「トワイライトパス」の値段は大人が300円、子供が150円。市電の運賃が210円からであることを考えると、2回乗れば十分に元が取れます。北海道新幹線の記事でも触れましたが、どうしても寒い時期には利用率が下がってしまいます。この格安のパスで、夜の函館を楽しむことができます。寒い時期なので、天気が良ければライトアップが輝くことでしょう。
(参考:函館市ホームぺージ http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017121800011/)

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2018年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道、JR東日本東北方面)

 12月15日、JR各社から2017年3月ダイヤ改正についての発表がありました。ダイヤ改正日は2018年3月17日、新規路線の開業がないことから小粒なダイヤ改正ですが、北から順に気になったところを取り上げていきたいと思います。

 JR北海道での一番の出来事は、183系「北斗」の置き換え。3往復残っていましたが、261系に置き換えられ(20両を投入し、183系0代の残り14両を廃車します)、名前も「スーパー北斗」に統一されます。「スーパー北斗」は12往復です。これで183系が残るのは、「オホーツク」と「大雪」のみとなります。宗谷線の快速「なよろ6号」と「なよろ8号」についてはダイヤが見直され、旭川での札幌方面への接続時間が短縮されます。1日1往復しか残っていない新十津川9:40発については発車が20分遅くなり、新十津川での滞在時間が32分と長くなります。釧網線の快速「しれとこ」は、快速「しれとこ摩周号」となります。8月に阿寒国立公園の名称が阿寒摩周国立公園に変更されたからです。毎年行われている駅の廃止は、今回は1か所に留まります。根室線の羽帯だけです。

 JR東日本に移ります。東北新幹線は「はやぶさ」の増発を行います。増発するのは、「はやぶさ29号」(東京15:44発、仙台17:17着)と「はやぶさ22号」(新青森13:15発、東京16:32着)です。東京発盛岡行きの「はやぶさ15号」は、「はやぶさ17号」と名前を変え、新青森まで延長されます。東京10:44発、新青森13:58着です。東京-盛岡間の「はやて」については、2.5往復中2往復をE5系の「はやぶさ」とします(東京-盛岡間の「はやて」は下り1本のみとなります)。ただし、仙台以北は各駅停車のようなので、途中で後続の「はやぶさ」に抜かされるようです。

 話を在来線に移します。仙台空港線の日中のダイヤが見直され、運転間隔が30分未満となります。仙山線の朝の通勤通学時間帯の3本が、2両から4両になります。仙石線では、夕方の仙石東北ライン1往復が、住宅開発が進み、利用者が増えている石巻あゆみ野に停車します。八戸線は、キハE130系500代への置き換えが進み、「リゾートうみねこ」編成を除いて全てキハE130系500代での運転となります。青い森鉄道との直通運転がなくなり、青い森鉄道区間は電車での運転となります。山田線は夕方以降を中心にダイヤが大きく変わり、1時間以上繰り下げられる列車も出てきます。特急「つがる」は浪岡に新規停車します。男鹿線の「ACCUM」は1往復増え、3往復となります。「リゾートしらかみ」は藤崎に3往復全てが停まるとともに、千畳敷には「リゾートしらかみ5号」が新たに停まるようになります。そのほか五能線は弘前6:46発東能代10:41着の快速が新たに運転されます。鰺ヶ沢から先が快速運転となります。反対側も東能代10:59発弘前15:24着の普通が登場します。いずれも区間運転の列車を減らして建て替えるようです。奥羽線の津軽湯の沢については、利用者が少ないため、夜間の上り列車が通過となります。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/171215-1.pdf、JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2017/20171213.pdf、JR東日本仙台支社ホームぺージ http://jr-sendai.com/upload-images/2017/12/20181215.pdf、JR東日本盛岡支社ホームぺージ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1513313121_1.pdf、JR東日本秋田支社ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20171215-1.pdf、青い森鉄道ホームぺージ http://aoimorirailway.com/wp/wp-content/uploads/2017/12/df43f3edaa810ba351f481a047e6ffba.pdf、HBC NEWS http://www.hbc.co.jp/news/hbc-newsi.html、河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171216_13021.html、http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171220_72013.html)

