北陸信州寄り道乗車記(4)

 福井14:51発の九頭竜線越前大野行きは切り欠きホームの2番線から発車。1両だが、それなりに混んでいる。ということは、それなりに積極策をとれば使ってくれる路線なのか。(株式を上場しているので、収益を気にしないといけない)JRが運営しているのが最大のネックか。北陸新幹線開業の際には、こういう「枝線」も第3セクター化したほうがよいと思われる。今のままでは、「安かろう、悪かろう」だ。

 一乗谷で降りる。一乗谷は戦国大名の朝倉氏が本拠地としたところ。まずは駅近くの「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」で知識を頭に入れる。ここから、実際に遺跡を見に行くわけだが、歩くと少々遠い。しかし、救いの神があった。保証金1000円を出すと(敦賀駅でレンタサイクルを借りたときも保証金1000円を求められた。福井県では、このような「保証金方式」が多いのか?)、無料で自転車を借りることができるのだ。

 自転車で、復元された武家屋敷や朝倉館に行く。武家屋敷を歩いていると、戦国時代にタイムスリップしたようだ。これに対して、朝倉館は復元されていない。そして、近くには庭園の跡がある。一時は有力な戦国大名だった朝倉氏らしいスケールの大きい庭園だったらしいが、朝倉氏が滅んだ後、この一乗谷自体が焼けてしまい、長い間人々から忘れ去られていたようだ。(続く)

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北陸信州寄り道乗車記(2)

 新快速は切り欠きホームの4番線に到着(なんかローカル線みたいな扱い)。乗客の多くは3分後に出る金沢行きに乗り継いだ。私は急ぐ旅ではないので、いったん駅を出る。自動改札ではなかった。「ICOCA」が使えないことによるトラブルはないのだろうか?

 駅横の観光案内所に立ち寄ったところ、指定された2箇所のうちひとつに立ち寄り(スタンプを押す)、簡単なアンケートに答えるだけでレンタサイクル代500円(4時間分)が無料になるキャンペーン(「レンタサイクルでスタンプラリー」)をやっていた。敦賀12:38発の列車に乗るので、これはちょうどいい。レンタサイクルの手続きをして、早速出発。

 気比神宮、敦賀港駅(貨物駅)、レンガ倉庫をめぐって、旧敦賀港駅舎へ。かつてはここ敦賀からウラジオストックへの航路が出ていた(ウラジオストックへの船便にあわせて、東京から敦賀港への直通列車もあったようだ)。杉原千畝が発行したビザによって日本に逃れることができたユダヤ人が上陸したのもここ敦賀である。旧敦賀港駅舎は、そのときの駅舎を復元したものである。この旧敦賀港駅舎でスタンプを押し、目的達成。気比の松原にも寄って駅に戻る。

 お昼は駅近くの「ヨーロッパ軒」にて名物のソースかつ丼。「ヨーロッパ軒」は観光客からはソースかつ丼の店として知られているが、メニューを見るとかつ丼以外にもたくさんの種類がある。どうやら、ファミリーレストランの要素もあるようだ。(続く)

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能登・富山に行ってきました(6)

 富山の中心部に戻り、夕食。お魚のおいしい富山。去年夏に行った「寿司栄」に行く。夕食には少し早めの17:30ごろに行くと、すでに満席。15分ほど待たされる。次々に客がやってくるが、禁酒・禁煙の店なので、普通の店に比べると回転は速い。お腹いっぱい食べても、値段は安い。また来たい店だ。

 駅ビルでお土産を買う。駅ビルで2000円以上使うと200円分の乗車券がもらえるサービスをやっている。サービスセンターで「高岡まで行く」と告げると、富山-呉羽間の回数券を渡された。高岡へは乗り越し精算する必要がある。車内で乗り越しすると、230円徴収された。富山-高岡間の運賃は320円なので、90円しか得にはならなかった。(続く)

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能登・富山に行ってきました(5)

 富山駅の駅ビルで2、30分並んで白えび天丼を食べ、いよいよメインの富山ライトレールへ。駅北のライトレール乗り場に行くと、次の電車を待つ列が出来ている。途中駅から乗る人を考慮して、100人ぐらいしか乗せていないようだ。でも、1本待っただけで乗ることができた。「あまりにも混雑で1時間待った」という話を聞いていたので、思っていたよりも待ち時間は短い。富山駅北14:15発の電車は、ドア付近が青色に塗られている。椅子に座ることはできず、電車の最後部を確保する。反対ホームに次の30分発が来たら、いよいよライトレールの出発だ。

