富山ライトレール、8編成目は銀色

 2020年に富山駅の南を走る地鉄の路面電車とつながる富山ライトレール。現在は赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫の7色の車両が走っていますが、8色目が加わります。2006年4月の開業以来、初めての増備車両です(車両の形はこれまでのと同じです)。

 新しい色は銀色。先ほども述べたように、富山ライトレールは地鉄の路面電車とつながります。地鉄には「セントラム」という新型路面電車が走っています。その都会的なイメージと合わせてなのか、銀色を選択しました。ベースとなる色は白銀の立山をイメージさせる、シルバーホワイトです。

 8編成目は2018年度中に納車され、2019年春以降に営業運転を始めます。車両の値段は3億2400万円で、半分は環境省からの補助です。
(参考:Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00111213-kitanihon-l16)

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あおなみ線、中部空港方面に延伸か?

 金城ふ頭止まりの行き止まりの路線である、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線。このあおなみ線に延伸構想があるのです。

 その行き先は、中部空港。2027年度のリニア名古屋開業に合わせた動きで、中部空港に2本目の滑走路を設けるために(中部空港は景気回復によりビジネス利用が増え、外国人観光客も増えているので、利用者が増えています。2018年度は過去最高だった2005年度の数字を上回る、1300万人を目指しています)、交通アクセスの強化がいるのです。金城ふ頭から海底トンネルか高架で知多半島に渡り、名鉄新舞子付近で接続します。つまり、羽田、成田、関空のように空港に2つの鉄道が走るのではなく、途中から空港までは1本の鉄道しかないのです。ただ、名鉄新舞子以北でトラブルが起きでも、その時点でストップするのではなく、あおなみ線経由の代替ルートが使えるのです。

 このあおなみ線の延伸について名古屋市は、2019年度の早いうちに愛知県と共同で、検討する組織を立ち上げることを目指しています。しかし、あおなみ線の乗客数は需要予測を下回ったままで、金城ふ頭から先の工事を誰が行うのか、また、接続する名鉄との話し合いもまだです。なお、延伸構想は昔からあり、2004年に名古屋市が行った試算では、事業費を約800億円としています。

 もっとも、中部空港への鉄道構想は、武豊線からもあったと記憶していますが、そちらはどうなったのでしょうか?

(追記)
 山本名鉄会長は9月26日の記者会見で、あおなみ線の延伸に否定的な見解を示しました。中部空港の駅にも拡張する余裕があり、滑走路が2本になっても対応できるようです。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018092190142941.html、YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20180927-OYTNT50131.html)

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樽見鉄道で高架化

 第三セクター鉄道の樽見鉄道ですが、需要が少ないローカル鉄道なのに、高架化の話があります。

 高架化が行われるのは、美江寺-北方真桑間。この区間内で県道53号岐阜関ケ原線と交差します。県道を4車線化しますが、その関連で樽見鉄道を高架にするのです。いったん、今ある線路の東側に仮線を設け、仮線に切り替えた後に現在線路がある位置に高架橋をつくります。
(参考:railf.jp https://railf.jp/news/2018/06/18/171000.html)

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福井まで特急を存続させると年7億円収入減

 北陸新幹線が敦賀まで延伸すると、「サンダーバード」等の特急は敦賀止まりとなり、福井や金沢へは階段の上り下りが必要となる乗り換えが必要となります。金沢やその先なら敦賀の乗り換えが面倒でも、所要時間の短縮が図れます。北陸新幹線のフリーゲージトレイン導入を断念したことが明らかになっても、石川県としては反発していません。今でも乗り換えがいる金沢以遠なら、なおさらです。ところが福井の場合は所要時間の短縮はほとんどなく、乗り換えの手間だけが加わります。そのため、特急の福井への直通を求める声が強いです。

 それでは、福井県の望み通り、特急が福井まで直通すれば、どうなるのでしょうか? 9月11日の福井県議会予算決算特別委員会で報告された内容によれば、並行在来線を運営する第三セクターの収入が年間7億円減少するとのことです。北陸新幹線金沢開業のときに、関西方面からの特急を富山まで乗り入れるというがありましたが、それと同じ結果が出ました。特急を増やすとその分だけ貨物列車の線路使用料が減るからです。

 北陸新幹線金沢開業のときは、特急を富山まで延伸することに意味がありました。富山-金沢間は短いので、新幹線に乗り換えるロスが生じます。在来線特急が富山まで直通すれば、関西との需要はほぼカバーできます。しかし、敦賀開業の場合は、福井まで特急を直通しても、関西との需要をカバーすることができません。福井の人はともかく、正直言ってあまり意味はないのです。新快速を福井まで延長するというアイデアを出している人もいますが、新快速だと遅すぎて意味がありません。交直流の車両も用意しなければならず、誰の得にもなりません。もちろん、JR西日本は特急や新快速の福井乗り入れに否定的です。

 結局、最善の策は福井県がお金を出してでも、新大阪までの全線開業を早めることしかありません。
(参考:福井新聞ホームぺージ http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/698010、http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/697678、http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/703173)

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あいの風とやま鉄道の観光列車は「一万三千尺物語」

 あいの風とやま鉄道は北陸新幹線開業に伴い、JRから分離されてできた鉄道ですが、以前から話があった通り、「とやま絵巻」とは別に観光列車を走らせることになりました。

 約1.7億円かけて413系を改造するその観光列車の名前は「一万三千尺物語」。富山で一番高い立山の標高3000メートルから一番深い富山湾の深さ1000メートルまでの差は4000メートル。これを尺で表すと13000尺になるところから来ています。「アルプス一万尺」とも掛けています。列車のデザインは朝焼けの立山連峰と富山湾をイメージしていて、上部が白っぽい色、下部が海の青です。間に茶色っぽい色がありますが、それは平野でしょうか?

