北海道の岬だけを巡るツアー

 日本旅行グループの北海道オプショナルツアーズは、変わったツアーを売り出しました。

 それは北海道にある有名な岬を20カ所近くもめぐるツアー。名前を「ウソのようなまじめな北海道一周バスの旅 でっかいどう岬めぐりほっかいどう!」です。札幌発着で、船でしか行けない知床岬を除いて、有名な岬を8日かけて巡ります。朝から夕方までバスに乗り続け、走ること2519キロ(できるだけ海岸に近づくルートを走ります)、岬では10~20分の下車時間がありますが、その他の景勝地や観光地は寄っても短時間です。

 このツアーが行われるのは6月15日発の1回だけで、夏至の日の出は本土最東端の納沙布岬で迎えます。朝食は7回、夕食は6回ありますが(ビジネスホテルに泊まる1回だけありません)、昼食はありません。道の駅やルート上のコンビニなどで購入します。代金は2人1室で158000円、1人1室なら35000円追加します。

 ところがこの変わったツアー、4月5日現在ですでに満席で今から予約することはできないようです。
(参考:北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0385952.html、北海道オプショナルツアーズホームぺージ http://www.hotbus.co.jp/tour/detail.php?tid=0836351367149)

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新幹線は北海道へ(2)

 先ほども書いたように、留萌線は12月4日に留萌以遠が廃止される。それを惜しむために乗った客もいるが、2学期に入った平日なので、そういう鉄道ファンで埋め尽くされるほどではない。16:05着の「スーパーカムイ23号」からの客で座席は埋まる。おしゃべりをしたい女子高生の一部はデッキに立っている。秩父別や石狩沼田でその高校生を中心に降りる。

 留萌線に並行して走るのは無料の深川留萌道。車は快走する。地方の高速道路は国の税金でつくられ、脆弱なローカル線は(国が100%の株を持つ特殊な会社とはいえ)民間企業が企業努力で経営せよと言われる。JR北海道がやる気をなくすのは当然だ。鉄道でないといけないのは、札幌近郊と特急がたくさん通る函館、旭川、釧路方面ぐらいで、それ以外で鉄道が欲しければ上下分離(ある程度需要があるところに限る)か第三セクターで運営するしかない。

 石狩沼田までで降りなかった客の多くは留萌で降りる。残った15人ほどのほとんどは鉄道ファンだ。沿線の駅には旧仮乗降場の小さな駅でも一日中撮影していたのだろうか、鉄道ファンの姿が見受けられる。増毛に到着。少ない折り返し時間で駅や車両を撮影する。増毛からの帰りは(廃線後に代替交通機関となる)バスにしてもよかったが、次のバスは1時間後で暗くなってからのものだから、そのまま留萌線で戻る。行きに見た顔が乗っている。人数も行きと同じ15人ほど。すっかり暗くなった留萌で降りる。意外と降りる人は多かった。ホテルに泊まって明日も撮影するのだろうか? もうひとつ意外だったのはまだ18時過ぎなのに、留萌が無人であること。駅は結構大きいが、人気はほとんどなく、ガランとしている。ちゃんと「みどりの窓口」もあるが、留萌の営業時間は7:50〜16:20と短いのだ。

 ここ留萌で夕食として寿司を食べる。その店は駅から10分ほどかかるところにあるが、そんな駅から離れている店でも、留萌線に乗るために来たという客が何人かいたようだ。廃線直前になってバタバタと訪れる鉄道ファンは多く、夏休み中や休日だとその数はさらに多くなる。9月になってからの平日を選んで正解、というべきところか。

 駅に戻り、乗ったのは留萌20:20発の深川行き。最終列車だ。行きと同じキハ54の1両編成だが、こちらは転換クロスシートとなっている。留萌からは10人ほどが乗る。ガラガラだった車内がそれなりになる。その後の乗り降りは終点の深川までほとんどなかった。終点の深川には21:15に着いたが、函館線の接続列車は21:19発の岩見沢行き。たった4分しかない。階段を上り下りすると、ちょうど列車が入ってくるところだった。深川21:19発の岩見沢行きは721系の3両編成。もともと空いていたが滝川で何人か降り、さらに空く。その滝川では特急に追い越される。本来は「オホーツク8号」だが台風被害で運休しているため、キハ183系の臨時特急が同じダイヤで走っているのだ。岩見沢からは22:32発の手稲行きに乗る。こちらは6両編成。733系のロングシートに座る。列車は空いていたが、岩見沢に帰る通勤客を乗せた列車の回送みたいなものだからやむを得ないところか。しかし、札幌に着いてもあまり増えない。実はこの列車は721系と733系が併結されている。前にあるのが転換クロスシートの721系でそちらが選ばれているようだ。確かに座るなら721系のほうが上だ。