 ここから奥田中学校前は、路面電車区間。駅近くの区間は、道路の端のほうに軌道があり、芝生が敷かれている。端に線路があるのは、あまり例がない。奥田中学校前で電車は大きく左に曲がった。ここからは、JRの線路を流用した区間だ。電車の最高速度も40キロから60キロに上がり、普通の鉄道のように信号機がついている。しかし、高速で走ると、電車は少し揺れる。

 電車は定時に発車したはずだが、富山駅北行きの電車が遅れたため、終点の岩瀬浜には2、3分ほど遅れて到着。降車駅で運賃を支払うシステムのため、終点では降りるのにかなりの時間がかかる。ラッシュ時など利用者の多い時間帯は、中ほどの扉からも下車できるように、富山駅北に持ち運びのできる運賃箱とICカードリーダーを置いたほうがいいのではないだろうか? もっとも、5日は、係員が紙の箱を用意して、運賃を集めていたが。

 このまま単純に折り返すのは面白くないので、岩瀬の町並みを散歩して、少し手前の東岩瀬から乗る。この駅は、JR時代の駅舎とホームが残されている。JRのホームとライトレールのホームは、高さが全く違うことがよくわかる。(続く)

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能登・富山に行ってきました(4)

Toyama10 「となみチューリップフェア」を見に行く。会場付近の道路が混雑すると思われたので、列車で行くことにする。高岡7:49発のディーゼルカーに乗ったが、乗客は高校生がほとんど(もちろん、5日は祝日)。「チューリップフェア」を見に行くような客はほとんどいない。砺波駅はローカル線とは思えないような立派な橋上駅。大都市近郊の駅みたいだ。

 駅から案内に従って歩いて15分ほどで「チューリップフェア」の会場に着く。窓口で入場券(1人1000円)を買ったが、JRの駅にある緑のパンフレットを見せたら100円引きになったのだ。駅ではそんなパンフレットは見なかったのだが、どうにもならない(帰りに見たところ、改札の前にパンフレットが山のように積まれていた)。

 園内には色とりどりの鮮やかなチューリップがたくさん。近くから見ても、タワーに登って見渡しても、本当にきれいだ。屋内には、新種のチューリップが展示されている。

 再び駅に戻り、高岡へ。11:37発のディーゼルカーに乗ったが、今度は「チューリップフェア」帰りの客がたくさん乗っている。城端方面から乗ってきた客も結構多い。今はJRの運営なので、運賃は安いが、運行本数は少ない。1時間に1本来るかどうかという不便なダイヤでは、使いづらい。はっきり言って列車の本数を増やせばいいのだが、JRは株式を公開している株式会社なので、赤字が増えるようなことはできない(運賃が安いため、収入が見込めない)。城端線を「使える」鉄道にするためには、第3セクター化し、適正な運賃を取る代わりにサービスレベルの向上を図るのがよいだろう。(続く)

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能登・富山に行ってきました(3)

 昼食を食べてからも、ひたすら能登の先のほうに行く。国道とも分かれ、細い道をひたすら走る。大きな駐車場があった。禄剛埼灯台の駐車場だ。なぜか駐車料金が320円かかる。まさかこんな能登の端のほうで駐車場が有料だとは思わなかった。ここまで来て灯台を見ずに行ってしまうのももったいないので、仕方なくお金を払って車を停める。急な坂を登ったところにある禄剛埼灯台(海抜47メートルの崖の上にある)は、1883年にイギリス人技師によって設計されたもの。洋風のモダンなこの灯台は、35キロ先まで照らすことができる。

 昨年3月に廃止になった旧のと鉄道蛸島駅に立ち寄る。駅舎はそのまま残され、ホームにはのと鉄道のディーゼルカーが置かれている(中に入ることもできる)。のと鉄道の線路が撤去されずに残っているところもあるが、再び走り出すことはないだろう。能登有料道路から伸びる県道を快走する。時速60~70キロぐらいで走ることのできる道路があるので、ローカル線は歯が立たない。

