阪急と阪神、ともに梅田は大阪梅田へ

 JR西日本の大阪のターミナル駅は都市名の大阪ですが、それに隣接する阪急と阪神のターミナル駅は梅田と言います。ところがこの駅名、10月1日に変わります。

 阪急、阪神ともに、梅田は大阪梅田に変わります。観光客や訪日外国人にもわかりやすくするのが改称の目的ですが、神戸三宮のときに触れたように、会社名を頭につけ、阪急梅田、阪神梅田とするのが一番わかりやすいです。

 改称するのは梅田だけではありません。阪急は河原町、石橋も同時に改称します。それぞれ京都河原町、石橋阪大前になります。京都河原町については地元が反対していましたが説得できたのでしょうか? 阪大前についてはあちこちにでき、何が何だか分からないぐらいです。

 阪神は鳴尾を鳴尾・武庫川女子大前に改称します。阪神は2018年12月に武庫川女子大学と包括連携協定を結んでいて、その影響があるようです。
(参考:阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/2019-07-30.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20190730-ekimei.pdf)

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大学は高架下

 高架化が進む阪神。従来地平にあった線路が高架になると、線路のあった部分が空いて、何らかに使うことができます。

 そんな中、2018年3月に鳴尾駅周辺の高架化工事が完了し、高架下に新たなスペースができました。そこに新たにできるのは、大学。近くにある武庫川女子大学が高架下の約2200平方メートルを借り、大学施設をつくるのです。大学が高架下に入るのは全国でも初めてのようです。

 施設は3か所に分かれます。一番広い延べ床面積約700平方メートルのスペースには、「武庫女ステーションキャンパス」が入ります。カフェレストラン、講義室、就職情報を提供するスペースなどが入ります。講義の中には住民が参加できるものもあります。「武庫女ステーションキャンパス」の東には2つの別館があります。トレーニングジム、スタジオ、学習支援室などが入ります。これら3か所の施設は2020年9月以降にオープンします。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201812/0011893688.shtml)

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阪神は「タイガースICOCA」

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪急や阪神などは、関西私鉄が相次いで「ICOCA」を導入するようになっても、「ICOCA」を拒否し続けていました。ところがついに陥落し、2019年春からついに「ICOCA」を発売するようになりました。

 そのうちの1社、阪神なのですが、「ICOCA」導入を記念して、特別デザインの「タイガースICOCA」を発売することにしました。やはり阪神と言えばタイガース。2種類用意されます。球団旗と球団キャラクターの「トラッキー」の2種類です。いずれも2000円で(預かり金500円を含みます。大人のみです)、定期券機能を追加することもできます。

 「タイガースICOCA」も2019年春に発売しますが、細かいことは後日発表されます。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2443)

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阪急、阪神等、回数券カードから引き換えた回数券の有効期限変更

 現在、阪急、阪神、山陽において回数券カードからきっぷタイプの回数券に引き換えた場合、回数券カードの購入日の属する月の翌月から起算して3か月目の月末まで有効です。きっぷに引き換えても、回数券カードと同じ有効期限なのです。例えば、2018年9月1日に回数券カードを購入し、9月30日に引き換えた場合、12月31日まで有効です。

 ところが、10月1日以降に引き換えた場合、きっぷタイプの回数券の有効期限は変わります。引換当日のみ有効なのです。先ほどと同じ2018年9月1日に購入した回数券カードでも、10月1日に引き換えすれば、10月1日当日限り有効なのです。また、阪急で発売しているきっぷ式の回数券は、9月30日をもって発売を終了します(他社線との連絡回数券を除きます)。

