中国、高速鉄道を貨物列車に転換

 11月11日は中国では、「独身の日」となっています。この日はネット通販のイベントが盛大に行われます。

 しかし、ネット通販の注文はインターネットでできても、荷物は実際に送らないといけません。「独身の日」イベントで激増した荷物を運ぶため、高速鉄道もそのお手伝いをします。11月10日から20日までの間、北京と湖南省を結ぶ高速鉄道の列車1往復が貨物列車になるのです。二等車の椅子が取り除かれ、そこにブルーのプラスチックケースが並べられます。高速鉄道が貨物列車になるのは北京では初めてです。

 まるで、少し前に記事にした「貨物新幹線」みたいな話ですが、日本でも実現するのでしょうか? 続きは近いうちに書きます。
(参考:レコードチャイナ https://www.recordchina.co.jp/b661496-s10-c30-d0035.html)

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イギリスのEU離脱と「ユーロスター」

 イギリスのEU離脱問題。離脱の条件についてEUと話がまとまらなかったら、いろいろ不都合があるようです。鉄道の世界ではこういう話もあります。

 それは、イギリスとヨーロッパ大陸とを結んでいる「ユーロスター」。これまで鉄道事業者はイギリスから事業免許を得ていれば、自動的にほかのEU加盟国でも免許を得たと見なされ、列車を運行することができました。しかし、合意がないままイギリスがEUから離脱すれば、イギリス以外の免許は無効となり、ほかの国では走らせることができなくなるのです。

 もちろん、こうなっては困ります。イギリスは「ユーロスター」の運行に支障が出ないよう、ほかの国と協議する方針ですが、イギリスのEU離脱交渉は難航しています。ここでは詳しくは取り上げませんが、合意できないまま離脱してしまうと、「ユーロスター」以外にもいろいろな問題が出るようです。
(参考:「鉄道ファン」2019年1月号 交友社)

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しなの鉄道115系、今度は台鉄自強号色に

 しなの鉄道は115系を2019年度から8年間かけて新型車両に置き換えます。そしてその115系ですが、かつて見られた懐かしい塗装に変えているものもあります。

 そのしなの鉄道の115系に新しい塗装が登場しました。それは台湾鉄路管理局の車両、EMU100型電車をイメージした、黄色とオレンジの塗装。日本を飛び越え台湾の車両をイメージするとは予想外です。EMU100型電車は台湾鉄路管理局の中長距離用交流電車。1978年につくられ、主に西部幹線(基隆-台北-高雄間)の「自強号」(日本では特急に相当します)として走ってきましたが、2009年6月のダイヤ改正で定期運行から引退しました。それを115系で再現するのです。なお、しなの鉄道と台湾鉄路管理局にどういうつながりがあるのかと言えば、115系とEMU100型電車はほぼ同世代の車両で、沿線にはどちらも田中という駅が存在するからです。

 台鉄自強号色となった115系は、11月15日から北しなの線を含めた全線で走っています。12月1日には、この115系を使ったイベントも用意されています。また、台湾鉄路管理局も、しなの鉄道の塗装をイメージした列車を走らせることを考えています。
(参考:しなの鉄道ホームぺージ https://www.shinanorailway.co.jp/news/20181109_115jikyogo_press.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37664050S8A111C1L31000/)

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ライドシェアが公共交通の利用者を奪う?

 インターネットのサービスを使って、複数人で車に相乗りするというライドシェアは、都市交通を解決するひとつの方法とされています。しかし、実際はそうではないようです。どういうことなのでしょうか?

