関でちょっと途中下車
関西線で名古屋から大阪に向かう。ディーゼルカーに乗り換えて最初の駅、関で途中下車。
関は東海道の宿場町。駅から歩いて10分ほどのところに宿場町がある。宿場町のメインロードは景観に配慮した町並みになっているが、あまり観光地化されてはいない。観光客向けの店は思ったよりも少ない。品揃えの少ない食料品店など、ごく普通のありふれた田舎みたいだ。
1時間ほどあとの次の列車に乗り、再び大阪に向かう。1両編成ということもあり、ディーゼルカーの座席はほぼ埋まっていた。
関西線で名古屋から大阪に向かう。ディーゼルカーに乗り換えて最初の駅、関で途中下車。
関は東海道の宿場町。駅から歩いて10分ほどのところに宿場町がある。宿場町のメインロードは景観に配慮した町並みになっているが、あまり観光地化されてはいない。観光客向けの店は思ったよりも少ない。品揃えの少ない食料品店など、ごく普通のありふれた田舎みたいだ。
1時間ほどあとの次の列車に乗り、再び大阪に向かう。1両編成ということもあり、ディーゼルカーの座席はほぼ埋まっていた。
江戸末期の1845年、江戸近郊の喜多見村(現:東京都世田谷区)に住む農民、国三郎が旅に出かけました。目指すは伊勢神宮、新幹線はもちろんのこと汽車すらない時代ですから、ひたすら歩いての旅です。
当時の旅人は、旅行中、日記を書きました(今なら、ホームページに書くようなものかな?)。当時もガイドブックのようなものはありましたが、やはり生の声は貴重です。国三郎ももちろん日記を書きました。しかし、日記には風景に関する記述は少なく、かかった費用を細かく書いていました。国三郎は酒を飲みませんでしたが、かなりの甘党で、毎日のようにお菓子を買っていました。当然のことながら、名物のお菓子は買っています。日記に出てくるお菓子の数は、なんと156個。3か月の旅行ですから、1日2個近く買ったことになります。
東京の老舗和菓子店虎屋は、国三郎など12人の日記から、40点のお菓子(和菓子)を再現しています。国三郎が実際に食べた、津市の長野宿の「きうゐらず」(「灸いらず」の意味?)は実際に販売しています(6月16日までの期間限定)。
さて、話を国三郎に戻すと、彼は伊勢神宮を参拝した後、金刀比羅宮、宮島、善光寺なども回ってきました。大坂-琴平間、松山-広島間で船を使ったほかは、全て歩いたのです。いくら疲れを取るための甘いお菓子があっても、乗り物に慣れた現代人にはとてもできるものではありません。
(参考:東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20060519/mng_____thatu___000.shtml)
翌朝、小杉-富山間のみ高速を使おうと小杉インターに行くが、なぜか富山西インターに着いてしまう。そのまま1区間だけ高速に乗り、あとは国道41号を南下して、高山へ。途中、猪谷付近で、高山線のディーゼルカーと並行する。どこか具合が悪いのか、ディーゼルカーにはガムテープらしいもので補修している。大丈夫か?
市役所脇の駐車場に車を停める。高山市内の市営駐車場は、30分ごとに150円かかる。長時間停めるとその分だけ駐車料金が高くなってしまうので、どうしてもあわててしまう。魅力ある町なので、とても残念だ。
昼は「キッチン飛騨」(去年の高山祭で、ステーキを食べた店)のハンバーグ。開店30分前に並んだので、開店後すぐに食べられる。やわらかくておいしい。
上三之町などでお土産を買って中津川経由で帰宅。下呂のバイパスが事故のため、迂回路が渋滞していたほかは、スムーズであった。
上三之町など古い町並みを歩きながら、祭が行われている桜山八幡宮へ。秋の高山祭は、国道158号線よりも北側の地域が舞台となる(春は、国道158号以南)。だんだん露店が増えてきて、混んできた。
桜山八幡宮の参道には何台もの豪華な屋台が曳きそろえられている。豪商が資金をつぎ込み、一流の大工たちにつくらせた、絢爛豪華な屋台だ。
15時からは、桜山八幡宮で、布袋台のからくり奉納が行われる。会場の桜山八幡宮は、30分も前なのに見物客で混んでいる。もちろん、布袋台に近づくことはできない。境内(駐車場?)にある大型テレビのほうがはっきりとからくり奉納を見ることができるのだが、ここまで来たからには生で見たい。
からくり奉納が始まった。頭と頭の隙間から、何とか見ることができる。目が悪いこともあり、細かい動きを見ることはできないが、からくりは精巧な技を見せる。非常に高度な技のようで、失敗することもあるそうだ。ヒヤリとする場面はあったものの、失敗はなく、からくり奉納は成功を収めた。
自然が豊かな高山にはおいしいものがたくさん。往復はJRの普通列車で節約した分(10月16日(今年の場合)までは、「青春18きっぷ」のミニ版とも言うべき、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が使える)、奮発しておいしいものを食べよう。それで選んだのが陣屋近くの「キッチン飛騨」、飛騨牛のステーキ専門店だ。
開店は11時30分からなので、早めの11時ごろに店に並ぶ。まだ5人ぐらいしか並んでいないので、開店と同時に店に入ることができる(開店の時にはかなりの人が列を作っていて、1回では入りきれなかった。そうなると、1時間近く待たされることになる)。
2人でカウンターに座り、ヒレとロースを150グラムずつ注文。30分ぐらいしてようやく登場(それまでにサラダとパンが出る。パンは熱々でおいしかった)。メディアムレアのお肉は、すっとナイフが通り、口の中で脂が溶けていく。本当においしい肉はこういうものだ、ということがよくわかる。特製のソースも出されたが、なくても十分、ソースをつけすぎたら肉本来の味わいを殺してしまいそうだ。
満足して店を出た。(続く)
高山祭は、曜日に関係なく、春が4月14・15日、秋が10月9・10日に行われる。幸い、今年の秋は、9日が日曜、10日が祝日、どちらも休みだ。こういう機会でないとなかなか見ることができないので、飛騨高山に行くことにした。決めたのが先月のことなので、宿はもちろん満杯だ。ここで日帰りの「弾丸ツアー」が決定。
高山ではお酒を飲むかもしれないし、疲れた身で運転するのは危険なので、JRに決定。もちろん、渋滞の危険性はない。特急列車もすでに席が埋まっているので、普通列車で往復する。しかし、高山線の時刻表を見ればわかるが、列車の本数は少なく、名古屋からだと午前中に高山に行くことができるのは、岐阜657発(高山1009着)だけ。次の列車は岐阜1115発(美濃太田乗り換え、高山1440着)だ。
岐阜657発の列車に乗るには、名古屋616発の「ムーンライトながら」に乗ればいいのだが、確実に座りたいので、名古屋552発の始発に乗る(本当は、最寄り駅は大曽根なので、太多線経由で行けばゆっくりできるのだが、それだと座れないリスクは高まる)。家を出たのは真っ暗な朝の5時。
ボックスが埋まった状態で2両編成のディーゼルカーは岐阜を出発した。1本の細い道を北に向かって進む。
温泉地として有名な下呂。ここでさらに多くの人が乗ってきた。温泉宿に泊まって、これから高山祭を見に行く人だ。もちろん、座ることはできず、彼らは高山到着までの1時間余り、立ちっ放しである。
列車は高山に到着した。山の空気は涼しい。(続く)
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