台湾の新幹線に乗る(後編)(台湾旅行記(12))

 在来線と同様、台湾高鐵も板橋までは地下を走る。板橋でも乗車があり、わずかながら立っている人もいる。

 板橋を出てしばらくして列車は地上に出たが、すぐにまたトンネルに入る。山があるため、トンネルが連続する。いくつかのトンネルを抜け、平地に出たと思ったら、早くも減速して高鐵桃園へ。時速300キロ運転は結局味わえずじまい。たった22分の短い新幹線の旅だった。

 高鐵桃園は、各停便のみが停車する駅。東海道・山陽新幹線の「こだま」停車駅のように、中央に通過線がある構造だが、通過線は壁にさえぎられて見えない。

 駅舎は地上にある。駅の周りには何もない。高鐵の駅は、台北などの一部を除いて街外れにあるため、市の中心部とを結ぶ無料の連絡バスを走らせている。高鐵桃園もそのひとつで、空港行きのバスのほかに、中心部へ行く連絡バスが走っている。連絡バスの案内は、新幹線の座席にも用意されている。

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台湾の新幹線に乗る(前編)(台湾旅行記(11))

 今回の旅行はツアーなので、空港まで送ってもらえる。しかし、新幹線に乗りたかったので、ガイドと交渉の上、高鐵桃園駅で拾ってもらうことにした。荷物を預けて、おまけに歩いて数分の台北駅まで送ってもらう。

 自動券売機で切符を買う。券売機の画面は中国語しかなかったが、意味は読み取ることができた。高鐵桃園までの運賃・料金は140台湾ドル(標準車自由席(日本の普通車自由席に相当)、休日料金)。500円もしないとは、非常に安い。

 切符の裏を上にして自動改札機に入れ(裏向きにしないと自動改札機を通ることができない)、ホームへと下る階段の入口に並ぶ。日本では考えられないが、発車時間が近くならないと、ホームに行くことすらできないのだ。発車15分前になるとようやく階段を降りることができる。ホームには新幹線が2編成停まっている。左が14:00発のノンストップ便(板橋、台中のみ停車)、右が14:06発の各停便だ。高鐵桃園までの乗車なので、左へと案内している係員に逆らって(先発の列車を案内しているのだろう)、右のほうに乗る。しかし、各停便は清掃作業がまだ終わっていない。なかなか車内に入ることができず、待たされる。

 ようやく清掃作業が終わり、車内に入ることができた。台湾高鐵の車両は、東海道・山陽新幹線の700系を改良した、700T系(商務車(グリーン車)1両と標準車(普通車)11両の12両編成)。車内の雰囲気も日本のと似ている。ただ、自由席(9~12号車)のドア付近には、日本の「優先席」にあたる、「博愛席」というものがある。

 14:06、列車は静かに走り出した。座席は結構埋まっている。(続く)

Taiwan93←台湾高鐵の車内

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猫空(台湾旅行記(10))

 ロープウェー乗り場は、MRT動物園駅からMRTに沿ってかなり歩いたところにある。ロープウェーの始発は8:30(休日)なので、それに間に合うように15分ぐらいには着いたのだが、甘かったようだ。日よけのテントが張られていて、その中に多くのロープウェーを待つ客がいる。

 8:30になって、ようやくロープウェーを待つ列が動き始めたが、あまりに多すぎて、なかなか乗ることはできない。乗車するまでに40分かかった。切符は、帰りに指南宮に立ち寄ることを考え、3回乗ることができるタイプにする。150台湾ドルするが、そのうちの50台湾ドルはデポジットで、後で返ってくる。

 ロープウェーの車両は、8人乗りのゴンドラタイプ。その小さなゴンドラが、急坂を登る。時には下りもあり、アップダウンはかなり激しい。ゴンドラからは、台北市内を見渡すことができる。これだけでも乗る価値はある。

 終点の猫空に着いたが、乗るときにかなり待たされたため時間の余裕がなく、すぐに降りる。指南宮もちょっと寄ったのみ。(続く)

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台湾の新交通システムに乗る(台湾旅行記(9))

 最終日となる3日目(17日)は、午前中が自由行動の時間。MRT、ロープウェーを乗り継いで猫空に行く。

 MRTに乗り、忠孝復興で乗り換え。地下から一気に地上(高架)に上がる。次に乗るのもMRTだが、これまでとは違う。レールがないのだ。木柵線は全線高架の新交通システムなのだ。

 木柵線は4両だが、前後の車両との通り抜けができない。1両あたりのドアは2つのみの小柄な車両で、座席はクロスシート。MRTはやがて郊外を走り、トンネルも現れた。終点、動物園がロープウェーとの乗換駅。(続く)

Taiwan74←MRT木柵線の車内

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台湾の鉄道に乗る(台湾旅行記(8))

 鼎泰豊での夕食の後、近くの冰館<びんくわん>でマンゴーがどっさり載ったかき氷を食べ、いったんホテルに戻る。しかし、これで終わりではない。再び夜市に出かけるのだ。

 今日の夜市は台鐵松山駅の近く。台北駅で松山<そんさん>までの切符を買う。最初、自動券売機で買おうとしたが、自動券売機での買い方がわからず、窓口へ。ガイドブックで松山の場所を指で示すと、駅員は「まつやま」と答えてくれた。松山まではたったの18台湾ドル。MRTの初乗りより安い。窓口で買った切符には磁気が入っていない。自動改札機に切符を入れると、薄っぺらい切符は勢いよく自動改札機から飛び出た。

 地下のホームに行く。道路やMRTとは違い、鉄道は日本と同じ左側通行。薄暗いホームにはたくさん人がいた。乗った4両編成の電車は、基隆行き。3扉ロングシートの短距離運転用の電車だが、トイレはついている。22時過ぎというのに満員である。