 今晩の宿は夜行バス。北海道バスの「函館特急ニュースター号」に乗る。学園都市線に乗り換えるときに途中下車して調べておいたバス乗り場に、発車20分ほど前に到着。このバス乗り場には同じ会社の23:37発釧路行き(「釧路特急ニュースター号」)の客も待っていたが、「釧路特急ニュースター号」が到着し、「函館特急ニュースター号」を待つ客だけになっても10人ばかり残っている。発車時刻になって「函館特急ニュースター号」が到着。人数はさらに増え、20人ほどが乗り込む。盛況のようだ。札幌駅前を出ると乗務員からのアナウンスがある。2人で途中交代しながら函館まで走るのだ。短距離なので1人で走るものと思っていたので意外だ。途中のサービスエリア等で運転士の交代のために停まったが、開放しての休憩はない。函館市内で何か所か停まった後、函館駅前ターミナルに着いた。函館は雨が降っていた。その函館で朝早くからやっているのが朝市。まだ閉まっている店もあるが、すでに開いているところもある。その中からうに、いくら、ほたての「元祖函館巴丼」(ミニ)を頼んで朝食とする。

 新幹線に乗る前に並行在来線にも乗っておきたい。北海道新幹線開業に伴いJRから分離されたのは、江差線五稜郭−木古内間のみ。津軽線はJR東日本が運営するため、並行在来線とはされなかったのだ。江差線五稜郭−木古内間は道南いさりび鉄道となった。木古内への始発は函館7:04発だが、その直前に新函館北斗に行く「はこだてライナー」(函館6:57発)があるのでそれにも乗ってみる。次の五稜郭で降りたらいいのだ。「はこだてライナー」はロングシートの733系だが、観光仕様ということで、内装に手を加えられている。それより、「グランクラス」やグリーン車で北海道に来た人のためにミニ「uシート」があったほうがよさそうだ。「はこだてライナー」は函館を後にする。横の留置線に北海道新幹線開業まで「スーパー白鳥」用として使われていた789系が停まっている。まだ廃車にするには早いので、いずれ「スーパーカムイ」用にリニューアルされるのであろう。予定通り五稜郭で降りる。函館の郊外にある駅で、観光名所の五稜郭からは離れているため観光客にはなじみがない駅だが、特急も停まる。いったん改札を出て道南いさりび鉄道の切符を買い、再びホームに入る。五稜郭7:10発の木古内行き(函館7:04発)はキハ40の2両編成。塗装はJR北海道当時のままで、分離されたとは感じられない。

 木古内行きに乗る。ボックスシートを1人で占領できるぐらいの混み具合だ。ところがその乗客も上磯ぐらいまでで降りるだろうと思っていたら、事態は逆に動く。ラッシュと逆の方向のはずなのに乗ってくるのだ。上磯でも降りない。どこまで続くのかと思っていたら、渡島当別で大量に降りた。こんなところに私立の中学校があるわけではないので、何かの行事だろうか?そこからははじめのようにボックスシートを1人で占領できるぐらいの混み具合に戻る。(続く)

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新幹線は北海道へ(1)

 出発1時間前に見たメールで事態は大きく変わった。搭乗前日の夕方になって乗る予定だったPeach(関空8:30発新千歳行き)の欠航が判明したのである。事前に泉佐野市に「ふるさと納税」をして「ピーチポイント」をもらい、早々と予約したものの、これでは旅行の計画が崩れてしまう。大急ぎで計画を組み替え、乗る予定だった大阪への夜行バス(ウイラーアライアンス)もキャンセルする。代わりに選んだのが、中部空港発のジェットスター。中部空港7:10発なので、一晩を自宅で過ごし、早朝に出発する。なお余談だが、この話は出発直前にパソコンのメールを見ておいたから対応できたのである。関空に着いてからなら対応できなかっただろう。これからは旅行中でも情報が入るように、携帯電話のメールも登録しておいたほうがよさそうだ。

 夜明け前の5時、まだ暗い。雨が降っている。バスのない時間なので、千種まで歩く。ちょうど雨の激しいときで、歩いているうちに濡れる(しかも腹立たしいことに千種に着くころには小降りになっていた)。途中のコンビニで、朝食用のパンを買う。

