日本の会社の人事システム
昨日の日経の朝刊に、人事制度につき興味ある記事をみつけました。かつて、日本の会社の人事システムは「年功序列」と言われていました。しかし、「年功序列」ではできる人もできない人も同じ成果が得られることになり、悪平等である、ということで、「成果主義」の導入が進みました。
日本の人事システムは「年功序列」と言われていましたが、本当の意味での「年功序列」とは言えません。確かに長く勤める中高年の従業員の給料は、若手よりも高いです。その意味では「年功序列」に近い(もちろん、出世する従業員のほうが給与は高いです)のですが、ポストのほうは大きく差がつきます。できる従業員は出世するものの、そうでない人は出世しません。新聞によれば、給与が「年功序列」にするのは、生活の不安をなくして安心して働くためのようです。差をつけるのはむしろ仕事の内容。できる社員にはよりやりがいのある仕事を与えるのです。
また、「成果主義」を取り入れた場合、従業員の「成果」をどのように評価するのでしょうか? もちろん、評価するのは上司の仕事ですが、これも難しいです。評価ポイントに該当するものしか仕事をしない従業員やスタンドプレーに走る従業員が出るのは容易にでるのは予想できます。どこかで見た雑誌によれば、上司にゴマをするのが出世するとも言われています。これでは本当の評価とはいえないですね。
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