和倉温泉直通「サンダーバード」、復活か?
北陸新幹線が敦賀まで開業する前は、1日1本だけですが、和倉温泉への直通特急が走っていました。それ以外の場合でも、金沢での在来線での乗り換えなので、今よりは簡単でした。
(この記事は未完成です)
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/028ed13818b2be143964a1506b9f17e42ba7eb98)
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北陸新幹線が敦賀まで開業する前は、1日1本だけですが、和倉温泉への直通特急が走っていました。それ以外の場合でも、金沢での在来線での乗り換えなので、今よりは簡単でした。
(この記事は未完成です)
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2022年10月に復旧した只見線。その運行を再開した只見線に乗ろうと多くの鉄道ファンが押し寄せ、会津川口-只見間の2022年度の輸送密度は6.6倍になりました。2021年度の12人から79人に増えたのです。それでは、通年で運行するようになった2023年度はどうなったのでしょうか?
2023年度も好調を維持したようです。2023年度の輸送密度は103人で、再開後の勢いを維持しています。私はまだ再開後は乗っていないので、どこかで乗りに行きたいです。被災前の2010年度の輸送密度は49人でしたから、倍に増えたことになります。この数字が鉄道としてふさわしいかはともかくとして、増えたことに変わりありません。
なお、福島県の維持管理費は当初年2~3億円と見込んでいましたが、賃金や資材の高騰により、2024年度には4.9億円に増えました(市町村負担分も含みます)。もっとも、これぐらいのお金で鉄道を維持できるのなら、逆に安いのかもしれません。
(参考:「鉄道ジャーナル」2024年10月号 鉄道ジャーナル社)
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JR西日本は橿原市内にある桜井線の3駅(香具山、畝傍、金橋)の駅名標に、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャクラクターを描きます。橿原市はゲームソフト大手カプコン(大阪市)と包括連携協定を結んでいて(カプコンの創業者の辻本会長は橿原市の出身です)、大和八木、橿原神宮前など市内4駅に描かれている近鉄に続いて、JR西日本においても駅名標に描くことにしたのです。
ただ、ワンポイントみたいな近鉄のと違い、JR西日本のは大がかりです。縦60センチ、横1.8メートルの細長い駅名標全体を使ってキャラクターを描いているのです(正確にはシートを貼るようです)。3駅には駅名標が合わせて11基ありますから、あちこちで「ストリートファイター」のキャラクターが登場します。
3駅は全て無人駅で、1日平均乗車人員は171~577人に留まります(2022年、JR西日本の調査)。近鉄とは違って1時間に1本しか来ないローカル線ですが、外国人は「ジャパン・レール・パス」があることから、JRを使う傾向にあります。外国人にも人気の「ストリートファイター」で観光客の誘致を図りたいとのことです。
(参考:毎日新聞ホームページ https://mainichi.jp/articles/20241204/k00/00m/040/167000c、https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/040/160000c、橿原市ホームページ https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1006/gyomu/7/1/384.html)
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運行トラブルが続く熊本市電。その一員として運転士の処遇の悪さが挙げられています。運転には技量を要するものの非常勤職員のため、処遇が悪いのです。
そこで熊本市は市電を上下分離して、運転士を公社の正規職員にする方針です。この上下分離は2025年4月に移行する予定でしたが、相次ぐ運行トラブルのため、1年程度遅らせることになりました。
そのため、運転士の正規職員化は1年遅れることになります。ただし、それまでの暫定措置として、給与アップなどの処遇改善は先行して行います。公社の正規職員と同じ程度の水準となります。