 内装は1号車と3号車が客室(合計50室)、2号車が厨房となります。富山県産の食材を使用した寿司や、和風創作料理を出します。内装にひみ里山杉を使用し、地酒やお土産などを販売するカウンターも設けます。トイレは温水洗浄便座で、窓は山側に大きなものを設置します。

 ダイヤはどうなるのでしょうか? 詳しくは12月ごろに料理と合わせて発表になりますが、富山発着で、1日2本走ります。ひとつは、富山→泊→富山で、魚津で休憩があります。もうひとつは、富山→高岡→黒部→富山で、小杉で休憩があります。年間に125日程度運行します。休日のほか、夏休み等に走ります(年末年始や1月下旬~2月上旬は運休します)。中高年の夫婦などのシニア層や、若い女性グループをターゲットとしています。

 なお、運行開始予定は、富山駅の下り高架化が完成する、2019年春です。
(参考:あいの風とやま鉄道ホームぺージ http://ainokaze.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/6aa758c0ffb788b5bacbb2944cd12696.pdf、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL6H4630L6HPUZB006.html)

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福井に観光列車&IRいしかわ鉄道との間に乗継割引

 北陸新幹線が敦賀まで開業すれば、北陸線は並行在来線として分離されます。その並行在来線についての話題を2つ。

 ドル箱の特急が新幹線に移行し、単価の安い普通列車の客だけになりますので、並行在来線の収支は赤字になるとみられています。その収支改善策として考えられているのが、小浜線にも乗り入れて福井県内を縦断する観光列車をつくること。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」に触発されたようです。「ろくもん」の年間営業利益は2000万円ほどあるようで、それを同じように利益を稼ぐことをもくろんでいるようです。

 また、隣のIRいしかわ鉄道との間では、相互乗り入れを行うほか、乗継割引も行います。細かいことはこれから決めます。

 さて、並行在来線についてはもうひとつ話題がありますが、それは後日書くことにします。
(参考:福井新聞ホームぺージ http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/694049、http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/697678)

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関電黒部ルート、欅平以遠も開放か?

 黒部峡谷鉄道の終点は欅平ですが、鉄路はそれよりも先に伸びています。さらに黒部ダムまで18キロあり(鉄道は途中まで)、物資の輸送に使われています。

 本来、この欅平から先の黒部ルートも、工事が完成したときには一般に開放される予定でした。しかし、関電は安全性を理由に開放には応じていません。平日限定で年間2000人の無料見学を受け入れているだけです。募集人員が少なくて、抽選になります。

 富山県は観光振興のために、長年の間、黒部ルートの開放を求めてきましたが、どうやら富山県と関電の協議が進んでいるようです。今は受け入れ人数や料金設定などを考えている段階で、休日を含めて有料で開放するとのことです。なお、実現には安全対策工事を行う必要があるため、最低でも3~5年かかるとしています。基本的に建設時の経緯から安全対策工事は関電の負担により行うようですが、観光客の利便性向上につながる費用の一部は富山県が負担するとのことです。

(追記)
 黒部ルートは、関電が安全対策工事をした後、2024年度に観光ルートとして開放されます。旅行商品として発売されるかたちを取り、原則として6~10月に約8000人を受け入れます。値段は未定です。

 なお、安全対策工事を行っている間も無料見学は受け付け、2019年度からは休日にも行うようになります。
(参考:北日本新聞ホームぺージ http://webun.jp/item/7491567、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36598960X11C18A0LB0000/)

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金曜日の午後から有効の往復割引切符

 世の中、往復割引切符を出している鉄道会社はいくつかありますが、あいの風とやま鉄道は3月30日から2019年3月29日までの間、金曜日の午後から有効の往復割引切符、「フライデーPM往復割引きっぷ」を発売しています。利用日(4月6日から2019年3月29日まで、ただし5月4日と11月23日は除きます)の1か月前から当日まで購入することができます。あいの風とやま鉄道の有人駅16駅(越中宮崎、西入善、東滑川、高岡やぶなみを除く各駅です)で発売します。無人駅から乗車する場合を含めて、乗車してからの購入はできません。