 千種から中央線に乗って金山へ、そして金山から名鉄で中部国際空港へ。金山からは5:40発の快速急行に乗る。5700系の4両編成、貴重な2扉転換クロスシートである。2人掛けの座席を1人で座ることができるぐらいの混み具合で、私も転換クロスシートに座る。中部国際空港まで行くのはトランクのような大きい荷物を持った人ばかりと思っていたら、小さい荷物しかない人も結構多いのは意外だ。

 空港の有人カウンターでチェックインをする。手荷物は持ち込むことのできる範囲内だったので、追加料金は払っていたもののそのまま持ち込む。手荷物検査で水筒を機内に持ち込むことを申告すると、中身を少し飲むように言われる。中身を飲ませるというのは簡単で効果的な検査方法なのだろう。危険物なら飲めないからだ。時間になり、機内に乗り込む。観光客を中心によく乗っている。定刻の5分ほど前に動き始めるが、離陸はそれから10分ほど経った7:15ごろ。いったん南に向けて飛び立ったがすぐに北東に向きを変え、北の大地に向かう。下界は雲ばかりで、地上の様子がまったく見えない。機長のアナウンスでは新潟付近を飛んでいるとのことだが、雲しか見えないので、どこを飛んでいるのかわからない。地上の様子がわかるようになったのは、着陸の直前。ただし北海道に航空機で行くことは少ないため、どのあたりかはわからない。予定より10分ほど早く新千歳に到着した。涼しい、というより寒く感じる。

 新千歳空港の「みどりの窓口」で「北海道&東日本パス」を買う。新千歳空港9:15発の「エアポート93号」に乗る。733系の6両編成。ロングシートだが、4号車のみ指定席の「uシート」となっている。2号車のロングシートに座る。新千歳空港を出たときには空いていたが、途中駅でだんだん乗って、座席が埋まってくる。札幌には少し遅れて9:55に着いた。

 次は(北海道医療大学まで電化された)学園都市線に乗るが、札幌10:20発までない。少し時間がある。駅の外に出て、今晩乗る函館への夜行バス(北海道バスの「函館特急ニュースター号」)の乗り場を調べておく。札幌10:20発のあいの里公園行きに乗る。731系と733系の6両編成である。「エアポート93号」で733系に乗ったので、731系にする。731系も同じ3扉ロングシート。少し前の車両なので、ステップがある。途中で「uシート」のついた6両編成とすれ違う。「エアポート」に733系が投入されたので、追い出されたのであろう。普通列車として使われるときは「uシート」も自由席扱いとなる。指定席料金を払わずにいい椅子に座ることができるお得な車両だ。

 新琴似で降り、札幌市営地下鉄の麻生まで歩く。駅前の道をまっすぐ5分ほど歩くともう地下鉄の入口だ。自動券売機で市電との乗り継ぎ切符を買う。本来420円かかるところが、割引が適用されて340円で済む。地下鉄は7分間隔で運行されている。麻生を出た時点では空いていたが、だんだん増えてきて、一番多かったのはさっぽろ−大通間だ。すすきので降りる。2015年の年末に環状運転を開始した札幌市電に乗る。新規に開業した狸小路から外回りに乗る。狸小路は西四丁目とすすきのの中間の停留所だ。路面電車は道路の真ん中を走ることが多いが、ここ新規に開業した区間は道路の端を走る。歩道から車道を渡ることなく直接路面電車に乗ることができるので便利。ただ気をつけないと歩道とホームの間に段差があるところもあるから注意が必要である(スロープが整備されている入口はもちろんある)。新型の路面電車に乗りたかったが、少し前を走っているようなので断念する。狸小路で乗ったときは乗客が少なかったが、地下鉄と並行しなくなったところから人が増え始める。地下鉄から離れたところでは路面電車は重要な交通機関なのだ。大通に近い西四丁目で降りる人が多く、元通りの空いた車内に戻る。私はちょうど一周した狸小路で降りた。55分ほどかかった。

 暑くないので札幌駅まで地上を歩いていく。大通公園でイベントをやっているので寄ることにする。実は大通公園で「さっぽろオータムフェスト」というイベントをやっていたのだ。大通公園にたくさんの屋台が立ち、賑わっている。結局お昼は屋台で売っていたジンギスカンにした。昼間から生ビール(「サッポロクラシック」)もつけて。デザートはほかの屋台に行って、興部町のミルクでつくったソフトクリームのはちみつがけにした。