なお、運賃への200円への値上げは予定通り2025年6月から行い、2031年度に予定している市電の延伸も予定通り進めるとのことです。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/796730)
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京阪は2025年10月に値上げを行います。消費税率の改定に伴うものを除いて、1995年以来、30年ぶりの値上げです。
現在、京阪の初乗り運賃は160円、大津線は170円ですが、それがそれぞれ180円、200円になります。なお、この値上げに伴い、京阪線の鉄道駅バリアフリー料金は廃止されます。神戸電鉄やJR東日本でも値上げ時に鉄道駅バリアフリー料金は廃止されるので、ある意味鉄道駅バリアフリー料金は本格的な値上げまでの暫定的な存在なのでしょう。ですから、実質的には初乗り運賃は170円から180円へと10円の値上げです。そのほかの区間も、距離に応じて最大60円上がります。
また、中之島線・鴨東線加算運賃、鋼索線運賃、「プレミアムカー」・「ライナー」料金については変わりありません。そして、ワンマン運転は、2025年秋に京阪本線、中之島線の一部区間での実施を検討しています。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/241203_keihan-railway.pdf)
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近いうちに北陸新幹線敦賀-新大阪間のルートが決まる予定ですが、すでに充実している反対の東京側を強化すべきと主張している人もいます。どこにつくるのかと言えば、新宿-池袋-大宮間。元々上越新幹線は新宿が起点であり、その区間が未完成だというのです。
これができれば、東京でも西のほうは便利かもしれません。しかし、北陸新幹線を新大阪まで全線開業することに比べれば、必要性は格段に低いです。すでに東京までできあがっていて、JR東日本の線路で行くことができるからです。今後の北海道新幹線全線開業によって本数がさらに増え、東京-大宮間の走行は難しくなりますが、今のようにスピードを抑えれば詰め込むことはできます。東京-大宮間は距離が短いので、列車の追い越しは考える必要はありません。山手線のように同じスピードで走れば、在来線のように詰め込めるのです。
反対に大阪方面はそのようにはいきません。「米原ルート」にすれば費用は節約できるかもしれませんが、乗換駅が敦賀から米原に変わるだけです。敦賀にある今ならば、臨機応変に「サンダーバード」や「つるぎ」のダイヤを変えることができます。しかし、米原だとそのようにはいきません。「つるぎ」が遅れたら、接続予定の「こだま」は時間通りに発車するだけです。東海道新幹線にとって、北陸新幹線はどうでもいい存在なのです。JR同士の利益を調整するJRホールディングスみたいな会社をつくっておくとか、6つの会社に分割するのは在来線だけにして新幹線は全国1社にするとか、あるいは東海道新幹線米原-大阪間はJR東海とJR西日本の共同経営にしておくとか、北陸新幹線長野-金沢間をつくる前に金沢-新大阪間をつくっておくとかしなかった国交省の先見のなさは非難すべき事項かもしれませんが、今となってはどうしようもありません。そういう話をすれば、根本は線路を狭軌でつくってしまった(あるいは大正時代ぐらいに改軌しなかった)こと自体が失策なのです。
今の北陸新幹線の最大の問題は、北陸と関西が1本の列車で直通しないことです。新大阪までフル規格新幹線をつくるのが唯一の解決策です。何らかの事情でそれができなかったとしても、ベストではないですが、北陸新幹線を改造するかたちで北陸と関西の直通列車は確保しないといけません。すでに新幹線鉄道網が充実している東京に投資する暇はないのです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/5b54dec5a41c10cf859d7177b206778758f447b6)
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分割民営化後、消費税率の改定に伴うものを除いて値上げをしなかった、JR東日本。そのJR東日本ですが、ついに値上げをすることになりました。値上げの実施予定日は2026年3月、値上げ率は7.1%です。
