富山の路面電車、南北つながっても200円

 富山には2つの路面電車があります。南側は富山地方鉄道の市内電車、北側は富山ライトレールが走っていて、両者は2020年3月に富山駅で接続する予定です。今の運賃は南北とも200円ですが、接続すればどうなるのでしょうか?

 まだ開業は先のことなので具体的には決まっていませんが、森富山市長は1日の定例会見において、南北がつながっても200円のままにしたいと考えていることを明らかにしました。今は富山市、富山地方鉄道、富山ライトレールの3者で運賃や運行形態について協議している段階ですが、運賃を200円で据え置く方向で調整を図りたいと考えているようです。
(参考:チューリップテレビホームぺージ http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20171101150855)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2018年夏、越中宮崎から南岩国までひとつのエリアに

 JR西日本はICカード、「ICOCA」のエリアを拡大し続けています。2003年11月に最初にサービスを始めたときは近畿圏だけでしたが、2007年には岡山・広島エリアに、2012年には会社の枠を超えてJR四国の香川エリアに、2017年4月には石川エリアに拡大しました。しかし、今なお「ICOCA」のエリアは石川、近畿圏、岡山・広島・山陰・香川の3つに分かれたままです。

 ところが、2018年夏、3つに分かれた「ICOCA」のエリアがひとつにくっつきます。すでに発表された北陸線大聖寺-近江塩津間に加えて、山陽線相生-和気間、赤穂線播州赤穂-長船間にも「ICOCA」サービスが導入されるのです。

 こうなると、東は越中宮崎、西は南岩国までひとつのエリアになり、エリア内ならどこでも「ICOCA」で移動できそうに思えるのですが、さすがにそういうわけにはいきません。2018年春以降、「ICOCA」を利用できる距離を原則200キロ以下に制限します。利用区間にIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道がある場合は、利用区間が越中宮崎-大聖寺間及び高岡-新高岡間に限られます。例えば、岡山-岩国間は200キロを少し超えます。こういうところでは、これまで「ICOCA」が利用できたところでも使えなくなるのです。エリア拡大による運賃計算のパターンを複雑化させないための措置でしょうが、200キロを超える距離を普通列車だけで移動するのはレアケースで、こういう制限が課せられてもそう不便になることはないでしょう。

 ただ、原則には例外があります。200キロを超えても「ICOCA」を利用することができるケースが3つあります。(1)大阪近郊区間内相互間の利用 (2)在来線特急列車停車駅相互間の利用(大阪-金沢間、新大阪-新宮間、岡山-出雲市間) (3)大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間の利用(例:尼崎-新宮間) です。もちろん、特急に乗るときは別途特急券が必要です。

 さらに、2019年春には「ICOCA」エリアが拡大します。新たな導入路線は境線。1日当たりの乗降客数が約6000人の路線です。境線の全駅で利用することができます。車内でICカードを利用することができるように、車載型IC改札機を導入します。バスや路面電車ではよく見られるものですが、JR西日本では初めての導入事例となります。IC専用型改札機を導入する境港を除いて、中間の各駅(全て無人駅)では車載型IC改札機で対応します。JR西日本は22両ある境港線の車両を今後1年半かけて改造します。導入費用は8億円します。今後は山陰線などにも「ICOCA」を導入する予定で、これらの施策によりJR西日本は「ICOCA」の利用率を現状の7割を8割に増やしたいとしています。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11312.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11308.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11304.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/10/18/301245.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22419900Y7A011C1LC0000/、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/171019/wst1710190022-n1.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20171019-OYO1T50000.html)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「リニモ」の1日乗車券で沿線3施設の割引券

 10月11日、成長を続ける長久手市に、IKEA長久手がオープンしました。

 このIKEA長久手を訪れる人で付近の道路が混雑することは容易に想像できますが、幸いなことにIKEA長久手はリニモの公園西駅に隣接しています。

 そこでリニモは「乗っていいこと、リニモっと割!」として、10月11日から11月12日の間、1日乗車券(大人800円、子供400円)を買うと、3枚の割引券が付いてきます。割引券はIKEA長久手のほか、イオンモール長久手、モリコロパークで使えます。IKEA長久手はホットドッグのプレゼント、イオンモール長久手では専門店で利用できるクーポン、モリコロパークではアイススケートの割引が受けられます。なお、休業日等に当たる場合は利用できません。さらに休日においては、抽選に参加することによって、リニモのチョロQがもらえることもあります。

 1日乗車券でなくても、「manaca」等の交通系ICカードで運賃を支払ったら、IKEA長久手でソフトクリームが無料でもらえます。期間は10月11日から11月19日までです。

 当然は渋滞するでしょうから、リニモを使うことも検討したほうが良いのかもしれません。
(参考:愛知高速交通ホームぺージ http://www.linimo.jp/oshirase/291002linimottowari.pdf、NewsWalker https://news.walkerplus.com/article/124143/)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

