9月14日、熊本県内のバス等無料

 工事中だった熊本交通センターは名前を熊本桜町バスターミナルと改め、9月11日にオープンします。そして、最初の週末となる14日には、桜町再開発ビル(この1階にバスターミナルがあります)の商業施設がオープンします。その14日、熊本県内のバスや電車が無料になるのです。県内の公共交通機関の無料化は全国的にも初めての試みで、公共交通機関を無料にすることによって周辺の渋滞を緩和するとともに(14日は約10万人が訪れると予想されています)、公共交通機関に対して関心を高めてもらうのが狙いのようです。

 14日に無料となるのは、九州産交バスなど熊本県内5社の路線バス、熊本市電、熊本電鉄の電車のほか、自治体などが運行しているコミュニティバス。4000本あまりの便が無料になります。反対に無料にならないのは、空港へのリムジンバス、県外への高速バス、JR九州、肥薩おれんじ鉄道、南阿蘇鉄道、くま川鉄道ぐらいです。無料となるバス等の運賃については、全額を熊本桜町バスターミナルを運営する九州産交ホールディングスが負担します。

(追記)
 14日のバス等一日無料の施策は好評で、多くの人が利用しました。天草など郊外に出かける人もいました。九州産交は今後も一日限定の無料化を行うことを考えているようです。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/536681353559983201?c=92619697908483575、https://this.kiji.is/544367001993708641?c=39546741839462401、https://this.kiji.is/545786355781043297?c=92619697908483575、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48765040Q9A820C1LX0000/)

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松山も駅の真下に路面電車

 四国で一番の大きな都市、松山にも路面電車延伸の話があります。構想レベルの松山空港への延伸ではなく、具体的に動きがあるものです。

 延伸されるのは松山駅前。現在も伊予鉄には松山駅前電停がありますが、JRの駅とは少し離れています。ところが、JRの駅が高架化されるので、その高架下に路面電車を引き込むのです。富山みたいなイメージでしょうか? 現在の松山駅前電停から分岐して、約100メートルの線路を延長します。

 駅真下への延伸は2024年度の予定です。
(参考:Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190816-00000023-zdn_mkt-bus_all&p=2)

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熊本市交通局、10月1日に2停留場を改称

 熊本市交通局は10月1日に、2つの停留所の改称を行います。

 ひとつは神水<くわみず>・市民病院前。2016年4月の熊本地震で熊本市民病院が被災し、10月1日に移転することになりました。そこで病院がなくなった神水・市民病院前は神水交差点に改称することにしました。なお、神水・市民病院前の改称はこれで3回目です。1945年に開業したときは神水町という名前でした。1962年ごろに神水橋になり、今の名前になったのは、2011年3月のことです。わずか8年半で改称されることになりました。

 もうひとつは上熊本駅前。実はこの名前、中国語だと熊本駅前と混同するようです。そこで駅前を外して、上熊本だけにするようにします。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2019/07/19/324575.html)

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「地域連携ICカード」第1号は宇都宮

  以前、JR東日本が「地域連携ICカード」を開発しているという内容の記事を書きましたが、その続報です。

 宇都宮地域の交通事業者(関東自動車、ジェイアールバス関東、宇都宮ライトレール、LRT整備主体の宇都宮市、芳賀町)で構成される宇都宮ICカード導入検討協議会とJR東日本は、「地域連携ICカード」を利用したIC乗車券サービスの提供について合意しました。宇都宮が「地域連携ICカード」第1号ということになります。

 「地域連携ICカード」では、「Suica」エリアの鉄道、バスや電子マネーを利用することができるほか、交通系ICカードでは難しい各種割引なども組み込むことができます(ただ、交通系ICカードでも名古屋市交通局のように「manaca」でポイントサービスをすることができます)。また、「Suica」を持っていれば、宇都宮地域のIC乗車券サービス対象路線を利用することができます。関東自動車の一般路線バス全線、ジェイアールバス関東の栃木県内の一般路線バス全線、宇都宮ライトレールの全線がそれです。サービスの導入時期は、関東バスとジェイアールバス関東が2021年春、宇都宮ライトレールが開業する2022年春の予定です。

