市役所を名古屋城に改称か?

 名古屋城の最寄り駅は名古屋市営地下鉄名城線の市役所。観光客にとってはわかりにくいところもあります。

 そこで市役所の駅名を改称するという話が出ています。3月10日の名古屋市議会で議員の質問に答えるかたちで河村名古屋市長が発言した内容によれば、新駅名の案には、名古屋城・市役所、名古屋城(市役所)などが挙がっているようです。

 もっとも、すぐに改称できるわけではありません。第三者委員会での協議が必要ですが、費用もそれなりにかかります。ICカードなどのシステム改修や案内板の変更で、約3.6億円かかるようです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20170311/k00/00m/040/062000c、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK3B42WGK3BOIPE00R.html)

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名古屋市「敬老パス」、名古屋市営地下鉄、市バス等以外に広げるとさらなる負担増

 65歳以上の市民ならば、年間1000~5000円というわずかな負担だけで市営地下鉄、市バス、ガイドウェイバス、あおなみ線が乗り放題となる名古屋市の「敬老パス」。高齢化で利用者はどんどん増え続け、2016年12月の利用者は約33万人にもなっています。「敬老パス」にかかる名古屋市の事業費は2017年度で140億円にもなり、2019年度にも名古屋市の設定した上限額、142億円に達します。こうなると解決策は対象者を減らすか、負担額を増やすか、利用限度額を設けるか、何らかの対策をしないといけません。

 ところが目先の選挙が一番怖い市長や市議といった政治家は、高齢者の票が逃げる「敬老パス」の負担増等に踏み込もうとしません。逆に、「敬老パス」が使える路線をJR東海、名鉄、名鉄バス、近鉄に拡大しようとしています。当然ながら事業費は増えます。もともと名古屋市は制度見直しのために2016年7月から8月にかけて、名古屋市内の65歳以上のうち、3000人にアンケートを行っていました。その結果によれば、「敬老パス」をJR東海、名鉄、名鉄バス、近鉄にも拡大した場合、事業費は最大約17%増え、約164億円にもなってしまいます。軽々と上限額を突破するのです。

 票のために高齢者に甘い政策を続けては、いくらお金があっても足りません。減税する余裕があり、お金持ちの名古屋市も例外ではありません。確かに名古屋市には市営地下鉄や市バスなどが近くにないところもあります。JR東海などを対象に加えるのはそれをカバーする目的もありますが、それならそれで事業費を抑える工夫がいるでしょう。本来なら「敬老パス」を将来にわたって維持できる程度に縮小させ、希少価値の高い子供にその分を振り替えるほうが望ましいでしょうが。
(参考:朝日新聞4月27日朝刊 中部14版)

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首都圏の変わり種ホームドアと変化が予想される東武を見る(1)

 名古屋23:20発の「ムーンライトながら」に乗るため、今池から地下鉄に乗る。この時間帯に地下鉄に乗るのはあまりないが、意外とよく乗っている。栄からの混雑が激しい。仕事納めは28日だったのでスーツ姿の人は少なく、若い人が栄で遊んでいたのだろう。

 「ムーンライトながら」は3番線から発車する。「ムーンライトながら」の指定席券が発売される乗車日1か月前は平日のため、発売開始時間の10時に買うことができない。そこでJR西日本のインターネット予約、「e5489」を使ったのだが(事前に予約を受け付けている)、それも満席で予約することができなかった。こんなことは初めてだ。ただ、そこであきらめてはいけない。何度か駅で予約していたら、キャンセルした人がいたのだろうか、指定席券を取ることができたのだ。「ムーンライトながら」に乗る。空席が目立つが、検札に来た車掌の話によれば、満席とのこと。東京に近づくにつれ空席は減っていったが、それでも空席はところどころにある。不思議な話だが、困ったことに指定席券が520円と安いため、キャンセルをしなかったり、2席を買い占めたりする者がいるのだろう。とは言っても立っている人がいれば、そういう人に指定席券を売ることができる。定期列車のときには、本来はおかしいことだが、指定席券を持っていない客もたくさんいたのだ。立っている人がいないということは「ムーンライトながら」が臨時列車となって久しく、認知度が下がったからだろうか?