富山ライトレール、10月15日からICカード利用者は終日「信用降車」可能に

 ワンマン運転で頭を悩ませるのが、どうやって乗客から漏らさず運賃を徴収できるかということ。乗車時か降車時に運転士の横を通らせ、そこで運賃を徴収することができれば確実に漏らすことはありませんが、乗降時間がかかってしまいます。

 ワンマン運転を行っている鉄道のひとつ、富山ライトレールでは、これまで平日の朝ラッシュ時間帯(始発から9時まで)において、ICカード利用者に限り、後方扉から降車することができました。これが10月15日から拡大され、ICカードの利用者ならば、終日、「信用降車」ができるようになります。すなわち、降車の場合でも後ろから降りることができます。乗車、降車ともに運転士のそばを通らなくてもよいのです。

 ただ、交通系ICカードが導入されていない富山ライトレールでは、ICカードは富山ローカルのものしか使えません。残念ながら、地元以外の人はほとんど、「信用降車」を体験することはできないのです。
(参考:富山ライトレールホームぺージ http://www.t-lr.co.jp/news/update/file_0336.pdf?)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ドラえもん」の停留所

 高岡は「ドラえもん」の作者、藤子・F・不二雄の出身地。そのため、高岡を走る路面電車、万葉線に「ドラえもん」のキャラクターをラッピングした電車、「ドラえもんトラム」が走っています。

 その万葉線に今度は、「ドラえもん」のラッピングをした停留所が現れました。場所は高岡市あわら町にある、志貴野中学校前電停(下り線)。高岡市美術館内にある、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーに近い停留所です。「ドラえもんトラム」の運行5周年を記念した企画として、ドラえもんの誕生日である9月3日に披露されました。線路のある側に「ドラえもん」のキャラクターと秘密道具が描かれ、反対の道路側には路面電車を外から眺めるキャラクターと「どこでもドア」が描かれています。藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへの道順の案内があり、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーに向かう歩道には誘導表示があります。

 250万円をかけた志貴野中学校前のラッピングは2018年3月まで続ける予定です。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20170904/CK2017090402000024.html、http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20170825/CK2017082502000039.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20170905-OYTNT50073.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20521710Z20C17A8LB0000/)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

関電トロリーバス、2018年で廃止

 関電のトロリーバスは1964年8月1日から、黒部ダムと扇沢の間で運行してきました。これまでに累計で6000万人以上の人に利用されてきました。

 ところが、トロリーバスの車両は1993年から1996年に導入したもので、老朽化しています。この置き換えに当たり、運行ルートが環境に十分配意する必要がある中部山岳国立公園内であること及び運行にかかる経済性の観点から、15台あるトロリーバスをすべて電気バスに変更することにしました。年間で約4000万円の経費削減が見込めるようです。トロリーバスは鉄道の一種であるので、鉄道が廃止されることになります。すでに8月28日に北陸信越運輸局に対して鉄道事業廃止の届出を行い、2018年の運行をもって廃止されることになります。電気バスでの運行は2019年4月からです。これで、残るトロリーバスは同じ立山黒部アルペンルート内にある、立山黒部貫光の立山トンネルトロリーバスのみとなります。

 新しく運行を始める電気バスも、現行のトロリーバスとほぼ同じ大きさで、定員は座席数が減ることもあり、72人から80人と若干増えます。乗り物に詳しくない人から見れば、単なるバスの新車置き換えみたいなものなのかもしれません。2019年以降も今まで同様の輸送サービスは維持されますから、廃止に付きまとう寂しさは正直言ってありません。トロリーバスは架線から電気をもらっていますが、電気バスは車両にバッテリーを積むとともに、バスについているパンタグラフから超急速充電を行います。10分の充電で2往復できるようです。最高速度は50キロのままです。
(参考:関電ホームぺージ http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0828_2j.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170830-OYT1T50013.html、北日本新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/275046174257890810?c=80488020680492539)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

JR西日本、10月の休日は1万円で新幹線も乗り放題

 今年2017年はJRが発足してちょうど30年という節目の年を迎えます。JR各社でいろいろなきっぷが発売されていますが、JR西日本は10月に太っ腹なきっぷを発売します。

 それは「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」、JR西日本全線(JR西日本宮島フェリー、智頭急行、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道(糸魚川以西)を含みます)の新幹線、特急、普通列車が1日乗り放題となります。ただ、全車指定席の列車、乗車整理券が必要な列車が利用できないほか、グリーン車や指定席はグリーン券や指定席券を払っても利用できません。運賃から払う必要がありますので、御注意ください。

 このきっぷが使えるのは10月の休日のみ(10日間)、値段は大人10000円、子供1000円です。1人からでも使えますが(最高6人まで、子供のみの利用は不可)、子供が異様に安いので、家族でのお出かけにもいいきっぷです。ただ発売枚数が限定されており(1利用日当たり3000枚)、駅で購入することができません。「e5489」で購入し、駅で引き換えます(電話予約での予約、購入サポート窓口もあります)。発売期間は利用日の1か月前から14日前までです(購入時に利用日を指定する必要があります。予定の発売枚数になると、発売を終了します)。

