肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」、第3便をリニューアルしていた

 肥薩おれんじ鉄道の観光列車、「おれんじ食堂」。この3月17日から午後の第3便について、リニューアルをしました。

 第3便は川内を14:52に出て、出水に16:50に着く便です。これまででも、途中の阿久根に9分停まり、駅の土産物店で買い物をすることができました。これが3月のリニューアルによって、阿久根での停車時間が42分に伸びたのです。

 この42分間、客は阿久根で何をするのでしょうか? 駅では5~8社の地元業者(40社ほどの地元業者が交代で担当します)が「駅マルシェ」として出店します。試食することもでき、海産物の網焼きや野菜、果物を味わうことができます。ここまではほかでもあるでしょうが、阿久根の「駅マルシェ」では、自ら魚をおろして干物にしたり、陶器の絵付けを行ったりすることも無料でできます。値段は、1000円の買い物券と軽食が付いて、大人8000円、子供6500円です。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASM3G7KL8M3GTLTB00N.html?rm=375)

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琴電、レトロ電車を廃車へ

 鉄道会社の中には、古い電車を持っていて、イベントなどの際に走らせているところがあります。琴電もそのひとつで、レトロ電車と呼ばれています。

 琴電のレトロ電車は、1925年につくられた23号、1928年につくられた500号、1926年につくられた120号、1926年につくられた300号の4両。23号は大阪鉄道(現在の近鉄南大阪線など)で導入され、1963年に近鉄から譲渡を受けたものですが、残りの3両は琴電のオリジナルです。つくられてから90年以上が過ぎたこの4両ですが、廃車になることが決まりました。維持や修繕コスト、留置スペース(車庫のある仏生山付近が複線化され、車庫にレトロ電車を保管するスペースが減ってしまいます)の観点から決定されました。ある意味当然のことですが、営業車両の維持、管理を優先させるのです。

 4両で最初に廃車になるのは、23号。2020年ゴールデンウィークにさよならイベントを行います。500号は2020年シルバーウィークにさよならイベントを行います。120号と300号は2021年ゴールデンウィークにさよならイベントを行います。300号は2021年のゴールデンウィーク以降も作業車や撮影用として残りますが、ほかの3両はほかから譲渡の申し出がなく、静態保存先が確保できなければ解体される予定です。ときどき臨時列車で運行することもありますから、ホームページ等で確認し、早めに乗っておくほうがよいでしょう。
(参考:琴電ホームページ www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2019/retroplan/index.html、KSB瀬戸内海放送ホームぺージ https://www.ksb.co.jp/newsweb/index/13406、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/86000、Jタウンネット https://j-town.net/tokyo/news/localnews/279623.html?p=all)

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福岡市のロープウェイ構想、消える

 以前、当blogで記事にした、博多駅と博多港を結ぶロープウェイの構想。博多港には大型コンベンション施設があり、再開発計画も進んでいます。当然交通需要も増えるため、その対策として全長約2キロのロープウェイをつくることを高島福岡市長が提案し、2018年11月の市長選においても公約に掲げたのです。

 ところがこのロープウェイ構想、消えることとなりました。議会での議論が不十分であることなどを理由に、福岡市議会からの反発を受け、2019年度当初予算案から検討費5000万円を削除する議員提案の修正案が可決されてしまったのです(この5000万円は予備費となります)。そこで高島福岡市長は、市民の理解を得ていないとして、ロープウェイ構想を進めることを断念し、これまで行ってきた市役所内部での検討(すでに1月の段階で、学者や市の職員でつくる市の研究会において、整備費や輸送力、景観などの観点から地下鉄やモノレールよりもロープウェイが適当だとする結論を出していました)も取りやめることになりました。大都市の中のロープウェイの構想は全くの白紙に戻ったのです。

 この判断には、4月の福岡市議選において、自分を支持する議員を増やしたい、という狙いもあるようです。高島福岡市長はまた、肝心の博多港への交通については、市議会と議論をして進めていくとのことです。
(参考:西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/493918/、https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/494036/)

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広電、広島港から先に延伸か?