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秋田県内に「あきたホリデーパス」

 JR東日本秋田支社は、12月8日から2018年2月18日の間、「あきたホリデーパス」を発売しています。

 この「あきたホリデーパス」は12月16日から2018年2月18日までの休日において(12月23日から2018年1月8日の間は毎日利用できます)、フリーエリア内のJR線のほか(秋田県内の大半の区間が入ります)、秋田内陸縦貫鉄道と由利高原鉄道の全線でも利用できます。快速、普通列車が1日乗り放題で(特急券や急行券を買えば、秋田新幹線や秋田内陸縦貫鉄道の急行にも乗ることができます。指定席券を買えば「リゾートしらかみ」にも乗ることができます)、大人2400円、子供1200円です(「大人の休日倶楽部」の会員には割引あり)。秋田から大舘、角館、横手に往復するだけで元が取れます。フリーエリア内の「みどりの窓口」等で購入できます。
(参考:JR東日本秋田支社ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20171117-3.pdf)

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三陸鉄道は全線がリアス線に

 三陸鉄道はJR東日本の山田線を挟んで、北が北リアス線、南が南リアス線に分かれています。ところが、中に挟まれている山田線(宮古-釜石間。東日本大震災以来、運休中)が2019年3月に三陸鉄道に移管されます。

 その三陸鉄道に移管される山田線の名前はどうなるのでしょうか? 実は、既存の北リアス線、南リアス線とまとめて、久慈から盛までの全体、163キロががリアス線になるようなのです。すでに10月上旬に岩手県や関係市町村に提示し、好感を持たれているようです。なお、盛岡-宮古間に短縮され、山田町まで行かなくなる残る山田線の名称については、まだ正式には決まっていないようです。山田線のまま残るかもしれませんし、新たな名前が付く可能性もあるようです。

 新しい路線名は12月下旬の取締役会で決定される予定です。また、駅名については現行通りとしますが(宮古市内につくられる2つの新駅を含めて、12月下旬に決まります)、愛称がつけられます。2018年1、2月に公募し、3月下旬に決める予定です。

(追記)
 12月25日の取締役会で、三陸鉄道の路線名をリアス線にすることを決めました。久慈から盛までの全体がリアス線になります。駅名については、新設の宮古短大、払川を除いて、現在の駅名をそのまま使います。
(参考:岩手日報ホームぺージ http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sh=20171108_3、朝日新聞ホームぺージ http://digital.asahi.com/articles/ASKC81VSPKC8UJUB001.html?rm=343、産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/170928/ecn1709280026-n1.html、河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170928_32032.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00m/040/024000c)

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北海道新幹線と道南いさりび鉄道を乗り比べ

 JR北海道函館支社は7月28日から、北海道新幹線と道南いさりび鉄道を片道ずつ利用することのできる、「北海道新幹線ちょい乗りパックin木古内」を発売しています。

 利用できる期間は、7月29日から9月30日までの間(8月11日から20日の間は除きます)。北海道新幹線、道南いさりび鉄道の片道乗車券と木古内町の12の施設で利用することのできる、1000円分のクーポン券(500円2枚)がセットになっていて、大人4380円、子供2980円です。2人以上で申し込む必要があり、大人はともかく、子供は割高なように思えます。2人以上を条件にするのなら、子供を安くするなどの戦略があってもよさそうに思えます。

 この「北海道新幹線ちょい乗りパックin木古内」は、JR北海道の新幹線以外の駅や旅行センターで発売します。
(参考:JR北海道函館支社ホームページ http://jr.hakodate.jp/topics/pdf/20170727_press_choinori.pdf)

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阿武隈急行の車両更新について

 福島と槻木を結ぶ阿武隈急行。18両(9編成)ある、現在の主力の8100系は、1988年に購入されたもの。しかし、この8100系、老朽化しています。2022年度から順次引退する方針です。

 当然ながら代替となる車両が要ります。代替の車両の更新は2018年度からに前倒しするという話もあります(その場合は1編成2両を更新します)。お金も要ります。阿武隈急行はその費用を約40億円と見込み、沿線自治体に支援を求めています。10億円もの累積赤字があるため、40億円もの大規模な投資を自前で行う体力がないのです。すでに沿線の市の中には支援を行う考えのところもあり、国も1/3の補助が出るようです。
(参考:福島民友ホームぺージ http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170613-179839.php、福島民報ホームぺージ http://www.minpo.jp/news/detail/2017070342998、河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_12041.html)

