富山ライトレール、部分複線化へ

 2006年4月にJRの路線を転用して開業した、富山ライトレール。もともとは1時間に1本しか来ない、赤字ローカル線でしたが、LRT化によって本数が1時間に4本に増え、また駅も増えたので、利用者は飛躍的に増えました。

 そこで、当初から準備工事はなされていましたが、富山ライトレールの一部の区間で複線化を行うことになりました。複線化される区間は、併用軌道区間の奥田中学校前電停から富山駅北方面へ約250メートルの区間。複線化される区間はたった250メートルですが、それでもダイヤの改善には役立つようです(併用軌道区間の富山駅北-奥田中学校前間でダイヤ通り5分で走るのは難しく、朝の10分間隔のダイヤのネックとなるようです)。また、複線化区間の西端に当たる八田橋東側にあらたな停留所を設けるようです。

 富山ライトレールの部分複線化及び新駅の設置のためには、道路の拡幅が必要となります。対象となる地権者は32人いますが、2人を除いては契約済みであったり、買収の了承を得ていたりしているようです(6月時点)。先に道路の拡幅を行い、その後にライトレールの改良を行いますので、部分複線化などの完成は3年後となります。

 富山ライトレールは、新しい時代の路面電車のモデルケースとなる路線です。すべての場所でこのような成功が約束できるわけではありませんが、このような成功の可能性が高いところもあるでしょう。「安かろう、悪かろう」のJRに固執する都市近郊のローカル線沿線、目先の損得しか考えずにLRT建設に反対する沿線にはぜひ参考にしてほしいです。
(参考:谷口富山市議ホームページ(富山新聞の記事もあり) http://www.t-toshikazu.net/img/pdf/1247452659.pdf、路面電車を考える館 http://www.urban.ne.jp/home/yaman/news90.htm##547)

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リニモ駅行き通勤バス、苦戦

 名古屋市の東に位置する長久手町。その長久手にもコミュニティバスが走っています。「N-バス」といいます。

 その「N-バス」、4月1日にダイヤ改正を行い、朝夕の通勤時間帯にリニモの駅に接続する便を走らせるようになりました。昼間に走らせている便とは違うルートで、リニモの沿線から離れた、役場や大学病院、住宅街と駅とを直結します。ところがその「N-バス朝夕便」の利用が振るわないのです。

 というのも、長久手から名古屋へ行くのに、わざわざリニモを使う人は少ないのです。リニモの駅が家の近くなどの便利なところにあればともかく、藤が丘での乗り換えを余儀なくされ(藤が丘は、リニモの駅は地下、地下鉄は高架にあるので、乗り換えは結構面倒です)、運賃も乗り継ぎ割引がない現状では、わざわざバスに乗ってリニモの駅に行く必要がありません。名鉄バスや病院が用意しているバスなどで地下鉄の始発駅、藤が丘に直接向かうのが自然な流れです。

 愛知万博会場へのアクセスとしてできたリニモですが、閉幕後の利用はふるいません。2006年に廃止された「ピーチライナー」ほど利用されていない、ということはないので廃止になることはないとは思われますが、多額の減価償却費と支払利息で苦しんでいるのが現状です。町としては何とかしてリニモの利用者を増やしたいところでしょうが、需要と合っていないためになかなか難しいところです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090517-00000013-cnc-l23)

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「ほっトラム」に乗ってきました

 19日、豊橋に新型路面電車「ほっトラム」がデビューしました。早速、デビュー2日目の昨日、「ほっトラム」に乗ってきました。


 (豊橋)駅前から乗ったのは11:15発の便。私を含めてだが、この「ほっトラム」を狙ってきている人も多く、駅前の停留所で「ほっトラム」が来るのを待っている。鉄道ファンばかりではない。小さな子供をつれた親子連れなども見かける。停留所には豊橋鉄道の社員(?)がいて、「ほっトラム」について書かれたパンフレットと、時刻表をもらう。「ほっトラム」は駅前-赤岩口間を平日13往復(そのほか競輪場前までが1往復)、休日11往復している。大体、1時間に1本ぐらいの間隔で運転されているので、行き当たりばったりでも何とかなる。

 前の電車が出発し、「ほっトラム」がやってきた。3両編成の路面電車で、全面低床式である。駅前の停留所でもらったパンフレットによれば、「ほっトラム」は、狭軌としてははじめての純国産の全面低床式の路面電車のようだ。途中の駅でほかの路面電車とすれ違うと、床の低さがよくわかる。

 時間の都合もあり、4つめの停留所、市役所前で降りた。約8分間の試乗だった。

 岐阜の路面電車が廃止された現在では、ここ豊橋が東海地方で唯一の路面電車が走る都市となる。全面低床式の「ほっトラム」は1編成しかない。しかし、名鉄岐阜市内線が廃止になったときに来た車両が多く、低床車ではないものの(部分低床車のモ800形1両はある。これも岐阜から来た車両)、割合新しい車両が多い。岐阜のように路面電車に冷たいわけでもなく、そういう意味では、いい環境にあるのだろう。
(参考:駅前停留所でもらったパンフレット)

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静岡B級グルメと副都心線(11)

 今回の旅の最後は、6月に新豊橋駅付近の線路が切り替えられたばかりの、豊橋鉄道(豊鉄)。新豊橋駅はJR、名鉄豊橋駅に隣接している。6月の線路切り替えで、JR、名鉄の豊橋駅に近づいたものの、別々の改札のまま。いったん、JRなどの改札を出て、パン屋の横を通り抜けないといけない。知らなければとても駅への通路と思えないところだ。階段を降りるとそこは豊鉄の新豊橋駅。JRのホームにすぐ行けそうなぐらいの近さ。これなら、いっそのこと、JRからの連絡通路をつくり、改札も共通にして、改札を出なくても乗り換えできるようにしてくれればよかったのに。