今回の値上げは全エリアに及びます。初乗りは160円になり(紙の切符の場合)、長距離も値上げになります。特に値上げが激しいのが、東京。今のJR東日本の運賃は、山手線内、電車特定区間、幹線、地方交通線の4段階に分かれていますが、これを幹線と地方交通線の2段階にします。山手線内、電車特定区間は幹線に統合されるので、かなりの値上げになるのです。例えば、東京から新宿までは、210円から260円に上がります。先ほども述べたとおり、長距離も値上げになりますが、特急料金は変わらないので、東京-仙台間の場合、11410円から11630円に220円増えるだけです(「はやぶさ」、通常期に普通車指定席を使用した場合)。JR西日本のように電車特定区間を残すのではなく、完全になくすのです。なお、鉄道駅バリアフリー料金は廃止されます。
運賃が幹線と地方交通線の2種類だけになることは、次のことを意味します。幹線と地方交通線の区分は、国鉄時代、東北新幹線や上越新幹線が開業する前の数字を引き継いだものです。そのときから40年以上が経ち、交通体系も変わっています。奥羽線の新庄-大曲間も国鉄時代は「つばさ」などが走っていたので、幹線と判断されるのは当然のことでしたが、今は非電化になる区間も出てくる、単なるローカル線です。そういうところと同じ運賃になるのです。通勤定期についても運賃が上がることにより値上げになります。6か月通勤定期については割引率を見直します。通学定期については家計負担を考慮して据え置きますが、山手線内、電車特定区間については幹線に統合されるので、その分値上げになります。私鉄との競争が激しいところで設定されている特定区間については、一部を残して廃止します。また、JR東海やJR西日本の幹線、地方交通線の運賃が変わらないことから、JR東日本とほかのJRに跨がる場合には、加算運賃を適用します。JR北海道、JR四国、JR九州で行っていることをJR東日本にも適用するのです。東海道線東京-熱海間では、新幹線と在来線とで運賃が変わるため、別線扱いとします。山陽新幹線の新下関-博多間と同じ扱いになるのです。
分割民営化以来40年近く、消費税率の改定に伴うものを除いて値上げをしてこなかったことについては賞賛したいです。ただ、値上げの方法が悪いです。東京なら利用者が多く、値上げしても車や私鉄に逃げることがないと見込まれることから、東京の利用者を狙い撃ちにした値上げとなっています。東京で稼いだ利益をJR東日本全体にばらまくための値上げです。JR東日本の路線の中には、赤字でも特急や貨物列車がある程度通り、幹線鉄道網の一環を担う重要路線もありますが、鉄道が廃止になっても地元の人以外は何ら困らない路線もあります(しかも、利用するわけでなく、ただ存続すること自体に価値があるのです)。撤退するのが唯一最善の策の赤字ローカル線にもお金をつぎ込むのです。鉄道しかまともな交通機関がなかった時代ならともかく、車のほうが小回りが利きます。そういうところから潔く撤退して(もしくは地元に任せ)、それで浮いた資源を鉄道の特性を活かせるところに回したほうがいいのです。
今回の値上げの後、またすぐに値上げするわけにはいきません。そういう観点から言えば、時代に合った値上げにすることができなかった今回の値上げは、残念なことと言えます。「みどりの窓口」を減らして、ネットに誘導したいのなら、正規運賃を上げて、ネットでの割引を充実させるしかないでしょう。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241206_ho02.pdf)
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すでに募集定員に達したため受付を終了していますが、備忘録として記事を書きます。
同じところを行ったり来たりして時間を稼ぐことによって、朝まで走り続ける夜行列車を再現したイベント列車は時々あります。今回、大井川鐵道で走るのは、SLによる夜行列車。12月7日から8日にかけて走ります。
夜行列車は新金谷を22時ごろ出発し(新金谷の集合は21時半です)、新金谷と家山の間を3往復します。SLはC10が使われ、客車は3両です。新金谷の解散は翌朝6時ごろとなります(7時ごろまでは車内に残ることができます)。
旅行代金は18000円、募集人員が50人なので、夜行列車のボックスを1人で占領できます。SLの蒸気を使った昔ながらの蒸気暖房で、一晩を過ごします。これに弁当とお土産、それに7日の集合から8日まで有効の大井川本線全線フリー乗車券が付きます。フリー乗車券には川根温泉の入浴券も付いていますので、8日に川根温泉に入ってから帰ることもできます。
追加料金なしで1人追加することもできます。座席はひとつのボックスを2人で使います。弁当、お土産、フリー切符は1人分しかありません。なお、夜中に行われるイベントなので、大人と一緒であっても小学生以下の参加はできず、18歳未満の場合は保護者の同意書が必要です。
(参考:大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/archives/257289)