 大阪から岡山まで往復するだけで元が取れるきっぷですので、10月の休日は混雑することが予想されます。「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」を利用するときは行程に余裕をもって利用したほうが良いでしょう。

(追記1)
 「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」を発売するため、JR西日本が例年、「秋の乗り放題パス」と同じ時期に発売している「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」の発売は行いません。

(追記2)
 私も購入してみようと朝の5:30から挑戦しましたが、インターネットがつながらず、買えませんでした。多分転売屋が買い占めているのでしょう。次にこういう企画をするときは、記名式にして、身分証明書を持参するなどの対策が必要でしょう。

 確かにこれでは、2人以上しか使えないなど、使いにくくする対策が取られてしまうこともやむを得ないのかもしれません。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/08/page_11027.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/08/31/299208.html)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

遠州鉄道、30形モハ25号の特別運行が中止されていた

 遠州鉄道ではこの夏も30形モハ25号の特別運行を行っていましたが、中止されてしまいました。

 その理由は、8月12日の特別運行開始直後に起きた故障。加速がうまくできないようです。そこで遠州鉄道は19日と26日に予定していた残りの特別運行を中止しました。老朽化した車両を修理する必要性もなく、このまま貴重な存在の吊り掛け車両が消えてしまうのでしょうか?

 代わりに同じ19日と26日、30形モハ25号と30形モハ51号の展示会を行います。30形モハ51号を展示するのは、新浜松。2日間とも10~15時の間、外観のみの見学ができます(車内に入ることはできません)。30形モハ25号を展示するのは、西鹿島。2日間とも10~13時の間、展示します。こちらは車内にも入ることができ、普段は閉められている床面の点検パネルを開けています。吊り掛け式モーターを見ることができるのです。
(参考:遠州鉄道ホームぺージ http://akaden.lekumo.biz/information/2017/08/8193025-08c3.html?_ga=2.206667216.237315178.1503405606-365061168.1503405549、http://akaden.lekumo.biz/information/2017/08/8123025-315d.html、http://www.entetsu.co.jp/release/20170713_entetsu.pdf)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

名古屋市科学館のSLを走らせるためには4.8億円

 最近はあまり話が出なかった名古屋でのSL走行の話ですが、まだ話は残っています。まだ河村名古屋市長がSLをあおなみ線で走らせることにこだわっているのです。

 2016年のことですが、名古屋市科学館が所有するSL、B6が動態展示できるかどうかを調べるために解体調査に出されました。7800万円の予算を計上してなされた調査で出された結果は、4.8億円かけないと走ることができないというものでした。製造されてから112年、現役を引退してから半世紀を経過しているため、ボイラの腐食が激しく、高額の修理費を要するのです。ただ、動きはしませんが車輪を動かすだけなら4500万円で済みます。

 この結果に対して河村市長は、今なおあおなみ線で走らせることにこだわっているようです。イベント的に走らせるだけなら実験走行のときのようにR西日本からスタッフごと借りるという方法もありますが、定期的に運行するならスタッフの養成も必要になります。簡単な話ではありません。市長は新幹線の停車駅からSLが出ていると注目を浴びると思っているようですが、そのような例ならすでに新山口があります。また、重要な話ですがあおなみ線は名古屋の通勤路線で、SLのような観光列車がすべてに優先される路線ではありません。地味ですが、黙々と沿線輸送に努めるのが第一の課題です。見た目の面白さだけで考えてはいけないのです。
(参考:「鉄道ファン」2017年9月号 交友社、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJ9F5GB5J9FOIPE014.html)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

豊橋7:48発浜松行きに関する備忘録

 今日、8月13日のことですが、NHKの「大河ドラマ」の舞台になっている井伊谷(浜松市北区)などに行ってきました。そのときに使った東海道線、天竜浜名湖鉄道の様子を備忘録として残します。


 豊橋7:48発浜松行きは373系の6両編成だった。ロングシートを覚悟していたのでラッキー、ただ座席はほぼ満席。終点の浜松でそのまま「ホームライナー静岡36号」になると思ったらそうではなく、「ホームライナー静岡36号」は別のホームから発車する。乗ってきた列車は豊橋に折り返すのだ。「ホームライナー静岡36号」は3両編成。2席を1人で使えるぐらいの、ほどほどの埋まり具合。

 掛川からは天竜浜名湖鉄道に乗るが、「大河ドラマ」の影響か(「いいね!直虎1Dayパス」を持っている人が少なからずいた)、立っている人は少ないものの、座席は結構埋まっている。行きの掛川8:58発、帰りの気賀15:17発ともによく乗っていた。ローカル線とはいえ1時間に1本列車があり、そんなに不便ではない。「大河ドラマ」が終わってからもこの勢いを続けてもらいたいものだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