 広電の路面電車で海のほうに行くと、終点は広島港。その路面電車が、先に伸びるようです。

 広島港からは大雑把に言って、南西に伸びます。出島地区の広島市立広島特別支援学校の南側の埋め立て地まで伸ばします(出島地区の埋め立て地は2024年度までに造成を終える予定で、すでに軌道用の土地として2.7ヘクタールを確保しています)。約1.2キロです。一部区間は高架になります。沿線の県有地には、商業施設や飲食店を誘致し、観光客を呼び込みます。また、終点には約2ヘクタールの車庫も設置します。広電の車庫は3か所ありますが、このうち中区の千田車庫(86両)の機能を移すようです。新しい車庫は高潮被害を防ぐために2階建てとします。千田車庫の跡地は広島の中心部に近いところにあるため、住宅や商業地として再開発をするようです。

 すでにみなさんも御存知の通り、広電には駅前大橋線というビッグプロジェクトがあります。これが2025年春に開業する予定で、広島港から先への延伸はそれ以降ということになります。2024年度以降に着工する予定です。
(参考:中国新聞ホームページ https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=528585&comment_sub_id=0&category_id=256)

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沖縄都市モノレール、延伸は10月1日に延期?

 沖縄都市モノレールの終点は首里ですが、その首里から延伸する工事が進んでいます。浦添市のてだこ浦西までの約4.1キロが延伸されるのですが、この延伸の日がからまた延びるようです。

 どうやら開業日は秋の10月1日になるようです。駅舎のエレベータ設置などの付帯設備の工事や、運賃設定に伴う券売機のシステム改修などに時間がかかるようです。
(参考:沖縄タイムスホームページ https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/413195)

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2025年春、路面電車が広島駅の2階に乗り入れへ

 広島駅ビルの建て替え、及びそれに伴う路面電車(広電)の動きについては以前にも記事にしましたが、その続報です。

 まず、現在の広島駅ビルは建て替えられます。現在の駅ビルは2020年3月末に閉館し、ショッピングセンター、シネマコンプレックス、ホテルを備えた新しい駅ビルが2025年春に開業するのですが、そのとき、広島は生まれ変わります。広島駅ビルの2階に路面電車が乗り入れるのです。広島駅中央改札や新幹線口改札と同じ高さで段差無く、路面電車の停留所につながるのです。新幹線を降りたら、すぐ目の前が繁華街などに行く路面電車。富山も便利ですが、そういう光景が広島でも見られるのです。

 そして、路面電車のルートも大きく変わります。広島駅を出た路面電車はいったん東に向かいますが、八丁堀や紙屋町は西のほうにあります。つまり、今のルートは遠回りなのです。そこで広島駅から駅前大橋へまっすぐ向かう、駅前大橋ルートを整備します。稲荷町、松川町(仮称)を経由して比治山下に至ります。八丁堀や紙屋町へは稲荷町で曲がります。

 ただ、駅前大橋ルートをつくると、廃止になる路線がいくつか出ます。それを減らすため、もうひとつルートをつくることにしました。それは、広島市内を回る循環ルート。八丁堀、紙屋町、市役所前などを通り、的場町などの救済策にもなります。廃止されるのは広島駅と的場町の間だけとなり、猿猴橋町のみが廃止されます。

 なお、駅前大橋線は架線レスでつくられるというもありましたが、これは見送られるようです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/03/page_13999.html、広島電鉄ホームページ www.hiroden.co.jp/topics/2019/0327-hiroshimastation.html、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/hiroshimaeki20190315/)

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広電の「信用降車」で無賃乗車増加

 広電は2018年5月から一部の車両(全125両のうち、一部の低床車16両が対象)で、ICカードで1人分の運賃を支払うときに限り、車両中央にある無人の扉から降りることができる、「信用降車」を行っています。無人の扉には安全確認と不正防止のため、カメラが備えられています。

 広電はそのカメラから6000人分を無作為に抽出して、運賃の支払いがきちんとなされているかを確認しました。その結果、「全扉降車」を始めてあまり時間が経っていない2018年7月の段階では、無賃乗車した人は全体の0.8%でしたが、2018年11、12月には1.1%に増えていました。1日当たりにすると約150人です。無賃乗車で多いのは、降りるときにICカードをタッチして残高不足などでエラー音が鳴ったにもかかわらず、そのまま出て行ってしまうケース。ICカードをタッチせずに降りる客もいました。

