真冬に黒部峡谷鉄道の列車を運転できる

 冬は運休している黒部峡谷鉄道のトロッコ電車。しかし、この冬は走るのです。

 実は、1月19日から3月18日までの金曜日と休日(一部の日は除きます)、宇奈月駅構内でトロッコ電車の運転体験会が開かれるのです。宇奈月駅構内約150メートルをディーゼル機関車で2往復するのです。黒部峡谷鉄道は電化されているので、基本的には電気機関車が走るのですが、停電時やダイヤが乱れたときには2両だけあるディーゼル機関車が走るのです。冬季は設備が撤去されるので、電気機関車が使えないのです。

 体験できる人は10歳以上で乗り物の乗降や階段の歩行に支障のない人、小中学生は保護者の同伴、高校生は保護者の同意が必要です。1日に8回設定され、それぞれ1人ずつしか体験することができません。体験するには事前に電話予約が必要で、体験の5日前までに申し込む必要があります(開催日が金曜日のときは7日前)。先着順で受け付けます。料金はグッズ代込みで8000円、指定された時間の10分前までに到着する必要があります。60分の体験時間でまず係員からの説明を聞いたのち、係員の運転を実際に見て、最後に20分間、実際に運転を行います。最高速度は時速8キロ、途中、標識に従って、速度の調整が必要であったり、汽笛を鳴らす必要があったりする箇所があります。
(参考:黒部峡谷鉄道ホームぺージ http://www.kurotetu.co.jp/news/2018/01/post-205.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2018/01/10/304522.html)

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あいの風とやま鉄道等、「青い空富山・五箇山1日フリーきっぷ」発売&白川郷ライトアップに臨時バス

 あいの風とやま鉄道等は、北陸新幹線の開業によって利用が低迷している富山空港の利用促進と世界遺産の五箇山までの公共交通機関による観光促進を図る目的で、2017年12月1日から2018年3月31日までの間、フリーきっぷを発売しています。

 それは、「青い空富山・五箇山1日フリーきっぷ」、あいの風とやま鉄道富山-高岡間、加越能バスの「世界遺産バス」の高岡駅・新高岡駅-ささら館前間が1日乗り放題で、富山地方鉄道のバス(富山空港線、富山駅-富山空港前間)が片道1回限り利用できるもので、1日限り有効です。五箇山での一部観光施設が割引になる特典もついています。利用できる期間も2017年12月1日から2018年3月31日までで、値段は大人は3600円、子供は1800円です。あいの風とやま鉄道富山駅、富山地方鉄道富山地鉄乗車券センター(電鉄富山駅構内)、富山地鉄サービス富山きときと空港内ANAカウンターで購入できます。

 ただこのきっぷ、あいの風とやま鉄道で購入した場合は富山空港線で降りたときに回収しますので、あいの風とやま鉄道で購入したときは注意が必要です。また、加越能バスで「世界遺産バス」の高岡駅・新高岡駅-ささら館前間が利用できる「五箇山フリーきっぷ」が大人2500円で発売していることを考えると、このきっぷは富山空港に行かない限り元が取れないのです。富山空港を利用させるのがこのきっぷの目的と言えばそうですが、あまりお得感は感じられないです。

 話は変わりまして、「世界遺産バス」は白川郷まで行きます。その「世界遺産バス」についての話を書きます。真冬、雪に覆われる白川郷はライトアップされます。ライトアップされるのは、当然夜。ところは、「世界遺産バス」の最終は16:00発で、ライトアップを見てからでは間に合いません。

 そこで、ライトアップがなされる1月21日、28日、2月4日、12日に運行されるのが臨時増発便。高岡駅前15:00発白川郷17:10着と、白川郷19:40発高岡駅前21:50着です(往復ともに新高岡駅、城端駅前にも停車)。運賃は通常と同じ1800円、現金のほか、「世界遺産バス」用の各種フリーきっぷも利用できます。

 ただし、この臨時増発便は事前予約が必要です。ところが、前後の便に乗ることができる行きはともかく、ほかに選択の余地がない帰りは、2月12日を除いてすでに満席となっています(1月5日現在)。
(参考:あいの風とやま鉄道ホームぺージ http://ainokaze.co.jp/ticket/plan#s01、加越能バスホームぺージ http://www.kaetsunou.co.jp/company/sekaiisan/、http://www.kaetsunou.co.jp/4630/)

