ひたちなか海浜鉄道、延伸の概算事業費2割増加

 ひたちなか海浜鉄道には延伸の話があります。これまで、約3.1キロの延伸にかかる費用は65億円とされていましたが、78億円に増えることが明らかになりました。

 その理由は、安全運行の観点から線路の最大勾配を緩やかにしたこと。これにより、延伸区間のうち高架が2割ほど増え、全体の7割が高架となりました。車両の行き違い設備の整備も行うのでその分コストはかかりますが、反対に新駅を3駅から2駅に減らします。

 こうなったら、延長しないほうが良いかもしれません。ところが、ひたちなか市によれば、そうではないのです。2024年度に延伸した時点で、年間95万人が延伸区間を利用するのが前提ですが、国の補助が活用できてひたちなか海浜鉄道の負担が1/3で済む場合(ふるさと納税の活用も考えているようです)、延伸から30年後に黒字になります。ところが延伸しなかった場合、将来的には資金不足に陥るようです。
(参考:茨城新聞ホームぺージ http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15198164188683)

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宇都宮LRTの車両は新潟トランシス製

 宇都宮のLRTですが、実は今日20日、工事の認可が出されました。これで2017年度中に着工できるようになりました。開業に向けて一歩を踏み出すことになります。開業目標は2022年3月です。

 さて、その宇都宮のLRTですが、車両はどのようなものになるのでしょうか? 実は宇都宮市は、公募型プロポーザル方式で、車両の設計と製造を募集していました。海外のメーカーも対象だったのですが、応募したのは新潟トランシスだけでした。車両の性能やデザイン性、価格などが宇都宮市の求める水準に達しているため、、その新潟トランシスが選ばれることになったのです。なお、新潟トランシスは富山ライトレールなど、低床式路面電車56両を製造した実績(2016年度までの数字)があります。

 宇都宮で走る車両は、3両編成の定員が155人のもの。17編成を導入します。1編成当たりのコストは3.5億円で、総額は59億円です。車両デザインについては市民などにアンケートを行い、2018年度中には製造に取り掛かる予定です。
(参考:朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL263RRPL26UUHB004.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28321880Z10C18A3L60000/、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2726073022022018L60000/、下野新聞ホームぺージ http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20180320/3000438)

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しなの鉄道、115系置き換え用の新型車両投入へ

 開業してから20年過ぎた、しなの鉄道の車両は、115系のみ。しなの鉄道オリジナルの車両や、JRになってからつくられた車両はなく、国鉄型の車両だけが今なお使われています。JR東日本では絶滅しかかっている車両なので、鉄道ファンには人気の鉄道会社です。最近はかつて信越線を走っていた車両の塗装の再現を行っており、つい先日、「コカ・コーラ」塗装が復活したばかりです。

 そのしなの鉄道ですが、115系置き換え用の新型車両を投入するようです。2019年秋から8年ほどかけて、52両を投入します。現在、しなの鉄道は115系を56両(3両編成14本、2両編成7本。「ろくもん」用は除きます)保有していますので、観光列車の「ろくもん」を除いて、115系は引退するようです。

 しなの鉄道の新型車両はどのようなものになるのでしょうか? 投資額は100億円程度で、国、長野県、沿線自治体から合わせて2/3の補助金を出してもらうことを前提としています。車両についてはまだ決まっていませんが(ただ、トイレはつくようです)、新潟地区で走っているE129系が候補に挙がっているようです。主に2両編成または4両編成で走ります。以前にも同じようなことを書きましたが、一部の車両にはリクライニング機能を備え、平日は通勤客向けのライナー、休日は観光列車として走らせる構想もあります。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/180124/ecn1801240022-n1.html、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-106/、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28698700Y8A320C1L31000/)

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上毛電鉄に19億5600万円の支援

 中央前橋と西桐生を結ぶ上毛電鉄は1928年に開業し、1965年度は958万人の利用がありましたが、1989年度は362万人、2016年度は155万人と減り続けています。最盛期の1/6以下、平成の初めと比べても半分以下に減っています。しかも、将来も減り続けると予想されています。

 ただ、それでもそれなりの需要があり、バスに置き換えるわけにはいきません。そこで、群馬県や沿線自治体でつくる上毛線再生協議会は、2018~2022年度の5年間に総額19億5600万円の支援を行うことにしました。公共交通の維持、再生のため、鉄道の基盤整備も社会資本とみなされています。「群馬型上下分離方式」といい、上毛電鉄のほか上信電鉄もその対象となっています。

