札幌新球場構想続報

 プロ野球日本ハムが札幌市内かその近郊に新球場を建設し、本拠地を札幌ドームから移転させるという話は以前にも書きましたが、その続報です。どうやら、札幌市は日本ハムに札幌ドームから出ていかないでほしい、と考えているからです。

 札幌市の考えがトーンダウンしたのは、もし日本ハムが新球場をつくって札幌ドームから出ていった場合、札幌ドームと新球場が集客を争いながら収益を上げていくのは難しいと考えているため。秋元札幌市長も8日の記者会見で、日本ハムの札幌ドーム残留を望んでいることを明らかにしました。日本ハムの試合だけでは新球場の採算が取れず、野球以外のイベントを新球場と札幌ドームで取り合うと考えているからです。

 日本ハムは、札幌ドームの使用料が年間約13億円と高く、観客席の傾斜がきついという設備面からも不満を抱えています。日本ハムは札幌ドームから出ていきたいのですが、親会社が新球場建設に多額の費用がいることから慎重になっているのです。札幌市は新球場をつくるなら全額を日本ハム側に負担させたいとして、札幌市で負担することは考えていません。

 ある意味落ち着くところなのかもしれません。日本ハムが札幌ドームにとどまり、札幌市は日本ハムの要望を容れ、使用料の減額や球場の改良に努めるのがいい落としどころなのでしょう。

(追記)
 一時は札幌ドームに留まるとも思われましたが、新たな話が出てきました。2016年12月のことですが、新球場建設について、親会社も加わって検討を行う特別チームを設けるとの発表がありました。2018年3月までに結論を出すようです。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0295347.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0350048.html)

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札幌市営地下鉄南北線に新駅構想

 北海道日本ハムの本拠地移転構想について、以前に記事にしましたが、札幌市は南区の道立真駒内公園に新球場を建設することを期待しているようです。真駒内公園屋内競技場か屋外競技場のいずれかを新球場に建て替えるものとしています。

 ただ、真駒内公園に新球場を建設した場合、駅からかなり遠くなってしまいます。屋内競技場の場合でも札幌市営地下鉄南北線真駒内駅から約1.7キロ、屋外競技場だと約2キロも離れます。そこで札幌市が考えているのは、真駒内駅と北隣の自衛隊前駅との間(約1.7キロ)のほぼ中間、南車両基地のあたりに新駅をつくること。ここに新駅ができれば、新球場までの距離は屋内競技場の場合約1.1キロ、屋外競技場だと約1.6キロに短縮されます。新駅のあたりは地上を走りますが、それでも新駅をつくるには数十億円から100億円近くかかるようです。

 札幌市が真駒内公園に新球場を建設することを期待しているのには、わけがあります。候補地の屋内競技場、屋外競技場はともに老朽化しているのです。札幌オリンピックのために整備されたようなので、築46年。建て替えようとすると、それぞれ270億円ほどかかります。札幌市は2026年冬季オリンピックを招致しようとしています。そのためには屋内競技場(フィギュアスケート、ショートトラックに使います)、屋外競技場(スピードスケートに使います)の整備も必要で、日本ハムに新球場をつくってもらったら、その分の整備費用を節約することができます。新球場をオリンピックで使えばいいのですから(オリンピックは冬なので、神宮みたいな問題は起こりません)。新駅の建設費である程度負担しても、トータルとしては負担は減ると札幌市は考えています。

 もっとも、札幌市のこの考え、虫が良すぎるようにも思えます。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0276770.html)

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日本ハム、札幌ドームから移転か?