 話は変わりまして、2020年春、「Suica」利用対象エリアが拡大します。新たに「Suica」を利用できるのは、鹿島線の十二橋、潮来、延方、鹿島神宮、鹿島サッカースタジアムの5駅。鹿島サッカースタジアムは臨時駅ですが、サッカーの試合があるときには威力を発揮することでしょう。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190731_ho01.pdf、https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190731_ho02.pdf)

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新市民病院への延伸を求める熊本市民、83%

 熊本市電には東の終点、健軍町から延伸する計画があります。10月に開業する新市民病院までの約1.5キロで、事業費は100~130億円と見込まれています。建設には7年かかり、2026年度開業予定です。沿線には新市民病院、自衛隊熊本病院のほか、東区役所、熊本県立第二高校、熊本東警察署、熊本東税務署などがあります。費用便益比は1.0~1.3で、採算は見込めます。それにもかかわらず、3月の市議会で関連予算(基本設計の費用6100万円)の凍結を求める付帯決議が可決されました。延伸に向けての大ピンチです。

 そこで熊本市はアンケートを行いました。4月19日から6月7日までホームページ等で呼び掛け、1401件の回答を得ました。その結果、83%が建設を進めるべきだと回答しました。しかも、61%が開業時期を早めるべきだと回答したのです(残りの22%は予定通りの2026年度の開業)。市議会の考えの通り、建設の中止を求めたのはたったの10%でした。

 新市民病院前への延伸は一定の需要が見込め、採算が見込めます。端のほうの延伸なので利用する人は限られ、それを理由に市議会は反対していますが、それは理由になりません。そんなことを言ったら、どんな事業も成り立ちません。市議会は考えを改め、早く延伸事業を行うべきでしょう。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/516077607517963361?c=92619697908483575、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/kumamoto-shiden-enshin/)

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広電では60分以内に路面電車を乗り継ぐと2回目は無料

 広島電鉄も10月1日に値上げを行います。消費税率引き上げに伴う増加分を運賃に転嫁するためのものです。

 値上がりするのは、白島線を除く軌道の運賃。180円から190円に上がります。定期券も通勤、通学ともに1か月で60円ずつ上がります。そのほかの区間(鉄道、白島線)は運賃、定期券ともに変わりありません。200円弱の運賃に対して10円の値上がりは大きく、鉄道や白島線の運賃を上げないことによって調整しているのです。

 しかも、広電の場合は、単純に値上げするだけではありません。お得なサービスを始めるのです。ひとつは、(仮称)ICカード全電停乗換サービスというものです。軌道線の全ての電停で、降車後60分以内にその降車した電停からさらに先に進んだ場合、2回目の運賃は無料となります(白島線の乗車後、本線に乗った場合は、白島線との差額60円を引き去ります)。指定された電停での乗り換え時間も60分に延長されます。乗り換えしても追加料金は要らないですし、乗り換え駅で買い物などの用事を済ませることもできます。なお、このサービスが受けられるのはICカードを利用した人のみです。現金や乗車券で利用している人は、このサービスを受けることができません。もうひとつは、鉄道と軌道を乗り継いだ場合の連絡割引。強化されます。軌道線から広電宮島口まで乗った場合、現行の280円から270円に値下げされます。運賃は連絡割引のおかげで一部区間を除いて値下げされますが、定期券は若干上がります。
(参考:広島電鉄ホームページ www.hiroden.co.jp/topics/2019/0705-trainfare.html)

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長崎電気軌道、4号系統と5号系統を減便

 長崎電気軌道は6月27日にダイヤ改正を行います。6年ぶりの大幅なダイヤ改正です。

 今回の一番の改正点は、4号系統と5号系統の本数が減るということ。両方で1日136便減り、4つの系統合わせて全体で966便になります。9時から20時まで、4号系統は約13分間隔、5号系統は約8分間隔で走っていますが、改正後はそれぞれ約20分間隔、約9分間隔となります。1号系統、3号系統は改正後もそれぞれ約5分間隔、約6分間隔と変わりません。今回約20分間隔となる4号系統は全ての区間でほかの系統と重複しています。市民や観光客の利用しそうなところから若干はずれているようにも見えるので、そういう意味からすればほかの系統に比べて存在意義が薄そうな気もします。長崎電気軌道も4号系統の乗車率の低さを問題視しています。