 この「フライデーPM往復割引きっぷ」、金曜日の12時以降の列車に限り、越中宮崎-石動間の各駅から、魚津、富山、高岡、西高岡までの往復運賃が割引になるきっぷです(途中駅からの乗車はできず、途中下車は前途無効です。「あいの風ライナー」は、300円のライナー券を買えば乗車できます)。往復運賃の4割引き(100円未満の端数は切り上げ)で買うことができます。プロ野球独立リーグの富山GRNサンダーバーズ最寄り駅の西高岡までのきっぷは、大人、子供共に設定がありますが、魚津、富山、高岡については大人のみの設定です。このきっぷには特典があり、利用日に定められた施設で「かえり券」を呈示すると受けられます。目的地によって受けられる特典は異なります。
(参考:あいの風とやま鉄道ホームぺージ http://ainokaze.co.jp/ticket/plan)

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養老鉄道に来るのは東急7700系

 養老鉄道の車両置き換えについての記事を以前書きましたが、その続報です。

 21日のことですが、養老線沿線の7市町で構成されている養老鉄道活性化協議会は、老朽化した養老鉄道の車両を置き換えることを発表しました。更新対象の車両は、導入から約50年が過ぎた15両。1966年から1970年にかけて製造されたものです。新しく導入される車両も15両で、養老鉄道の車両31両のうち、約半分を置き換えるのです。置き換えにかかる費用は6.1億円で、国、岐阜県、三重県、沿線市町からの補助金も使われます。

 新たに導入される車両は、東急池上線で走っている東急7700系。置き換え対象よりもさらに古い1963年から1966年にかけて製造されたものですが、車体以外の台車、電機品、内装などは1987年から1991年にかけてすべて取り替えられています。こんな古い車両(古い車両なので、15両の代金が6億円余りで済みます)でも塗装費や(VVVFインバータ制御や回生ブレーキを採用しているため)動力費等の削減を図ることができるのです。空気ばねなので、乗り心地もよくなります。この東急7700系、今後30年程度使う見込みですので、7700系が引退するころには製造から80年以上が過ぎることになります。

 東急7700系はステンレスですが、帯の色などで4つのパターンをつくります。赤帯、緑帯のほか、貫通扉あたりを黒く塗った、「歌舞伎」といわれるものです。帯の色は赤と緑の2つがあります。内装も東急時代から変わり、シートはひょうたん柄をあしらいます。一般席は緑、優先席は青になります。一部の3両編成の中間車には8席分だけですが、クロスシートを設けます。すべての編成で車椅子スペースを設置し、デジタル表示の運賃表示版も設置します。

 東急7700系の養老鉄道デビューは2019年2月か3月の予定です。車両は9月から12月にかけて運ばれますが、改造に時間がかかるため、置き換えに2年かかります。2018年度中に3両編成2本(緑帯で貫通扉あたりが黒い「緑歌舞伎」、赤帯各1編成)をデビューさせ、残りを2019年度でデビューさせます。2019年度でデビューするのは、3両編成が赤帯で貫通扉あたりが黒い「赤歌舞伎」、2両編成2本が緑帯、1本が赤帯の予定です。廃車される車両のお別れイベントも行います。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180822/k00/00e/040/357000c、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180822-682510/)

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「愛知DCフリーきっぷ」発売

 2018年10月から12月にかけて行われる、「愛知デスティネーションキャンペーン」。これに合わせてフリーきっぷを発売するという話はありましたが、このたび、正式にJR東海からフリーきっぷの発売の話がなされました。

 フリーきっぷの名前は「愛知DCフリーきっぷ」と言います。愛知県内のすべての鉄道路線と主な観光地へのバスが連続2日間乗り放題(JRや近鉄の特急に乗る場合は特急券が必要で、名鉄の特別車に乗る場合は特別車両券が必要です)で、大人4000円、子供2000円です。JR東海は東海道線二川-岐阜間、中央線多治見-名古屋間、関西線名古屋-桑名間、武豊線、飯田線豊橋-東栄間、高山線岐阜-美濃太田間、太多線に乗ることができます。近鉄は近鉄名古屋-桑名間、ガイドウェイバスは鉄道部分のみ、あと名鉄、名古屋市営地下鉄、あおなみ線、愛知環状鉄道、豊橋鉄道、東海交通事業、リニモは全線乗ることができます。旅行商品とセットのかたちで主な旅行会社から発売されるほか、「エクスプレス予約」、「スマートEX」で愛知県を訪れる人に対しても発売します。利用期間は10月1日から12月31日までです(12月30日利用開始分まで)。また、名古屋城など愛知県内約40か所の観光施設などの入館料金等が割引になります。

 「愛知デスティネーションキャンペーン」関連としては、次のようなものもあります。中央線を走る313系8000番台(3両編成)に、「名古屋おもてなし武将隊」のうち、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を各車両ごとにラッピングします。三英傑のほかに、愛知県内の有名観光地や「愛知デスティネーションキャンペーン」のロゴマークもデザインしています。このラッピングされた車両は、「愛知デスティネーションキャンペーン」の開催を記念した観光列車に使われますが(愛知環状鉄道にも乗り入れる予定です)、観光列車を運転しない日は中央線の定期列車として使われます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037799.pdf、http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037804.pdf)

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