「ビートル」に国内旅客と国際旅客が混乗?

 韓国に近いところにある対馬。その対馬の北部から九州一の大都会、福岡に船で行くのは結構時間がかかります。北部の比田勝からも博多港へのフェリーが出ていますが、1日1往復しかありません。南部の厳原からも便はありますが、北部からは高速船でも最短4時間かかります。航空機もありますが、北部からは空港に行くだけで2時間もかかってしまいます。

 とは言っても、近くを船が通らないわけではありません。博多港と釜山港とを結ぶJR九州高速船の「ビートル」があるのです。これが比田勝に立ち寄れば、片道2時間半程度で福岡に行くことができます。博多港と釜山港を結ぶ便は当然ながら国際線となりますので、博多-比田勝間だけの旅客を乗せることになれば、同じ船に国内旅客と国際旅客が混乗することとなります。もし実現すれば全国初のケースとなります。

 対馬市と「ビートル」を運航するJR九州高速船、博多-比田勝間を運航する九州郵船の3者は、今後月1回程度会合を開き、数年以内に「ビートル」の混乗の実現を図りたいとしています。ただ、課題もあります。不法入国や密輸などを防ぐため、船内を改修して、国内旅客と国際旅客を分離する必要があります。博多-比田勝間を運航する九州郵船の経営に与える影響も考慮する必要があります。後者はお金で済む話でしょうが、島国の日本では前者の対策はきちんとやっておく必要があります。
(参考:朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK5Y426YK5YTIPE00K.html、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC29H41_Z20C17A5LX0000/)

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フランスの新幹線がTGVでなくなる?

 フランスの高速列車といえば、TGV。そのTGVのブランドが消えるようです。

 新しいブランド名は「inOui」(イヌイ)、7月2日に開業した新しい高速鉄道路線で使われ、その後既存路線でもTGVに代わって使われることになります。廉価版が「Ouigo」なので、対照的とも言えます。2020年中には新しいブランドに切り替わることになるようです。ただ、TGVのブランド力は大きく、どうなるかはよくわからないのですが。

 ところでこのTGV、2022~2023年に自動運転の車両を走らせるようです。新交通システムならともかく、高速鉄道では驚きです。もっとも、完全な無人運転というわけではなく、ドアの開閉や緊急事態に対応するために乗務員が同乗します。

 自動運転によってどういうメリットがあるのでしょうか? 人を増やさずに列車の走行速度を上げ、発着本数を増やし、輸送量を増やします。パリ-リヨン間で25%輸送量を増やします。
(参考:Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170603-00174464-toyo-bus_all、日刊工業新聞ホームぺージ https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00432388)

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イギリスで開発された、詰め込みできる座席

 イギリスでは通勤列車の混雑が激化しているようです。混雑率は200%近くにもなっています。そのイギリスで、多くの乗客を詰め込むための座席が開発されています。

 2016年10月に発表されたのは2種類のシート。そのうちのひとつは、2人掛けの座席が同一方向に並ぶ、「ホライゾン」です。シートの間隔は狭く、座面が高くなっていて、座るというより立ちながらお尻を置く程度の座席です。足の位置は前の人のお尻の下になります。2人掛けの座席ですが、横同士の肩がぶつからないように、前後に少しずれています。通常の2人掛けの座席に比べて30%ほど収容力が増えます。

 もうひとつは、「アイランド・ベイ」。ボックスシートタイプです。空いているときは通常の4人掛けのボックスシートで、窓側のテーブルも使えます。ところがピーク時にはボックスシートの座席を跳ね上げてお尻を置く程度の座席になり、テーブルも跳ね上げて5席目とすることができます。4人掛けが5人掛けになるのです。通常のボックスシートに比べて15~20%収容力が増えます。

 正直言って、こんな努力をしなくてもロングシートにしたり、座席を減らしたりすればいいように思えるのですが、窮屈とはいえ座席を詰め込むのは、通勤列車でも立つのを嫌うからなのでしょうか?
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/70901/、産経ニュース http://www.sankei.com/wired/news/170508/wir1705080002-n1.html)

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JR北海道のキハ183系、タイへ

 JR北海道のキハ183系0代。34両ありますが、国鉄時代からある古い車両のため、2017年度までに引退します。2016年度にはそのうちの20両が廃車になりました。

 ところが、この車両の活躍の場があります。寒い北海道から常夏のタイに行くのです。17両が室蘭港からタイに旅立つのです。意外な展開かもしれませんが、車両にとって活躍の場があるのはうれしい話です。
(参考:北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0401524.html)

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ドイツ鉄道、バスに対抗するためにバスを走らせる

 かつてヨーロッパには国内の高速バスというものはありませんでした。しかし、2009年に規制緩和があり、ヨーロッパにも国内で完結する高速バスが運行されるようになりました。高速バスの武器はなんといっても安さ。ドイツも例外ではなく、ドイツ鉄道は高速バスによって苦しめられています。