 4号系統と5号系統は若干ですが所要時間も延びます。4号系統は14分から16分に、5号系統は20分から23分に延びます。5号系統はクルーズ客の利用で乗り降りに時間がかかっており(しかも部分的に単線区間があるので、所要時間の増加が運転間隔の減少にもつながってしまいます)、それが4号系統と5号系統の本数と所要時間の見直しにつながっているようです。

 またこれまであった土曜ダイヤが廃止され、平日ダイヤ、土日祝ダイヤの2種類になります。
(参考:長崎電気軌道ホームページ www.naga-den.com/publics/index/668/、Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00002587-nbcv-l42)

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阪堺、恵美須町-住吉間、7月20日ダイヤ改正で減便

 阪堺は7月20日にダイヤ改正を行います。

 このうち、天王寺駅前-浜寺駅前間は、堺市の支援により実施している均一運賃や高齢者割引等により利用者が増えています。そのため、平日朝ラッシュ時に浜寺駅前発天王寺駅前行きを1本増発し、平日夕方の天王寺駅前発我孫子道行きのうち2本を浜寺駅前行きに延長します。17~19時の間、浜寺駅前行きは10分間隔になります。

 厳しいのは阪堺線の恵美須町-住吉間。最終を約40分繰り上げます。改正後の恵美須町発は22:29(現行は23:12)、住吉発は22:09(現行は22:50)となります。日中(10~16時)も現行は12~24分間隔でしたが(1時間に3本)、利用状況に応じて24分間隔とします。2時間当たりで見ると6本から5本に減ります。
(参考:阪堺ホームページ https://www.hankai.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2019/06/f0618e33f8b32060f464d2529607e867-2.pdf)

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広電、広島港から先に延伸か?

 広電の路面電車で海のほうに行くと、終点は広島港。その路面電車が、先に伸びるようです。

 広島港からは大雑把に言って、南西に伸びます。出島地区の広島市立広島特別支援学校の南側の埋め立て地まで伸ばします(出島地区の埋め立て地は2024年度までに造成を終える予定で、すでに軌道用の土地として2.7ヘクタールを確保しています)。約1.2キロです。一部区間は高架になります。沿線の県有地には、商業施設や飲食店を誘致し、観光客を呼び込みます。また、終点には約2ヘクタールの車庫も設置します。広電の車庫は3か所ありますが、このうち中区の千田車庫(86両)の機能を移すようです。新しい車庫は高潮被害を防ぐために2階建てとします。千田車庫の跡地は広島の中心部に近いところにあるため、住宅や商業地として再開発をするようです。

 すでにみなさんも御存知の通り、広電には駅前大橋線というビッグプロジェクトがあります。これが2025年春に開業する予定で、広島港から先への延伸はそれ以降ということになります。2024年度以降に着工する予定です。
(参考:中国新聞ホームページ https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=528585&comment_sub_id=0&category_id=256)

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富山地鉄、富山ライトレールを吸収合併

 富山には路面電車が2つあります。富山駅の南側は富山地鉄が、北側は富山ライトレールが運行しています。

 しかし、今は別々に走っている両方の路面電車ですが、2020年3月には接続して、一体となって運行します。運行は富山地鉄が一括して行い、富山ライトレールは資産保有会社になるということでしたが、もうひとつ先に進むことになりました。2020年(令和2年)2月22日に両社は合併するのです。

 存続するのは、歴史が古くて、規模も大きい(富山地鉄の2018年3月期の売上高は約66億円、富山ライトレールの鉄道事業収入(時期は不明)は約3億円)、富山地鉄。会社名も富山地方鉄道のままです。本店所在地、代表者、事業内容、資本金もそのままです。

 富山ライトレールの前身はJR西日本の富山港線。さらにその前は富山地鉄の路線だったので、元の姿に戻ったとも言えます。なお、接続後の運行形態や運賃などについては、今後協議するとのことです。

(追記)
 両社の合併に伴い、ICカード利用者が運転士のいない扉からでも降りることができる「信用降車」は廃止されます。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44203960V20C19A4LB0000/、
乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/85709、チューリップテレビホームぺージ www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20190425190830

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