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東シナ海の天然ガス

 中国は、日中中間線(東シナ海の、日本と中国の海岸線の中間に引かれた線。日本は、この線の東側を「排他的経済水域」として主張しています)のほんの少し中国側で、天然ガスを採掘するための設備を建設しています。東シナ海には、石油や天然ガスなどの天然資源が豊富といわれています。もし、この天然ガスの埋蔵場所が日本の排他的経済水域にまたがれば、日本は中国に天然ガスを渡すように求めることができるのですが、日本は現在、東シナ海の天然資源について詳しい調査をしていないので、そのような要求をすることができません。自民党は、政府に対して調査するように求めていますが、政府は腰が重いのが現状です。

 今のところ、中国は、日本の主張する排他的経済水域の外で採掘設備をつくっている(もっとも、境界ぎりぎりに施設があるため、結果として日本側にある天然ガスをとる可能性がある)のですが、これで終わるとは考えにくいです。なぜなら、中国は大陸棚が続いていることを根拠に、南西諸島のすぐ近くまでが自国の排他的経済水域であると主張しているからです。日本が何の反応も示さないならば、きっと南西諸島のすぐ近くまで同じような施設をつくり、東シナ海の天然資源を独占することでしょう。

 日本はどのような行動をすべきでしょうか?
(参考:中日新聞5月28日、29日朝刊 中部12版)

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