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長良川鉄道に新しい観光列車、「川風号」

 2016年4月、観光列車「ながら」をデビューさせた長良川鉄道。「森号」と「鮎号」の2両からなりますが、運行開始から1年半以上が過ぎた今でもハイシーズンには満席となることがあります。そこで長良川鉄道は3両目の車両を投入することにしました。「川風号」といい、2018年4月18日に運行を開始する予定です。

 「川風号」のデザインを行うのは、「ながら」をデザインしたのと同じ水戸岡鋭治氏。外観はすでにある2両と同じロイヤルレッド。天井や壁は白を基調としています。床は天然木を細かく組み合わせた寄木仕上げで、シートやソファーは白のレザーを使います。ロングシート構造になっていて、通勤通学用に使うほか、昼間には26人分のテーブルを取り付けてレストランカーになります(車内では調理を行わず、弁当を提供することになります)。原則として毎週土曜日に(1)地域の旬の食を提供する料理列車(関発郡上八幡行き、関を12時台に出発する予定) (2)沿線のお酒を提供するほろ酔い列車(郡上八幡発美濃太田行き。郡上八幡を16時台に出発する予定) を走らせます。既存の「ながら」の料金は最高12000円しますが、「川風号」は6000円に抑え(弁当がいらないのなら、運賃に300円の整理券を加えるだけで乗ることができます)、家族連れや若い人など今まで「ながら」に乗ることができなかった人にも乗ってもらいたいとしています。

 「川風号」は既存の車両を改装します。約1500万円かかる改装費用のうち100万円はクラウドファンディングで集めます。2018年1月2日現在で61%分集まっています。
(参考:長良川鉄道ホームページ http://www.nagatetsu.co.jp/enjoy/NagaraKawakaze.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171125/k00/00m/040/123000c、岐阜新聞ホームページ http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171125/201711250929_31006.shtml、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23867070U7A121C1L91000/)

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養老鉄道、2018年1月1日から第三種鉄道事業者が変わる

 現在、近鉄が100%の株式を持っている養老鉄道。2007年10月に近鉄から分離されて10年が経ちましたが、近鉄が第三種鉄道事業者として入っています。

 ところが、明日2018年1月1日から、その構成が大きく変わります。第二種鉄道事業者は養老鉄道のままですが、第三種鉄道事業者が一般社団法人養老線管理機構に変わります。近鉄が養老線管理機構に鉄道施設や車両を無償譲渡し、用地は有償貸与します。養老線管理機構は養老鉄道に用地を含めて無償提供します。公有民営方式となるのです。

 また、養老鉄道は鉄道事業再構築実施計画の認定を受けました。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づくもので、全国では9件目、近鉄の路線関係では近鉄内部線・八王子線や伊賀鉄道がすでに認定を受けています。実施予定期間は2018年1月1日から2027年3月31日までで、養老鉄道は訪日外国人観光客の誘致、駅名のネーミングライツ、枕木オーナー制度などを行い、大垣市や桑名市などの地方自治体などは鉄道施設等の維持管理等に要する費用を負担し(10年間で87億円。費用の一部は国や岐阜県、三重県も負担します)、パーク&ライド駐車場等の整備、免許自主返納者への利用奨励施策等を行います。これらの施策により、鉄道施設、車両、用地の負担がなくなるため、養老線の輸送の維持が図られるというのです。経常損益は2016年度の数字で約7億円の赤字であるものの、輸送密度は3162人いますので、鉄道の維持を図る施策をとって存続させるのが望ましいでしょう。

 このほか、養老鉄道は、事業形態変更を記念した事業を行います。いくつかありますが、沿線7市町に住む小学校1年生には、養老鉄道が乗り放題の年間無料パスを配布します(公立小学校を通じて配布します。私立小学校に通学している人は別途養老鉄道に問い合わせる必要があります)。小学校1年生が一人で電車に乗ることは少なく、保護者などと一緒に乗る可能性が高いです。親の運賃収入は見込めます。家族で鉄道に乗るきっかけをつくる意味でも意義があるのかもしれません。
(参考:中部運輸局ホームぺージ http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/press/pdf/tethudo20171220.pdf、養老鉄道ホームぺージ http://www.yororailway.co.jp/oshirase/annex/504_Field05.pdf、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASKDP43LJKDPOHGB00G.html)