 しかし、ドイツ鉄道も負けてはいません。とは言っても鉄道で対抗するのではないのです。直通の鉄道路線がない区間や、線形が悪いために鉄道が不利になっている区間に、自らもバスを運行して対抗しているのです。切符はドイツ鉄道のサイトから予約することができ、鉄道との乗継乗車券も購入することができます。「レールパス」も座席指定料の5ユーロを払えば、使えます。

 ちなみに、バスは4列シートで、2階建てとはいえ72人も乗ることができます。かなりの詰め込み構造と言えますが、意外だったのは簡単ながら車内販売があること。運転士が2人で乗務しますが、運転しないほうが販売するようです。
(参考:東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/168694)

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中国のパンダモノレール

 2016年11月に中国の四川省成都にできたモノレール。モノレールの軌道の下に車両がぶら下がるという、懸垂式モノレールです。中国が独自の技術でつくったもので、日本、ドイツに続いて世界で3番目に懸垂式モノレールをつくった国になりました。しかもこの懸垂式モノレール、電線で電気をもらうのではなく、リチウム電池パックで動くのです。これは世界初のことです。

 ところで、さすがに成都と思われることもあります。モノレールの柄がパンダなのです。子供に喜ばれそうです。
(参考:exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20161122/Recordchina_20161122044.html)

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台湾鐵路管理局、2020年にほとんどの車両で段差解消へ

 台湾鐵路管理局のホームは車両の床面より低く、乗降の際には車両にあるステップを使う必要があります。当然ながらバリアフリーではありません。

 しかしその台湾鐵路管理局でも駅施設や車両でのバリアフリー化が進み、ホームのかさ上げが進んでいます。それにともない、新しい車両の中には最初からステップがないものもあり、古い車両も原則として2020年までにステップをなくす改修工事を行います。対象となるのは931両で、あと3年ほどでホームと車両との段差が解消されることになります。
(参考:フォーカス台湾ホームぺージ http://japan.cna.com.tw/news/atra/201612220005.aspx)

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台湾の鉄道に家族連れ車両

 家族連れで新幹線に乗ると、どうしても気を使ってしまいます。これはほかの国でもあることのようです。

 それは台湾の話です。新幹線の高鐵、在来線の台鐵の両方が、家族連れ用の車両を導入するようです。台鐵は5月に運行を始める予定です。高鐵のほうも高速運転時の安全上の問題から、車内の大きな改造はできないものの、特定の列車や旅行プラン限定で、夏にも家族連れ用の車両を導入するようです。
(参考:フォーカス台湾ホームぺージ http://japan.cna.com.tw/news/atra/201612120004.aspx)

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ドイツ鉄道のドアは発車30秒前に閉まる

 ドイツ人は真面目なので、時刻表通りに運行しているように思われますが、実はそうではないようです。ドイツ鉄道自体、2016年の目標は80%の長距離列車を定刻に到着させること。ただ、定刻とは5分以内の遅れで済むことであり、そう褒められたものではありません。

 しかも、この目標の達成が厳しいようです。そこでドイツ鉄道が考えた策が、発車前にドアを閉める時間を繰り上げること。もともと長距離列車のドアは発車10秒前に閉めていたのですが、これを20秒早くして30秒前に閉めることにしたのです。すでに半年間の試行が行われ、10月17日からドイツ全国の長距離列車で行われています。

 この効果があったのかは定かではありませんが、列車が発車時刻前に発車してしまうのは、日本の感覚で言えば意外な話です。場所がドイツだけに。
(参考:NEWSALT http://newsalt.jp/international/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E9%89%84%E9%81%93%E3%80%8C78%EF%BC%85%E3%81%8C%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AB%E6%AD%A3%E7%A2%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E6%BA%80%E8%B6%B3%E3%80%8D、http://newsalt.jp/international/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E3%83%89%E3%82%A2%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%BB%8A30%E7%A7%92%E5%89%8D%E3%81%AB%E9%96%89%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB)

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EU、18歳に無料鉄道パス贈呈か?

 EUは、加盟国の住民が18歳になったときに、407ユーロ(約47200円)相当の最長1か月有効の鉄道パス(「インターレール・パス」、ヨーロッパ市民やヨーロッパ各国の住民権保有者のみ購入可能なものです)を贈呈する計画があるようです(一部の国は「インターレール・パス」に参加していないため、代替措置があるようです)。

 この目的は、若者にヨーロッパを旅行させて新たな発見を促し、友人を見つける機会を与えることにあります。経済が低迷し、難民が入ってきて、イギリスはEUを離脱しようとしています。若年層の失業率は高いままです。無料の鉄道パスを出すことで、若い人にEUへの所属意識を高揚させる狙いがあるのです。ほかにも若者にEUへの所属意識を向上させる事業はいくつかあるようです。

 実際には実施コストが最大30億ユーロに上ることからまだ実現が決まったわけではなく、もし実現したとしても数年先のことです。ただ、政治的な意図はともかくとして、若い人に環境にやさしい鉄道での旅をしてもらうという取り組みは、望ましいことと言えます。鉄道を使うきっかけづくりになりますから。
(参考:CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/travel/35090160.html?ref=yj、NNA ASIA http://www.nna.jp/articles/show/1516648)

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