 このことが何を意味しているのは、みなさん御存知でしょう。金券ショップで安い回数券がばら売りされるのを防ぐためです。何回も利用する人にお得なきっぷを提供するのはともかく、あまり使わないのに格安のきっぷを使うことができる、というのは鉄道会社にとっては許せないことです。金券ショップや自販機で安いきっぷを手に入れていた人には残念な話ですが、仕方のないことでしょう。ICカードを普及させ、儲かったお金で、「PiTaPa」などへの割引をつければいい話なのです。
(参考:阪急ホームぺージ http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/180426.pdf、阪神ホームぺージ http://rail.hanshin.co.jp/uploads/info/b0a8afb7f81b471f269ce9f58a50364725a254a1.pdf、山陽電鉄ホームぺージ http://www.sanyo-railway.co.jp/media/1524719323.pdf)

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阪急もついに「ICOCA」採用

 「ICOCA」を採用する関西私鉄が相次ぐ中でも拒否し続け(連絡定期券だけは受け入れていましたが)、「スルッとKANSAI」がなくなってからも独自のプリペイドカードカードを発行していた阪急等ですが、ついに陥落することになりました。阪急、阪神、能勢電鉄、北大阪急行においても、2019年春から「ICOCA」、「ICOCA定期券」を発売するのです。ICカードを普及するには、新たにクレジットカードをつくらないといけない「PiTaPa」ではなく、駅で簡単に買うことができる「ICOCA」が必要だということにようやく気付いたのでしょう。メンツにこだわっていてはいけなかったのです。

 これにより2017年4月に発売を始めた「阪急 阪神 能勢 北急レールウェイカード」は「ICOCA」によって役割を終えたと判断され(阪急等が「ICOCA」を導入しなかった理由は何だったのでしょうか?)、2019年春に発売を終了します。2019年秋には自動改札で利用できなくなります。「スルッとKANSAI」時代からある「ラガールカード」、「らくやんカード」、「パストラルカード」、「レジオンカード」は2月1日から払い戻しを開始していますが、「阪急 阪神 能勢 北急レールウェイカード」も2019年秋から払い戻しを開始します。

 阪急等が「ICOCA」を導入することによって、遅れていた関西でもICカード化が進むことでしょう。後は「PiTaPa」に魅力的な割引ができるかどうかが重要です。駅前の金券ショップや自販機がなくても、安い切符を手に入れることができるようにしなければなりません。

(追記)
 阪急等での「ICOCA」、「ICOCA定期券」の発売開始日が2019年3月1日に決まりました。また、「阪急 阪神 能勢 北急レールウェイカード」は2019年2月28日に発売を終了し、「ラガールカード」等も含めて改札機での使用も2019年9月30日に終了します(払い戻しは2019年10月1日から5年間の予定です。また、2019年10月1日以降も券売機や精算機での使用はできます)。
(参考:阪急阪神ホールディングスホームぺージ http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/5840.pdf、http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/5841.pdf、阪急ホームページ http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/190124_ICOCA.pdf、http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/190124_RC.pdf)

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中国地方のローカル線の現状を見る(6)

 夜行バスの発車まで1時間余りあるが、橋上駅舎建設中のため、駅には待合スペースがない。駅前のロータリーにはバスターミナルがあり、ベンチもあるが、暗く、屋外にあるため(屋根はある)、風が吹き込んでくる。列車が少々遅れても対応できるように少し早いので岩国に来たが、これなら新山口で粘って待ったほうがよかったか? ただ幸いなことに、ほぼ時間通りに夜行バスがやってきた。台風の影響で運休するかどうか心配であったが、きちんと動いていたのだ。座席はほぼ埋まっていて、盛況。萩から大竹までの広範囲で乗車を取り扱うからなのか、夜行バスであるにもかかわらず明るく、昼間のバスみたい。大竹インターチェンジから入って、宮島サービスエリアで唯一の休憩(ワンマン運行のため、運転士の仮眠などで宮島サービスエリア以外でも何か所か停まるが、外に出ることはできない)。宮島サービスエリアを出てから消灯し、眠ることができるようになる。