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黒部峡谷鉄道、2018年から値上げ

 トロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道。今は冬季の運休期間中です。次に走るのは来年、2018年です。

 しかし、次に乗るときの運賃は変わっています。2018年4月1日に値上げされるのです。値上げの内容(大人片道)は宇奈月-欅平間は1710円から1980円に(15.8%アップ)、宇奈月-鐘釣間は1210円から1410円に(16.5%アップ)、宇奈月-黒薙間は570円から660円になります(15.8%アップ)。貨物や小荷物の運賃も15.4~15.8%上がります。

 黒部峡谷鉄道は2008年2月に本格的な運賃値上げを行った後、2014年には消費税率の変更に伴う値上げを行いました。つまり、本格的な値上げは10年行っていませんでした。老朽化する橋梁や車両の維持管理費が増加することが見込まれることから、収支が大幅に悪化すると見込まれています。

 利用者も減っています。北陸新幹線の開業効果が薄れたことと、大雨や台風などの影響で、2017年の利用者は前年比4.7%減の67.7万人に留まりました。ただ、海外からの利用者は増え、前年比29.0%増の5.6万人となりました。国別で一番多いのは韓国、78.2%増の3.2万人でした。人数は378人と少ないものの、タイからが68.8%増えたのも注目すべき内容です。
(参考:黒部峡谷鉄道ホームぺージ http://www.kurotetu.co.jp/news/2017/11/post-202.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171215-OYT1T50024.html)

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「愛知デスティネーションキャンペーン」で愛知県内10社乗り放題のフリー切符

 以前にも出たですが、2018年の10月から12月にかけて、愛知県を対象にしたデスティネーションキャンペーンを行います。「愛知デスティネーションキャンペーン」です。愛知県が対象になるのは、愛知万博が開催された2005年以来です。

 この「愛知デスティネーションキャンペーン」期間中、JR東海は愛知県内にある10の鉄道会社に乗り放題のフリー切符を発売する計画です。JR東海、名鉄、近鉄、地下鉄のほか、あおなみ線、ガイドウェイバス、リニモ、東海交通事業、愛知環状鉄道、豊橋鉄道にも乗ることができるようです。県内すべての鉄道会社に乗ることができるのです。どんな切符になるのでしょうか? 値段はそれほど高くはないのでしょうか?

 またJR東海は、おもてなし武将隊などとタイアップした観光列車を走らせる予定です。JR東海の路線だけでなく、愛知環状鉄道にも乗り入れることを考えているようです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171101/ddl/k23/040/213000c)

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富山の路面電車、南北つながっても200円

 富山には2つの路面電車があります。南側は富山地方鉄道の市内電車、北側は富山ライトレールが走っていて、両者は2020年3月に富山駅で接続する予定です。今の運賃は南北とも200円ですが、接続すればどうなるのでしょうか?

 まだ開業は先のことなので具体的には決まっていませんが、森富山市長は1日の定例会見において、南北がつながっても200円のままにしたいと考えていることを明らかにしました。今は富山市、富山地方鉄道、富山ライトレールの3者で運賃や運行形態について協議している段階ですが、運賃を200円で据え置く方向で調整を図りたいと考えているようです。
(参考:チューリップテレビホームぺージ http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20171101150855)

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2018年夏、越中宮崎から南岩国までひとつのエリアに

 JR西日本はICカード、「ICOCA」のエリアを拡大し続けています。2003年11月に最初にサービスを始めたときは近畿圏だけでしたが、2007年には岡山・広島エリアに、2012年には会社の枠を超えてJR四国の香川エリアに、2017年4月には石川エリアに拡大しました。しかし、今なお「ICOCA」のエリアは石川、近畿圏、岡山・広島・山陰・香川の3つに分かれたままです。

 ところが、2018年夏、3つに分かれた「ICOCA」のエリアがひとつにくっつきます。すでに発表された北陸線大聖寺-近江塩津間に加えて、山陽線相生-和気間、赤穂線播州赤穂-長船間にも「ICOCA」サービスが導入されるのです。