 自動券売機で130円の初乗り切符を買う。安い。ところがこの切符、裏地が白のまま。豊鉄には自動改札がないのだ。駅員がスタンプを押してくれる。ホームには2本電車が停まっていた。右側に停まっている、新豊橋16:30発に乗る。2番線までできたことによって、常時どちらかのホームに電車が停まり、乗客を待つようになっているようだ。

 次の柳生橋で降りる。駅員が立っていて、下車客を迎えている。昔の小さな駅の光景がまだ残っているのだ。ここ柳生橋には自動券売機すらなく、駅員から切符を買い求める。出てきた切符は、硬券ではなく、自動券売機で出てくるようなペラペラの紙。ただ、ここでは、スタンプではなく、駅員が鋏を入れてくれる。

 電車を降りて2、3分。三河田原方面から電車がやってきた。それに乗り込み、新豊橋に戻った。

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伊賀鉄道・養老鉄道訪問記(5)

 多度15:57発の大垣行きに乗る。乗客はそれなりにいるが、それも次の美濃松山まで。一気に降りて、ガラガラ。日中、半分の電車が美濃松山か石津で折り返しになるのは仕方ないところか? 電車は、濃尾平野の西の縁をのんびりと走る。途中の駒野で行き違いのため10分以上停まる。もっとも、大外羽で中学生が大量に乗車し(部活か何かがあったのだろうか?)、電車は異様に騒がしくなる。

 大垣で揖斐行きに乗り換え。大垣-揖斐間も、美濃松山-大垣間と同じく日中は1時間に1本だが、朝夕は1時間に3本もある(大垣以南は1時間に2本)。名古屋や岐阜に出かけた帰りなのだろうか、椅子は割合埋まっている。ひと駅ごとに客は降りていき、辺りはだんだん暗くなる。揖斐からの折り返し電車が発車するころには、完全に夜になっていた。

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伊賀鉄道・養老鉄道訪問記(4)

 終点の揖斐まで乗ると910円かかるので、近鉄の窓口で1日乗車券(1000円)を買う。養老鉄道の大垣直通は1時間に1本だが、間に1本途中どまりの電車がある。桑名で1時間待っても仕方がないので、15:08発の石津行きに乗る。意外とよく乗っていて、途中駅どまりとは思えない。養老鉄道も伊賀鉄道と同じく、駅の案内は養老鉄道オリジナルのものに変わったが、車両は近鉄時代のまま。電車の中に掲示している路線図も近鉄と同じもの。

 多度で途中下車。しかし、多度大社に行くほどの余裕はなく、駅付近を散歩するにとどまる。(続く)

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伊賀鉄道・養老鉄道訪問記(1)

 まず最初に、伊賀鉄道・養老鉄道設立の背景から述べることにする。

 近鉄の通学定期は驚くほど安く、週に1回乗れば十分元が取れる区間もある。通勤定期や普通乗車券での利用も多い大阪線などの幹線ならともかく、大人になれば車を持つのが当たり前のローカル線の利用者は、異様に安い通学定期を持った高校生ぐらいしかない。採算が取れないのは当たり前だ。

 そういうわけで伊賀線・養老線は近鉄から分離され、伊賀鉄道・養老鉄道として再出発することになった。ただ、分離されたとは言っても、車両や駅などの固定資産は近鉄が保有し、両社の株式はほとんど近鉄が持っているので(近鉄は伊賀鉄道の98%、養老鉄道の100%の株式を保有)、補助金の受け皿という側面もある。(続く)

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伊賀鉄道・養老鉄道訪問記(0)

 おはようございます。先週の日曜日(21日)、大阪からの帰りに、今月1日に近鉄から分離した伊賀鉄道・養老鉄道に乗ってきました。

 明日から何回かに分けて、そのときの旅行記を書きます。

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北陸信州寄り道乗車記(3)

 特急「雷鳥17号」の発車を待って、福井行きの普通電車も出発。福井以南でしか走ってない希少価値の新型車両を期待したが、475系の3両編成。ボックスはほぼ埋まっている。しばらくすると交直流の切り替えのため車内の照明が消えるが、昼間のため注意しないと暗くなったことに気付かない。

 武生で福井鉄道に乗り換え。スーパーを通り抜け、かなり古そうな駅が福井鉄道の武生新駅。自動券売機で切符を買い求め、13:20発の電車に乗る。乗った車両は岐阜から来た路面電車タイプの880形、途中すれ違った車両はすべて岐阜から来た路面電車タイプ。その他の旧型車両などはお昼寝中のようだ。

 かつて福井鉄道のホームは、普通の鉄道と同じく高床式のホームであった(併用軌道区間は低床ホーム)。車両も通常のサイズだったので、福井市内の併用軌道区間での乗り降りはしにくかった。しかし、岐阜から路面電車タイプの車両を導入したことに伴い、専用軌道区間の駅も全て低床ホームに作り変えられ、以前より使いやすくなった。

 電車は専用軌道をゆれながら走っていく。乗客は少しずつ増えていく。花堂<はなんどう>からは複線になり、福井新を過ぎたところで併用軌道に変わった。市役所前や福井駅前はともかく、併用軌道区間の停留所の中には細い棒みたいなホームがあるだけのところもある。先日の構想が実現してまともな停留所になるのだろうか? 電車は、市役所前からバックして単線化された福井駅前に入った。(続く)

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北陸信州寄り道乗車記(0)

 みなさん、おはようございます。

 お盆明けの8月17日から18日にかけて、大阪から名古屋に戻るとき、北陸・信州経由で戻りました。そのときにいくつかの鉄道に乗りましたので、明日からそのときの乗車記を書くことにします。

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