 プロ野球日本ハムファイターズは札幌ドームを本拠地としています。しかし、その日本ハム、本拠地を移すことを考えているようです。

 新しい本拠地も札幌かその近郊です。候補地は15~20か所あるようですが、収容人数3万人の天然芝グラウンドにします。野球専用で、周辺にはフットサルコートや大型商業施設もできるようです。大規模な国際イベントを開くことができる会議場を併設するという案もあります。新球場の総工費は開閉式屋根を用いるかどうかで変わり、200~500億円と幅があります。自己資金のほか、親会社の日本ハムからの借り入れ、計画に賛同する企業や個人からの出資、寄付で賄います。2016年度中に候補地を決め、2023年の開場を目指します。

 日本ハムが札幌ドームから出る理由は、球場のハードの問題があります。野球専用ではないため観客席の傾斜がきつく、トイレの数など、来場者からの苦情があるからです。しかし、それがメインの理由ではないでしょう。札幌ドームは借り物なので、日本ハムは使用料を払わないといけません。その額は年間13億円にもなります。パ・リーグ6球団で球団と球場の運営が違うのは日本ハムだけで、経営努力が増収に結びつかないからです。優秀な選手を確保するためにはお金が必要なのです。

 もちろん、日本ハムが札幌ドームから出ていけば、札幌ドームの収入が減ります。札幌ドームの2015年度の売上高は38億円なので、1/3も減ることになります。ところが札幌ドームを所有する札幌市は、使用料の引き下げは考えていないようです。かなり強気ですが、日本ハムが出ていけば、その穴を埋めるのは容易ではありません。また、札幌ドームの運営に日本ハムが入っていないというのも重要な問題でしょう。そのあたりの組織改革も札幌ドーム残留のためには欠かせません。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0273599.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0273766.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0273648.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/baseball/fighters/1-0273764.html、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052400380&g=bsb)

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2020年、ヤクルトは神宮を使えない?

 プロ野球ヤクルトの本拠地は神宮球場。しかし、東京オリンピック、パラリンピックが開かれる2020年、春先を除いて本拠地の神宮球場が使えないのです。新国立競技場に隣接するため、大会の準備、運営のための施設として借用を打診しているのです。

 オリンピックの時期だけならともかく(オリンピックの期間中に試合があると、さらに3万人もの人がやってきて警備はさらに難しくなります。その期間だけならビジターゲームを増やすか、地方での試合で対応できるかもしれません。場合によってはオリンピック期間中、プロ野球を休みにするかもしれません)、ほぼ1年だと難しいです。野球協約上、プロ野球12球団の本拠地(保護地域)は決められていて、ヤクルトの専用球場は神宮球場、保護地域を東京都としています。野球協約では、専用球場でホームゲームの50%以上をしなければならないと定めているようです。どう考えても2020年はこの規定を守れないですから、球界内で特例をつくるなり何らかの作業が必要となります。さらに付け加えていえば、代替球場の用意や補償金の話は今のところ、ないようです。オリンピックだからと言って何をやっても許されるわけではありません。

 神宮球場が使えなくなって困るのはヤクルトだけではありません。大学野球、高校野球もあります。プロ野球と合わせると、2015年の場合、5月から11月の間に約300もの試合があります。高校野球の場合、東東京大会、西東京大会ともに開会式や決勝を行います。夏の予選では短い期間で代表校を決めるため、多くの球場を使いますが、決勝戦となると有名校が残るためキャパも必要で、都内でそれができるのは神宮球場だけのようです。

(追記)
 神宮球場の借用問題ですが、5月13日、借用期間を2020年7月1日から9月20日までの約80日に短縮することで、関係者間と基本合意しました。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASJ455VT2J45UTQP01C.html?rm=496、福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/r25/93084.html、朝日新聞5月14日朝刊 中部14版)

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今年もプロ野球観客動員減少

 セ・パ両リーグは15日、開幕からの観客動員を発表しました。震災の影響という特殊要因がなくなった今年も、観客動員は減り続けています。昨年と同じ主催試合数時点の比較で、セ・リーグは2.4%減の26041人、パ・リーグは6.3%減の20843人です。

 チーム別にみると、一番多く観客を集めたのは阪神の38972人。しかし、7.5%も減っています。パ・リーグではソフトバンクの30546人(10.1%増)がトップです。中にはオリックスや広島のように20%以上も観客動員が減っているところもあります。昨年は震災の影響が大きかった首都圏のチームは、新監督効果のあるDeNAのように15.2%増えたところもありますが、西武は首都圏チームでは唯一減少しています。11.9%の減少です。

