イラク日本人人質事件の違和感
イラクで人質になった日本人が解放されて1週間が経ちました。幸いにも全員が無事解放されたのでよかったのですが、依然として最初の3人が人質になったときの家族や関係者の対応には違和感があります。
人質になったとき、家族や関係者たちは自衛隊がイラクにいることが諸悪の原因だとし、しきりに自衛隊の撤退を主張しました。それは、単に「自衛隊は不要だ」という自分たちの主張(自分たちのNPO活動を行うには、自衛隊の存在は邪魔)を通したいだけではなかったのでしょうか? 幸い、政府はそのような主張を一蹴し、自衛隊を撤退させませんでした。前にもお話しましたが、それをすれば世界の笑いものになるだけでしょう。「テロリスト」の要求がさらにエスカレートすることも十分予想できます。
もちろん、人質となった人に対していやがらせが相次いでいるとの報道もありますが、それは慎むべきことでしょう。
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Comments
こんばんは。TB感謝です。
人質となった家族の政府への対応ですが、やはり身内が危険な状態にさらされているときに何とかしてでもという気持ちになるのは心情でしょう。ただ、自衛隊の撤退を要望したり政府の対応を批判する行動は、第三者にはマイナスとして印象付けられてしまったことは事実でしょうね。このあたり、避難勧告が出されているところへボランティアとして渡航したことを含めて、人質やその家族に非難の声が集まったことは致し方がないことだと思います。
ただ、彼らへの誹謗中傷は別問題ですよね。某巨大掲示板でのこの事件の書き込みは見るに耐えないものばかりで、正直目を覆いたくもなってしまいます。完全な”ストレス解消”目的となってしまってますね。
Posted by: mattoh | 2004.04.24 10:40 PM
相互トラックバックありがとうございます。長文の書き込みが続いたからでしょうか、1日で訪問者が急に増えました。
* ただ、自衛隊の撤退を要望したり政府の対応を批判する行動は、
このあたりが、人質たちが非難される原因になったと思われます。避難勧告が出ているイラクに向かうこと自体は非難することはできませんが(非難しても行くことはやめないでしょう)、人質になってからの政治的な要求にある意味の「胡散臭さ」を感じたのです。
Posted by: たべちゃん | 2004.04.25 12:39 AM