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駅でお土産を買い、西武秩父から帰途につく。池袋まで特急で一気に行っても良かったが、普通に乗っても飯能まで先着するので、普通に乗っていく。14:07発の普通に乗り、飯能まで行く。4000系の4両編成だった。飯能で後続の特急に追いつかれるので、特急に乗り換える。飯能はターミナルではないが、配線の都合でスイッチバック式の駅となっている。そのためか、特急は上下とも専用のホームに発着し、中間改札も設置されている(ただし、駅員はいないので、特急券のチェックはできない)。中間改札の前に特急券の券売機があり、そこで池袋までの特急券を買う。西武秩父からの特急、「ちちぶ34号」がやってきた。西武の看板特急、「Laview」だ。「Laview」の売りは、大きな窓。窓は上も下も大きい。横も大きく、「大きすぎる」というのがぴったりなぐらいの大きな窓だ。車内は黄色で統一されていて、銀色の外観と対照的だ。池袋までの停車駅は入間市と所沢のみで、飯能から40分弱、15:43に池袋に到着。
まだ時間があるので、もう少し西武に乗り続けることにする。フリー切符なので、まだ乗ることができるのだ。乗ったのは、枝線の豊島線。練馬で分岐し、豊島園までひと駅、1キロだけの短い支線である。ただ列車は池袋から直通している。(西武有楽町線が合流する)練馬までの普通列車を逃がす機能があるようだ。高架の練馬から地上に降り、単線の線路を行くと豊島園。駅を出る。駅の左側にあったのは、西武の遊園地、「としまえん」。しかし、それは閉鎖され、一部が「ハリー・ポッター」のテーマパークとなっている。そう言えば駅も「ハリー・ポッター」風になっていたし、歩いている人も「ハリー・ポッター」で見かけるような格好の人がいる。ただ、「としまえん」の跡が残っているところもあり、フェンスの向こうにはまだ解体されていない建物があった。再び西武に乗り、池袋に戻る。「ハリー・ポッター」のラッピングをした車両であった。
埼京線で新宿に行き、中央線に乗り換え。中央線の快速はロングシートの通勤型車両が走っているが、2階建てグリーン車を連結することになった。今は10両編成のE233系に2両のグリーン車を組み込んでいる段階である。グリーン車の組み込みが完了するまでは、10両編成と12両編成が混在し、グリーン車はグリーン料金なしで乗ることができる。グリーン車の組み込みが完了し、営業を開始するのは2025年春のことなので、それまでの期間限定だ。この機会を逃すと、グリーン車に運賃だけで乗ることはできない。そこで、この機会に中央線のグリーン車に乗ることにした。中央線のホームに行く。ホームに着いた途端、12両編成の列車が発車した。ただ、幸いなことに次のも12両編成。2階席に空席を見つけて、座る。すでに暗くなっているとはいえ、都心を2階建ての車両で走るのは新鮮な気分だ。グリーン車のついた12両編成の列車は、東京に到着した。
帰りの新幹線は乗り換えが楽な、品川から乗ることにしている。ちょっとお土産を買い、東海道線で2駅。乗る列車は品川18:34発の「こだま749号」、まだ発車までは1時間近くある。新幹線改札を通り、売店で夕食用の駅弁を買ったが、東京と違って品川は売店が少なく(ただ選択肢が少ないので、急ぐときは品川のほうがスムーズ)、やることがない。何本か西に行く新幹線を見送り、「こだま749号」を待つ。「こだま749号」がやって来た。指定した席に座る。本来は「こだまグリーン早特3」を使ってグリーン車に乗りたかったが、予約するのが遅く、予約が取れなかった。代わりに使ったのが、「ぷらっとこだま」。かつては旅行会社で買うものであったが、今は「EXサービス」専用の商品になっている。当然ながらインターネット限定の商品だ。「ぷらっとこだま」は切符ではなく、あくまでも旅行商品なので、ドリンクがついてくる。JR東海の売店で引き換えるのだが、これはスマホがないとできない。実は旅行中は水筒を持ち歩いているので、飲みものはいらない。ドリンクの引き換えは当日でなくても良いので、1週間後に引き換えた。高そうなプレミアムビールにした。車内に入る。12号車の普通車指定席だ。早速弁当を食べる。弁当は品川で買った「品川貝づくし」。茶飯の上に様々な貝が敷き詰められた弁当だ。貝がメインの弁当は少ない。名古屋まで隣に来る人はなく、2人掛けのシートを占領することができたが、やはりグリーン車と普通車では大きく違う。数百円程度の差でグリーン車に座ることができるなら、やはりグリーン車を選ぶ。次からは早目に予約することにしたい。