 昨シーズンから(大リーグに規格を合わせて)飛ばないボールが導入されましたが、それでロースコアのゲームが多くなり、野球の面白さが減ってしまったのでしょうか? 投手戦ならいいですが、今のは単なる「デフレ野球」です。点が取りにくいので、どうしても地味な試合になってしまいます。素人的な視線からみれば、ある程度の打ち合いのほうが面白いでしょう。もっとも、今さら従来の飛ぶボールに戻すこともできません。セ・リーグで今年から導入された、予告先発もうまくはいっていません。ダルビッシュ投手(日本ハム、現:大リーグ)や田中投手(楽天)のような看板投手がたくさんいるパ・リーグとは違います。何でも真似すればいいものではないでしょう。

 ちなみに、観客動員が7.5%減った阪神の坂井オーナーは、その原因を営業担当に分析させようとしています。それはある意味簡単です。弱くなったのですから。人気球団でお金はたくさんあるものの、それが強さと言うかたちで活かされていないのです。貧乏球団ならともかく、金持ち球団なのですから、お金の使いかたが間違っているのでしょう。選手ではなく、監督やフロントにこそ、外部の血が要るのかもしれません。
(参考:朝日新聞5月16日朝刊 中部14版、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120518-00000109-spnannex-base)

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セ・リーグも予告先発導入

 パ・リーグは1994年から全試合で予告先発が行われていますが、セ・リーグも今シーズン開幕戦から予告先発を導入することになりました。交流戦を含むレギュラーシーズン全144試合で導入され、クライマックスシリーズ(パ・リーグはクライマックスシリーズでも予告先発を行っていますが、セ・リーグは短期決戦で投手起用が通常と異なり、采配に柔軟性を持たせるために予告先発の対象から外します)や日本シリーズは対象外です。

 予告先発の方法は、現在のパ・リーグとほぼ同じです。各球団は前日の試合開始1時間前まで(前日に試合がないときは15時まで)に先発投手をセ・リーグ側に届けます。セ・リーグは全試合分をまとめて公示します。セ・リーグは2年連続で観客動員が減少していますが、予告先発の導入により、観客の増加につなげたいとしています。

 しかし、投手起用を読むのも野球の面白みです。相手チームの先発投手によって選手起用も異なるので(左投げなら右打ちを出すなど)、監督も何とか先発投手を読もうと苦労しています。中には予想が外れ、あわてることもありますが。1994年にやったような日曜などに限定した予告先発ならともかく、全試合に予告先発を導入するのは行きすぎのような気もします。
(参考:朝日新聞3月9日朝刊 中部14版)

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ソフトボール選手、ドラフトで指名される

 昨日(27日)行われたドラフト会議。1位は抽選なので、さまざまなドラマが見られます。希望の球団に入ることができた選手、入ることができなかった選手、いろいろいます。ドラフトにもかからなかった選手もいます。

 そんな中、日本ハムが7位で指名した大嶋選手は異色の存在です。早稲田大学ソフトボール部の選手です。硬式野球は未経験です。長打力があり、体が大きく肩が強いことを評価しています。軟式野球出身者なら広島で活躍した大野投手(現:広島投手コーチ)の例がありますが、ソフトボールは異例ですね。

 もっとも、過去には陸上選手がドラフトで指名され、プロ野球入りしたケースもあります。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111028/bbl11102800020000-n1.htm)

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プロ野球、3月25日開幕にこだわる必要なし

 本来なら、あと1週間後に迫ったプロ野球の開幕。各チームのファンは、今年のひいきチームの活躍を期待するところです。

 しかし、今はそういう気分ではありません。11日の大地震で東北地方などが大きな被害を受けたからです。パ・リーグは、仙台を本拠地とする楽天があることもあり、開幕を4月12日に遅らせることを考えています。楽天については、当分の間、本拠地の仙台が使えないため、神戸や甲子園で主催することを考えています。

 これに対して理解できないのが、セ・リーグ。こんな状況下でも3月25日の開幕にこだわっています。セ・リーグは東北を本拠地としている球団がないため、球場の被害はありません。しかし、首都圏で電力不足のため停電し、通勤客にまで迷惑をかけている状況です。夜に何万人も集まるイベントを行う余裕はありません。

 選手会サイドも、秋に連戦になったり、ダブルヘッダーになっても構わないから、開幕を延期すべきと考えています。今年は若干試合数を減らして、交流戦あたりから始めてもいいのではないでしょうか?