 横浜からひと駅だけ京浜東北線に乗り、東神奈川から横浜線に乗る。横浜線もE233系に置き換えられている。東神奈川を出たときは立っている人もいたが(とは言っても座席もそれほど混んではいない)、彼らは2、3駅で降りていき、ぽつりぽつりと客が座っているのみ。30分弱で町田に到着。ここ町田に来たのは、変わり種のホームドアを見るため。ホームでの安全確保のためにはホームドアの導入が最善の策だが、費用が高くなるのが欠点のひとつである(そのほか、同じ扉配置の車両しか走らないことも条件だが、町田の場合は臨時の特急を除けばその条件を満たしている)。そこで考え出されたのが「スマートホームドア」、扉ではなくバーでホームでの安全を確保するのである。扉ではないので、設置費は比較的安い。最終には8両全体にかかるようにホームドアが設置されるが、今は最後尾の1両のみ。導入して間もないためか、まだ夜明け前なのにもかかわらず、係員が立っている。

 町田で次の列車のホームドアの開閉の様子を見た後、町田5:41発の東神奈川行きで折り返す。まだ真っ暗なのにホームには大きな荷物を持った人たちが並んでいる。列車にも多くの人が乗っていて、座ることができない。その理由は新横浜で明らかになる。帰省のためだろうか、新幹線に乗る客だったのだ。座席が埋まるほどの混み具合になり、私も座ることができる。また京浜東北線にひと駅だけ乗り、今度は横須賀線に乗り換える。ホームに上がると、列車が駅に入るところだった。

 そのまま終点の久里浜まで乗る。久里浜から浦賀までは京急バス。終着駅同士を結ぶ、「乗りつぶし」には欠かせないバスだ。JRの駅から出るのは1時間に1〜2本しかないが、すぐ隣の京急久里浜に行けば毎時4本ほどある。結構便利だ。横須賀線の列車が久里浜に着いたのは7:17、これに対して駅前のロータリーからバスが出るのは7:22。なかなかない、よい接続だ。バスが久里浜を出たときには3人しか乗っていなかったが、途中の停留所で一人二人と乗ってきて、浦賀に着くころには10人近くになった。バスはスムーズに走ったので、予定より1本早い列車(浦賀7:38発)に乗ることができた。この列車に乗って堀ノ内まで行く。堀ノ内−浦賀間は支線のようだが実は本線、三崎口に行くのが支線(久里浜線)なのだ。堀ノ内で乗り換えた列車(堀ノ内7:51発の特急)は京急久里浜止まり。ロングシートの1000形だが、走り出すときに音楽を奏でる。「ドレミファインバータ」と言われるものだが、まだあったとは驚きだ。すでに機器を更新して消えたと思っていたからだ。京急久里浜からは2100形。快特の扱いだが、各駅停車である。三崎口まで複線が続くと思っていたら、京急久里浜からは一部とはいえ単線の区間が出てきた。これも意外だった。

 変わり種のホームドアは三浦海岸にもある。京急は2扉車から4扉車まで様々なタイプの車両が走っている。こういうところに従来型のホームドアを置くことはできない。そこで考え出されたのが「どこでもドア」である。扉の数や位置が違っていても導入することができるように開発されたホームドアだ。しかし三浦海岸のホームドアは動いていなかった。せっかく三浦海岸まで来たのに残念だ。ここでもいったん降りて次の列車で終点の三崎口に着いたが、マグロで有名な三崎はここからバスに乗って行くところ。バスターミナルのほかにあるのはコンビニと開いているのかいないのかわからない小さなお土産屋ぐらい。駅にいても仕方がないのでここで折り返すことにする。駅にはロングシートの車両と転換クロスシートの車両があるが、ある程度の時間乗るので、次発の転換クロスシートにする。三崎口8:52発の快特泉岳寺行きだ。京急を横浜で降り、横須賀線(横浜9:49発の湘南新宿ライン逗子行き)で戸塚まで行き、そこから地下鉄に乗る。横浜市交通局ブルーラインは第三軌条なのだが快速運転を行っている。珍しいことだ。戸塚10:13発の快速で終点のあざみ野まで乗ったが、地下駅でもそれなりの速さで通過する。郊外のほうが混んでいて、都心のほうがむしろ空いていたのは意外だった。(続く)

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首都圏の変わり種ホームドアと変化が予想される東武を見る(0)

 年末の2016年12月29日から30日にかけて東京方面に出かけてきました。

 明日、何回かに分けて、そのときの様子を書いていきます。

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名古屋市交通局の一日乗車券が紙製に?