 高速バスは予定通り三宮に着いたが、そこから先は台風のため、大きく変更を余儀なくされる。確かに雨は降っていないが、風は強い。元々は深日港と洲本を結ぶ船に乗るために、三宮から高速バスで洲本に向かう予定だったが、肝心の船が台風のため運休。淡路島から脱出できなくなったら困るから、淡路島に向かうこと自体を止める。ただ8月から走り始めた、京阪の「プレミアムカー」には乗ってきたので、それを中心に書く。まず最初に訪れたのは、摩耶。JR神戸線六甲道-灘間に新しくできた駅だ。その駅でいったん降りた後、阪急と阪神を乗り継いで武庫川に行く。ここから乗ったのは、武庫川線。たった3駅を2両編成の電車(昔懐かしい「赤胴車」が走る)が行ったり来たりする支線なのだ。中間改札を通り、武庫川8:16発に乗る。朝に都心と反対方向に行くため、利用者は少ない。終点の武庫川団地前に着いたが、同じ列車で折り返すのはおもしろくない。実は駅名になっている武庫川団地は、駅のさらに海側にあるのだ。駅から少し歩かないといけない。これに対してバスは団地の中まで入る。帰りはそのバスに乗ることにする。バスは駅から西にしばらく歩いたところを走っている。ここのバスは日中でも1時間に8本ある(武庫川線は3本)。交差点で信号待ちをしているとバスが通り過ぎてしまったが、少し待つだけで次のバスが来た。バスの客は4人と少なかったが、(駅から近い)ららぽーとあたりから乗るなど、途中で増え、10人近くになって甲子園に到着。

 阪神で梅田まで行き、歩いて淀屋橋に行く。雨は降っていない。狙いは8月から走り始めた、京阪の「プレミアムカー」。3列シートの、追加料金が必要な特別車両だ。JRのグリーン車に相当する。「プレミアムカー」のチケットはインターネットでも販売するが、駅で買うなら事務室に行く必要がある。自動券売機では買えないのだ。しかも、ICカードで払えない。意外なことだ。駅の案内表示では残席わずかとのことだったが、1人掛けの席を指定できるぐらいの余裕がある。渡されたチケットは、薄っぺらいレシートだった。指定された座席に座ると、淀屋橋9:40発の特急は発車した。京阪は淀屋橋を出たときは空いていても、京橋までに乗ってくる。今回もそのパターンかと思ったが、京橋を過ぎても空席がところどころにある。台風なので出かけるのを止めたのかもしれないが。ただ枚方市や樟葉からお金を払って乗る客がいたのは意外だ。お金を払うなら大阪市内から乗ると思っていたからだ。話は変わるが、「プレミアムカー」は既存の車両を改造したため、扉が端にない。車両の端と扉との間が半個室みたいな格好になっている。グループだとそこを選ぶのもいいだろう。また余談だが、床に目を落とすと、枯山水模様がプリントされている。京都のイメージだ。在来線で名古屋に戻るので、丹波橋で降り、東福寺を経由して京都に向かった。

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中国地方のローカル線の現状を見る(0)

 9月12日の深夜から17日にかけて中国地方に出かけてきました。2018年3月で廃止される三江線など、中国地方のローカル線の現状を見てきました。

 明日から何回かに分けて、そのときの様子を書いていきます。

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阪神、5500系をリニューアル

 阪神には普通車両用とそれ以外用の2種類の車両があります。

 このうち、普通車両用5500系は、阪神・淡路大震災で被災した車両の代替車両として登場しました。2000年までに9編成36両がつくられ、2010年にマイナーチェンジ車として5550系1編成が追加されました。しかしその5500系も、1995年の製造初年から20年以上を経過しています。そこで阪神は5500系のリニューアルを図り(2010年製造の5550系はリニューアルの対象外です)、5月2日から営業運転を開始します。

 それでは、今回のリニューアルの内容とはどういうものでしょうか? バリアフリー設備については、車椅子・ベビーカースペースを増設します。現在1編成のうち、2両しかなかったのですが、4両ともに設置されることになります。また、最新型の5700系で好評の扉個別開閉機能等のサービス設備を取り入れます。外観も多少変わります。青を基調としたツートンカラーには変わりありませんでしたが、塗り分け位置や扉部分の配色を変え、リニューアルされた車両であることが一目でわかります。青い部分が増えますが、扉はすべて白くなります。液晶ディスプレイ式車内案内表示器も備えられ、5700系ですでに提供している停車駅などの情報に加えて、遅延発生などの列車運行情報の提供も行う予定です(列車運行情報の提供は5700系でも行う予定です)。