(追記)
 世論の強い反対を受け、セ・リーグもパ・リーグと同じ4月12日の開幕となりました。パ・リーグと同じく、4月中は東京・東北電力管内でのナイターは実施しません。昼間でも電気を食う東京ドームについては、4月中はデーゲームも行いません。

 開幕が遅くなっても、当初の予定通り144試合を戦い、クライマックス・シリーズも行います。日本シリーズも日程を遅らせて行うようです。
(参考:朝日新聞3月17日朝刊 中部14版、毎日jp http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110325k0000m050100000c.html)

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高校野球に読売新聞社が横やり?

 高校野球は甲子園でやるもの。その「常識」が変わったかもしれません。

 これまで、春の選抜高校野球大会は毎日新聞社が、夏の全国高校野球選手権大会は朝日新聞社が主催していました。ところが来年春から、春については朝日新聞社が、夏については毎日新聞社が後援するようになるのです。

 このようになったのは、読売新聞社が高校野球に参入する意向を示したため。それを阻止するため、高校野球を主催している毎日・朝日の2つの新聞社が相互で後援するようになったのです。どちらにしても、高校生のさわやかさからはほど遠い、ドロドロした話ですが。

 さて、もし高校野球を読売新聞社が主催した場合、どうなるのでしょうか? 読売新聞社が持っているプロ野球チームと言えば、巨人。真偽のほどはともかく、巨人との関係が強まるという見方もあるようです。もっとも、横浜の親会社は(毎日新聞社系の)TBSですが、こちらはTBSと横浜とがイメージ的に結びついていない(+巨人に比べると人気が落ちる)ので、問題になっていないのでしょう。

 そもそも、アマチュアで、部活動の一環に過ぎないはずの高校野球が有名になりすぎたのがおかしいのかもしれません。
(参考:@niftyニュース http://news.nifty.com/cs/sports/baseballdetail/fuji-320090926105/1.htm)

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巨人戦テレビ中継が好調?

 かつては20%を超える視聴率を稼いでいた、巨人戦のテレビ中継。巨人の親会社系列の日本テレビが、毎晩のように中継していました。しかし最近は視聴率の低迷が続き、巨人戦といえども中継がない日が結構多くなりました。休日は昼間に試合を行うようになったのも、その現われでしょう。昼間なら視聴率が低くても、さほど問題ではありませんから。

 ところが今月6日にNHKが中継した、巨人-北海道日本ハム戦。このときの視聴率は14.3%となかなか好調でした。日本テレビの番組より視聴率がよかったのです。ほかの試合の視聴率は決してよいわけではありませんが、この結果に日本テレビ側は驚き、今年は26試合しか中継していない、巨人戦の中継を来年は増やすことを検討しているようです。

 参考にした記事では、巨人戦の中継が増えた原因を「不況のため」としています。残業もなく、(収入が減ったので)飲みに行くこともできず、まっすぐ家に帰り巨人戦を見るサラリーマンが増えたと考えています。しかし、巨人戦の中継が全般的に良くなったわけではありませんし、そもそも好評だった6日は土曜日です。多くのサラリーマンは、お休みの日です。また、野球中継を見るのは、30代後半以降の男性です。妻や子供とのチャンネル権争いに勝てたとは到底思えません。

 ただ言えることは、30代後半以降の男性が見て楽しめるような番組が少ないことです。確かに女性や子供向けの番組が多いですね。
(参考:Infoseekニュース http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story/15gendainet07027629/)

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