市バス見直しの懇談会に行ってきました(2)
昨日予告しましたとおり、市バス見直しについての意見を書くことにします。
15日の懇談会は、おおむね「赤字でもバスを増やすべき」という意見が強かったです。しかし、営利企業ではない市が運営しているとはいっても、赤字は誰かが穴埋めしなくてはなりません。市の場合は、それは税金でまかなうことになります。もちろん、無駄遣いはできません。懇談会に出てきた意見の多数は、経営の概念を無視したものともいえます。
バスの赤字を一定の幅に抑え、しかもサービスのよいものにするには、最後のほうに質問したサラリーマン風の人の意見のように、ちゃんとお金を出して乗るビジネスマンの利用を増やすしかありません。そのためには、乗客の少ない路線は廃止してでも、利用者の多い路線を増発する必要があります。現に、運転本数の多い基幹バスは、通勤客も多く、収支が均衡しています。1時間に1本ぐらいしか運行されないバスは、「敬老パス」を持ったお年寄りぐらいしか見かけません。当然、収支は苦しいところが多いです。できるだけ公共交通機関を使いたいと思っても、本数が少ないと、ビジネスには使えないのです。
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