 5500系のリニューアルは、2017年度においては2編成8両のみに留まりますが、その後も順次、行う予定です。
(参考:阪神ホームぺージ http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20170427-5500press.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/04/28/294110.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2017/04/27/222/)

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阪神、水面すれすれの淀川橋梁を架け替えへ

 1924年に架けられた阪神なんば線の淀川橋梁は、水面ギリギリを走っています。水面から橋桁まで4メートル強しかなく、昔にできたこともあって堤防よりも低い位置を走っています。堤防より1.8メートルも低いところに線路があるのです。しかも古い橋なので橋脚は39本とたくさんあります。洪水の時には水の流れを阻害する恐れがあります。高潮の時には堤防の防潮堤を閉じるので、列車の運行ができなくなります。

 線路によって堤防が欠けたかたちとなっていること(何らかの理由で防潮堤を閉じることができないこともあり得ます)、橋脚の多い橋が上流からの水をせき止めることは、洪水の危険性を呼ぶものになります。もし堤防が壊れたら、大阪駅のあたりまで浸水するという危険性もあるようです。津波に対しても弱いです。橋につながる線路は耐震対策が完了しておらず、巨大地震発生時には地盤が沈下し、橋にぶつかった津波が堤防を越える危険性があります。

 この淀川橋梁を架け替えるという話は以前からあります。2000年度に事業化が決まりましたが、周囲が住宅密集地のため、なかなか前には進みませんでした。ところがようやく前進することになりました。現在地より下流側に堤防より約3メートル高い橋を架けます。橋の周辺も高くなり、尼崎側の福駅は高架駅になります。大阪難波側の伝法駅もさらに高くなります。事業区間は2.4キロで、総事業費は約500億円です。着工から約15年で完成する予定で、工事中も運行を続けます。

(追記)
 淀川橋梁の架け替え工事は2018年10月から始めるようです。2032年度に完成予定です。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170111-00000046-mai-soci、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00000578-san-soci)

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阪急、阪神もホームドア

 徐々にではありますが、地下鉄を中心に整備が進みつつあるホームドア。首都圏の鉄道に比べて動きは遅かったのですが、阪急も関西の大手私鉄としては初めて、ホームドアを設置することになりました。

 阪急は乗降客の多い主要駅に設置する予定ですが、まず第一に設置を考えているのが十三駅。1日当たりの利用者は約7.5万人(2015年、平日)で、阪急の駅では5番目に多いのです。しかも、京都線、神戸線、宝塚線の乗換駅であるため、数字以上に利用者が多い駅なのです。

 十三駅でホームドアが設置されるのは、京都線や宝塚線のホームで、神戸線にはなぜか設置しないようです。完成は2020年ごろ。投資額は10億円程度ですが、国からの補助金が1/3程度望めるようで、国交省が12月上旬に補助を正式に決定してから、着手するようです。

 ほかの関西の私鉄にもホームドアを設置する動きがあります。阪神も2022年度までに梅田駅にホームドアを設置する予定です。

(追記1)
 十三駅でホームドアが設置されるのは、京都線の河原町方面のホームと、宝塚線の2つのホームです。いずれもカーブしているためで、2019年春ごろまでの完成予定です。

(追記2)
 十三駅3号線(宝塚線宝塚方面)のホームドアは2018年9月8日から使用を開始します。4号線(宝塚線梅田方面)と5号線(京都線河原町方面)は2019年春ごろ使用開始予定です。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161112-OYO1T50027.html、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJCD5RZQJCDPLFA004.html、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/60782/、阪急阪神ホールディングスホームぺージ https://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/6243_21c67471d33bbcfe2fcc0fdd5811ed07ce526d0c.pdf)

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