 次に目指すのは増毛、12月4日で廃止になるところだ。札幌からは13:03発の岩見沢行きに乗る。733系の3両編成である。江別までの間で降りる人が多く、終点に着くころにはかなり空く。岩見沢からは14:00発の旭川行きに乗る。こちらは721系の3両編成。乗客は少ないが、滝川での乗り降りが目立つ。札幌で特急の出た直後に出発したため、深川まで抜かれない。時間はかかるが先着する組み合わせである。深川に14:57に着くが、留萌線の次の列車まで1時間以上あるので、待合室で時間をつぶす。その次の列車、深川16:09発の増毛行きに乗る。旭川始発でキハ54の1両編成である。特急から持ってきたと思われるリクライニングシートが真ん中を向くように設置されている。座席の向きは変えることができないようだ。(続く)

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新幹線は北海道へ(0)

 9月13日から17日にかけて北海道方面に出かけてきました。3月26日に新函館北斗まで開業した、北海道新幹線にも乗ってきました。

 明日から何回かに分けて、そのときの様子を書いていきます。

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旧江差線にトロッコ鉄道

 江差線木古内-江差間はあまりにも利用者の少なさに、2014年5月に廃線になりました。ところが、一部区間だけですが、それが復活したのです。

 復活したのは北海道新幹線開業日と同じ3月26日。旧渡島鶴岡駅(木古内の次だった駅、タクシーでも木古内駅前から1000円程度)付近の約1キロの区間がトロッコ鉄道になったのです(イベント開催時には、これ以外の区間も走行するようです)。道南トロッコ鉄道といいます。乗り物は足こぎトロッコと動力付トロッコの2種類。基本的には冬季を除く休日のみの運転のようです。
(参考:道南トロッコ鉄道ホームページ http://senro.donan.net、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ3N56TVJ3NIIPE00Z.html)

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旧幸福駅、立て替えへ

 旧国鉄広尾線の幸福駅は、同じ路線の愛国駅とともに、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで知られていました。1987年に広尾線が廃止になった後も多くの観光客が訪れ、「恋人の聖地」にも認定されています。

 しかし、幸福駅の駅舎は木造で建築から57年が経過し、老朽化が著しいです。本来なら廃線から25年も経っているので駅舎を残す必要はないのですが、帯広の観光名所になっています。そのため駅舎を残すのですが、耐震補強を行うのが難しいほど老朽化しているため、一度取り壊して今と同じような建物をつくります。駅舎以外にも整備します。ホームにあるディーゼルカー内をパネルや写真で観光情報を発信するスペースにします。駅舎西側の「幸福ふれあい公園」にハッピーセレモニー(模擬結婚式)用のステージを用意するようです。

 帯広市は今年秋を目途に改築、整備を終えたいようです。そして、新駅舎の披露に合わせて、ブームから40周年のイベントも行います。駅舎等の事業費は3300万円で、帯広市の2013年度予算案に計上しています。

(追記)
 幸福駅の駅舎は9月に解体され、建て替え工事が行われました。新しい駅舎は、旧駅舎外壁の半分を再利用するなど昔の面影を残しています。11月16日には完成記念セレモニーが行われ、多くの市民や観光客が訪れました。なお、新しい駅舎でも名刺を貼りつけることができ、早速市長が自らの名刺を貼りつけました。
(参考:十勝毎日新聞ホームページ http://www.tokachi.co.jp/news/201302/20130221-0014821.php、http://www.tokachi.co.jp/news/201311/20131116-0017096.php)

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札幌の人は傘を差さない

 札幌での意外な発見。それは、「雪が降っていても傘を差さない」こと。

 確かに小雪が舞っているときは、私も傘を差しません。でも、かなり強く降っているときでも、傘を差している人はあまりいませんでした。なぜなのでしょうか? 道路が凍結していて危ないので(都心のメインストリートは、ヒーターが利いているためか、凍結していません。しかし、一歩細い道に入ると、凍結しています)、傘をなるべく差さないようにしているのでしょうか?

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夜間飛行

 今夜、札幌から戻ってきました。

 新千歳からのフライトは、夜の便。雨や雪が降っていた行きとは違い、よい天気だったので、地上の明かりを見ながらのフライトです。もちろん、昼間のようにはっきりとは見えませんが、明るいところには町があるのでしょう。ちょっとずつ動くのは車のライトでしょうか? 幻想的な夜間飛行でした。

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