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三峰口に着いた時点で秩父鉄道には全線乗ったことになるが、秩父鉄道には短絡線がある。西武との間にある短絡線だが、それにも忘れずに乗っておく。短絡線を通る列車は休日しか走っていないのだ。短絡線は羽生方面、三峰口方面の両方ある。まず、三峰口方面への短絡線に乗る。西武秩父9:57発の三峰口行きがそれだ。御花畑から歩いて西武秩父に行く。元々少し距離があるし、おまけに西武秩父には温泉や土産物屋があるので、歩く距離は意外とある。西武秩父の改札で、秩父鉄道のフリー切符、「秩父路悠々フリーきっぷ デジタル版」を見せたところ、無事通過することができた。西武秩父から乗る三峰口行きは、飯能からの直通列車。西武秩父で折り返して三峰口に向かうようになっている。車両は西武の4000系。観光輸送にも対応することのできる2扉の車両で、セミクロスシートだ。4両編成なので、秩父鉄道としては長い。4000系はデビューしてから35年以上経つので、そろそろ引退の時期。次はおそらくワンマン対応のロングシート2両編成ぐらいになりそうだから(快適に秩父に行きたいなら特急に乗ってもらえばよい)、これが4000系の乗り納めになるだろう。飯能からやって来た三峰口行きは、西武ライオンズのユニフォームを思わせる白がメインの通常の塗装ではなく、赤とクリーム色の塗装。かつて西武で走っていた貨物用の電気機関車のイメージらしい。三峰口行きは西武秩父の駅を出ると、すぐ右側にある坂を下り、秩父鉄道に入る。次の影森で降りる。貨物用の線路があり、貨物列車が見える(休日であるにもかかわらず、貨物列車は何回か見た)。反対側には学校があり、運動会をやっていた。
これで三峰口方面への短絡線には乗ったが、羽生方面のは残っている。御花畑に戻り、再び歩いて西武秩父に行く。次の羽生方面は西武秩父からは出ず、ひとつ池袋寄りの横瀬から出ている。西武秩父からひと駅乗って横瀬に向かうのだが、使う切符は「埼玉県民の日 記念 西武線1日フリーきっぷ」。多摩川線を除く西武線が全線乗り放題の切符だ。埼玉県では埼玉県民の日に合わせて、お得なフリー切符をつくることが恒例となっているが、普通は埼玉県民の日の11月14日しか使えなかったり、フリー切符のエリアが埼玉県内に限られたりする。しかし西武は、11月17日まで有効で(しかも使う当日に買えばよい)、エリアも多摩川線を除けば東京都内まで広がっている(ただし東京都内の駅では買うことができない)。値段も800円とお得だ。西武秩父から池袋までの片道運賃がちょうど800円であることを考えると、買わない選択はない。秩父鉄道直通の長瀞行きは横瀬始発。車両は西武秩父からやって来た。4000系の4両編成である。秩父鉄道直通が横瀬始発とは中途半端なような気がするが、池袋からの特急は横瀬にも停まるので、それ(「ちちぶ9号」、横瀬10:48着)の接続を受けて出発する。乗り換えはホームの反対側に行くだけ、西武と秩父鉄道の乗り換えがいらないというのがメリットだ。長瀞行きはほかの列車と同じように西武秩父に向かうが、西武秩父に着く直前に左側にある坂を下る。坂を下るとすぐ御花畑だ。次の秩父で降りる。
駅を降りてすぐ近くに秩父神社があるので、参拝する。秩父神社は第10代の崇神天皇のころにつくられたという、由緒正しい神社である。ちょうど七五三の時期で、家族連れで賑わっていた。参拝の後は、道路を挟んだ向かいにある、秩父まつり会館へ。秩父には12月3日に行われる秩父夜祭など、いろいろな祭がある。秩父まつり会館では、その秩父夜祭で使われる屋台や笠鉾を展示している。本来入館料は500円だが、「秩父路悠々フリーきっぷ デジタル版」を見せると、450円になった。秩父まつり会館を出て、駅に戻る。途中で汽笛が鳴る。ふと見ると、SL「パレオエクスプレス」が発車しようとしていた。駅は秩父市地場産業センターが入っていて、お土産などを買うことができる。一角に軽食コーナーがあり、ワンコインで地元のお酒を飲むことができる。自動販売機に100円入れて選んだのが、「イチローズモルト」。秩父でつくられるウイスキーだ。なかなか手に入りにくいもののようで、ここで飲んでみる。10ミリリットルだけ出てきた。帰りは西武で帰るので、ひと駅秩父鉄道に乗っても良かったが、それほど距離もないので歩くことにする。戦前までにつくられた、趣きのある建物が多く、観光客で賑わっている。さて、秩父を出る前にお昼にしよう。西武秩父の近くにある店に入る。行列ができていたが、一人だったので、しばらくすると入ることができた。頼んだのは、みそポテト、猪串、わらじカツと豚みその丼。秩父の名物である。ちなみにみそポテトはジャガイモに衣をつけて揚げ、甘い味噌をかけたもの、豚みそは、豚を味噌漬けにしたものである。(続く)
(参考:「関東甲信越 ローカル鉄道途中下車の旅50選」 成美堂出版)
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