 しかし、有料道路区間に入ると流れが止まる。料金所まで10キロ以上続くひどい渋滞だ。有料道路の入口で案内があれば並行して走る国道に逃げることができたが、事前に案内はなく、渋滞にはまっても出口もなく、どうすることもできない。渋滞を抜けるのに1時間以上かかった。料金所はETCがなく、しかも料金は10円単位なので、支払うのに手間取る。ETCを入れるのが難しいのなら、100円単位のキリのいい料金にしたら、とも思う。(続く)

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能登・富山に行ってきました(2)

 朝市に行く。おいしそうな干物などが並んでいるが、生なので、今すぐ食べることができない。今日中に帰るわけでもないので、お土産として買うわけにもいかない。朝市の観光客は多いのに、もったいないことだ。食べ歩きできないのは残念である。

 朝市通りに、場違いな洋館がある。輪島塗の「稲忠漆芸堂」が世界中から集めてきた王朝時代(17、8世紀ごろ、ルイ14世やナポレオンの時代)の美術品がある「イナチュウ美術館」だ。このイナチュウ美術館には、華やかな美術品がたくさんある。美術品の値段も高く、一説では300億円以上するものもあるとか。

 輪島を後にし、能登の先のほうに行く。千枚田を通り、時国家へ。壇ノ浦の戦いに敗れた平家は、各地に逃げたり、遠方に追放されたりした。平大納言時忠は、能登に流された。その子孫の家が時国家と上時国家である。

 今は塩は工業的な方法によってつくられるが、かつては海水からつくっていた。能登にはたくさんの製塩跡が見つかっている。珠洲市の道の駅「すず塩田村」には、揚げ浜式塩田(海水を汲み、砂浜にかけることによって、塩を作る方法)が残っている。博物館の入口には、塩田で作った塩があったのでなめてみた。いつもより濃い味がした。(続く)

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能登・富山に行ってきました(1)

 北陸へは、まだ通ったことのない上信越道経由で向かう。朝6時前に出たので、名古屋付近では渋滞に巻き込まれることはなかったが、信州中野で15キロの渋滞に巻き込まれる。渋滞は次の豊田飯山インターを越え、まだ先まで続いている。とあるトンネルの途中で、なぜか渋滞解消。この渋滞を通り抜けるのに2時間近くかかった。あたりはもうゴールデンウィークだというのに、まだ雪が積もっている。

 小矢部で高速を降り、巌門などの能登の西海岸をドライブ。輪島のホテルに着いたのは夕方だった。ホテルはちょうど旧輪島駅の前にある。輪島駅は、鉄道こそ廃止されたが、バスターミナルを併設した「道の駅 ふらっと訪夢」となっている。隣が「シベリア」になっている駅名票のあるホームもあり(もちろん列車は来ない)、今でも輪島の玄関口だ。

 夕食は、ホテルから歩いてレストランに行く。注文したのは、イシル貝焼、すいぜん(見た目は、いかの刺身に似ているが、実はテングサやもち米の粉でできている。すいぜんそのものには味はなく、黒いごまだれをかけて食べる。精進料理には欠かせないもののようだ。)といった、郷土料理を取り入れたもの。ホテルでもらったパンフレットを持っていったら、地酒1合がプレゼントされた。

 輪島の伝統芸能といえば、御陣乗太鼓。上杉謙信が名舟村を襲った際、村人は木の皮で仮面を作り、海藻を頭に載せて太鼓を必死に叩きながら夜襲をかけた。そうすると、上杉謙信の軍勢は逃げ、村の平和は保たれたのだ。この御陣乗太鼓が、「ふらっと訪夢」の広場で、ゴールデンウィークから11月半ばまでほとんど毎晩行われるのだ。せっかくだから見ることにした。この日は寒く、足元はかなり冷たいだろう(裸足で太鼓を叩く)。それでも、御陣乗太鼓のメンバーはひるむことなく、太鼓を力強く叩き続けた。(続く)

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能登・富山に行ってきました(0)

 このゴールデンウィークに、能登・富山に行ってきました。開業したばかりのライトレールにも乗りました。明日から何回かに分けて、感想を書きたいと思います。

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富山ライトレール

 富山ライトレールに乗ってきました。

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