 支援の内容は次の通りです。車両の老朽化が進んでいるため、16両のうち4両を置き換えます。踏切保安装置のほか、線路の維持費や固定資産税も支援でカバーします。負担割合は、輸送の安全につながる車両などの設備更新については、国、群馬県、沿線自治体が1/3ずつ、線路や車両の維持は国庫補助がないため、群馬県が3/5、沿線自治体が2/5となっています。沿線自治体は固定資産税や都市計画税を実質的に免除し、東武鉄道は出向者の人件費を全面負担します。つまり、国が3億4600万円、群馬県が8億2100万円、前橋市が4億7000万円、桐生市が2億3000万円、みどり市が8800万円を負担します。

 もっともこれだけでは利用者は毎年1~2万人減っていくと予想されていますので、沿線を住宅地として開発を促進することによって、鉄道の利用者を増やそうとしています。
(参考:上毛新聞ホームぺージ https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/35953、日本経済新聞ホームぺージ  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27634180S8A300C1L60000/)

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長野電鉄、4月3日ダイヤ改正で休日運休列車登場

 長野電鉄は4月3日にダイヤ改正を行います。

 朝の通勤通学時間帯に、須坂-信州中野間で1本の増便を行いますが、長野-信州中野間で朝通勤通学時間帯の2往復が日祝、年末年始に運休となります(土曜日は運行します)。県庁所在地の長野なら鉄道を使った通勤通学客はそれなりにいて、彼らがいなくなる休日は需要が落ち込むことから、休日運休の列車があるものだと思っていましたが、今までそれがなかったのは意外です。また、今回の改正から北須坂と延徳の待ち合わせが解消されます。維持コストを減らすため、交換設備が撤去されるのでしょうか?

 観光案内列車「のんびり号」を含む北信濃ワインバレー列車については、現行の長野11:01発、湯田中12:35発から変更され、長野13:06発、湯田中11:25発と利用しやすくなります。特急も1往復のダイヤが見直され、30分程度変動します。
(参考:長野電鉄ホームぺージ http://www.nagaden-net.co.jp/news/2018/03/20180223.php)

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真岡鉄道のSL、今後の運行を検討か?

 真岡鉄道の看板列車はSL。このSLの今後について、3月1日の真岡市議会の一般質問で話がありました。

 2016年度のSLの乗車人員は約3.6万人。観光資源としての集客力がありますが、真岡鉄道は約3900万円の経常赤字となっています。検査費用がかかり、老朽化する線路や橋などの整備費用も要ります。真岡鉄道の社長も兼任する石坂真岡市長は、真岡鉄道のSLについて今後の運行について検討しなければならないとして、沿線2市4町でつくる真岡線SL運行協議会などで議論するとのことです。

 どういうことになるかはわかりませんが、今後の動きには注意しておいたほうがよいでしょう。
(参考:下野新聞3月2日朝刊)

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「ろくもん」と「雪月花」相互乗り入れ、「雪月花」は筒石に停車

 しなの鉄道の観光列車「ろくもん」と、えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」。日ごろはそれぞれ長野と新潟を走るだけですが、4月に「ろくもん」はえちごトキめき鉄道に、「雪月花」はしなの鉄道に乗り入れることになりました。上田城と高田城の桜の見ごろに合わせて走ります。

 「ろくもん」は4月7日にえちごトキめき鉄道まで乗り入れます。「高田城コース」が上田10:32発高田13:20着、「上田城コース」が高田13:56発上田16:40着のダイヤ(予定)で走ります。長野など主要駅にも停まる予定です。食事も用意されています。シニアソムリエ成澤篤人氏が厳選した5種類のNAGANOワインを解説を聞きながら地元名店の料理(「高田城コース」が沢屋ごとう、アトリエ・ド・フロマージュの洋食コース特別メニュー、「上田城コース」が小布施鈴花の和食懐石特別メニュー)とともに楽しむ「NAGANOワイン」プラン(大人、子供とも21800円、募集人員48人)と、オステリア ガットの特製弁当がつく「オリジナルグッズ」プラン(大人、子供とも12800円、募集人員24人)です。2月22日から予約を受け付けていますが、3月3日現在、一部を除いて満席です。

 「雪月花」は4月13日にしなの鉄道まで乗り入れます。「午前便」が直江津9:50発上田12:51着(高田、上越妙高からも乗車可)、「午後便」が上田13:41発高田16:23着(上越妙高で下車可)のダイヤ(予定)で走ります。食事は通常と同じく「午前便」は飯塚隆太氏監修のフレンチ、「午後便」は割烹鶴来家の和食を提供します。岩の原葡萄園の数種類のワインも飲めます。料金は大人、子供ともに21800円、募集人員は各便とも37人です。こちらも2月22日から予約を受け付けていましたが、予約開始初日に満席になりました。