 松山駅の直前まで地下区間は続く。電車はゆっくりと地下を進む。松山は次の駅(とは言っても、南に並行して走るMRTで8駅分に相当する)だが、すぐに着くような気配はない。混んでいることもあり、イライラする。ようやく松山駅に到着。最終を逃すといけないので、駅に掲示している時刻表で調べてから夜市へ出かける。

 夜市は駅から歩いて2分ぐらいのところにある。昨日の士林夜市と違って、道の中央で開いている店も多い。ところどころで臭豆腐の臭いが鼻につく。

 帰りも窓口で切符を買う。帰りの電車も、行きと同じロングシートの通勤電車。ただ、行きとは違って車内はガラガラであった。(続く)

Taiwan71←台鐵の短距離運転用の電車

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龍山寺(台湾旅行記(7))

 2日目の市内観光で、最後に訪れた観光スポットは、龍山寺<ろんさんすー>。市内の西のほうにある寺院だ。

 拝観料は無料だが、10台湾ドルで大きな線香7本を買ってお参り。境内には若い人も大勢お参りしている。学校帰りなのか、制服姿の高校生も多い。かなりの混雑だ。

 台湾の新学年は9月から始まるので、これからが受験シーズン。何とかして志望校に受かりたいと願う受験生は必死だ。中には、親が子供の受験票などを持ってきてお参りするケースもある。(続く)

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鼎泰豊(台湾旅行記(6))

 2日目はオプションの市内観光。1日かけてまわるので、昼食もセットされている。昼食は台北どころか、世界的にも有名な小籠包の店、鼎泰豊<てぃんたいふぉん>だ。忠孝店に入る。

 当然のことながら、小籠包はおいしかったが、それ以上に印象に残ったのが店員の女の子。どの子もかわいい。「容姿端麗」を最優先に採用しているのだろうか?

 小籠包のおいしさに感動したためか、夜も鼎泰豊に行く。今回は本店だ。店の前では順番を待っている客がたくさんいたが、回転は早く、それほど待たずに店に入ることができた。こちらの店員もかわいい。昼はツアー代金に含まれているので気がつかなかったが、代金はとても安い。それなりに食べたはずだが、一人当たり300台湾ドルで済んだ。(続く)

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台湾の「基幹バス」に乗る(台湾旅行記(5))

 初日のことであるが、高速道路を降りて台北中心部のホテルに向かうとき、奇妙な光景を目にした。路線バスが道の真ん中を走り、しかも道の真ん中にバス停まである。名古屋の基幹バスみたいだ(ほかの地域の人なら、「路面電車の停留所」がわかりやすい表現だろう)。せっかくだから乗ってみようと思い、2日目(16日)の朝、乗ってみることにした。

 台北車站からMRTに乗る。朝7時前なのに、制服姿やジャージ姿の高校生が多い。日本みたいな通学風景だ。淡水線で4つ目の駅で降り、西に進むと、「基幹バス」レーンが見えてきた。市内には、ここ重慶北路以外にもいくつか「基幹バス」レーンがある。名古屋と違い、路線バスだけでなく、高速バスもここ「基幹バス」レーンを通る。

 横断歩道を渡り、道路の真ん中にあるバス停に行く。系統ごとの路線図があるだけで、時刻表はない。路線図で台北駅に戻ると思われるバスを見つけ、乗車。運賃は15台湾ドルだが、降りるときに払うようだ。

 バスは途中まではちゃんと台北駅のほうに向かっていたが、どこかで「基幹バス」レーンを外れ、西のほうにずれてしまったようだ。駅には行きそうもない。仕方なく、途中の停留所で降りた。地図を見ると、MRT西門駅の近く、警察局の向かいだった。(続く)

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台湾の地下鉄に乗る(台湾旅行記(4))

 士林夜市からの帰りは、MRT。MRTとは、新交通システムのことだが、「地下鉄」と言ったほうがわかりやすいだろう。駅に行き、自動券売機で切符を買う。ホテル最寄り駅の台北車站までは20台湾ドルだ。70円もしないので非常に安い。先に料金を調べ、画面にタッチしてから、お金を入れる。出てきたのは、プラスチックの丸いコインみたいなもの。このトークン、実は中にICチップが入っているのだ。「ICOCA」の要領で自動改札機にコツンとあてて入る。ちなみに、駅構内には時刻表というものがない(始発と最終はわかる)。その代わりに、改札のあたりなどに、次の電車の発車時間が5秒単位で表示される。

 ホームに上がると、目の前で電車が行ってしまったが、しばらくすると次の電車がやってきた。車内は幅が広く、ラッシュにも強そうだ。ドアとドアの間には、背中合わせのシートになっている。日本では見られない構造だ。

 高架を走っていた地下鉄は、やがて地下にもぐる。目的地の台北車站にはなぜかホームドアがついていた。トークンを自動改札機に入れてそのまま出る。(続く)

Taiwan15←MRTの車内

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士林夜市(台湾旅行記(3))

 夕食後、台北一の規模と言われる、士林<すーりん>の夜市に出かける。夜市は、地元の人を中心に賑わっている。制服姿の女の子もちらほら。

 とある店に入った。そこでは、日本で昨年の秋か冬に放映されたドラマのDVDが売られている。店員の話によれば、日本のドラマなので、俳優は日本語で話しているが、中国語の字幕が入っているとのこと。値段は200台湾ドル。日本円で700円にも満たない。

 路上にも商品を並べている。しかし、客で混雑しているにもかかわらず、時々一斉に店を片付けようとする。警察に見つかったら、罰金を取られるためなのだろうか?(続く)

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