 詳しいことはわかりませんが、地下鉄やバスといった公共交通機関の利用が減っているのです。ニューヨークの地下鉄利用者は2年連続で減り、ロンドンやパリでもそのような傾向があるというのです。

 この原因として挙げられているのが、ライドシェア。複数人で車に相乗りすることによって車の台数を減らすことが想定されていたのですが、実は逆で、公共交通機関の利用者を奪っているようなのです。どういう手段で行うのかわかりませんが、ライドシェアの台数を規制する動きもあるようです。また、当然ながら車が増えるということは環境にも悪影響を与えますし(一気に多くの人を運ぶ鉄道やバスのほうが、環境にとって優しい乗り物です)、ライドシェアが導入されてから交通事故の死亡者が増えているというデータもあります。

 日本では「白タク」行為とみなされる恐れがあるため、ライドシェアはほとんど行われていません。一部ではライドシェアの規制を撤廃することを強く望む声もありますが、現状を考えるとライドシェアは公共交通が望めない過疎地を除いては、進めないほうがよいでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3736171005112018MM0000/、BUSINESS INSIDER JAPAN https://www.businessinsider.jp/post-178193)

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ヨーロッパの鉄道で客車が見直される?

 日本では新幹線に代表されるように電車が主流で、客車はめったにありません。ヨーロッパでもその傾向はあり、高速列車から近郊列車に至るまで加速性能や高速性能に優れている電車が増え、客車による列車を置き換えていきました。高速列車で客車で残るのはフランスのTGVぐらいです。

 ところがヨーロッパでは、客車が見直される傾向にあります。最高速度300キロが求められる高速列車や、都市近郊で頻繁な加減速が求められる近郊列車はともかく、最高速度が230キロ程度で良い在来線の列車については、電車ではなく客車にする動きがあります。オーストリアの夜行列車やチェコでそういう動きがあるようです。

 それではなぜ、客車を導入しようとしているのでしょうか? 客車のメリットは製造から維持に至るまでのコストが安いことで、需要に応じて1両単位での増結がしやすいことにあります。電車でも2編成を併結すればいいのですが、2倍になってしまうと供給が過剰になってしまい、食堂車などの人件費のスタッフも倍になってしまいます。また、客車なら1両単位で新車に置き換えることができます。従来の機関車や客車を一気に廃車にする必要もありません。

 もっとも、ヨーロッパの場合、先ほども書いたとおり、在来線でも200キロ以上出せます。ヨーロッパでは時速300キロの高速鉄道を求める動きはさほどありません。時速200キロ以上の在来線でも十分役目を果たせるのです。ごく一部を除いて最高速度が130キロ止まりの日本とは違います。時速200キロ以上の在来線とは、少し前に記事にした「中速鉄道」みたいなものです。お金をかけて新幹線をつくるか、そうでなければごく一部を除いて高速道路を走る車より遅い在来線しかない日本とは事情が違います。日本の場合は在来線が貧弱で、抜本的なスピードアップをするならば、新幹線をつくるしかありません。また在来線が貧弱なために客車では対応できません。
(参考:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/238550)

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ヤンゴンの環状鉄道に日本製のハイブリッドディーゼルカーが走る

 ミャンマーにはJRでかつて走っていた車両が走っていますが、新たに新車が走ることとなりました。

 新車が走るのはヤンゴンの環状鉄道。全長約46キロで、38も駅があります。時速20~25キロで、JRの中古車両が2時間50分かけてゆっくりと走ります。ミャンマー国鉄が日本政府の経済援助(円借款)を使って、日本製の6両編成のハイブリッドディーゼルカーを11編成購入します。ヤンゴンの環状鉄道は施設の修復と高度化を進めていて、そこに投入するのです。購入金額は約2億650万米ドルです。

 なお、乗客の乗り降りをスムーズにするために、ホームのかさ上げも行われます。改良後は時速60キロで走るようになり(駅も減らすようです)、1時間50分で一周します。電気事情が良くなれば、電気だけで走ることができるようになるようです。
(参考:MYANMAR JAPON ONLINE  https://myanmarjapon.com/newsdigest/2018/08/17-10706.php、朝日新聞ホームぺージ https://digital.asahi.com/articles/DA3S13667010.html?rm=150、MYANMAR EXPRESS http://myanmar-express.com/hybrid-train/)

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パリ・リヨン駅の駅弁販売に老舗駅弁会社も加わる

 2016年3月1日から5月26日までの間、JR東日本のグループ会社、日本レストランエンタプライズは、パリ・リヨン駅で駅弁を販売していました。その第二弾がこの秋、行われるのです。駅弁を販売するのは10月30日から11月30日の間。前回は日本レストランエンタプライズの駅弁のみを販売したのですが、今回は老舗駅弁会社5社が加わります。