 地下鉄やバスが充実している名古屋市交通局には、一日乗車券があります。プラスチック製で1枚当たり15円かかります。

 ところが名古屋市交通局は、2017年度から券売機で発売される一日乗車券をプラスチック製から紙製に変更します(どちらも使い捨てとなります)。紙製だと1枚当たり2円で済み、年間では3000万円の経費削減になるのです。普通の乗車券と同じ、磁気の切符になるのでしょう。

 なお、駅長室などで販売する一日乗車券については、改札の機械を通す際に日付が印刷される仕組みのため(ということは、券売機で発売されるのは当日利用分のみになると思われます)、これまで通りのプラスチック製のままとなります。また、名古屋市交通局は外国人観光客向けに日本語と英語を併記した一日乗車券を発売する方針で、2017年度には定期券機能、地下鉄でのオートチャージ機能、クレジットカード機能等を搭載した「manaca」の発行を予定しています。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/feature/railnews/list/CK2016091702000223.html、payment navi http://www.paymentnavi.com/paymentnews/61622.html)

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7月1日から東山線の一部でワンマン運転

 名古屋市営地下鉄のメイン路線、東山線ですが、ホームドアが整備されました。それを受けてのことでしょうが、7月1日から東山線の一部区間において、ワンマン運転を行います。桜通線及び上飯田線に続く、ワンマン運転区間となります。

 ワンマン運転を行うのは、高畑-亀島間及び池下-藤が丘間。両端の区間で、利用者の多い亀島-名古屋-栄-池下間は車掌も乗るツーマン運転を行います。亀島は名古屋の西隣の駅です。名古屋で多くの人が降りることから亀島-名古屋間の利用者は少ないですが、乗降客の多い名古屋で車掌を降ろしてワンマンで発車するのが難しいことから、亀島で車掌を降ろすことにしたのでしょう。ワンマン運転中、乗客から車内非常通報装置により通報を受けたら、運転士が応答するか、それができなければ運転指令室に転送され運転指令員が対応します。
(参考:名古屋市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/SUBWAY/TRP0001708.htm)

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リニモの「manaca」サービス開始、あおなみ線、ガイドウェイバスでの全国交通系ICカード使用開始は3月12日

 名古屋近郊の鉄道のICカードについて、まとめて書きます。まずは藤が丘と八草を結ぶリニモから。

 リニモは藤が丘で接続する名古屋市地下鉄が「manaca」を導入したのちも、自動改札機を更新する体力がなかったからか、わざわざ「リニモカード」という独自のプリペイドカードをつくっていましたが、以前にも記事にした通り、ついにこの3月12日から「manaca」を導入することになりました。「manaca」を利用した場合は、利用金額及び利用回数に応じて、最大14%のマイレージポイントがたまります。なお、「リニモカード」の発売は3月11日で終わり、5月末で自動改札機の利用や自動券売機での購入等が一切できなくなります。3月12日から当分の間は手数料なしで払い戻しに応じます。普通回数券も3月11日で発売終了となりますが、こちらは3か月の有効期間内なら問題なく使えます。

 そして、リニモの「manaca」導入に伴い、3月12日から市バス、地下鉄とリニモのIC連絡定期券を発売します。地下鉄とリニモの組み合わせ(藤が丘駅で乗り換え)のほか、地下鉄とリニモの組み合わせ(藤が丘駅で乗り換え)に市バスを加えたものも発売します。市バスも加えたものは名古屋市交通局のみでの発売です。市バスとリニモの連絡定期券は発売しませんが、それぞれの定期券を1枚の「manaca」に搭載することはできます。もちろん、市バスの定期は名古屋市交通局で、リニモの定期はリニモで買わないといけません。発売額は名古屋市交通局とリニモの合算で、連絡定期にしたからと言って安くなるわけではありません。

 さて、これまで「manaca」以外は「Suica」と「TOICA」しか使えなかったあおなみ線とガイドウェイバスですが、両社とも3月12日から「PASMO」、「ICOCA」など全国交通系ICカードが使えるようになります。あおなみ線の全国交通系ICカード対応可能の話については以前に書きましたが、どうやら早くなったようです。特にあおなみ線は「リニア・鉄道館」のような集客施設がありますから、遠方の利用者にとっては便利な話です。
(参考:愛知高速交通ホームページ http://www.linimo.jp/oshirase/280129manacaopen1.pdf、名古屋市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/009256.html、あおなみ線ホームページ http://www.aonamiline.co.jp/pc/pdf/zenkoku.pdf、ガイドウェイバスホームページ http://guideway.co.jp/news/20160129.pdf)