 こうなると、東は越中宮崎、西は南岩国までひとつのエリアになり、エリア内ならどこでも「ICOCA」で移動できそうに思えるのですが、さすがにそういうわけにはいきません。2018年春以降、「ICOCA」を利用できる距離を原則200キロ以下に制限します。利用区間にIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道がある場合は、利用区間が越中宮崎-大聖寺間及び高岡-新高岡間に限られます。例えば、岡山-岩国間は200キロを少し超えます。こういうところでは、これまで「ICOCA」が利用できたところでも使えなくなるのです。エリア拡大による運賃計算のパターンを複雑化させないための措置でしょうが、200キロを超える距離を普通列車だけで移動するのはレアケースで、こういう制限が課せられてもそう不便になることはないでしょう。

 ただ、原則には例外があります。200キロを超えても「ICOCA」を利用することができるケースが3つあります。(1)大阪近郊区間内相互間の利用 (2)在来線特急列車停車駅相互間の利用(大阪-金沢間、新大阪-新宮間、岡山-出雲市間) (3)大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間の利用(例:尼崎-新宮間) です。もちろん、特急に乗るときは別途特急券が必要です。

 さらに、2019年春には「ICOCA」エリアが拡大します。新たな導入路線は境線。1日当たりの乗降客数が約6000人の路線です。境線の全駅で利用することができます。車内でICカードを利用することができるように、車載型IC改札機を導入します。バスや路面電車ではよく見られるものですが、JR西日本では初めての導入事例となります。IC専用型改札機を導入する境港を除いて、中間の各駅(全て無人駅)では車載型IC改札機で対応します。JR西日本は22両ある境港線の車両を今後1年半かけて改造します。導入費用は8億円します。今後は山陰線などにも「ICOCA」を導入する予定で、これらの施策によりJR西日本は「ICOCA」の利用率を現状の7割を8割に増やしたいとしています。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11312.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11308.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11304.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/10/18/301245.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22419900Y7A011C1LC0000/、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/171019/wst1710190022-n1.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20171019-OYO1T50000.html)

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「リニモ」の1日乗車券で沿線3施設の割引券

 10月11日、成長を続ける長久手市に、IKEA長久手がオープンしました。

 このIKEA長久手を訪れる人で付近の道路が混雑することは容易に想像できますが、幸いなことにIKEA長久手はリニモの公園西駅に隣接しています。

 そこでリニモは「乗っていいこと、リニモっと割!」として、10月11日から11月12日の間、1日乗車券(大人800円、子供400円)を買うと、3枚の割引券が付いてきます。割引券はIKEA長久手のほか、イオンモール長久手、モリコロパークで使えます。IKEA長久手はホットドッグのプレゼント、イオンモール長久手では専門店で利用できるクーポン、モリコロパークではアイススケートの割引が受けられます。なお、休業日等に当たる場合は利用できません。さらに休日においては、抽選に参加することによって、リニモのチョロQがもらえることもあります。

 1日乗車券でなくても、「manaca」等の交通系ICカードで運賃を支払ったら、IKEA長久手でソフトクリームが無料でもらえます。期間は10月11日から11月19日までです。

 当然は渋滞するでしょうから、リニモを使うことも検討したほうが良いのかもしれません。
(参考:愛知高速交通ホームぺージ http://www.linimo.jp/oshirase/291002linimottowari.pdf、NewsWalker https://news.walkerplus.com/article/124143/)

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富山ライトレール、10月15日からICカード利用者は終日「信用降車」可能に

 ワンマン運転で頭を悩ませるのが、どうやって乗客から漏らさず運賃を徴収できるかということ。乗車時か降車時に運転士の横を通らせ、そこで運賃を徴収することができれば確実に漏らすことはありませんが、乗降時間がかかってしまいます。

 ワンマン運転を行っている鉄道のひとつ、富山ライトレールでは、これまで平日の朝ラッシュ時間帯(始発から9時まで)において、ICカード利用者に限り、後方扉から降車することができました。これが10月15日から拡大され、ICカードの利用者ならば、終日、「信用降車」ができるようになります。すなわち、降車の場合でも後ろから降りることができます。乗車、降車ともに運転士のそばを通らなくてもよいのです。

 ただ、交通系ICカードが導入されていない富山ライトレールでは、ICカードは富山ローカルのものしか使えません。残念ながら、地元以外の人はほとんど、「信用降車」を体験することはできないのです。
(参考:富山ライトレールホームぺージ http://www.t-lr.co.jp/news/update/file_0336.pdf?)

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