 広電は「信用降車」を始めてから1年を目途に、「信用降車」をほかの低床車にも拡大する考えでした。しかし、無賃乗車の割合が増える状況では、簡単に拡大するわけにはいきません。仮に全車両に「信用降車」を拡大し、利用者の1%が無賃乗車をしたら、年間で6000万円の減収になってしまいます。鉄道会社は運賃収入で経営していくのですから(海外では税金でコストを賄い、無料としているところもあります)、無賃乗車をさせてはならないのです。たとえ1%でも許してはならないのです。真面目に払っている人のお金で無賃乗車の分のコストも賄っていることですから。

 犯罪を防ぐために刑罰があるように、無賃乗車についても効果的な刑罰が必要です。しかし現状では3倍までしか請求できません。万単位の定期券ならともかく、1回だけの運賃だと500円程度にしかならないので、痛くもかゆくもありません。無作為に検札係を乗せて、1万円ぐらいの罰金ぐらいは請求できるようにしないといけないでしょう。ほかにも、スペースのある停留所には改札設備を設けることによって無賃乗車しにくくすることも考えられます。
(参考:中国新聞3月12日朝刊)

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恋山形に25分停車

 智頭急行も3月16日にダイヤ改正を行います。

 まず上郡19:29発智頭行きの出発時刻を19:21に繰り上げ、佐用で姫新線の列車(19:52発姫路行き)に接続させるようにします。

 そして、休日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始において、1日1往復、恋山形で25分停車する列車をつくります。ピンク一色に塗られた駅で、2人だけの世界に浸ることができます。下りは上郡13:12発、恋山形着までは平日、休日等ともに同じダイヤですが、休日等は恋山形で25分停まり、智頭には14:51に着きます。平日は恋山形に1分停まるだけで、智頭14:27着です。上りは平日が智頭13:30発の便を休日等は智頭13:06発に繰り上げ、恋山形で25分停まることができるようにします(平日は1分のみの停車です)。恋山形からは平日、休日等ともに同じダイヤで走ります。
(参考:智頭急行ホームページ http://www.chizukyu.co.jp/user/filer_public/51/73/5173a18e-afee-41f6-9850-afcabc53dec4/puresuzi-liao-2019nian-chun-daiyagai-zheng-_2.pdf)

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熊本空港アクセス鉄道、費用負担について熊本県とJR九州合意

 熊本空港アクセス鉄道に関しての続報です。

 蒲島熊本県知事は2月21日に開会した定例熊本県議会で、熊本空港アクセス鉄道についてJR九州と基本合意したことを明らかにしました。

 三里木と熊本空港を結ぶ延長約10キロのアクセス鉄道は、熊本県などが主体となった第三セクターがつくります。完成まで10年ほどかかりますが、熊本県は少しでも早く開業させたいようです。線路のほか、車両も第三セクターが所有し、運行のみをJR九州に委託します。JR九州はこの第三セクターには出資せず、約380億円の整備費のうち、空港アクセス利用者が豊肥線に乗ることによって生じる増益分(いわゆる「根元受益」です)から最大1/3を払います。

 このアクセス鉄道でネックになるのは、豊肥線が単線のため、輸送力の増強が難しいということ。そこでアクセス鉄道は豊肥線には直通せず、三里木で同一ホームで乗り換えることができるようにします。増発はできない、肥後大津方面には減便したくないということからこのような結論に至ったと思われますが、熊本市内に直通できないのなら鉄道をつくるメリットは小さいともいえます。ただ、将来的には豊肥線に乗り入れる可能性はあるようです(そのために必要な費用は熊本県が負担します)。
(参考:西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/488599/、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41572630R20C19A2LX0000/)

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LRT化する吉備線、岡山市内に5つの新駅

 吉備線がLRT化することは以前に記事にしましたが、岡山市が新駅設置に向けた協議のたたき台として出したものによれば、岡山市内には5つの新駅を設けるようです。

 新駅は、岡山-備前三門間を除いた、備前三門-足守間の各駅間に1つずつ設置します。新駅は高齢者でも歩いて行くことが出来るように配慮され、各地区の人口が多いところにできるだけ近くなるようにします。

 一部の駅では、移設も行います。備前三門駅周辺の1キロほどは、併用軌道になります。併用軌道の両端に駅を置く予定で、備前三門駅は併用軌道の東側に移設します。また、足守駅も駅前広場が狭く使いづらいので、東側に移設するようです。

 このたたき台はすでに各町内会に示しており、住民の意見も聞いて、秋に作成する予定の基本計画に反映させる予定です。
(参考:山陽新聞digital http://www.sanyonews.jp/article/860528/1/)

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