 さて、話は変わりますが、「雪月花」のダイヤは3月17日に変わります。ここで注目すべきポイントは、「午後便」(糸魚川13:57発、上越妙高16:47着)が筒石に停まるようになること(14:16着、14:25発。なお、「午前便」は通過します)。筒石はみなさんも御存じの通り、1969年にルート変更により、トンネルの中の駅になりました(1912年に開業した当時は、海岸沿いに駅がありました)。複線のトンネルの中に駅がある、地下鉄を除けば非常に珍しい構造です。地上に出るには約300段もの長い階段を上る必要があります。ここ筒石に停車してもらいたいという要望はかなりあり、それに応えることになりました。停車時間は9分なので地上に出て、再び「雪月花」に乗ることは難しいですが、変わった駅の見学ならできます。
(参考:しなの鉄道ホームぺージ http://www.shinanorailway.co.jp/news/20180219_rokumon_press1.pdf、http://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/common/pdf/e33085cc9bf27b498527f5e088752fe2f7456087.pdf、えちごトキめき鉄道ホームぺージ http://setsugekka.blog-niigata.net/news/2018/02/new-e6fd.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79552)

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長野-金沢間の並行在来線4社がフリーきっぷ

 北陸新幹線長野-金沢間が開通したことにより、それまでJRの路線であった信越線及び北陸線の長野-金沢間は、JRから分離され、各県ごとに4つの第三セクター鉄道となりました。しなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道の4社です。

 4社に分かれたということは、(直通列車がたくさん走っているあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道を除けば)基本的には各社ごとに切符を買い直さないといけません。ところが、第三セクター鉄道開業3周年を記念して、この第三セクター鉄道4社は、期間限定ながら共同のフリーきっぷを発売します。共同のフリーきっぷを発売するのは初めてで、名前を「4社共同 開業3周年謝恩フリーきっぷ」と言います。硬券です。3月13日から5月6日まで、各鉄道の有人駅窓口にて発売します(一部例外あり)。長野-金沢間が乗り放題です。なお、枚数は5000枚限定です。あいの風とやま鉄道が2000枚で、その他3社が1000枚です。

 利用できる期間は3月14日から5月7日までの連続する任意の2日間。大人4000円、子供2000円です。長野-金沢間の運賃は4910円なので、片道乗り通すだけで元が取れます。快速や普通の普通車自由席を利用することができます(JRから乗り入れる特急に乗るときは、特急券が必要です)。

(追記)
 フリーきっぷを4社とも集めると、裏面の台紙がちょうど路線図になります。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2018/03/01/306676.html、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27577080R00C18A3LB0000/、しなの鉄道ホームぺージ http://www.shinanorailway.co.jp/news/20180301_syaon_kippu_press.pdf)

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えちごトキめき鉄道の新駅、糸魚川-梶屋敷間から整備

 以前、えちごトキめき鉄道の新駅構想についての記事を書きましたが、その続報です。

 えちごトキめき鉄道の新駅構想はいくつかありますが、糸魚川市内には2か所あります。青海-糸魚川間の今村新田(仮称)と、糸魚川-梶屋敷間の押上(仮称)です。今村新田は北陸新幹線と立体交差するあたり、押上は西海踏切付近につくる予定です。糸魚川市はこの2駅を同時に開業させる予定でしたが、どうやら押上を先に開業させる方針です。

 押上を先行開業させる判断を行った理由は、費用対効果の違い。以前にも書いたとおり、押上のほうが良いのです。今村新田、押上ともに住宅地に駅をつくりますが、押上は近くに高校や総合病院があり、通学客や通勤客の利用が見込めるとしたのです。まだ糸魚川市は新駅整備の決定を行っていませんが(えちごトキめき鉄道も新駅の設置を検討している段階です)、2018年度に詳細な設計を行う予定です。新駅の開業時期はまだ決まっていません。
(参考:新潟日報ホームぺージ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20171221364314.html)

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上信電鉄には仮設トイレがある?

 2017年12月11日の夜のことですが、高崎市内の烏川の橋の上で、事故のために上信電鉄の列車が約1時間20分にもわたって停まりました。

 しかし、上信電鉄の車両には、トイレがありません。通常ならそう問題はないのでしょうが、1時間以上も列車が動かないならば、話は異なります。乗客からの要望を受けてそのときに設置されたのが、仮設のトイレ。停まったのが橋の上で、警察や消防の活動中は車両を動かすことができないため、高崎市等広域消防局が目隠し用に張ったテントの中に、簡易トイレを設置しました。もっとも、トイレを設置してしばらくすると列車が動いたため、使われることはありませんでした。

 実はこの仮設トイレ、災害現場にトイレがないところで、消防関係者や市民が利用することを想定して、一部の消防車両に積み込んでいるものです。最近は使った事例はないようですが、万が一のために備えているのです。
(参考:上毛新聞ホームぺージ https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/21363)

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