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名古屋市交通局、名城線等に女性専用車両、中学3年生に一日乗車券をプレゼント

 名古屋市交通局では、一番混雑する東山線で女性専用車両を設けています。2002年9月に導入したときは平日の始発から9時までの間だけでしたが、今では平日の始発から終電まで毎日運行しています。女性専用車両の乗車率はほかの車両とほぼ同じ200%程度ですが(2015年12月名古屋市交通局調査、8時台の乗車率)、女性は男性よりも小柄なので、空いているように見えます。ほかの時間帯も同じような傾向のようです。

 さて、その女性専用車両、7月から名城線と名港線にも拡大されます。名城線と名港線の痴漢の被害は、東山線の50件(2012~2014年度に警察に届け出があったもの、以下同じ)に次いで22件と多いからです。なお、鶴舞線も20件とあまり差がないのですが、名鉄との乗り入れがあるので単純には導入できないのでしょう。なお、名城線、名港線で女性専用車両が導入されるのは平日の始発から9時まで。沿線にプロ野球の試合やコンサートなどが行われる、ナゴヤドームがあるので、イベントが行われない朝のラッシュ時のみに限定したのです。

 名古屋市交通局は2016年度当初予算案に、車両や駅への案内表示のための経費など2200万円を計上します。ほかの時間帯への拡大やほかの路線への導入については、名城線等の状況を見てから検討するとのことです。

 もうひとつ2016年度当初予算案に計上しているものがあります。400万円を計上しているのが、「中学3年生応援きっぷ」の交付。名古屋市内の中学3年生に公共交通機関に親しんでもらおうと、市バス、地下鉄の1日無料乗車券を2枚交付するのです。将来の世代に対する政策は、将来のことを考えると必要ではあるものの、高齢化社会の現状では政治的になかなか取り上げられないものです(数少ない例はこちら)。これについては積極的に賛同したいです。
(参考:朝日新聞2月13日朝刊 中部14版、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160129/CK2016012902000059.html)

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名古屋市地下鉄の吊革に充電器?

 名古屋大学には、専門領域にとどまらず、幅広い知識を持った博士を育てるという教育プログラムがあります。この名古屋大学と名古屋市交通局が連携して、若い学生からアイデアをもらうことになりました。

 学生は工学、情報科学、経済学などを専攻していて、名古屋大学だけでなくほかの大学の学生もいます。10月30日のことですが、学生から2つのプロジェクトの発表がなされました。

 そのうちの一つは、乗客を出入り口付近に立ち止まらせず、吊革のある奥のほうに入ってもらうためのもの。吊革に充電器をつけ、奥まで行けばスマートフォン等の充電ができるようになるのです。確かに地下鉄などの通勤電車では、出入り口付近だけ混雑し、中のほうはさほど混んでいないことがあります。奥に入るメリットを与えて乗客を誘導するというのです。一考に値するものかもしれません。

 もう一つのプロジェクトは、飲食店の案内端末が、映像からグループの人数を把握し、それに合った店を絞り込んでくれるというものです。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20151111/CK2015111102000060.html)

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名古屋市、失効した「manaca」で子ども支援

 名古屋市交通局の「manaca」は、利用金額に応じてポイントがたまります。中学生以上だと地下鉄や市バスを月に2000円以上利用すればポイントがもらえます。もらったポイントは運賃に充てることができますが、そのためには利用者が券売機等で手続きをしないといけません。以前にも書きましたが、手続きをしないと、1年間でポイントは消えてしまいます。ポイントにかかる情報は膨大なので、1年間で無効にしなければどうにもならないのです。

 そのため、毎月、手続きが行われずに失効するポイントが発生します。名古屋市交通局によれば、毎月3000万円分のポイントが失効するようです。失効したポイントの金額は、(初めてポイントが失効した)2012年以降、3年間で約10.3億円もあります。

 そこで名古屋市が考えているのは、失効したポイントを子供たちの支援に使うこと。名古屋市市議会での質問に対して、前向きに検討するようです。なぜ失効したポイントを子供たちの支援に使うのかわからないのですが、将来世代の役に立つようにすること自体は、好ましいことでしょう。こういうものは、次の選挙で票を入れてくれそうな高齢者のために使うというのがよくある話だけに。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20150917/CK2015091702000042.html)

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