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山田線、復旧しても赤字は続く

 当blogで何回も取り上げましたが、東日本大震災から運休したままの山田線宮古-釜石間は、三陸鉄道に移管されて2019年3月に復旧する予定です。

 ただ復活しても、赤字続きです。実質的な開業初年度の2019年度には7000万円の経常損失が発生します。その後も経常損失は増え続け、6年目は1.1億円に、20年目には1.7億円にもなります。

 赤字だからと言って、鉄道の存在意義がないとは全く言えません。新幹線や大都市の利益をつぎ込むことが強制されるJRや大手私鉄とは違い、地元が支える第三セクターなのです。ただ、赤字を穴埋めするお金がいることは事実です。三陸鉄道への移管に伴い、JR東日本から移管協力金がもらえますが、赤字が続くようならいつかは尽きてしまいます(30億円の移管協力金のうち、半分以上の16~18億円を赤字補てんに使います。そのほかの内訳としては、保安車両の導入や新人の採用などの初期費用が7~8億円、橋やトンネル、信号機など安全設備の更新などに3~4億円、通学定期券や回数券の割引に1~2億円、災害復旧や利用促進の経費に1000~5000万円があります)。永続的に存続できるよう、支援の枠組みをつくっておく必要があるでしょう。
(参考:「鉄道ファン」2017年5月号 交友社、河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170203_32003.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/170203/rgn1702030037-n1.html)

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札幌市電でも宅配便輸送

 路面電車で宅配便の荷物を運ぶのは嵐電が有名ですが、3月2日、札幌市電でも実験を行いました。

 札幌市電で実験を行った理由は、中心部には道路以外に荷捌きを行うスペースがなく、日中に貨物車両の長時間駐車が常態化しているからです。そのような中心部での荷捌き車両を減らそうと、物流業者や小売業者などは札幌都心交通研究会というものをつくりました。この研究会は2016年10月から中心部でヤマト運輸と佐川急便がほかの運送業者の荷物を代わりに届ける共同配送実験を行っています。そして3月2日に路面電車を使った実験を行ったのです。

 当日は荷物だけを積み込んだ貸切の路面電車が電車事業所前を出発、都心の西4丁目でヤマト運輸の社員らが台車3台に積まれた荷物を降ろしました。今後は実用化に向けて検証を進めるようです。
(参考:朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK324JYDK32IIPE00Q.html)

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宮古市内に三陸鉄道の駅3駅設置、三陸鉄道に急行か?

 三陸鉄道についての話題をふたつ。

 宮古市は市内に三陸鉄道の駅を3駅追加する方針です。追加するのは、東日本大震災からの復興まちづくりが進む田老地区八木沢地区、津軽石払川地区です。まず田老地区については、田老駅の北約500メートルのところにできます。宮古市田老総合事務所が移転され、それとの併設になります。八木沢地区と津軽石払川地区の新駅はJR東日本から三陸鉄道に移管する、山田線宮古-釜石間にできます。八木沢地区の新駅は磯鶏-津軽石間、津軽石払川地区の新駅は津軽石-豊間根間にできます。これらの地区では災害公営住宅ができ、被災者も住宅を再建しているため、人口が増えています。住民からも新駅設置の要望があり、3駅合計で1日約350人の利用を見込んでいます。3駅とも宮古市が建設費を負担する請願駅であり、すでに2017年度一般会計当初予算案に設計費として6600万円を計上しています。2018年度に完成予定です。

 話は変わりますが、山田線宮古-釜石間は2019年に復旧予定です。そうなると、久慈から盛まで一本につながることになります。全長163キロの日本一長い第三セクター鉄道です。各駅停車で4時間かかるようです。その三陸鉄道について、急行を走らせる構想があるようです。岩手県によれば、急行を走らせても、経費面やダイヤ面で大きな問題はなく、三陸鉄道も急行の設定に前向きのようです。
(参考:河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170218_31016.html、岩手日報ホームぺージ https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170307_6)

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