 今回加わる5社は、株式会社花善(大館市)、株式会社斎藤松月堂(一関市)、株式会社日本ばし大増(東京都)、株式会社大船軒(鎌倉市)、株式会社淡路屋(神戸市)です。JR東日本エリア以外の淡路屋が選ばれたのは意外です。フランス産の食材を使用した駅弁、日本の味を盛り込んだ駅弁、今回のためにつくった限定駅弁など7種類の駅弁を販売します。「鶏めし弁当」(花善)、「ひっぱりだこ飯」(淡路屋)のように、日本で売っている駅弁を買うこともできます。
(参考:JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180905.pdf)

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マレーシアの高速鉄道、中止? 延期?

 以前、マレーシアに高速鉄道をつくるという記事を書きましたが、その後どうなったのでしょうか?

 大きく流れが変わったのは、5月の政権交代に伴う、マハティール首相の就任。高速鉄道はクアラルンプールとシンガポールの間、約350キロを約90分で結ぶというもので、ナジブ前首相が推進し、2026年の開業を目標としていました。政権交代の直後、マハティール首相は多額の費用がかかることを理由に中止する方針を決め、シンガポールと協議をしていました。

 しかし、すでに用地買収が進み、多額の金額が出ています。また、中止になれば、マレーシアはシンガポールに多額の違約金を支払わなくてはならないようです。そこで、マレーシアとシンガポールは高速鉄道事業を中止にはせず、延期をすることで合意をしたようです。開業時期をどの程度遅らせるかは、今後協議します。

 もっとも、マレーシアの高速鉄道は、大部分がマレーシア国内を通り、シンガポールの部分はごくわずかです。それなのに、シンガポールの受ける経済的な利益は大きいと言われています。鉄道の整備は望ましいことですが、再び前に進むまでには時間がかかるようです。

(追記)
 9月5日、マレーシアとシンガポールは高速鉄道の着工を2020年5月まで延期することを合意しました。これに伴い、開業時期は2031年1月に延期されました。

 なお、マレーシアは延期したことにより、シンガポールに約12億円を支払います。2020年5月末までに着工できなければ、違約金はさらに増えます。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3457894024082018NNE000/、朝日新聞9月6日朝刊 中部14版)

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JR北海道の割れにくい窓、マレーシアへ

 JR北海道の列車の窓は、ガラスでできているのではありません。割れにくいプラスティックの一種である、ポリカーボネートを使っています。強化ガラスの2倍のコストがかかりますが、200倍以上の強さがあります。重さも2/3ほどで、断熱性にも優れています。

 なぜ窓がポリカーボネートでできているのでしょうか? JRになってから(1990年代)、列車の高速化が進みました。そのころ、冬場には車両についた氷雪が落下し、その塊がバラストをはね上げたり、あるいは氷雪そのものが飛んだりして、列車の窓にぶつかり、ガラスを破損する事故が相次ぎました。そこで開発されたのがポリカーボネートで、2006年から導入を進めています。

 この割れにくいポリカーボネートが、熱帯の国、マレーシア国鉄でも採用されることになりました。マレーシアでは車両への投石による窓の破損が相次いでいて、割れにくい材質ということで、JR北海道のポリカーボネートに目を付けたのです。8月末から取替作業を始めます。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/217787)

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中国、低評価の人は新幹線に乗ることができない

 日本ではお金さえちゃんと払えば新幹線に乗ることができますが、中国ではそうはいかないようです。

 実は、中国には社会信用システムというのがあり、この評価が低い人は一定期間、鉄道や航空機に乗ることができないのです。高速鉄道で喫煙をすれば180日間利用できないなどの制限があります。犯罪記録のほか、本人が買ったものや話した内容、これまでの活動内容も記録され、それが評価につながるようです。中国は2020年のシステム完成を目指していて、これまでに700万人近い人が処罰を受けたとも言われています。

 細かいことはよくわからないのですが、こうやって多くの国民を反抗させずに押さえつけているのでしょう。
(参考:レコードチャイナ http://www.recordchina.co.jp/b563415-s0-c30.html)

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