西九州新幹線フル規格に賛成の佐賀県民は意外と多い?
サガテレビは、6月25日と26日に、佐賀県内の18歳以上の男女300人に対して、無作為抽出による電話での聞き取りというかたちで、世論調査を行いました。この中から、西九州新幹線関連の内容をピックアップして、記事にします。
まず、9月23日に開業する西九州新幹線について、期待すると答えた人は39.9%、これに対して期待しないと答えた人は59.8%もいました。ある意味、これはやむを得ないでしょう。長崎のほうは乗り換えが要りますが、所要時間は短縮します。ただ、佐賀の人にとっては先のほうの話なので、使うことは少ないです。「かもめ」が消える肥前鹿島あたりを除いて、博多方面に関しては今までと変わらないので、実感がわかないのもある意味当たり前です。
これに対して、整備方式がまだ決まっていない新鳥栖-武雄温泉間の整備方式については意外な結果が出ました。新鳥栖-武雄温泉間のフル規格化に賛成する人が42.8%と、反対の29.3%を大きく上回っています。佐賀県にはフル規格に強硬に反対しているというイメージがあったのですが、意外な結果になりました。
ちなみに、賛成の人が挙げた理由として多かったのが、地域活性化につながることと、関西方面に行きやすくなること、反対の人が挙げた理由として多かったのが、多額の財政負担と在来線の減少です。佐賀県は、国、長崎県、JR九州に対して条件闘争でデメリットを小さくしつつ、フル規格化を受け入れるようにしたほうが良いでしょう。
(参考:サガテレビホームページ https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2022062810001)
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